BUYING GUIDE / 6 PRODUCTS

電動昇降デスク 6製品比較

【電動昇降デスク比較】6製品|耐荷重の書き方が6通りに割れる

mono-buzz 編集部

この記事をシェア

本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。商品の選定・評価は独自に行っています。

この記事で分かること

公表値を読み解いて、選ぶ基準を整理。

電動昇降デスク6製品を、耐荷重の値・ラベル・条件・どこに書いてあるかで比較。買う前に机の高さと後付けの器具を確かめたい人へ、同じ60kgが1社の中で4通りに書かれることを公表値から読み解いた。

FIND YOUR FIT

あなたが重視するのは?

用途から気になる候補へ。対応条件と注意点は、各製品の解説で確認してください。掲載順は順位ではありません。

SIDE BY SIDE

気になる2製品を、並べて比較。

製品を選ぶと比較内容が切り替わります。

アイリスオーヤマ 電動昇降テーブル DST-1200と山善 電動昇降デスク AED-1460を比較しています

選択した2製品の要点比較
アイリスオーヤマ 電動昇降テーブル DST-1200山善 電動昇降デスク AED-1460
こんな人の候補
載せる重さの条件を、公表値ではっきり確かめてから買いたい人幅140×奥行60cmが置ける人
目安価格
3万7千円前後(2026-09-06確認)3万6千円前後(2026-09-06確認)
耐荷重
50kg(昇降時:20kg)60kg
耐荷重のラベル
耐荷重全体耐荷重/耐荷重
耐荷重の条件
昇降時:20kg/測定値であり保証値ではありません(均等荷重)
購入前に確認
天板厚がメーカーのどこにも書かれていない同じ60kgのラベルと条件が、公式ソースごとに入れ替わる
仕様確認日
2026-09-062026-09-06

目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。公表値の条件はメーカーごとに異なるため、数字の大小だけで優劣は決められません。

全6製品・全項目の比較表を見る ↓

THE REASON BEHIND THE CHOICE

選び方の根拠を、詳しく。

公開資料に基づく記事です。実機による検証は行っていません。

6製品のメーカー表記の耐荷重を、値・ラベル・条件・どこに書いてあるかの4列に分けて並べた表。50kg・60kg・70kg・160KGと値がある4製品に対して2製品はメーカーの仕様表に値がなく、条件を書いているのは2製品だけで、1製品は同じ60kgが4つの公式ソースで4通りに書かれていることが読み取れる
目次

同じ姿勢で座り続けるのがつらくなって、立って作業できる机を探し始める。商品ページを開くと「耐荷重160kg」と書いてある。別の製品には「耐荷重50kg」。3倍以上の差があります。

ところがこの2つは、並べて比べられる数字ではありません。前者には条件が1つも書かれていない。後者には「昇降時:20kg」という条件が付いていて、しかも同じ仕様表に「※耐荷重は測定値であり、保証値ではありません」とメーカー自身が書いています。

6製品を並べたところ、耐荷重の書き方が6通りに分かれました。 値だけでなく、ラベル・条件・その数字がどこに書いてあるかまで含めると、同じ形が1つもありません。しかも1社の中でも揃っていない。同じ60kgが、同じメーカーの4つの公式ソースで4通りに書かれている製品がありました。

ここでは6製品を、2026年9月時点のメーカー公表値で並べ直します。

この記事が向いていない人

先に外しておきます。

  • 搬入経路をまだ確かめていない人 — 6点のうち製品重量を公表しているのは4点、梱包数まで書いているのは1点だけです。玄関や階段や部屋のドアを通るかどうかは、公表値からは分かりません。その4点を天板の面積で割った並べ直しは重量と梱包の公表値を読み直した記事にまとめました。22.4〜44.2kg/m²で、素のkgで見た1.59倍の開きが1.97倍に広がります
  • 組み立てを1人で終えるつもりの人 — 6点すべてで、重さや組み立ての大変さについての購入者の報告が出ています
  • 天板だけを自分で用意したい人 — 今回並べたのは天板つきの6点です(うち1点は脚と天板を別々の型番で組む構成)
  • 幅140cmの机を置くスペースが無い人 — 6点のうち5点が幅140cmで、幅120cmは1点だけです。奥行も4点が70cmで、60cmは2点しかありません
  • 静かさを数字で選びたい人 — 昇降時の音を書いている社はありますが、測定距離も荷重条件も、どの社も書いていません。書いてあるのは6点で2点、そのうち条件のない素の値は36dBの1つだけです。表記の性質の違いまで並べ直したものは昇降時の音の読み方をまとめた記事にあります
  • クランプ式のモニターアームやケーブルトレーを、買う前に決めたい人 — 届く天板そのものの厚みを公表しているのは6点で2点だけです
  • 昇降を1日に何十回も繰り返す予定の人 — 連続して動かせる時間を書いているのは1点だけで、その1点は「連続使用2分、停止使用18分」です

選ぶときに見るべき基準は3つ

基準1:耐荷重は、値ではなく「何で割っているか」で見る

6点の公表を、値・ラベル・条件の順に並べます。

  • アイリスオーヤマ DST-1200 — 「耐荷重|50kg(昇降時:20kg)」。動いている間と止まっている間で分けた唯一の社です。さらに「※耐荷重は測定値であり、保証値ではありません」という注記が付く
  • 山善 AED-1460 — 「全体耐荷重:60kg(均等荷重)」。荷重の分布で割っています。 ただしラベルと条件は、どの公式ページを見たかで入れ替わります(基準2)
  • 山善 ELD-FS + T1400 — 山善の公式には、脚のページにも天板のページにも「耐荷重」の語が1文字もありません。 値が現れるのは販売ページの出品名だけです
  • FLEXISPOT E7H — 「耐荷重:160KG」。条件は付いていません。ただしこの値は仕様表の**「脚フレーム」の欄**に、脚幅調整範囲や昇降速度と並んで置かれています
  • FLEXISPOT E7セット — 商品ページに耐荷重が書かれていません。 値が出てくるのはFLEXISPOTの公式ブログの比較表で、そこには「耐荷重 125kg」とあります
  • FEZIBO 幅140×奥行70 — 「耐荷重:70kg」。条件はありません。この製品は日本語のメーカー公式サイトが見つからず、値の原典が販売ページだけになります

値だけを取り出せば 160・125・80・70・60・50 の6つです。しかし割っている軸が違うので、大小を比べても意味が出てきません。 50kgと160kgの差の中には、動作状態で割ったか割っていないか、荷重の分布を指定したかしていないか、脚の話なのか天板の上の話なのか、が全部混ざっています。

比較表では耐荷重の列に最良値のハイライトを付けていません。条件の揃っていない数字を「大きいほうが良い」と示すと、読み違いを招きます。

基準2:同じ数字が、どこに書いてあるかで割れる

このカテゴリで見落とされやすいのはここでした。「書いてあるか、書いていないか」の2択ではなく、「どこに書いてあるか」で製品が散ります。

いちばんはっきり出たのが山善 AED-1460 です。

山善 AED-1460 の耐荷重60kgが、4つの公式ソース5か所でどう書かれているかを並べた表。数字は5か所とも60kgで変わらないのに、ラベルの「全体」が付くのは商品情報サイトと取扱説明書の2か所、条件の「(均等荷重)」が付くのはWeb側の3か所で、取扱説明書だけがラベルは付いて条件が無いという組み合わせになっている
動くのは数字ではなく、ラベルと条件のほう

数字は5か所とも60kgのまま動きません。動くのはラベルの「全体」と条件の「(均等荷重)」で、しかもこの2つが独立に付いたり消えたりします。「全体」が付くのは商品情報サイトと取扱説明書PDFの2か所、「(均等荷重)」が付くのは商品情報サイト・公式通販・特設サイトの仕様表の3か所。買う前に読むページどうしでも揃っておらず、特設サイトのトップに並ぶカードだけは条件が落ちています。 同じ入れ替わりは山善の他のシリーズでも起きているので、製品ごとの違いではなく、どの紙面かで決まっています。

残りの5点も、それぞれ別の場所に置かれていました。

  • FLEXISPOT E7H — 商品ページの仕様表と公式ブログの両方にある。ただし置かれているのは脚フレームの欄
  • FLEXISPOT E7セット — 商品ページに無く、公式ブログの比較表だけにある。同じ社の同じシリーズで、商品ページに載っている情報量が違います
  • 山善 ELD-FS + T1400 — 山善の公式に無い。脚も天板も公式通販にしかページが無く、そのどちらにも耐荷重の行がありません
  • アイリスオーヤマ DST-1200 — 商品情報サイトの仕様表にある。ただし自社の公式通販では「●耐荷重|約50kg」となり、「昇降時:20kg」が落ちます
  • FEZIBO — 販売ページのみ。日本語のメーカー公式サイトが見つからないので、値を突き合わせる先がありません

条件を最も丁寧に書いているアイリスが、その条件を自社の通販ページから落としている。条件を1つも書かないFLEXISPOTのうち片方は、値そのものを商品ページに置いていない。「条件が付いているか」と「どこに書いてあるか」は別の軸で、しかも連動していません。

基準3:昇降範囲が天板を含むかで、下限が数cm動く

座り作業の高さは、椅子の座面と身長で決まります。だから昇降範囲の下限は数cmずれると合わなくなる数字です。ところが、その高さが天板を含むのかどうかを書いている社が、6点で1つしかありませんでした。

6製品の昇降範囲を公表値のまま数直線に並べ、天板を含むと明記・製品全体の高さと書く・何の高さか書いていない、の3つで塗り分けた図。天板を含む値だと明記しているのは1製品だけで、その1製品だけが下限を71cmと57cmの2つ並べている。公表された下限は57cmから72cmまで15cm開き、上下に動く幅はFLEXISPOTの2製品がどちらも65.0cmで同点、残る4製品は45.0〜48.0cmに収まることが読み取れる
下限が15cm開いているが、その下限が何の高さかは揃っていない

明記しているのは山善の脚部ページだけです。「●昇降範囲:71-117cm/57-117cm (1.8mm厚の天板使用時の場合)」。下限を2つ並べていて、そのどちらがこの型番の値なのかはページに書かれていません。 そして低いほうの57cmは、6点で公表されている下限のうち最も低い値になります。ただし**同じページの構造化データ側は「厚さ1.8cmの天板使用時」**で、mmとcmが10倍ずれています。天板のページが「厚1.8cm」なのでcm側が筋は通りますが、買う人が先に読むのはmmと書かれたほうです。

アイリスは「商品サイズ|高さ 720~1200」で製品全体の高さですが、天板厚が公式のどこにも書かれていないので、脚だけの高さを引き算で出すこともできません。単位も1点だけmmです(残る5点はcm)。この記事の比較表ではメーカー表記を残したまま、括弧でcm換算を添えました。FLEXISPOT の2点とFEZIBOは、天板を含むかどうかの記載がありません。

E7Hの63.5cmは、脚フレームの欄にある値です。 同じ社の公式ブログが E7H を「デスクフレーム単体で販売されているモデル」と説明していることを合わせると、天板を含まない値とみられます。ただしそう書かれてはいません。対応天板の条件が「厚み≧2cm」なので、天板を含まない値だとすれば、実際に届く下限は65.5cm以上ということになります。

天板厚が昇降範囲を動かすことは、山善が自分で書いています。同じ脚に天板厚1.8cmと3.5cmを組んだ完成品を「高さ71(72.5)~117(118.5)cm」と書き分けている。ただし高さの差は1.5cmで、天板厚の差1.7cmと2mm合いません。 どちらが正しいかは公表値からは決められません。なおこの2mmは、天板の下面に直すと 71.0 − 1.8 = 69.2cm と 72.5 − 3.5 = 69.0cm になり、天板を厚くすると机の下が0.2cm狭くなるという形で出てきます。6点を下面に揃え直したものは天板の下に何cm残るかを読み直した記事に並べました。

比較表

項目アイリスオーヤマ 電動昇降テーブル DST-1200山善 電動昇降デスク AED-1460山善 電動昇降デスク 脚部 ELD-FS + 天板 T1400FLEXISPOT E7H 電動昇降デスク(フレーム+天板 140×70cm)FLEXISPOT E7セット 電動昇降デスク(フレーム+天板 140×70cm)FEZIBO 電動昇降デスク 幅140×奥行70cm
目安価格3万7千円前後3万6千円前後6万円前後8万円前後7万3千円前後1万8千円前後
耐荷重50kg(昇降時:20kg)60kg記載なし160KG125kg(公式ブログ)70kg
耐荷重のラベル耐荷重全体耐荷重/耐荷重記載なし耐荷重耐荷重(公式ブログ)耐荷重
耐荷重の条件昇降時:20kg/測定値であり保証値ではありません(均等荷重)記載なし記載なし記載なし記載なし
耐荷重の出所仕様表(自社通販では条件が落ちる)商品説明欄・仕様表・取扱説明書(4ソース5か所で4通り)山善の公式には無い(販売ページの出品名に80kg)仕様表の脚フレーム欄/公式ブログ公式ブログの比較表のみ(商品ページに無い)販売ページのみ(日本語の公式サイトが無い)
昇降範囲720~1200mm(72~120cm)71~116cm71-117cm/57-117cm(脚部ページは2値を併記)63.5~128.5cm58〜123cm(公式ブログ)72cm〜118cm
天板を含むか製品全体の高さ(天板を含むとは書いていない)製品全体の高さ(天板を含むとは書いていない)天板使用時の値と明記記載なし記載なし記載なし
天板厚記載なし1.8cm1.8cm厚み≧2cm(対応天板の条件)記載なし記載なし
天板サイズ幅1200×奥行600mm(白)/596mm(黒)記載なし幅140×奥行70×厚1.8cm140×70cm(セットの天板)140×70cm(販売ページの表記)幅140cm×奥行70cm
製品サイズ幅1200×奥行650×高さ720~1200mm幅140×奥行60×高さ71~116cm記載なし記載なし記載なし記載なし
昇降速度最大速度 25mm/s1.98cm/秒/上昇23.0秒・下降22.92秒記載なし40mm/s38mm/s(公式ブログ)記載なし
昇降速度の条件記載なし記載なし記載なし記載なし記載なし記載なし
モーター記載なし1モーター「駆動方式:電動モーター」(この部材ページに基数の記載なし)デュアルモーターデュアルモーター(公式ブログ)記載なし
モーター数の出所記載なし商品特徴の本文(仕様表にも商品説明欄にも無い)基数は部材ページに無く、シリーズの特設サイト本文にのみ「2モーター」商品ページの仕様表/公式ブログ公式ブログのみ(商品ページに無い)記載なし
連続使用時間連続使用2分、停止使用18分記載なし記載なし記載なし記載なし記載なし
製品重量31.8kg30kg(幅140。公式通販にのみ記載)記載なし約34.9KG記載なし22kg
梱包数2記載なし記載なし記載なし記載なし記載なし
解説解説を読む ↓解説を読む ↓解説を読む ↓解説を読む ↓解説を読む ↓解説を読む ↓
購入Amazonで見るAmazonで見るAmazonで見るAmazonで見るAmazonで見るAmazonで見る

※記載の価格は目安です。仕様も価格も変更されるため、最新の情報は各商品ページでご確認ください。

商品ごとの解説

① アイリスオーヤマ 電動昇降テーブル DST-1200

アイリスオーヤマ

アイリスオーヤマ 電動昇降テーブル DST-1200

○ 選ぶ理由

  • 耐荷重を、止まっている間と昇降している間に分けて公表している
  • 「耐荷重は測定値であり保証値ではない」と自分から断っている

△ 購入前に確認

  • 天板厚がメーカーのどこにも書かれていない
  • 自社の公式通販では「昇降時:20kg」の条件が落ちている
目安価格 · 2026.09.06確認3万7千円前後
Amazonで価格・在庫を見る

目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。

全製品の比較表へ戻る ↑

6点で唯一、耐荷重を動作状態で割っている製品です。「50kg(昇降時:20kg)」。止まっているときは50kgだが、昇降させるなら20kgまで、と書き分けている。

さらに同じ仕様表に「※耐荷重は測定値であり、保証値ではありません」という注記が付きます。自分が出した数字の性質を自分から断っている社は、今回の6点でここだけでした。

数字を突き合わせると、この条件の重みが見えてきます。公表されている本体重量は31.8kg。昇降時の耐荷重20kgは、本体の重さより軽い。 モニター2台とPCとスピーカーを載せていくと、20kgはそれほど遠くありません。

連続使用時間も、6点でこの製品だけが書いています。「連続使用2分、停止使用18分」。動かせるのは全体の10%だけという条件です。昇降幅480mm を最大速度25mm/sで割ると約19.2秒なので、2分の枠には収まります。ただし「枠がある」ことを書いている社と書いていない社がある、という差は残ります。なおこの19.2秒は片道です。上げて下げてで1往復38.4秒なので、2分の枠に入るのは3往復(115.2秒)まで。停止18分と合わせると20分あたり3往復、1時間で9往復が上限という数え方になります。6点の昇降速度を同じ「秒」に揃え直した計算は昇降速度を秒に直して並べた記事にまとめました。

天板サイズと商品サイズを別々に書いている唯一の社でもあります。天板は幅1200×奥行600mm(ブラックは596mm)、商品サイズは奥行650mm。引き算すると脚が天板から50mm(黒なら54mm)はみ出すことが分かります。壁付けしたときに壁から何mm浮くかを、公表値だけで出せる。

弱いのは天板厚です。商品情報サイトにも公式通販にも「厚」の文字が1つもありません。 脚のはみ出しまで引き算できるのに、厚みだけが無い。目安価格は3万7千円前後です。

購入者からは、下げる操作はできるのに上げる操作だけが効かなくなったという故障の報告が繰り返し出ています。同じ症状で返品や交換を繰り返したという報告も付いています。

メーカー表記の読み解きを詳しく読む
耐荷重

50kg(昇降時:20kg)

「耐荷重|50kg(昇降時:20kg)」。6点で唯一、止まっている間と動いている間を分けて書いている。公表されている本体重量は31.8kgなので、昇降時の20kgは本体より軽い。載せたものの合計が20kgを超えた状態で昇降させることは、メーカーが書いた範囲の外に出る。同じ仕様表に「※耐荷重は測定値であり、保証値ではありません」という注記も付く。

耐荷重のラベル

耐荷重

「耐荷重」。「全体」「総」「脚」といった限定語は付かない。同じ表に天板サイズ(幅1200×奥行600mm)と商品サイズ(幅1200×奥行650mm)が別々に書かれているので、どこに載せた重さの合計を指すのかは、このラベルからは決まらない。

耐荷重の条件

昇降時:20kg/測定値であり保証値ではありません

条件は2つ書かれている(昇降時:20kg/測定値であり保証値ではない)。ただし均等荷重か中心荷重かは書かれていない。そして同じアイリスの公式通販ページでは「●耐荷重|約50kg」となり、「昇降時:20kg」が丸ごと落ちる。「約」が付くのも通販側だけで、注記のほうは両方にある。この製品を選ぶ理由になりうる条件が、自社の2つの公式ページで揃っていない。

耐荷重の出所

仕様表(自社通販では条件が落ちる)

商品情報サイトの「基本仕様」表の行。6点のうち、値とラベルと条件がそろって仕様表の中に置かれているのはこの製品だけ。ただし自社の通販ページでは条件が落ちるので、どちらの公式ページを先に見たかで、読者が受け取る条件が変わる。

天板を含むか

製品全体の高さ(天板を含むとは書いていない)

「商品サイズ(mm・kg)|高さ 720~1200」で、製品全体の高さとして書かれている。6点で昇降範囲をmmで書いているのはこの社だけなので、比較表ではメーカー表記を残したままcm換算を括弧で添えた。ただし「天板を含む」とは明記していない。そして天板厚が公式のどこにも書かれていないので、脚だけの高さを引き算で出すこともできない。

天板厚

記載なし

記載なし。商品情報サイトにも公式通販にも「厚」の文字が1つも無い。天板サイズと商品サイズを別々に書いていて、脚が天板から50mm(黒なら54mm)はみ出すことは引き算で出せる社なのに、厚みだけが公表されていない。クランプ式のケーブルトレーやモニターアームが挟める範囲に入るかどうかを、公表値からは判断できない。

実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。

購入者レビューで挙がった指摘

  • 多くの報告要確認

    下げる操作はできるのに上げる操作だけが効かなくなった、という故障の報告。同じ症状で返品や交換を繰り返したという報告もある

  • 複数の報告要確認

    重くて運搬が大変で、エレベーターのない建物では搬入そのものが難しかったという報告

  • 複数の報告

    使い始めて2〜3か月ほどで不具合が出たという報告

  • 複数の報告

    修理費用が高く感じられた、部品だけの購入に応じてもらえなかった、問い合わせの対応に不満が残った、という報告

  • 複数の報告

    組み立て時に穴が空いていない箇所がある、ネジと穴の大きさが合わない箇所がある、力が要って一人では大変だった、という報告

  • 複数の報告

    床から取る電源ケーブルの長さが足りず、配線の取り回しに工夫が要ったという報告

購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。

向いている人

  • 載せる重さの条件を、公表値ではっきり確かめてから買いたい人
  • 幅120cmで足りる人
  • 本体重量と梱包数を知ったうえで搬入の段取りを組みたい人

向いていない人

  • クランプ式のモニターアームやケーブルトレーを付ける前提の人
  • 昇降させたまま20kgを超えるものを載せておきたい人
  • 幅140cm以上の天板がほしい人

② 山善 電動昇降デスク AED-1460

山善(YAMAZEN)

山善 電動昇降デスク AED-1460

○ 選ぶ理由

  • 耐荷重の条件(均等荷重)を、Web側の3か所で書いている
  • 天板厚1.8cmを独立した行で公表している

△ 購入前に確認

  • 同じ60kgのラベルと条件が、公式ソースごとに入れ替わる
  • 本体重量が商品情報サイトには無く、公式通販にしかない
目安価格 · 2026.09.06確認3万6千円前後
Amazonで価格・在庫を見る

目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。

全製品の比較表へ戻る ↑

同じ60kgが、4つの公式ソース5か所で4通りに書かれる製品です。基準2で見たとおり、数字は動かず、ラベルと条件だけが入れ替わります。

条件そのものは書かれています。「(均等荷重)」——天板全体に均した重さ、という指定です。6点で荷重の分布に触れているのはこの社だけでした。ただしその条件は、取扱説明書PDFと、特設サイトのトップに並ぶカードからは落ちています。

昇降速度の書き方も割れます。公式通販は「上昇23.0秒 下降22.92秒」と秒で書き、特設サイトは「1.98cm/秒」と速度で書き、商品情報サイトにはそもそも行がありません。検算すると、昇降幅45cm(71→116cm)÷23.0秒=1.96cm/秒で、公表の1.98cm/秒とほぼ一致します。ただし上昇と下降で秒数が違う(23.0秒と22.92秒)のに、その差が何によるものかはどこにも書かれていません。そして6点を通しても、その速度が何も載せていないときの値なのか、耐荷重いっぱいを載せたときの値なのかを書いている社は1つもありませんでした。 載せる重さで変わるはずの数字が、条件なしで並んでいます。

1モーターであることは書かれていますが、置かれているのは仕様表でも商品説明欄でもなく、商品特徴の本文です。「エントリーモデルは1モーターながら」という一文の中にあります。

本体重量30kg(幅140)は公式通販にだけあります。商品情報サイトの「仕様・スペック」表はサイズ・材質・カラーの3行しかなく、重量の行がない。そのページが同時に「大型で重量も重いため、二人以上での搬入、組み立てをお願いいたします」と書いています。 重さを理由に人数を指定しながら、その重さを同じページに書いていない。

目安価格は3万6千円前後で、6点では下から2番目です。購入者からは、立ち姿勢にすると揺れる、モニターを2台載せると奥に傾く、USB Type-Cの給電が数か月で使えなくなった、といった報告が出ています。

メーカー表記の読み解きを詳しく読む
耐荷重

60kg

「60kg」。商品情報サイト・公式通販・公式の特設サイト・取扱説明書PDFという4つの公式ソースの5か所すべてで、数字は60kgのまま動かない。動くのはラベルと条件のほうで、書き方が4通りになる。公表されている本体重量は30kg(幅140)なので、60kgはちょうど本体重量の2倍にあたる。

耐荷重のラベル

全体耐荷重/耐荷重

「全体耐荷重」と「耐荷重」が、同じ製品の公式ソースのあいだで入れ替わる。商品情報サイトと取扱説明書PDFは「全体耐荷重」、公式通販と特設サイトの仕様表は「耐荷重」。同じ山善のELDシリーズ・EHDシリーズでも同じ入れ替わりが起きるので、製品ごとの違いではなく、どの紙面かで決まっている。

耐荷重の条件

(均等荷重)

「(均等荷重)」。ただし付く場所と付かない場所がある。Web側の3か所(商品情報サイト・公式通販・特設サイトの仕様表)には付き、特設サイトのトップに並ぶカードと取扱説明書PDFには付かない。買う前に読む場所と買ったあとに開く冊子で、条件の有無が揃っていない。均等荷重は天板全体に均した重さなので、モニターアームのように一点で受ける荷重をこの60kgでどう扱うかは書かれていない。

耐荷重の出所

商品説明欄・仕様表・取扱説明書(4ソース5か所で4通り)

商品情報サイトでは「仕様・スペック」表ではなく、その下の商品説明欄の箇条書きにある(表のほうはサイズ・材質・カラーの3行しかない)。特設サイトには独立した仕様表があってそこには載る。取扱説明書PDFでは「■下記の耐荷重の範囲内でご使用ください。」という見出しの下。同じ数字が4つの公式ソースに散っていて、置かれている欄の名前が毎回違う。

天板を含むか

製品全体の高さ(天板を含むとは書いていない)

「サイズ|幅140×奥行60×高さ71~116cm」で、製品全体の高さとして書かれている。天板厚1.8cmが別の行にあるので、脚だけの高さは引き算で69.2〜114.2cmと出せる。ただし「天板を含む」と明記はしていない。なお特設サイトの仕様表は幅120のサイズしか載せておらず、あとから追加された幅140の行が無い。

天板厚

1.8cm

「●天板厚さ:1.8cm」と、商品説明欄に単独の行がある。6点のうち天板厚を数字で書いているのは山善の2点だけ。1.8cmはクランプ式のモニターアームやケーブルトレーが公表している下限(約12mm〜18mm)は上回るが、器具側の上限と縁まわりの空きは別に確かめることになる。

実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。

購入者レビューで挙がった指摘

  • 複数の報告要確認

    重くて1人での組み立てや模様替えが難しかったという報告。一方で説明書は分かりやすく1人でも組めたという報告もあり、評価が割れている

  • 複数の報告

    USB Type-C の給電が数か月で使えなくなったという故障の報告

  • 複数の報告

    出荷時にネジが緩い、横支えのネジが締まりきらない、といったガタつきの報告

  • 複数の報告

    立ち姿勢の高さにすると揺れる、モニターを2台載せると奥に傾く、という報告

  • 単発の報告

    身長165cm前後だと、上限も下限もぎりぎりで余裕がないという報告

  • 複数の報告

    昇降時の動作音がゴロゴロと感じられるという報告。許容範囲だとする声も同時にある

  • 単発の報告

    長く使っているとメモリーした高さの位置がずれたという報告

購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。

向いている人

  • 幅140×奥行60cmが置ける人
  • 日本メーカーの問い合わせ先があることを重視する人
  • 均等に載せる前提で、合計60kgに収まる機器構成の人

向いていない人

  • 奥行70cm以上がほしい人
  • モニターアームで一点に荷重をかける構成を、公表値だけで確かめたい人
  • 昇降を1日に何十回も繰り返す使い方をする人(連続使用時間の公表がない)

③ 山善 脚部 ELD-FS + 天板 T1400

山善(YAMAZEN)

山善 電動昇降デスク 脚部 ELD-FS + 天板 T1400

○ 選ぶ理由

  • 6点で唯一、昇降範囲が天板を含む値だと書いている
  • 下限を2つ(71cmと57cm)公表していて、57cmは6点で最も低い値になる

△ 購入前に確認

  • 山善の公式に耐荷重が1文字も書かれていない
  • 脚にも天板にも重量の記載がなく、搬入の重さが公表値から分からない
目安価格 · 2026.09.06確認6万円前後
Amazonで価格・在庫を見る

目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。

全製品の比較表へ戻る ↑

脚(ELD-FS)と天板(ELD-T1400)を組み合わせた構成です。山善の公式には、この2つを組んだ完成品としてのページがありません。 部材はどちらも公式通販にしかなく、以下の値は2ページを足し合わせたものです。

そしてその2ページのどちらにも、「耐荷重」の語が1文字もありません。 値が現れるのは販売ページの出品名だけです。

同じ山善の完成品ELDシリーズ(幅140・天板厚1.8cm)には「●耐荷重:80kg(均等荷重)」があります。構成は一致します。ただし山善自身が両者を同じものだとは書いていないので、その80kgをこの組み合わせの値として読むことはできません。 部材で買うと、載せられる重さの手がかりが公表値から消える、という形になります。

一方で、この製品には6点で唯一の長所があります。昇降範囲が天板を含む値だと書いている。 「71-117cm/57-117cm (1.8mm厚の天板使用時の場合)」——単位はmmとcmで割れていますが、天板を載せた状態の高さだと明示しているのはここだけです。天板厚1.8cmも数字で公表されています。

弱いのは重量です。脚のページにも天板のページにも「kg」が1つも出てきません。 幅140×奥行70cmの天板と金属の脚が届くのに、何kgなのかが公表されていない。同じ山善でもAED-1460は公式通販に重量を書いているので、社の方針ではなく、このページの都合だと読めます。

目安価格は6万円前後です。購入者からは、重くて模様替えが難しい、組み立ては2人以上を勧める、といった報告が繰り返し出ています。配線をまとめる付属品が足りなかったという報告もありました。

メーカー表記の読み解きを詳しく読む
耐荷重

記載なし

記載なし。山善の公式には、この脚(ELD-FS)のページにも天板(ELD-T1400)のページにも「耐荷重」の語が1度も出てこない。一方、同じ山善の完成品ELDシリーズ(幅140・天板厚1.8cm)には「●耐荷重:80kg(均等荷重)」がある。構成は一致するが、山善自身が両者を同じものだと書いてはいないので、その80kgをこの組み合わせの値として読むことはできない。販売ページの出品名には「耐荷重80kg」がある。

耐荷重のラベル

記載なし

記載なし。山善公式には語そのものが無い。参考として、同じ山善の完成品ELDシリーズでは商品情報サイトが「耐荷重」、その取扱説明書PDFが「全体耐荷重」で、AED-1460と同じ入れ替わりが起きている。この組み合わせにどちらのラベルが当たるのかは、公表されていない。

耐荷重の条件

記載なし

記載なし。完成品側に付いている「(均等荷重)」も、部材で買うこの組み合わせに掛かるとは書かれていない。脚と天板を別々に買って組んだときに、どちらの部材が上限を決めるのかも書かれていない。

耐荷重の出所

山善の公式には無い(販売ページの出品名に80kg)

山善の公式には無い。脚も天板も公式通販にしかページが無く、そのどちらにも耐荷重の行が無い。値が現れるのは販売ページの出品名だけで、そこにも条件は付いていない。6点のうち、メーカー公式に耐荷重が1文字も無いのはこの組み合わせだけになる。

天板を含むか

天板使用時の値と明記

6点で唯一、天板を含む値だと書いている。脚部ページの商品説明欄が「●昇降範囲:71-117cm/57-117cm (1.8mm厚の天板使用時の場合)」。ただし同じページの構造化データ側は「厚さ1.8cmの天板使用時」で、mm と cm が10倍ずれている。天板ページが「厚1.8cm」なので cm 側が筋は通るが、買う人が先に読むのは mm と書かれたほうになる。なお2つ並んだ昇降範囲のどちらがどの型番かは、このページには書かれていない。57cmは6点で公表されている下限のうち最も低い値になるが、それがこの組み合わせの値だとはページのどこにも書かれていない。

天板厚

1.8cm

天板ページの「幅140×奥行70×厚1.8cm」。同じ系列に厚3.5cmのタイプもあり、そちらだけ天板裏にスチールプレートと電源タップが付く。同じ山善の完成品では天板厚1.8cmと3.5cmで高さを「71(72.5)~117(118.5)cm」と書き分けているが、高さの差1.5cmは天板厚の差1.7cmと2mm合わない。どちらが正しいかは公表値からは決められない。

実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。

購入者レビューで挙がった指摘

  • 多くの報告要確認

    重くて移動や模様替えが難しく、組み立ては2人以上を勧める報告。腰への負担が大きかったという報告もある

  • 複数の報告

    組み立てに1時間前後かかり、説明書の手順に不足を感じたという報告

  • 単発の報告

    付属のネジに不具合があったという報告

  • 複数の報告

    天板の表面がざらついていて、書き物をするときはデスクマットが要ったという報告。貼られていたシールの跡が残ったという報告もある

  • 単発の報告

    配線をまとめる付属品が足りず、コード類の始末を別に用意することになったという報告

  • 単発の報告

    モニターを2台置くと天板からはみ出したという報告

  • 単発の報告

    モーターの駆動音がやや大きいと感じたという報告

購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。

向いている人

  • 天板の幅・厚みを自分で選びたい人
  • 昇降範囲が天板込みの高さかどうかを、公表値で確かめたい人
  • 奥行70cmの天板がほしい人

向いていない人

  • 載せられる重さをメーカーの公表値で確かめてから買いたい人
  • 重量と梱包数を知ったうえで搬入計画を立てたい人
  • 組み立てを1人で終わらせたい人

④ FLEXISPOT E7H(フレーム+天板 140×70cm)

FLEXISPOT

FLEXISPOT E7H 電動昇降デスク(フレーム+天板 140×70cm)

○ 選ぶ理由

  • 耐荷重・昇降範囲・昇降速度・モーターが仕様表にそろっている
  • 上下に動く幅65.0cm(63.5〜128.5cm)は6点で最も広い。ただしE7セットの65.0cmと同点で、残る4点が45.0〜48.0cm

△ 購入前に確認

  • 耐荷重160KGに条件が1つも付いていない
  • その耐荷重が脚フレームの欄にあり、何に対する値かが書かれていない
目安価格 · 2026.09.06確認8万円前後
Amazonで価格・在庫を見る

目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。

全製品の比較表へ戻る ↑

耐荷重160KGは6点で最も大きく、条件が1つも付いていません。 天板込みか、均等荷重か、中心荷重か、昇降させている間はどうか——そのいずれも書かれていないことは、公式の仕様表を開いて確かめてあります。

条件が無いことと、どんな載せ方でも成り立つことは別のことです。今回は候補から外れましたが、「脚耐荷重|最大125kg(天板含む)」とラベルと条件を分けて書き、天板だけの重量も別に公表している社がありました。そちらは載せられる量を引き算で出せます。E7Hはその引き算ができません。

もう一段あります。160KGは仕様表の「脚フレーム」の欄にあり、脚幅調整範囲・昇降範囲・昇降速度と同じ並びに置かれています。そして同じFLEXISPOTの公式ブログは、E7Hを「デスクフレーム単体で販売されているモデルです」と説明している。ところがこの出品は天板つきのセットです。160kgが脚の話なのか、天板を載せた状態の話なのかは、公表されている記述だけでは決まりません。

昇降範囲63.5〜128.5cmは、上下に動く幅にすると65.0cmです。これはE7セットの58〜123cm(同じく65.0cm)とぴたり同じで、6点ではこの2点が並んで最も広い。残る4点は45.0〜48.0cmなので、FLEXISPOTの2点だけが17〜20cm広いという形になります。脚幅も110〜190cmまで動きます。対応天板は「幅120-200cm×奥行き60-80cm×厚み≧2cm」。ただしこれは脚が受け入れる天板の条件で、このセットに付いてくる天板が何cm厚なのかは書かれていません。 下限だけがあって上限が無いので、あとからクランプ式の器具を付けるときに要る上限側の数字が出てきません。

梱包についても引っかかる点があります。公表されているのは「梱包サイズ:116cm×27.7cm×22cm(約39.3KG)」の1つだけ。箱の長辺は116cmで、幅140cmの天板は入りません。 何個口で届くかは書かれていない。

目安価格は8万円前後で、6点では最も高い。購入者からは、34.9kgあって1人での組み立てが難しい、とくに最後に本体をひっくり返す工程で複数人が要る、という報告が繰り返し出ています。下穴の無い箇所があって錐や電動ドライバーを用意することになった、という報告も複数ありました。

メーカー表記の読み解きを詳しく読む
耐荷重

160KG

「耐荷重:160KG」。6点で最も大きい値だが、条件が1つも付いていない。天板込みか、均等荷重か、中心荷重か、昇降させている間はどうかのいずれも書かれていないことは、公式の仕様表を開いて確かめてある。値は単位の綴りまで公表のまま写した。同じFLEXISPOTの公式ブログでは「最大160kgの耐荷重」となり、同じ数字に「最大」が付く。

耐荷重のラベル

耐荷重

「耐荷重」。ただしこの値は仕様表の「脚フレーム」の欄にあり、脚幅調整範囲・昇降範囲・昇降速度と同じ並びに置かれている。脚が支える量なのか、天板の上に載せられる量なのかは書かれていない。同じ公式ブログがE7Hを「デスクフレーム単体で販売されているモデル」と説明している一方、この出品は天板つきのセットなので、160kgがどちらの状態の値なのかは公表値からは決まらない。

耐荷重の条件

記載なし

記載なし。条件が付いていないことは確認できているが、条件が無いことと、どんな載せ方でも成り立つことは別のことになる。今回は候補から外れた製品の中には「脚耐荷重|最大125kg(天板含む)」とラベルと条件を分けて書き、天板だけの重量も別に公表している社があり、そちらは載せられる量を引き算で出せる。E7Hはその引き算ができない。

耐荷重の出所

仕様表の脚フレーム欄/公式ブログ

商品ページの仕様表(脚フレームの欄)と、公式ブログの両方にある。ただし同じシリーズのE7セットの商品ページには耐荷重が1文字も無いので、同じ社の中でも、どこまで書くかが製品によって違っている。

天板を含むか

記載なし

記載なし。「昇降範囲:63.5~128.5cm」は仕様表の脚フレームの欄にあり、天板を含むとも含まないとも書かれていない。脚フレームの欄の値なので天板を含まないとみられるが、そうは書かれていない。対応天板の条件が「厚み≧2cm」なので、天板を含まない値だとすれば、実際に届く下限は65.5cm以上ということになる。

天板厚

厚み≧2cm(対応天板の条件)

「対応天板:幅120-200cm×奥行き60-80cm×厚み≧2cm」。これは脚フレームが受け入れる天板の条件で、このセットに付いてくる天板が何cmなのかは書かれていない。下限だけがあって上限が無いので、あとからクランプ式の器具を付けるときに要る上限側の数字が、公表値からは出てこない。

実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。

購入者レビューで挙がった指摘

  • 多くの報告要確認

    34.9kgあり、1人での組み立てや設置が難しかったという報告。とくに最後に本体をひっくり返す工程で複数人を勧める声が多い

  • 複数の報告

    天板の一部に下穴が空いておらず、錐や電動ドライバーを別に用意することになったという報告

  • 複数の報告

    組み立てに1〜2時間かかり、広い作業スペースが要ったという報告。説明書が分かりにくかったという指摘もある

  • 単発の報告

    天板の角が鋭く、扱うときに手を切りそうだったという報告

  • 複数の報告

    配送時の傷や、木目シートのシワがあったという報告

  • 複数の報告

    設置後は動かしにくいので、キャスターを組み立て時に一緒に付けておくとよいという報告

  • 複数の報告

    デスク下に大きな機器を置いていると、下限まで下げられなくなるという報告。ケーブルの長さで昇降範囲が制限されたという報告もある

  • 単発の報告

    コントローラーのUSB出力は弱く、充電用途には向かなかったという報告

購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。

向いている人

  • 昇降範囲の下限を低く、上限を高く取りたい人
  • あとから天板を市販品に載せ替える可能性がある人
  • 脚幅を天板に合わせて調整したい人

向いていない人

  • 載せる重さの条件を公表値で確かめてから買いたい人
  • 組み立てを1人で終わらせたい人
  • 天板厚を先に知ってからクランプ式の器具を選びたい人

⑤ FLEXISPOT E7セット(フレーム+天板 140×70cm)

FLEXISPOT

FLEXISPOT E7セット 電動昇降デスク(フレーム+天板 140×70cm)

○ 選ぶ理由

  • 上下に動く幅65.0cm(58〜123cm)は6点で最も広い。E7Hの65.0cmと同点で、残る4点は45.0〜48.0cm(公式ブログの値)
  • 下限58cmは6点で最も低い部類。ただし山善の脚部ページに並ぶ57cmのほうが低い

△ 購入前に確認

  • 商品ページに耐荷重が書かれていない
  • 商品ページに昇降範囲もモーター数も書かれていない
目安価格 · 2026.09.06確認7万3千円前後
Amazonで価格・在庫を見る

目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。

全製品の比較表へ戻る ↑

買う人が最初に開く商品ページに、耐荷重も昇降範囲もモーター数も書かれていません。

値が出てくるのはFLEXISPOTの公式ブログの比較表です。そこには「耐荷重 125kg」「昇降範囲 58〜123cm」「昇降速度 38mm/s」「デュアルモーター」とある。公式が書いたものではありますが、商品ページの仕様表ではありません。 この記事の比較表では、その出所が分かるように「(公式ブログ)」を添えて並べています。

同じ社のE7Hは商品ページの仕様表に160kgを書いています。同じシリーズで、載っている情報量が違う。 そしてE7Hの160kgとE7の125kgのあいだの35kgの差が何によるものかは、どちらにも条件が無いので決められません。脚の構造の違いなのか、測り方の違いなのか、天板を含むかどうかの違いなのか。

昇降範囲の下限58cmは、6点で最も低い部類です。座り姿勢を低めに取りたい人には効きます。ただし最低ではありません。 山善の脚部ページには「71-117cm/57-117cm」と下限が2つ並んでいて、そのうちの57cmのほうが低い。どちらがどの型番の値なのかをページが書いていないので、除外することもできません。そして58cmのほうは天板を含む値かどうかが書かれていない。 検索結果には「58〜123cm(天板を除く)」という書き方も流通していますが、その括弧書きは公式の記述ではありません。 上下に動く幅は65.0cmで、E7Hと同点です。

目安価格は7万3千円前後です。購入者からは、最高位置でもグラつかない、モニター2台やウルトラワイドでも安定している、という評価が多く出ています。一方で総重量が大きく、最後に天板と脚をまとめてひっくり返す工程が1人では難しいという報告と、天板の一部に下穴が無く工具を買い足すことになったという報告が、どちらも繰り返し挙がっていました。

メーカー表記の読み解きを詳しく読む
耐荷重

125kg(公式ブログ)

商品ページには耐荷重が書かれていない。値が出てくるのはFLEXISPOTの公式ブログの比較表で、そこに「耐荷重 125kg」とある。条件は付いていない。同じ社のE7Hは商品ページの仕様表に160kgを書いているので、同じシリーズの中でも扱いが揃っていない。

耐荷重のラベル

耐荷重(公式ブログ)

商品ページには記載なし。公式ブログの比較表では行のラベルが「耐荷重」で、限定語は付かない。ラベルが1か所にしか無いので、それが何に対する耐荷重かを他の記述と突き合わせて確かめることもできない。

耐荷重の条件

記載なし

記載なし。E7Hの160kgとE7の125kgのあいだには35kgの差があるが、どちらも条件が書かれていないので、その差が脚の構造の違いなのか、測り方の違いなのか、天板を含むかどうかの違いなのかは公表値からは決められない。

耐荷重の出所

公式ブログの比較表のみ(商品ページに無い)

商品ページに無い。買う人が最初に開くページに、耐荷重も昇降範囲もモーター数も書かれていない。しかも同じ商品ページには別製品(モニターアーム)の説明文が同居していて、そちらには「耐荷重20kg」とある。ページの中で「耐荷重」の語を探すと、この製品のものではない数字に当たる。

天板を含むか

記載なし

記載なし。公式ブログの比較表にある「58〜123cm」に、天板を含むかどうかの条件が付いていない。下限58cmは6点で最も低い部類だが最低ではなく、山善の脚部ページに並ぶ57cmのほうが低い。検索結果には「58〜123cm(天板を除く)」という形も流通しているが、その括弧書きは公式の記述ではないので採らない。

天板厚

記載なし

記載なし。セットの天板が何cm厚なのかが公表されていない。クランプ式のケーブルトレーやモニターアームを付けるつもりなら、届いてから測ることになる。

実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。

購入者レビューで挙がった指摘

  • 複数の報告要確認

    総重量が大きく、1人での組み立て・設置・移動が難しかったという報告。とくに最後に天板と脚をまとめてひっくり返す工程で、複数人を勧める声が多い

  • 複数の報告

    天板の一部に下穴が空いておらず、錐や電動ドライバーを別に用意することになったという報告。必要な工具の案内が見当たらなかったという指摘も付いている

  • 単発の報告

    フレーム側のネジ穴が天板の穴と合わず、自分で開け直したという報告

  • 単発の報告

    故障したときの問い合わせ先が分かりにくく、対応に不満が残ったという報告

  • 複数の報告

    設置後は重くて動かせないため、キャスターを組み立て時に一緒に付けておくとよいという報告。床が凹むのが気になり緩衝材を敷いたという報告もある

  • 単発の報告

    天板に傷があった、固定用テープの糊が脚や配線部品に残っていたという報告

  • 単発の報告

    付属のケーブルカバーの取り付け位置が説明書から読み取れなかったという報告

  • 単発の報告

    脚が手前寄りに付くため、足を組むと下の構造に当たるという報告

購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。

向いている人

  • 座り姿勢の高さを低めに取りたい人
  • 組み立てを手伝ってもらえる人が確保できる人
  • 重いモニター構成を載せる予定の人

向いていない人

  • 買う前に仕様表で数字を確かめたい人
  • 1人で組み立てるつもりの人
  • 天板厚を先に知ってからクランプ式の器具を選びたい人

⑥ FEZIBO 電動昇降デスク 幅140×奥行70cm

FEZIBO

FEZIBO 電動昇降デスク 幅140×奥行70cm

○ 選ぶ理由

  • 6点で最も安い価格帯
  • 耐荷重70kgと昇降範囲72〜118cmが販売ページに書かれている

△ 購入前に確認

  • 日本語のメーカー公式サイトが存在せず、原典が販売ページしかない
  • 耐荷重に条件が付いていない
目安価格 · 2026.09.06確認1万8千円前後
Amazonで価格・在庫を見る

目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。

全製品の比較表へ戻る ↑

6点で、メーカーの公式サイトそのものが見つからない唯一の製品です。同名のドメインは名前解決できず、英語圏のストアには日本で売られている幅140×奥行70に対応づく型番がありませんでした。値の原典は販売ページだけになります。

書かれているのは「耐荷重:70kg」「昇降範囲:72cm〜118cm」「製品重量:22kg」「天板サイズ:幅140cm×奥行70cm」。耐荷重に条件は付いていません。条件が無いという点ではE7Hと同じですが、確かめに行けるメーカー公式の仕様表がこちらには無いという違いがあります。値が更新されたかどうかを突き合わせる先も無い。

検索結果には「耐荷重100kg」「耐荷重79kg」という別の数字も流通しています。原典を確かめられないので、この記事では採りませんでした。 販売ページに書かれた70kgだけを載せています。

製品重量22kgは、重量を公表している4点の中では最も軽い(残る2点は重量そのものが公表されていないので、6点での最軽量だとは言えません)。ここは搬入では効きますが、読み方には注意が要ります。同じ幅140cmの天板を、天板だけで30kg台と公表している社もあります(今回は候補から外れた製品です)。22kgという全体重量からは天板が軽い構成だと読めますが、天板厚が書かれていないので確かめられません。 購入者からは、天板が複数枚の継ぎ合わせで継ぎ目に段差ができる、という報告が繰り返し出ています。1枚板を前提にした厚みの読み方は当てはまらない可能性があります。

昇降速度もモーター数も公表されていません。目安価格は1万8千円前後で、6点では最も安い。立ち姿勢のときに揺れる、モニターアームを組み合わせると揺れが増したという報告が出ているので、載せる構成が重い人は慎重に見たほうがいい製品です。

メーカー表記の読み解きを詳しく読む
耐荷重

70kg

「耐荷重:70kg」。条件は付いていない。この製品は日本語のメーカー公式サイトが存在せず(同名のドメインは名前解決できず、英語圏のストアには日本で売られている幅140×奥行70に対応づく型番が無い)、値の原典が販売ページだけになる。検索結果には「100kg」「79kg」という別の数字も流通しているが、原典を確かめられないので採らない。

耐荷重のラベル

耐荷重

「耐荷重」。「全体」「総」「脚」といった限定語は付かない。ラベルを比べられる公式ソースが1つしか無いので、山善のようにソース間で語が入れ替わるかどうかも確かめられない。

耐荷重の条件

記載なし

記載なし。均等荷重・中心荷重・昇降時・天板込みのいずれも書かれていない。条件が無いという点ではFLEXISPOT E7Hと同じだが、確かめに行けるメーカー公式の仕様表がこちらには無い。値が更新されたかどうかを突き合わせる先も無いことになる。

耐荷重の出所

販売ページのみ(日本語の公式サイトが無い)

販売ページのみ。6点のうち、メーカーの公式サイトそのものが見つからないのはこの製品だけ。書かれている値がいつの時点のものかを、メーカー側で確かめる手段がない。

天板を含むか

記載なし

記載なし。「昇降範囲:72cm〜118cm」に、天板を含む値かどうかの記載が無い。天板厚も書かれていないので、引き算で脚だけの高さを出すこともできない。下限72cmは6点で最も高く、天板を含む値かどうかで座り姿勢の高さの読み方が変わる。

天板厚

記載なし

記載なし。購入者からは、天板が複数枚の継ぎ合わせで継ぎ目に段差があるという報告が出ているので、1枚板を前提にした厚みの読み方が当てはまらない可能性がある。ここは公表値では確かめられない。同じ幅140cmの天板を、天板だけで30kg台と公表している社もあるなかで、この製品は本体全体で22kgと書かれている。

実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。

購入者レビューで挙がった指摘

  • 複数の報告要確認

    1人での組み立ては難しく、2人以上を勧める報告

  • 多くの報告

    天板が複数枚の継ぎ合わせで、継ぎ目に段差ができてマウスが引っかかるという報告

  • 多くの報告

    立ち姿勢の高さにすると揺れる、タイピングの振動が伝わるという報告。天板が薄く感じられるという指摘も付いている

  • 複数の報告

    ネジ穴が歪んでいて締まらなかった、左右の高さが揃いにくかったという報告。個体差が大きいのではないかという指摘も付いている

  • 単発の報告

    モニターアームを組み合わせると揺れが増したという報告

  • 単発の報告

    デスク下のコントロールボックスが、座ったときに当たるという報告

購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。

向いている人

  • 幅140×奥行70cmを、価格を抑えて手に入れたい人
  • 軽さを優先して、搬入と設置を自分でやりたい人
  • 組み立てを手伝ってもらえる人が確保できる人

向いていない人

  • メーカー公式の仕様表を根拠に選びたい人
  • 天板の平面を精密に使いたい人(継ぎ目の段差の報告がある)
  • モニターアームで一点に荷重をかける構成を考えている人

天板の裏に、あとから何かを付けるつもりなら

昇降デスクを買う人の多くは、モニターアームかケーブルトレーを一緒に検討しています。実際、購入者のレビューにもモニターアームを付けた話と昇降させたときの配線の話が出てきます。

ここで基準1と基準3が効いてきます。

モニターアームは、天板の端の1点に荷重をかけます。 山善が書いている「均等荷重60kg」は天板全体に均した重さの条件なので、この数字では1点荷重の可否が決まりません。 モニターアーム5製品を並べた記事では、ある1製品のFAQが天板端から約48mm飛び出すと書き、別の1製品のFAQが取り付けに幅約91mm・奥行き約71mmのスペースが要ると書いていました。どちらも1製品ぶんの数字で、しかもどちらも仕様表ではなくFAQにしかありません。 そしてその面がどれだけの荷重を受けるかを、デスク側で書いている社は今回の6点にありません。

そしてクランプが挟めるかどうかは天板厚で決まります。届く天板そのものの厚みを公表しているのは6点で山善の2点だけ(どちらも1.8cm)。E7Hが書いている「厚み≧2cm」は脚が受け入れる天板の条件で、セットに付いてくる天板が何cmなのかは書かれていません。 アイリス・E7セット・FEZIBOは記載そのものがありません。天板の厚みを測る手順はデスク天板の厚みの測り方にまとめてあります。昇降デスクの天板は、メーカーがオプションで複数の厚みを用意していることがあるので、届いてから実物を測るのが確実です。

ケーブルトレーも同じ帯を使います。後付けケーブルトレー4製品の比較では、対応天板厚の下限が1mm・5mm・18mm・記載なしと割れていました。下限18mmの製品は、天板厚1.8cmの机だとちょうど下限です。 加えて、ケーブルトレーの耐荷重の読み方で書いたとおり、トレー側も耐荷重の条件を公表していません。天板の裏で、条件の書かれていない耐荷重どうしが向かい合うことになります。

昇降させると、配線は毎回引っ張られます。購入者からは、デスク下に大きな機器を置いていると下限まで下げられない、ケーブルの長さで昇降範囲が制限された、という報告が出ています。トレーの位置は、いちばん高く上げた状態でケーブルが届くかで決めることになります。

レビューで多かった不満と、その対処

製品をまたいで共通していた指摘が5つあります。そのうち3つは、この記事で見た公表値の欠落とそのまま噛み合いました。

1. 重すぎて、1人では組み立てられない

6点すべてで出ています。1人で組めたという声と、複数人でなければ無理だったという声が同じ製品に並ぶこともありました。共通しているのは最後に本体をひっくり返す工程で、ここで複数人を勧める報告が多い。

そして冒頭で書いたとおり、製品重量を公表しているのは6点で4点、梱包数まで書いているのは1点だけです。山善のAED-1460は「大型で重量も重いため、二人以上での搬入、組み立てをお願いいたします」と書きながら、その重量を同じページに書いていません。

対処:注文する前に、手伝ってもらえる日を決めておく。 重量が公表されている製品なら、その数字を玄関と階段の幅に当ててみる。公表されていない製品は、同じサイズ帯の製品が20〜35kgであることを目安にするしかありません。ただしこの20〜35kgは、重量を公表している4点が22.0〜34.9kgに収まっているというだけの幅で、非公表の2点がそこに入る保証はありません。公表値から何がどこまで出せるかは重量と梱包の公表値を読み直した記事にまとめました。大きい荷物は、届いてから返すのがいちばん大変です。

2. 下穴が無い、ネジ穴が合わない

FLEXISPOTの2点、アイリス、FEZIBOで出ています。天板に下穴が空いていない箇所があり、錐や電動ドライバーを買いに行くことになった、という内容が多い。ネジ穴が歪んでいて締まらなかった、という報告もあります。必要な工具の案内が見当たらなかったという指摘も付いています。

対処:組み立てを始める前に、天板の穴を数えて説明書と突き合わせる。 足りなければその日は始めない。組み立ての途中で工具を買いに出ると、重い部材を床に置いたまま止まることになります。

3. 立ち姿勢にすると揺れる

山善AED-1460とFEZIBOで出ています。揺れの報告は、天板の素材や継ぎ目への不安と一緒に挙がる傾向がありました。逆に、フレームが3段のFLEXISPOT 2点では、最高位置でもグラつかないという評価のほうが多く挙がっています。

ここで公表値が足りません。届く天板の厚みを書いているのは6点で2点だけなので、たわみやすさを公表値から読む手がかりが4点にありません。天板の剛性を数字で公表している社は6点でゼロです。

対処:いちばん高い位置で、キーボードを打つ想定の力をかけてみる。 揺れが気になるなら、重い機器を脚の真上に寄せると振動が減ることがあります。

4. 昇降そのものが効かなくなる

アイリスDST-1200で目立ちます。下げる操作はできるのに上げる操作だけが効かないという同じ症状の報告が繰り返し出ていて、返品や交換を複数回繰り返したという報告も付いています。山善AED-1460ではUSB Type-Cの給電が数か月で使えなくなったという報告がありました。

対処:届いたらすぐ、上下いっぱいまで数往復させる。 保証期間は6点で公表がまちまちで、アイリスは1年(仕様表)、山善は5年(特設サイトにのみ記載)、FLEXISPOTとFEZIBOは今回の資料では確認できませんでした。初期不良は早く見つけるほど動きやすい。

5. 配線が引っ張られる、届かなくなる

FLEXISPOT E7H、山善ELD-FS+T1400、アイリスDST-1200で出ています。デスク下に大きな機器を置くと下限まで下げられない、ケーブルの長さで昇降範囲が制限される、床から取る電源ケーブルが届かない、配線をまとめる付属品が足りない、という内容です。

対処:電源タップは天板の裏に固定して、机と一緒に上下させる。 床から取ると、上げるたびに引っ張られます。前の節で挙げたケーブルトレーの記事が、そのまま次の作業になります。

状況別のおすすめ

こういう人候補理由
載せる重さの条件を公表値で確かめたい① DST-12006点で唯一、昇降時の耐荷重を分けて書いている
荷重の分布の条件がほしい② AED-1460「(均等荷重)」を書いている唯一の社。ただしソースで条件が落ちる
昇降範囲が天板込みかを確かめたい③ ELD-FS+T14006点で唯一「天板使用時」と明記。天板厚1.8cmも公表
クランプ式の器具を後で付ける② AED-1460 または ③ ELD-FS+T1400天板厚を数字で公表しているのはこの2点だけ
座り姿勢を低く取りたい⑤ E7セット下限58cmは6点で最も低い部類(公式ブログの値・天板込みかは不明)。③の脚部ページに並ぶ57cmはどの型番の値か書かれていない
昇降範囲を広く取りたい④ E7H または ⑤ E7セット上下に動く幅はどちらも65.0cmで同点。残る4点は45.0〜48.0cm
幅140×奥行70を安く⑥ FEZIBO6点で最も安い価格帯。ただし原典が販売ページのみ
搬入の重さを先に知りたい① DST-1200重量31.8kgと梱包数2を両方公表している唯一の製品
連続で何度も昇降させる① DST-1200連続使用2分・停止18分と条件が書いてある。他の5点は枠の有無が分からない

候補をAmazonで見る

買ったあと、最初にやること

順番にやってください。

  1. 箱を開ける前に、置く場所の床の水平を見る — 20〜35kgが上下します。傾いた場所では、昇降のたびに荷重のかかり方が変わります
  2. 部材の数と、天板の穴を数える — 下穴が無い箇所がある、という報告が4製品で出ています。足りなければ、始める前に工具を用意する
  3. 天板の厚みを測る — 6点のうち4点は天板厚を公表していません。クランプ式の器具を付けるつもりなら、この数字が最初に要ります。測り方は天板の厚みの測り方にまとめてあります
  4. 上下いっぱいまで数往復させる — 昇降が効かなくなる故障の報告が出ています。早く見つけるほど動きやすい
  5. 座って、いちばん低い高さを確かめる — 昇降範囲が天板を含む値かどうかを書いているのは6点で1点だけです。カタログの下限が、目の前の天板の高さと一致しているとは限りません
  6. 立って、いちばん高い高さでキーボードを打ってみる — 揺れの感じ方は載せた機器で変わります。気になるなら重い機器を脚の真上へ寄せる
  7. 配線を、いちばん高い位置で決める — 一番上まで上げた状態でケーブルが届くかを見てから固定します。電源タップは天板の裏に付けて、机と一緒に上下させる
  8. 載せる機器の重さを足してみる — 昇降時の条件を書いているのは1点だけですが、書いていない社の机が、動かしながら何kgでも載せられるという意味ではありません

6製品を並べて、いちばん効いたのは「値が大きいかどうか」ではありませんでした。その数字が何で割られているか、そしてどこに書いてあるか。 同じ60kgが1社の中で4通りに書かれるのなら、商品ページを1枚だけ読んで決めるやり方は、この買い物には向いていません。

候補が決まったら、最後の確認。

対応条件と必要な付属品を確認したうえで、販売先の最新価格・在庫をご確認ください。

この記事で紹介した商品

もう一度、2製品を比較する ↑

読み終えたあとに

  • 机は絞れたものの、「均等荷重60kg」や条件なしの耐荷重では、天板の端にモニターアームを付けてよいかが決まらないまま残る、ということがあります。

    モニターアーム5製品の比較

    デスク側で決まらないぶん、アーム側の公表値をどこまで手がかりにできるかが残ります。

    クランプが天板のどこをどれだけ占めるか、公表している製品としていない製品を並べています。

  • 天板厚が公表されていない製品を選ぶと、クランプ式の器具が付くかを確かめる元の数字が手元にないまま届く、ということがあります。

    デスク天板の厚みの測り方

    昇降デスクは同じ脚に厚みの違う天板を組む構成があるので、カタログの値と目の前の実物が一致しないことがあります。

    どこを何箇所測るかと、縁で測ると薄く出る理由をまとめています。

  • 昇降させるたびに引っ張られる配線を天板の裏へ上げたいが、届いた天板に付くトレーがどれかは別に調べることになる、ということがあります。

    後付けケーブルトレー4製品の比較

    4製品のうち1つは天板にネジで留める方式で、厚みの範囲で外れても付け方が残ることがあります。

    固定方式と対応天板厚を軸に、4製品の公表値を並べ直しています。

天板の厚みを控えておけば、器具をどれにするかは机が届いてから決めても同じ判断ができます。

この記事をシェア

運営者

mono-buzz 編集部

メーカーの公開仕様と購入者レビューを読み込み、各社で書き方の揃わない数字を同じ条件に並べ直しています。実機は持たないため、使用感はレビューに共通する指摘として扱い、価格は目安を示し、最新の金額は販売先で確認していただく形にしています。