BUYING GUIDE / 4 PRODUCTS
デスク下ケーブルトレー 4製品比較【デスク下ケーブルトレー比較】後付け4製品|耐荷重より対応天板厚で選ぶ
この記事で分かること
公表値を読み解いて、選ぶ基準を整理。
デスク下のケーブルトレー4製品を、固定方式と対応天板厚で比較。自分の机に付くか確かめてから買いたい人に向けて、耐荷重2kgと20kgが同じ列に並ぶ理由と、各社が公表していない条件を、メーカー公表値の突き合わせから読み解いた。
FIND YOUR FIT
あなたが重視するのは?
用途から気になる候補へ。対応条件と注意点は、各製品の解説で確認してください。掲載順は順位ではありません。
SIDE BY SIDE
気になる2製品を、並べて比較。
製品を選ぶと比較内容が切り替わります。
サンワダイレクト ケーブルトレー 200-CT010BKとIMILLET ケーブルトレー 伸縮 ワイヤータイプを比較しています
| サンワダイレクト ケーブルトレー 200-CT010BK | IMILLET ケーブルトレー 伸縮 ワイヤータイプ |
|---|---|
| こんな人の候補 | |
| 電源タップ1つとACアダプター数個に用途を絞れる人 | 天板が厚めの机に付けたい人 |
| 目安価格 | |
| 2千円前後(2026-09-04確認) | 3千円前後(2026-09-04確認) |
| 対応天板厚 | |
| 0.5~4.5cm迄 | 厚さ0.1~5.5cm |
| 耐荷重 | |
| 2 kg | 20 kg |
| 外寸 | |
| 420 × 118 × 182 mm | 550 × 120 × 190 mm |
| 購入前に確認 | |
| 同じ商品ページの中で固定方式の記述が割れている | 同じページの中で「幅」が2つの別のものを指している |
| 仕様確認日 | |
| 2026-09-04 | 2026-09-04 |
目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。公表値の条件はメーカーごとに異なるため、数字の大小だけで優劣は決められません。
THE REASON BEHIND THE CHOICE
選び方の根拠を、詳しく。
公開資料に基づく記事です。実機による検証は行っていません。
目次
デスクの脚元で、電源タップが転がっている。ノートPCのACアダプター、モニターの電源、USBハブ、外付けSSD。掃除機をかけるたびに束ごと持ち上げて、戻すとまた同じ場所に落ちてくる。
床から浮かせればいい、というところまでは誰でもたどり着きます。ケーブルトレーを検索すると、クランプ式とネジ止め式が並んで出てくる。価格帯も似ている。
ただ、この2つは**「自分の机に付くかどうか」の確かめ方がまったく違います**。しかも各社の仕様欄を見比べると、その確認に要る数字を書いている製品と、書いていない製品があります。
ここでは4製品を、2026年9月時点のメーカー公表値で並べ直します。
この記事が向いていない人
先に外しておきます。
- 天板の裏に手が届かない人 — 引き出しやキーボードトレーが天板下を占めていると、そもそも取り付け位置が取れません
- ガラス天板・大理石天板の人 — クランプは滑り、ネジは打てません
- 配線ダクトや幕板が付いたオフィスデスクの人 — 干渉して付かない可能性があります
- デスクの奥行きに余裕がない人 — トレーの奥行きは11〜16cmほど要ります
- ケーブルを完全に見えなくしたい人 — トレーは床から浮かせるだけで、しゃがめば見えます
- 天板の厚みを測るつもりがない人 — この記事の結論は「まず測ってください」です
選ぶときに見るべき基準は3つ
基準1:固定方式で、確かめる手順そのものが変わる
クランプ式は天板を挟みます。だから天板の厚みが「挟める範囲」に収まっているかだけを見ればいい。
ネジ止め式は天板にネジを打ちます。だから厚みに加えて、ネジが効く材質かどうかを見る必要がある。金属天板、薄い化粧板、ネジを打つ位置に補強バーが通っている構造では効きません。
条件としてはネジ止め式のほうが厳しい。ところが今回の4製品では、クランプ式の3つが対応天板厚を数字で公表しているのに対して、ネジ止め式の1つは厚みも材質も公表していません。机側の条件が厳しいほうが、その条件を書いていない。
基準2:対応天板厚の下限が、製品によって18倍違う
ここが今回いちばん伝えたい部分です。クランプ式3製品の公表値を並べます。
- IMILLET:厚さ0.1〜5.5cm(下限 1mm)
- サンワダイレクト 200-CT010BK:0.5〜4.5cm迄(下限 5mm)
- エレコム EKCWCT01BK:クランプ(挟んで固定)約18mm〜約50mm(下限 18mm)
厚さ1mmの天板は現実には存在しません。では何を指した数字かというと、クランプが物理的に閉じきる位置と読むのが自然です。安定して固定できる厚みを示した数字ではない。
そう読める根拠があります。IMILLET とエレコムは、公表されている外形がほとんど一致します。
| IMILLET | エレコム | |
|---|---|---|
| 最大の長辺 | 55cm | 550mm |
| 高さ | 19cm | 193mm |
| 幅(奥行) | 12cm | 112mm |
| 重量 | 1.7kg | 約1670g |
| 対応天板厚の下限 | 1mm | 18mm |
同じ寸法帯・同じ重量帯の製品が、片方は1mm、片方は18mmと書いている。同じものを測った数字ではないと考えるほうが筋が通ります。同一製品だとは言えません(伸縮の下限が28.5cmと約36.3cmで違います)が、下限の差が製品の設計差だけで説明できる範囲を越えているのは、公表値の突き合わせだけで分かります。
一般的な事務机の天板は20〜30mm程度、折りたたみ机やスチールデスクには15mm前後のものがあります。18mmを下限とする製品は、薄い天板だと下限を割ります。
基準3:耐荷重の数字は、倍率で比べられない
4製品の公表値は 2kg・3kg・20kg・20kg です。10倍の開きがあります。
まず、**FLEXISPOT CMP027 だけは材質欄が「スチール・ナイロンメッシュ」**で、2つの素材が併記されています。どの部分がどちらなのかは公表されていません。荷重を受けているのが枠の金属なのか、メッシュ面なのか。そこで3kgという数字の意味は変わります。
そして4製品とも、その数字がどういう条件のものかを書いていません。静荷重なのか、トレー全体の合計なのか、1点にかけた場合なのか。サンワダイレクトに至っては、商品ページが「耐荷重」、同社のニュースリリースが「総耐荷重」と、同じ製品で語が割れています。
比較表では耐荷重の列に最良値のハイライトを付けていません。条件が公表されていない数字を「大きいほうが良い」と示すと、読み違いを招くためです。
比較表
| 項目 | サンワダイレクト ケーブルトレー 200-CT010BK | IMILLET ケーブルトレー 伸縮 ワイヤータイプ | エレコム ケーブルトレー(伸縮タイプ)EKCWCT01BK | FLEXISPOT ケーブルトレー CMP027 |
|---|---|---|---|---|
| 目安価格 | 2千円前後 | 3千円前後 | 3千円前後 | 6千円前後 |
| 固定方式 | クランプ式 | クランプ式 | クランプ式 | ネジ止め式 |
| 対応天板厚 | 0.5~4.5cm迄 | 厚さ0.1~5.5cm | 約18mm~約50mm | 記載なし |
| 耐荷重 | 2 kg | 20 kg | 20 kg | 3 kg |
| 外寸 | 420 × 118 × 182 mm | 550 × 120 × 190 mm | 550 × 112 × 193 mm | 900 × 159 × 117 mm |
| 幅の可変域 | 記載なし | 28.5cm~55cm | 約363mm~約550mm | 記載なし |
| 材質 | スチール | 炭素鋼(表面ラッカー塗装) | スチール、ABS、シリコン | スチール・ナイロンメッシュ |
| 本体重量 | 0.71 kg | 1.7 kg | 1.67 kg | 記載なし |
| 組立 | 要組立 | 完成品 | 記載なし | 記載なし |
| 付属のケーブル固定具 | 記載なし | 記載なし | ケーブルホルダー(大)×3、(小)×3、ケーブル用バンド×9、フック×3 | 固定ベルト100cm |
| 解説 | 解説を読む ↓ | 解説を読む ↓ | 解説を読む ↓ | 解説を読む ↓ |
| 購入 | Amazonで見る | Amazonで見る | Amazonで見る | Amazonで見る |
※記載の価格は目安です。仕様も価格も変更されるため、最新の情報は各商品ページでご確認ください。
商品ごとの解説
① サンワダイレクト ケーブルトレー 200-CT010BK
サンワダイレクト
サンワダイレクト ケーブルトレー 200-CT010BK
○ 選ぶ理由
- 対応天板厚を上限と下限の両方で公表している
- 高さ18.2cmで、縦に嵩のあるACアダプターを受けやすい
△ 購入前に確認
- 同じ商品ページの中で固定方式の記述が割れている
- 耐荷重2kgは同じクランプ式の他2製品の10分の1で、条件の説明がない
目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。
全製品の比較表へ戻る ↑4製品で最も軽く、最も安い製品です。約710gで、他の3製品の半分以下。天板への負担が小さく、目安価格も2千円前後に収まります。
高さ18.2cmは4製品で3番目ですが、最も高いエレコムの19.3cmとの差は1.1cmです。縦に嵩のあるACアダプターを立てて受けられる深さがあります。対応天板厚も0.5〜4.5cmと上下限の両方を公表しています。
弱点は2つ。ひとつは幅42cmの固定で、伸縮しないこと。設置場所の幅が決まっている人には問題になりません。
もうひとつが耐荷重2kgです。同じクランプ式の他2製品が約20kgを公表している中で10分の1。条件の説明がないため、測り方が違うのか、実際に保持力が低いのかは公表値からは判断できません。電源タップ1つとACアダプター数個、という使い方に絞るなら足ります。
なお、この製品は商品ページの仕様欄が取付方法を「ノック式・ネジ止め(裏側ゲル)」と書いている一方、同じページの注意書きは「クランプ式のため天板厚が0.5cm〜4.5cm迄の対応になります」と説明しています。ページの中で記述が割れています。
購入者からは、アームの接合部(ハトメ)が破損した状態で届いた、強度に不安があるという指摘が出ています。ボルトとナットで留める構造にしてほしいという改善要望もありました。
メーカー表記の読み解きを詳しく読む
0.5~4.5cm迄
「0.5~4.5cm迄」と cm で公表。下限の5mmは4製品で2番目に低い。ただし同じページの仕様欄は取付方法を「ノック式・ネジ止め(裏側ゲル)」と書いており、注意書きだけが「クランプ式のため天板厚が0.5cm~4.5cm迄の対応になります」と説明している。ページの中で方式の記述が割れているため、この厚みがどちらの方式に対する数字なのかは読み取れない。
2 kg
商品ページは「耐荷重 2kg」、同社のニュースリリースは「総耐荷重 2kg」と語が割れる。どちらも静荷重かどうか、トレー全体の合計か1点にかけた場合かの条件がない。同じクランプ式の他2製品が約20kgを公表しているのに対して10分の1で、測り方が違わなければ説明のつかない差になる。
420 × 118 × 182 mm
幅42cmの固定で、伸縮しない。公表は外寸だけで内寸がないため、電源タップが収まるかは外寸から板厚を見込んで見当をつけるしかない。高さ18.2cmは4製品で3番目だが、最も高いエレコムの19.3cmとの差は1.1cmで、縦に嵩のあるACアダプターは受けやすい。
実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。
購入者レビューで挙がった指摘
アームの接合部(ハトメ・リベット)が破損した状態で届いた、あるいは強度に不安があるという指摘
本体がわずかに後ろへ反っており、設置場所は寸法に余裕を見たほうがよい
購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。
向いている人
- 電源タップ1つとACアダプター数個に用途を絞れる人
- 天板の厚みが5mm〜45mmに収まる人
- 設置場所の幅が42cmで足りる人
向いていない人
- 重い機器を載せる予定がある人
- デスク幅に合わせて長さを変えたい人
- 組み立てを避けたい人
② IMILLET ケーブルトレー 伸縮 ワイヤータイプ
IMILLET
IMILLET ケーブルトレー 伸縮 ワイヤータイプ
○ 選ぶ理由
- 対応天板厚の上限5.5cmが4製品で最も厚い
- 28.5cmまで縮められ、設置場所の自由度が高い
△ 購入前に確認
- 同じページの中で「幅」が2つの別のものを指している
- 対応天板厚の下限1mmは、実質的に意味を持たない数字
目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。
全製品の比較表へ戻る ↑対応天板厚の上限5.5cmが4製品で最も厚く、伸縮の下限28.5cmが最も短い製品です。厚めの一枚板デスクにも、狭いスペースにも寄せられます。完成品で届くので組み立ても要りません。
炭素鋼にラッカー塗装という材質で、耐荷重は約20kg。同じ寸法帯のエレコムも約20kgを公表しているので、この数字自体は外れ値ではありません。
判断しづらいのは公表の書き方です。商品名と説明文は「幅28.5-55cm」と書きますが、「商品の基本情報」欄は「長さ:55cm、幅さ:12cm」。同じページの中で「幅」が2つの別のものを指しています。 伸縮するのは長辺なので、この記事では基本情報側の表記を採りました。
対応天板厚の下限1mmについては、基準2で書いたとおりです。上限5.5cmは実用的な数字なので、厚い天板に付けたい人にとっては候補に残ります。
そしてもうひとつ。購入者からは、天板の厚みが1cm未満だとクランプが固定しにくいという報告が出ています。メーカー表記の下限は0.1cm。公表値を突き合わせて読んだ「挟める最小値であって固定できる厚みではない」が、使った側からも出てきた形です。
メーカー表記の読み解きを詳しく読む
厚さ0.1~5.5cm
「厚さ0.1~5.5cm」。下限の1mmは4製品で最も低いが、厚さ1mmの天板は現実にはない。外寸と重量がほぼ一致する別ブランドの製品が下限を約18mmと公表していることを踏まえると、この1mmは物理的に挟める最小値であって、安定して固定できる厚みを指した数字ではないと読める。上限の5.5cmは4製品で最も厚く、天板の厚い机では有利になる。
20 kg
「耐荷重は約20㎏」。条件の記載はない。外寸と重量がほぼ同じ製品も約20kgを公表しているので、この寸法帯では外れた値ではない。ただし静荷重かどうか、トレー全体の合計か1点にかけた場合かは書かれていない。
550 × 120 × 190 mm
商品名と説明文は「幅28.5-55cm」と書くが、「商品の基本情報」欄は「長さ:55cm、幅さ:12cm」。同じページの中で「幅」の指すものが入れ替わっている。伸縮するのは長辺なので、ここでは基本情報側の表記(長さ55cm × 幅12cm × 高さ19cm)を採った。伸縮の下限28.5cmは4製品で最も短く、狭い場所に寄せて付けられる。
実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。
購入者レビューで挙がった指摘
天板の厚みが1cm未満だとクランプが固定しにくいという報告。メーカー表記の下限は0.1cmだが、その付近では保持力が足りない
トレーが手前に傾斜することがあり、重いものを載せるときは注意が要る
説明書の取り付け手順や部品の説明が分かりにくい
完成品で届くが、取り付け作業そのものにはそれなりに力が要る
高さと奥行きに余裕がなく、太いケーブルだと窮屈になる
購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。
向いている人
- 天板が厚めの机に付けたい人
- 組み立てずにすぐ使いたい人
- 設置幅を後から調整したい人
向いていない人
- 公表値の根拠がはっきりしている製品を選びたい人
- 付属品の内訳を買う前に把握しておきたい人
③ エレコム ケーブルトレー(伸縮タイプ)EKCWCT01BK
エレコム
エレコム ケーブルトレー(伸縮タイプ)EKCWCT01BK
○ 選ぶ理由
- 対応天板厚を、どの方式に対する数字かを書いたうえで公表している
- ケーブルホルダーとバンドが最初から付属する
△ 購入前に確認
- 対応天板厚の下限18mmは4製品で最も高く、薄い天板に付かない
- 耐荷重20kgの条件が公表されていない
目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。
全製品の比較表へ戻る ↑4製品で唯一、対応天板厚に固定方式を書き添えて公表しています。「クランプ(挟んで固定):約18mm〜約50mm」という書き方で、どの方式に対する数字かが明示されている。今回の4製品を並べた中で、机側の条件が最も確かめやすいのはこの製品でした。
ケーブルホルダーが大小3個ずつ、ケーブル用バンドが9本、フックが3個。買い足さずに配線をまとめきれる構成になっています。伸縮範囲(約363mm〜約550mm)を最大外寸とは別項目で公表している点も、数字の読み違いが起きにくい。
弱点は下限18mmです。4製品で最も高く、薄い天板では下限を割ります。この製品を選ぶなら、天板の実測が前提になります。
もうひとつ、出荷形態(完成品か要組立か)の記載がありません。セット内容に六角レンチとM6ネジ6本が含まれているので組み立てが要ると読めますが、公表されている情報ではないため、ここは「記載なし」としています。購入者からも、完成品を想定していたら組立式だった、という指摘が出ていました。
実際に天板が薄くて取り付けられなかったという報告もあります。加えて、クランプやアジャスターのネジが固くて回らないという指摘が複数。ネジ山に塗装が乗っていて、削らないと締められなかったという報告もありました。届いたらまずネジが回るかを確かめたほうがいい製品です。
メーカー表記の読み解きを詳しく読む
約18mm~約50mm
「クランプ(挟んで固定):約18mm~約50mm」と、どの方式に対する数字かを明示したうえで mm で公表している。4製品で唯一、項目名に固定方式を書き添えている。下限の18mmは4製品で最も高く、天板の薄い折りたたみ机やスチールデスクでは下限を割ることがある。上限50mmは2番目に厚い。
20 kg
「約20kg」。条件の記載はない。外寸と重量がほぼ一致する別ブランドの製品も約20kgを公表しており、この寸法帯では珍しい値ではない。ただし静荷重かどうか、トレー全体の合計かは書かれていない。
550 × 112 × 193 mm
幅・奥行・高さを使い分け、伸縮範囲(約363mm~約550mm)を別項目で公表している。最大幅550mm・高さ193mm・質量約1670gは、別ブランドの製品(長さ55cm・高さ19cm・1.7kg)とほぼ一致する。ただし伸縮の下限は約363mmで、そちらの28.5cmとは7cm以上違う。同じ製品だとは言えないが、同じ寸法帯にあることは公表値から確かめられる。
実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。
購入者レビューで挙がった指摘
クランプやアジャスターのネジが固くて回らない。ネジ山に塗装が乗っており、削らないと締められなかったという報告
天板が18mmより薄くて取り付けられず、届いてから気づいたという報告
ノブを締め付けすぎるとクランプのハンガー部が変形する
重いものを載せたつもりがないのに、自重を含めてたわんできたという報告
伸縮部がまったく動かず、幅を変えられなかったという報告
組立式のため、完成品を想定していると手間に感じる
購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。
向いている人
- 天板の厚みが18mm〜50mmに収まる人
- ケーブルの固定具まで一度に揃えたい人
- 公表値の条件がはっきりしている製品を選びたい人
向いていない人
- 天板が18mmより薄い机に付けたい人
- 組み立ての有無を買う前に確かめたい人
④ FLEXISPOT ケーブルトレー CMP027
FLEXISPOT
FLEXISPOT ケーブルトレー CMP027
○ 選ぶ理由
- 幅90cmで4製品中最も広く、奥行きも最も深い
- メッシュ構造で通気があり、ACアダプターの熱がこもりにくい
△ 購入前に確認
- ネジ止め式でありながら、対応天板厚も材質も公表がない
- 高さ11.7cmは4製品で最も低く、背の高い機器は縁を越える
目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。
全製品の比較表へ戻る ↑幅90cmで4製品中最も広く、奥行15.9cmも最も深い製品です。机の幅いっぱいに配線を分散させたい人、機器の数が多い人には、この面積が効きます。メッシュ構造で通気があり、ACアダプターの熱がこもりにくい。
一方で高さは11.7cmと、他の3製品より6cm以上低い。背の高い電源タップやACアダプターを立てると縁を越えます。 面積は広いが深さはない、という形です。ここは購入者からも繰り返し挙がっていて、プラグを挿した状態では高さが足りない、大きめのACアダプターは斜めに寝かせる前提になる、という報告があります。
そして4製品で唯一のネジ止め式でありながら、対応天板厚も天板の材質も公表していません。ネジが効かない天板かどうかは、買う前には確かめようがない。クランプ式の3製品が数字で範囲を出しているのと対照的で、この製品だけは机側の条件を記事にできませんでした。
目安価格も6千円前後で、4製品では最も高い。面積と通気を取りにいく製品で、天板にネジを打てることが分かっている人向けです。取り付けは一人では難しいという報告もあるので、手伝ってもらえる日に作業したほうがいい。
メーカー表記の読み解きを詳しく読む
記載なし
記載なし。ネジ止め式は天板にネジを効かせて留める方式なので、厚みと材質の両方が付くかどうかを決める。そのどちらも公表されていないため、天板がネジの効かない構造(金属天板、薄い化粧板、ネジ位置に補強バーが通っている)かどうかは、買う前には確かめようがない。クランプ式の3製品が上下限を数字で出しているのと対照的に、この製品だけは机側の条件が記事にできない。
3 kg
「耐荷重:3kg」。材質欄は「スチール・ナイロンメッシュ」で2つの素材が併記されているが、どの部分がどちらなのかは公表されていない。荷重を受けているのが枠の金属なのかメッシュ面なのかで、3kgという数字の意味は変わる。他3製品が2kgと約20kgを出しているのに対して条件はどれも書かれていないため、この列は倍率で比べられない。
900 × 159 × 117 mm
幅90cmは4製品で最も広く、奥行15.9cmも最も深い。一方で高さは11.7cmと最も低く、他3製品より6cm以上浅い。背の高い電源タップやACアダプターは縁を越える。伸縮しないので、この幅900mmがそのまま収まる天板が要る。
実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。
購入者レビューで挙がった指摘
高さが足りず、電源タップにプラグを挿した状態や大きめのACアダプターが収まらない。斜めに寝かせる前提になるという報告
六角レンチが付属しておらず、別途調達が必要だった
クランプ式のモニターアームと干渉することがある
ネジ止めのため取り付けに手間がかかり、一人では難しい、一度決めると位置を変えにくいという報告
購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。
向いている人
- 机の幅いっぱいに配線を分散させたい人
- 天板にネジを打てることが分かっている人
- ACアダプターの発熱が気になる人
向いていない人
- 天板にネジを打ちたくない人、打てるか分からない人
- 背の高い電源タップを収めたい人
- 賃貸などで天板に穴を開けられない人
レビューで多かった不満と、その対処
製品をまたいで共通していた指摘が4つあります。そのうち3つは、この記事で挙げた基準とそのまま重なりました。
1. メーカー表記の下限ぎりぎりの天板では、実際に固定しにくい
IMILLET では天板の厚みが1cm未満だとクランプが固定しにくいという報告、エレコムでは天板が薄くて取り付けられなかったという報告が出ています。メーカー表記の下限はそれぞれ0.1cmと18mm。**どちらも「下限の付近は、挟めても保持できるとは限らない」**という同じ話です。基準2で公表値の突き合わせから読んだことが、使った側からも出てきました。
対処:天板の厚みを実測して、下限ぎりぎりではなく範囲の中ほどに収まる製品を選ぶ。 天板が15mm前後なら、下限18mmの製品はその時点で外れます。
2. クランプの締結部に当たり外れがある
エレコムではクランプやアジャスターのネジが固くて回らないという指摘が複数、サンワダイレクトではアームの接合部が破損して届いたという指摘が複数。ネジ山に塗装が乗っていて削る必要があった、という報告もありました。
対処:届いたら、組み立てる前にネジを全部回してみる。 回らない、破損しているなら、その時点で交換や返品を申し出たほうが早い。組み立てたあとでは戻しにくくなります。
3. メーカー表記の耐荷重に届く前に、たわむ・傾く
エレコムでは、それほど重いものを載せていないのに自重を含めてたわんできたという報告と、ノブを締め付けすぎてクランプのハンガー部が変形したという報告。IMILLET ではトレーが手前に傾斜することがあるという報告が出ています。
基準3で書いたとおり、4製品とも耐荷重の条件を公表していません。 静荷重なのか、トレー全体の合計なのか、1点にかけた場合なのか。メーカー表記の20kgを上限のつもりで積むと、たわみのほうが先に来ることがあります。
対処:重いものから先に載せて、そのつどたわみを見る。 数字ではなく実際の沈み方で積む量を決める。重いACアダプターは中央ではなくクランプに近い側へ寄せると、荷重が分散します。
4. 高さが足りない
FLEXISPOT で繰り返し挙がっています。電源タップにプラグを挿した状態では高さが足りない、大きめのACアダプターは斜めに寝かせる前提になる、という内容です。IMILLET でも高さと奥行きに余裕がないという指摘がありました。
トレーの高さは11.7cmから19.3cmまで、製品によって6cm以上違います。プラグを挿した電源タップは、タップ本体の厚みにプラグとケーブルの曲がりが加わって、倍近くになるので、ここは効きます。この高さは、机の天板の下面からそのまま引かれます。昇降デスクの天板の下に何cm残るかを読み直した記事で見たとおり、下面を公表値から出せるのは6製品で2点だけでしたが、その69.2cmから引くと残りは49.9〜57.5cmになります。
対処:いま使っている電源タップに、実際にプラグを挿した状態の高さを測る。 ACアダプターも同じ。トレーの高さがそれを下回るなら、寝かせて入るか、幅に余裕があるかを先に見ておく。電源タップを横に倒して差し込み口を手前か奥へ向けると、プラグ込みの厚みと比べる列は高さから奥行きに移り、数字の大きい製品も入れ替わります(高さの最大はエレコムの193mm、奥行きの最大は FLEXISPOT の159mm)。置く向きごとにどの列と比べるかは、ケーブルトレーの高さと奥行きを並べ直した記事にまとめました。
状況別のおすすめ
| こういう人 | 候補 | 理由 |
|---|---|---|
| 天板の厚みが18〜50mmに収まる | ③ エレコム | 対応天板厚をどの方式の数字か明示して公表。固定具も付属で揃う |
| 天板が厚い(45mm超) | ② IMILLET | 上限5.5cmは4製品で最も厚い |
| 天板が薄い(18mm未満) | ① 200-CT010BK または ② IMILLET | 下限が5mm・1mm。ただし保持力は下限付近で落ちる前提で |
| 載せるのは電源タップ1つだけ | ① 200-CT010BK | 4製品で最も軽く安い。耐荷重2kgでも足りる |
| 機器が多い・幅を広く使いたい | ④ CMP027 | 幅90cm・奥行15.9cmは最大。ただし天板にネジが打てること |
| 背の高いACアダプターを立てる | ①②③ のいずれか | 高さ18cm以上。④は11.7cmで縁を越える |
| 設置場所の幅を後から変えたい | ② IMILLET または ③ エレコム | 28.5cm/36.3cmまで縮む |
サンワダイレクト ケーブルトレー 200-CT010BK
IMILLET ケーブルトレー 伸縮 ワイヤータイプ
エレコム ケーブルトレー(伸縮タイプ)EKCWCT01BK
FLEXISPOT ケーブルトレー CMP027
買ったあと、最初にやること
順番にやってください。
- 天板の厚みを測る(買う前でも可) — 塗装や面取りを含めた実測値を取る。メーカー表記の値と数mm違うことがあります
- 組み立てる前に、ネジとクランプを全部回してみる — 固くて回らない、破損している、という報告が2製品で出ています。組み立てたあとでは交換を申し出にくくなります
- 取り付け位置に干渉物がないか確認する — 引き出し、キーボードトレー、幕板、配線ダクト、脚の付け根。天板下は意外と何かが通っています
- 膝の位置を決めてから付ける — トレーの奥行きは11〜16cm。天板の縁から何cm内側に付けるかは、どの製品も公表していません。座って膝が当たらない位置を先に決めてください
- クランプ式なら緩衝材を挟む — 天板に跡が付くのを防げます。付属していない製品なら、フェルトやゴムシートで代用できます。緩衝材が付属品の一覧に載っているのはエレコムだけで、サンワダイレクトと IMILLET は一覧そのものが公表されていないため、付いてくるかは買う前には決められません
- 重いものから先に載せて、たわみを見る — 耐荷重の条件はどの製品も公表していません。メーカー表記の値を信じきらず、実際の沈み方を見てから積む量を決めるほうが安全です
- 電源タップのスイッチを手前に向ける — トレーに入れると押しづらくなります。向きは最初に決めたほうが後が楽です
- 1週間使ってから増し締めする — クランプ式もネジ止め式も、初期の緩みが出ることがあります
配線が片付くかどうかは、機器の数とデスクの構造で変わります。ただ、天板の厚みを先に測っておくと、選択肢が3つか1つかがその場で決まります。 今回4製品を並べて、いちばん効くのはそこでした。