HOW TO CHOOSE

デスク下ケーブルトレー

ケーブルトレーの高さと奥行き|電源タップの向きで、比べる外寸の列が変わる

mono-buzz 編集部

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この記事で分かること

公表値を読み解いて、選ぶ基準を整理。

デスク下ケーブルトレー4製品は、どれも内寸を公表していない。電源タップやACアダプターが収まるか見当をつけたい人に向けて、外寸の高さと奥行きを並べ直し、いちばん高い製品がいちばん浅いこと、断面の短い辺は4製品とも112〜120mmに揃うことを示し、置く向きごとに比べる列を整理した。

THE REASON BEHIND THE CHOICE

公表資料から、疑問を読み解く。

公開資料に基づく記事です。実機による検証は行っていません。

4製品の外寸の高さと奥行きを、同じ縮尺の長方形にして下端をそろえて並べた断面図。サンワダイレクト 200-CT010BK は高さ182×奥行き118mm(214.8cm²)、IMILLET は190×120mm(228.0cm²)、エレコム EKCWCT01BK は193×112mm(216.2cm²)でどれも縦長、FLEXISPOT CMP027 だけが117×159mm(186.0cm²)の横長。いちばん高いエレコムの奥行きがいちばん浅く、いちばん低い FLEXISPOT の奥行きがいちばん深い。短い辺は4製品とも112〜120mmに収まる。内寸と、高さがクランプやブラケットを含むかは、どの製品も記載がない
目次

電源タップにプラグを挿すと、本体の上にプラグの頭とケーブルの曲がりが乗ります。ACアダプターは、置き方しだいで寝た形にも立った形にもなる。それをデスク下のトレーに収めたい。

ところが商品ページにあるのは外寸だけです。デスク下ケーブルトレー4製品を比較した記事で並べた製品は、2026年9月時点でどれも内寸を公表していません。 比較記事は、プラグを挿した状態の高さを測り、足りなければ寝かせて入るかを見ておく、というところで止めていて、寝かせたときにどの数字と比べるのかは書いていません。

この記事が答えるのは1つです。電源タップやACアダプターを置く向きごとに、外寸のどの列と比べればいいのか。

外寸の書き方は、4製品で4通り

製品メーカー表記の外寸高さ奥行き
サンワダイレクト 200-CT010BK約W42 × D11.8 × H18.2 cm182mm118mm
IMILLET長さ55cm × 高さ19cm × 幅12cm190mm120mm
エレコム EKCWCT01BK幅約550mm × 奥行約112mm × 高さ約193mm193mm112mm
FLEXISPOT CMP027幅90 × 奥行15.9 × 高さ11.7 cm117mm159mm

単位も語も揃っていません。IMILLET は基本情報欄で短い辺を「幅」と呼んでいるので、12cmを奥行きとして読んでいます。

高さと奥行きで、両端が入れ替わる

高さの列でいちばん大きいのはエレコムの193mm、いちばん小さいのは FLEXISPOT の117mm。奥行きの列ではこれが逆になり、いちばん深いのが FLEXISPOT の159mm、いちばん浅いのがエレコムの112mmです。

電源タップに当てはめると、比べる列はこう分かれます。

  • 差し込み口を上に向けて底に寝かせる — プラグ込みの厚みが高さの列に、タップの幅が奥行きの列に当たる
  • 横に倒して、差し込み口を手前か奥に向ける — プラグ込みの厚みが奥行きの列に、タップの幅が高さの列に当たる
  • どちらの向きでも、タップの長さは幅の列に当たる

向きを変えると、プラグ込みの厚みを受ける列が入れ替わり、外寸の数字が大きい製品も入れ替わります。 差し込み口が上ならクランプ式3製品の182〜193mm、倒すなら FLEXISPOT の159mmが大きい側に来る。ACアダプターも同じで、立てれば長い辺が、寝かせれば短い辺が高さの列に来ます。

クランプ式3製品の断面はほぼ同じで、FLEXISPOT だけ横長

高さと奥行きを掛けて、横から見た外形(断面)の大きさを出します。

製品断面(高さ×奥行き)高さ÷奥行き断面の短い辺
サンワダイレクト 200-CT010BK214.8cm²1.54118mm(奥行き)
IMILLET228.0cm²1.58120mm(奥行き)
エレコム EKCWCT01BK216.2cm²1.72112mm(奥行き)
FLEXISPOT CMP027186.0cm²0.74117mm(高さ)

クランプ式の3製品は、高さが182〜193mm(差11mm)、奥行きが112〜120mm(差8mm)に固まり、断面の差は6%。どれも高さが奥行きの1.5倍を超える縦長です。

FLEXISPOT は断面がクランプ式の81.6〜86.6%で、高さ÷奥行きが0.74の横長。クランプ式より高さが65〜76mm低く、奥行きは39〜47mm深い。比較記事の「面積は広いが深さはない」を、数字にした形です。

そして右端の列です。断面の短い辺は、4製品とも112〜120mmに収まります。 短い辺がクランプ式では奥行き、FLEXISPOT では高さ、という違いがあるだけです。

向きの話に戻すと、プラグ込みの厚みをそれぞれの長い辺に向けて置けるなら(クランプ式は差し込み口を上、FLEXISPOT は倒して前後)、残る短い辺は4製品でほぼ同じになる。長い辺どうしの差も、差し込み口を上に揃えたときの65〜76mmから、23〜34mm(182・190・193mm と 159mm)まで縮みます。

底面がいちばん広い製品に、収納量の不満が出ている

幅を掛けて、上から見た外形(底面)も出します。

製品底面(幅×奥行き)いちばん縮めたとき
サンワダイレクト 200-CT010BK495.6cm²伸縮の記載なし
IMILLET660.0cm²342.0cm²(28.5cm。51.8%)
エレコム EKCWCT01BK616.0cm²406.6cm²(約363mm。66.0%)
FLEXISPOT CMP0271431.0cm²伸縮の記載なし

FLEXISPOT の底面は、サンワダイレクトの2.89倍、IMILLET の2.17倍、エレコムの2.32倍。高さまで掛けた外接直方体でも16.74Lで、他の3製品(9.02L/12.54L/11.89L)より大きい。ただしかごは直方体ではないので、これも外形の大きさです。

それでも、入る量が少ない、思ったより小さいという不満が複数の購入者から出ているのは FLEXISPOT です。底面の広さは、背の高い物の収まりを補ってはいないとみられます。

伸縮する2製品は逆向きの形です。縮めて減るのは底面だけで、断面は変わりません。 狭い場所に合わせて縮めても、プラグ込みの厚みと比べる数字はそのままです。

購入者レビューが言っていること

大きさや収まり方の話は4製品すべてに出ていますが、偏りがあります。

  • FLEXISPOT CMP027 — プラグを挿した電源タップでは高さが足りない、大きめのACアダプターを何個か入れると斜めに寝かせることになる、という指摘が複数あります。ケーブルだけなら差し支えないという但し書きも付いていて、高さが効くかどうかは何を入れるかで変わります
  • IMILLET — 太めのケーブルを入れると、高さも奥行きも心もとないという指摘。単発の報告で傾向とは言えませんが、名指ししているのは伸縮する幅ではなく断面のほうです
  • エレコム EKCWCT01BK — サイズに余裕があり、複数の電源タップと余ったケーブルをまとめて置けたという単発の評価
  • サンワダイレクト 200-CT010BK — ACアダプター類や電源ボックスがまとまって収まったという声がある一方、本体が奥へ向かって少し反った形なので、取り付ける場所の寸法をぎりぎりに詰めないほうがいい、という単発の指摘

不満として複数出ているのは FLEXISPOT の高さだけです。クランプ式3製品どうしの感想の違いは、断面の数字で説明しません。 差は6%で、報告はどれも単発だからです。

では、何を見ればいいのか

1. 向きを決めてから、高さと奥行きを一緒に見る

1列ずつ見ると、高さにも奥行きにも「いちばん」の製品があり、同じ製品を有利にも不利にも読めてしまいます。

2. 断面の短い辺を見る

4製品とも112〜120mmです。向きをまっすぐ揃えて置く場合、プラグ込みの厚みとタップの幅がどちらもその製品の短い辺を上回るなら、どちらの向きでも外形に収まりません。

3. 高さの列には、もう1つの読み方がある

ケーブルトレーの耐荷重の読み方では、高さのあるトレーは形として強くなるとして、耐荷重の数字の代わりに見る手がかりの1つに高さを挙げました。奥行きの深い製品は、この列では小さい数字の側です。ただ、その高さがクランプを含むかは記載がありません。

買う前にやること

  1. 収めたい物を決めて、プラグとケーブルを挿した状態で3辺を測る — 長さ、幅、プラグ込みの厚み。ACアダプターはケーブルが出る向きも見ておく
  2. 置く向きを決めて、辺ごとに比べる列を割り当てる — 長さは幅の列。プラグ込みの厚みは、差し込み口が上なら高さ、前後なら奥行きの列
  3. 外寸を上回る辺がある向きは外す — 下回っていても、内寸は記載なしなので、余裕の小さい辺は決め手にしない
  4. 縮めて付けるなら、幅の列は縮めた長さで見る — 高さと奥行きの列は変わりません
  5. 外寸以外の列を見比べる — 対応天板厚・耐荷重・付属品は、デスク下ケーブルトレー4製品の比較表に並べています

高さと奥行きのどちらで比べるかは、製品ではなく、収めたい物を置く向きで決まります。

次のステップ

条件が分かったら、製品を比較。

各製品の対応条件と注意点を確認して、候補を絞りましょう。

デスク下ケーブルトレーの比較を見る →

読み終えたあとに

  • 置く向きから候補が絞れても、その製品が自分の机に付くのか、外寸以外の列で外れないのかは、外寸の表だけでは決められないことがあります。

    後付けケーブルトレー4製品の比較

    向きで残った製品がクランプ式かネジ止め式かで、机の側で確かめることが変わります。

    固定方式と対応天板厚を軸に、耐荷重や付属品も同じ4製品で並べています。

  • 収まる外寸の見当がついたあとも、クランプが自分の天板に噛むのか、付けたい場所に干渉するものが無いかは、まだ確かめていないことがあります。

    デスク天板の厚みの測り方

    クランプ式を付けられるかは、トレーの外寸ではなく、付ける位置の天板の厚みと、天板の裏にあるもので決まります。

    縁で測ると薄く出る理由と、厚みが合っていても付かない天板の裏の条件をまとめています。

  • 電源タップやACアダプターが外形に収まりそうだと分かっても、いくつまで載せてよいかは、外寸の数字からは決まらないことがあります。

    ケーブルトレーの耐荷重の読み方

    収まる量と載せてよい重さは別の列で、メーカー表記の耐荷重は2kgから20kgまで開いています。

    条件が書かれていない耐荷重を本体重量で割り、どこまで当てにできるかを見ています。

収めたい物の3辺は、どの製品に決めるより先に測っておけます。ここで1つに絞らなくても構いません。

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運営者

mono-buzz 編集部

メーカーの公開仕様と購入者レビューを読み込み、各社で書き方の揃わない数字を同じ条件に並べ直しています。実機は持たないため、使用感はレビューに共通する指摘として扱い、価格は目安を示し、最新の金額は販売先で確認していただく形にしています。