BUYING GUIDE / 5 PRODUCTS
デスクライト 5製品比較【デスクライト比較】5製品|「明るさ」を名乗る数字が4通りある
この記事で分かること
公表値を読み解いて、選ぶ基準を整理。
デスクライト5製品を、照度・測定距離・全光束・JIS形の4つに分けて比較。カタログの明るさをそのまま見比べていいのか迷う人に向けて、ルクスとルーメンとJIS AA形が互いに換算できないことと、測定距離が揃う組が2点しかないことを、メーカー公表値の突き合わせから読み解いた。
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用途から気になる候補へ。対応条件と注意点は、各製品の解説で確認してください。掲載順は順位ではありません。
SIDE BY SIDE
気になる2製品を、並べて比較。
製品を選ぶと比較内容が切り替わります。
BenQ ScreenBar Halo モニターライトとサンワダイレクト モニターライト 800-LED090を比較しています
| BenQ ScreenBar Halo モニターライト | サンワダイレクト モニターライト 800-LED090 |
|---|---|
| こんな人の候補 | |
| 机の面積を使わずに手元だけを明るくしたい人 | モニターの厚みが約1〜5cmに収まっている人 |
| 目安価格 | |
| 1万5千円前後(2026-09-06確認) | 6千円前後(2026-09-06確認) |
| 照度 | |
| 中央照度800ルクス | 500Lux |
| 照度の測定距離 | |
| 照射面から45cm | 約45cm直下最大時 |
| 全光束 | |
| 記載なし | 190ルーメン(最大約190/最小約17) |
| 購入前に確認 | |
| 全光束(lm)を1度も書いていないので、光源が出す総量が分からない | 同じ型番の全光束と消費電力が、商品ページ・取扱説明書・色違い型番のページで3通りに割れている |
| 仕様確認日 | |
| 2026-09-06 | 2026-09-06 |
目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。公表値の条件はメーカーごとに異なるため、数字の大小だけで優劣は決められません。
THE REASON BEHIND THE CHOICE
選び方の根拠を、詳しく。
公開資料に基づく記事です。実機による検証は行っていません。
目次
手元が暗い気がする、という感覚だけを持って商品ページを開くと、たいてい最初につまずくのは仕様表の「明るさ」の欄です。
ある製品には「中央照度800ルクス」と書いてある。別の製品は「全光束 約1200lm」。3つめは「LEDスタンド照度JIS:AA形」とだけあって、数字が1つも入っていません。3つとも同じ「明るさ」の欄に置かれているのに、指しているものが違う。 大きい順に並べれば済むかというと、そうはいきません。ルクスとルーメンは互いに換算できず、JIS形はそもそも量ではなく合否だからです。
ここでは5製品を、2026年9月時点のメーカーの公表値で並べ直します。先に結論を書くと、明るさを名乗る4つの列——照度・測定距離・全光束・JIS形——には、5製品すべてが埋まるものが1つもありません。 揃っていないこと自体が、このカテゴリでいちばん最初に知っておくべきことでした。
この記事が向いていない人
先に外しておきます。
- 部屋全体を明るくしたい人 — 今回の5製品はどれも手元を照らす器具です。天井の照明の代わりになるとは、どの製品も書いていません
- 明るさの数字で一列に順位を付けたい人 — この記事の結論は「その列は作れない」です。順位が欲しい人には向きません
- 色の見え方が仕事に直結する人 — 演色性はRa95・Ra95・Ra83・Ra80、そして1製品は公表そのものがありません
- ノートPCやタブレットの画面上端にライトを載せたい人 — モニターライト2点のうち、1点は使用できないと明記しています
- 天板の縁がすでに埋まっている人 — クランプ式の2点は縁を挟みます。引き出し、幕板、ケーブルトレー、モニターアームの支柱が先にあると、厚みが合っていても付きません
- 待機電力を気にする人 — 5製品とも数字を公表していません。1製品だけが取扱説明書で「消灯時にも電力を消費しています」と存在を認めていますが、値は書いていません
- 目や体への影響を知りたい人 — この記事で書けるのは、数字がどの条件で測られたものかまでです
選ぶときに見るべき基準は3つ
基準1:ルクスとルーメンとJIS形は、互いに換算できない
まずこの3つが別のものだ、というところから始めます。
- ルクス(lx) — 面のある1点がどれだけ明るいか。光源からの距離で変わります
- ルーメン(lm) — 光源が出す光の総量。机の上の明るさではありません
- JIS形 — 机の上の決められた円周上で最低値を満たすかどうかの区分。等級であって量ではありません
そのうえで、5製品が何を書いているかを見ると4通りに割れます。
- 照度と測定距離、全光束の両方を書く … ② サンワダイレクト(500ルクス/45cm/190lm)、⑤ オーム電機(2200ルクス/40cm/約1200lm)
- 照度と測定距離だけを書き、ルーメンを1度も書かない … ① BenQ(800ルクス/45cm)
- 照度はあるが測定距離が無い、プラス全光束 … ③ 山田照明(1414Lx/記載なし/624lm)
- 全光束とJIS形だけで、照度そのものが無い … ④ パナソニック(855lm/JIS:AA形)
測定距離が揃うのは①と②の45cmだけです。 ここだけは換算なしでそのまま並べられて、800ルクスと500ルクスになります。
⑤の2200ルクスは直下40cmの値なので、45cmに直すには逆二乗則で 2200 × (40 ÷ 45)² ≒ 1738ルクス。計算はできます。ただし1灯のスタンドと、モニターの上に載る横長のバーでは照らす形が違うので、換算しても等価にはなりません。 ③に至っては距離が書かれていないので、換算そのものができません。
ルーメンのほうも同じです。5製品の全光束は最大と最小で6.3倍ありますが、ルーメンが最も小さい②が照度を公表していて、ルーメンが2番目に大きい④は照度を公表していない。 総量の大小と、机の上の1点の明るさは、この5製品の中で順番が対応していません。
そして測定距離は、同じ会社の中でも動きます。①のBenQは、世代のあいだで距離を変えていました。
| ScreenBar Halo | ScreenBar Halo 2 / Pro | |
|---|---|---|
| 中央照度 | 800ルクス | 1000ルクス超(原文は不等号つき) |
| 測定距離 | 照射面から45cm | 照射面から50cm |
| 照明範囲(500Lux) | 63 × 40cm | 85 × 50cm |
| 消費電力(最大) | 6.5W | 15W/8.5W |
逆二乗則で50cmの値を45cmに直すと 1000 × (50 ÷ 45)² ≒ 1235ルクスとみられます。45cmに揃えた値どうしなら1.54倍。ただしこれは中央の1点の話です。照明範囲も 63 × 40cm から 85 × 50cm に広がっていますが、こちらは片方が45cm、もう片方が50cmで測った値で、距離を揃えていません。 中央の比と並べて「配光がこう変わった」とは言えない。どちらがどう良くなったのかは、公表値からは決められない。 言えるのは「測定距離が変わっているので、800と1000を直接は比べられない」までです。
基準2:JIS AA形は、明るさの上限を保証しない
5製品のうち3点が「AA」を名乗ります。ただし書き方は3通りです。
- ⑤ オーム電機 — 「机上面照度:AA形(JIS C8112:2014)準拠」(規格番号まで書く唯一の製品)
- ④ パナソニック — 「LEDスタンド照度JIS:AA形」
- ③ 山田照明 — 「明るさJIS-AA相当」(同社の2つある公式ページのうち、片方にしか無い)
「準拠」と「AA形」と「相当」が同じことを言っているかは、どの資料でも検証されていません。同じAA形として並べないほうがいいというのが、まずここから言えることです。
では、AA形は何を保証しているのか。5製品で、それを数字に開いているのは④のパナソニックだけでした。商品ページの注釈にこうあります——「AA形は半径50cmを250 lx以上でより明るく照らすことができます」。
つまり、机の上に光源の直下を中心とした半径50cmの円を描いて、その円周上で250ルクスを下回らなければAA形。 直下の1点がどれだけ明るいかについては、何も言っていません。
ただし注釈が書いているのは「半径50cmを」までで、円周の全部なのか手前側だけなのかには触れていません。同じ判定点をルクスで仕様表に載せた製品が1点だけあり(Amazonに扱いが無く、今回の5点には入っていません)、そちらの行ラベルは「光源中心直下を中心とする手前側半径50cmの1/3円周上」でした。250ルクスが机のどこを測った値かを並べ直した記事で、その条件と、半径30cmの650ルクスとの比を扱っています。
これが効いてくるのが⑤のオーム電機です。この1台は、同じ仕様欄の中に3通りの数字を並べています。
2200 ÷ 250 = 8.8倍。 同じ1台が、直下では2200ルクスあり、AA形の判定点では250ルクス以上を満たしている。AA形という等級の中に、これだけの幅がありうるということです。
ただし混ぜてはいけない点があります。2200ルクスは直下の1点、250ルクスは半径50cmの円周上の値で、同じ場所を測った2つの数字ではありません。 8.8倍は「同じ製品が明るさを8.8倍水増ししている」という話ではない。言えるのは、AA形を名乗ることは、中心がどれだけ明るいかを決めないということだけです。
もう一段あります。この250ルクスという判定値が書かれているのは、AA形を名乗る機種のページだけでした。同じパナソニックでも、下位のA形の機種のページでは同じ注釈ボックスからこの一文が消えていて、A形の判定値は同社のどこにも数字で出てきません。等級を数字に開くかどうかも、等級ごとに違う。
基準3:「USB給電」は「机の上にアダプターが増えない」ではない
5製品の電源は、仕様表のとおりに数えるとAC3点・USB2点です。そしてUSBの2点は両方ともモニターライト。この並べ方では、電源の欄が形の言い換えにしかなりません。
購入判断を分けるのは、ACかUSBかではなく「机の上か足元に、アダプターが1つ増えるか」のほうです。各社の公表値をそこで並べ直すと、分かれ方が変わります。
- ① BenQ — 「パソコンやモニターのUSB端子に付属のUSBケーブルを接続して給電できるため、別途の電源アダプタが不要となります」。仕様は5V・最大1.3Aで、6.5W ÷ 5V = 1.3A と一致します
- ② サンワダイレクト — 「USB電源 ※5V/2A以上のUSB-A対応のAC充電器などを別途ご用意ください。」。8W ÷ 5V = 1.6A、新しい取扱説明書の8.5Wなら1.7A。要求されている2Aはその上に置かれています
- ③ 山田照明 — 「ACアダプター不要」。AC100Vに直結します
- ⑤ オーム電機 — 「専用ACアダプター(コード長:約1.5m)」が付属品の欄にあります
- ④ パナソニック — 記載なし。 仕様タブは「AC100V」「コード1.7m付」としか書かず、商品ページの保証の注記にだけ「アダプタ本体の保証期間は3年間です。」という一文があります
同じ「USB給電」でも、片方はモニターのUSBから取れる前提で書かれ、もう片方はメーカー自身がAC充電器を別に用意するよう書いている。 ②に付属するのはUSB-A to USB Type-Cのケーブル1本で、電源側は箱に入っていません。
取り付けの条件は、形ごとに別の量で書かれている
「自分の机に付くか」という問いは1つなのに、答えている量が3種類あります。
- クランプ(③④) — 天板の厚み。③は「取付可能厚55mmまで」で上限だけ、④は「約15mm~50mmまで可能」で5製品で唯一、下限を書いています
- モニターライト(①②) — モニターの厚み。①は「フラット 0.7cm - 6cm/曲面 1.6 - 3.8cm」、②は「約1~5cmまで対応」。この2つを数直線に重ねると、両方に入るのは1.0〜5.0cmの4.0cm幅だけで、②の範囲は①にまるごと含まれます
- ベース置き(⑤) — 取り付け条件そのものが無く、代わりに要るのは置き場所。外形寸法の奥行540mmがそれにあたります
そして、このカテゴリでいちばん隠れているのが厚み以外の条件でした。
③の山田照明は、取扱説明書だけが条件を並べています。「弱い材質、ガラス板など」「丸パイプ・1辺が40mm以下の角パイプなど」「傾斜した天板や板など」「先端から40mmが平らでない板など」「横向きでの取り付け」には取り付けないこと。WEBの2つの公式ページには、このどれも書かれていません。 天板が55mm以下でも、縁から40mmの範囲が平らでなければ条件から外れます。
①のBenQは、商品ページの互換性の節に、厚みの2項と並んで3項が置かれています。「モニターの枠(ベゼル部分)の上部が水平ではない」「モニターの背面のデザインが斜めで二層になっている」「モニターの上端から後ろのデザインまでの長さが7.7cm以下」。この3項が対応の条件なのか、避けるべき形なのかは、ページのテキストからは判別できません(見出しが画像の中にあります)。ここでは向きを断定しません。そういう条件が挙がっている、というところまでが公表値から言えることです。
②のサンワダイレクトは「※モニターの背面形状によっては設置できない場合があります」。数値ではないうえに、この注記が載っているのは色違い型番のページと取扱説明書だけで、この型番の商品ページの対応機種欄には無い。 ④と⑤は記載そのものがありません。
クランプ式の2点は、天板の縁という同じ場所を他の器具と取り合います。モニターアーム5製品の比較では、アーム側のクランプが天板端から約48mm飛び出す、幅約91mm・奥行き約71mmの面が要る、といった数字が出てきました。デスクライト側でその面を公表している製品は、今回の5点で1つもありません。 厚みが合っていても、その帯が空いていなければ付かない。確かめる順番が決まるだけで、どちらも「付きます」とは言えません。
比較表
| 項目 | BenQ ScreenBar Halo モニターライト | サンワダイレクト モニターライト 800-LED090 | 山田照明 Z-LIGHT Z-108NB(ブラック) | パナソニック LEDデスクスタンド SQ-LC570-W | オーム電機 LEDデスクライト ODS-LDC6K-W |
|---|---|---|---|---|---|
| 目安価格 | 1万5千円前後 | 6千円前後 | 7千円前後 | 2万円前後 | 7千円前後 |
| 形 | モニターライト | モニターライト | クランプ | クランプ | ベース置き |
| 照度 | 中央照度800ルクス | 500Lux | 中心直下照度 1414Lx | 記載なし | 約2200ルクス |
| 照度の測定距離 | 照射面から45cm | 約45cm直下最大時 | 記載なし | 記載なし | 直下40cm点灯時 |
| 全光束 | 記載なし | 190ルーメン(最大約190/最小約17) | 定格光束(LED) 624lm | 器具光束 855lm(文字くっきり光)/835lm(パソコンくっきり光) | 全光束 白色 約1200lm/昼光色 約1250lm/電球色 約1250lm(調光100%時) |
| JIS形の表記 | 記載なし | 記載なし | 明るさJIS-AA相当(製品ページのみ。検索側の詳細ページにはJISの語が無い) | LEDスタンド照度JIS:AA形(仕様タブ)/JIS:AA形(同社比較表) | 机上面照度:AA形(JIS C8112:2014)準拠(仕様欄)/JIS規格AA形準拠(特長欄) |
| 演色性 | Ra≥95 | Ra95 | Ra80 | Ra83(光源の行の括弧の中。演色性という独立した行は仕様タブに無い) | 記載なし |
| 調光 | 15段階(商品ページ本文のみ。仕様表に調光の行が無い) | スライド式 無段階調光(輝度調整 10%〜100%) | 非調光 | 調光ボリューム付(100%〜約20%)7段調光:約20%→約30%→約40%→約50%→約65%→約80%→100% | ダイヤル式 無段階調光(下限の記載なし) |
| 光源 | デュアルカラーLED(交換の可否は記載なし) | LED 66粒(33個+33個)。交換の可否は記載なし。LED寿命30000時間 | E26 LED電球(昼白色)7.2W×1。適合ランプ No.255S/使用可能ランプ LDA7N-G/2 | LED(昼光色6200K・Ra83/昼白色5000K・Ra83)。交換の可否は記載なし | チップ型LED(交換不可) |
| 取り付けの条件 | モニター厚 フラット0.7cm〜6cm/曲面1.6cm〜3.8cm | モニター厚 約1cm〜5cm | 天板厚 55mmまで(下限の記載なし) | 天板の取付部の厚み 約15mm〜50mm | 取り付け条件なし(ベース置き)。要るのは置き場所で、外形寸法の奥行540mm |
| 厚み以外の条件 | ベゼル上部が水平でない/背面が斜めで二層/上端から後ろまで7.7cm以下 の3項(対応側か非対応側かがページのテキストから読めない) | 「モニターの背面形状によっては設置できない場合があります」(色違い型番のページと取扱説明書のみ。この型番の対応機種欄には無い) | 取扱説明書のみ:先端から40mmが平らでない板/1辺40mm以下の角パイプ/丸パイプ/傾斜した天板/ガラス板/横向きの取り付け は不可 | 記載なし | 記載なし |
| 電源の条件 | 5V / max.1.3A USB Port(商品ページは「最低1.3A以上の電流を供給できる電源」) | USB電源(コネクタは USB Type-C)※5V/2A以上のUSB-A対応のAC充電器などを別途 | AC100V。コード長1.9m。ACアダプター不要 | AC100V/50・60Hz/コード1.7m付/USB端子付(type-A、0.5Aまで) | 定格 DC24V 1A/専用ACアダプター(コード長 約1.5m) |
| 電源アダプターの要否 | モニターやPCのUSBから取れる(「別途の電源アダプタが不要」と明記) | 別途AC充電器が要る(メーカーが「5V/2A以上のAC充電器などを別途ご用意ください」と明記) | 不要(製品ページのスペック欄に「ACアダプター不要」の明示あり) | 記載なし(仕様タブはAC100Vとコード長だけ。商品ページの保証の注記にだけ「アダプタ本体」の語がある) | 専用ACアダプターが付属(コード長 約1.5m) |
| 製品サイズ | ライト本体 50 × 9.5 × 9.7 cm(W×D×H)/リモコン 7.4 × 7.4 × 3.8 cm | 約W460×D105×H53mm | セード幅φ190mm・セード高193mm・アーム長450+450mm(全体の外形寸法は非公表) | 幅358(セード部)・高(上アーム)200・高(下アーム)380(単位の記載なし) | (約)幅180×高さ420×奥行540mm |
| 解説 | 解説を読む ↓ | 解説を読む ↓ | 解説を読む ↓ | 解説を読む ↓ | 解説を読む ↓ |
| 購入 | Amazonで見る | Amazonで見る | Amazonで見る | Amazonで見る | Amazonで見る |
※照度・全光束・JIS形の列は、測っている条件が製品ごとに違います。 数字の大小をそのまま優劣として読めません。測定距離の列と合わせて見てください。
※記載の価格は目安です。仕様はメーカー側で変更される場合があるため、最新の情報は各商品ページでご確認ください。
商品ごとの解説
① BenQ ScreenBar Halo
BenQ
BenQ ScreenBar Halo モニターライト
○ 選ぶ理由
- 測定距離(照射面から45cm)を括弧で明記していて、他社の45cmの値とそのまま並べられる
- 中心の照度と、500ルクスを保てる面の広さを両方公表している唯一の製品
△ 購入前に確認
- 全光束(lm)を1度も書いていないので、光源が出す総量が分からない
- 調光も色温度も仕様表に行が無く、商品ページの本文にしか書かれていない
目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。
全製品の比較表へ戻る ↑測定距離を括弧で明記していて、中心の照度と「500ルクスを保てる面の広さ」を両方公表している唯一の製品です。「照度|中央照度800ルクス(照射面から45㎝の場合)」「照明範囲(500Lux)|63cm x 40cm」。点の明るさと面の広さを分けて書いているのは、5製品でここだけでした。目安価格は1万5千円前後。
代わりに欠けているのが全光束です。「ルーメン」「lumen」「lm」の語が、仕様タブにも商品ページにも1度も出てきません。 消費電力6.5W(最大)は書いてあるので、他の4製品では出せる「1ワットあたり何ルーメンか」が、この製品でだけ計算できない。JIS形の記載もありません。 残る4製品でその割り算をすると、公表されている2件は分子が「器具光束」と「定格光束(LED)」に分かれていて、値の大小がそのまま効率の差にはなりませんでした。
調光と色温度も仕様表には行がなく、商品ページの本文に「明るさは15段階、色温度は8段階」とあるだけです。段数は分かるが、いちばん暗いところがどこまで落ちるかは書かれていない。 自動調光は環境光を測って500ルクスを保つ設計で、この500という数字は照明範囲の定義に使われている値と同じです。5製品の調光の下限を並べ直すと、下限を数字で公表しているのは2点だけで、7段調光のパナソニックが各段の割合まで書き、15段のこの製品は1つも書いていないという逆の並びになります。
もう1つ、この製品は世代の途中にあります。同社の後継機は測定距離が50cmに変わっていて、公式のシリーズ比較表にはこの世代が並んでいません。 ここで扱っているのは45cmで書かれた世代のほうです。
購入者からは、PCやモニターのUSB端子につないだときに電力が足りず点滅するという報告が複数出ています。仕様表の1.3Aという数字が、実際に効く場面があるということです。リモコンの反応と電池の減りについての指摘も繰り返し出ています。
メーカー表記の読み解きを詳しく読む
中央照度800ルクス
「照度|中央照度800ルクス(照射面から45㎝の場合)」。仕様表の行ラベルは「照度」なのに、値の中でもう一度「中央照度」と言い直している。中央の1点の明るさで、照らせる面の広さとは別の量。同じ仕様表には「照明範囲(500Lux)|63cm x 40cm」があり、500ルクスを保てる面がその大きさだと読める。中心の値と面の広さを両方書いているのは5製品でこの製品だけ。ただし全光束(lm)が公表されていないので、光源が出す総量とは突き合わせられない。
照射面から45cm
「照射面から45㎝の場合」と括弧で明記している。距離を書いているのは5製品で3点だけで、そのうちサンワダイレクトの「約45cm直下最大時」と距離が揃う。換算なしでそのまま並べられるのは、この2点の組だけになる。なお同社の後継機(ScreenBar Halo 2 / Pro)は「中央照度 > 1000ルクス(照射面から50㎝の場合)」で、世代のあいだで測定距離が45cmから50cmに変わっている。逆二乗則で45cmに直すと 1000 × (50 ÷ 45)² ≒ 1235ルクスとみられるが、照明範囲(500Lux)も 63×40cm から 85×50cm に広がっているので、配光が同じという前提は置けない。800と1000を直接は比べられない。
記載なし
記載なし。「ルーメン」「lumen」「lm」の語が、仕様タブにも商品ページにも1度も出てこない(2026年9月時点)。全光束を書かないのは5製品でこの製品だけ。消費電力は6.5W(最大)と公表されているので、他の4点で計算できる1ワットあたりのルーメンだけが、この製品では出せない。
記載なし
記載なし。JISの語が仕様タブにも商品ページにも出てこない。JIS形は机上の決められた円周上で最低値を満たすかどうかの区分なので、書かれていないことは満たさないという意味ではない。この製品で公表されている明るさは、中央の1点(800ルクス)と、500ルクスを保てる面(63×40cm)の2つになる。なお同社は自社ページに「作業エリアでは500ルクスを目安に、オフィス空間全体では300〜1000ルクスの範囲が推奨されます」と、500という目標値の出所を書いている。
モニター厚 フラット0.7cm〜6cm/曲面1.6cm〜3.8cm
「適用モニターの厚さ|フラット : 0.7cm - 6cm / 曲面 : 1.6 - 3.8cm」。天板ではなくモニターの厚みで書く。ただし同じ商品ページに「厚さ0.7cm以下の平面モニター、または厚さ1.6cm以下の湾曲モニターをお使いの場合は、ライトに付属の湾曲モニター滑り止めシートをご使用ください」とあり、下限を割ったときの手当てが別に書かれている。さらに同社のモニターライトのトップページは「ScreenBar® シリーズは厚さ1〜6.5cmのモニターに対応可能です」と、シリーズ全体を1つの範囲に丸めた別の数字を出す。同じ会社の中で、この製品にかかる厚みの範囲が3通りある。
モニターやPCのUSBから取れる(「別途の電源アダプタが不要」と明記)
「パソコンやモニターのUSB端子に付属のUSBケーブルを接続して給電できるため、別途の電源アダプタが不要となります」。アダプターが要らないと明言しているのは5製品でこの製品と山田照明の2点だけだが、理由が逆になる。こちらはUSBから取れるからで、山田照明はAC100Vに直接つなぐから。ただし同じページに「電圧が5V、最低1.3A以上の電流を供給できる電源を使用してください」という条件が付く。6.5W ÷ 5V = 1.3A で、公表の最大消費電力とちょうど一致する。供給側に余裕が無ければ、この条件を割ることになる。
実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。
購入者レビューで挙がった指摘
PCやモニターのUSB端子につないだときに、電力が足りず点滅する・点かないという報告
PCをスリープさせると点滅を繰り返し、復帰後も続くことがあるという報告
リモコンの反応が鈍く、待機状態から戻すために手をかざす手間があるという指摘
リモコンを失うと操作が難しく、本体側のボタンの位置が押しづらいという指摘
リモコンの電池の減りが早い、電池蓋が外れやすいという指摘
部屋の明るさとしては物足りない、照らす範囲をもっと絞りたいという声
本体の可動域が思ったより狭いという指摘
購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。
向いている人
- 机の面積を使わずに手元だけを明るくしたい人
- モニターの厚みが0.7cm〜6cmに収まっていて、上端が水平な人
- モニターやPCのUSBから1.3A以上を安定して取れる人
向いていない人
- 全光束(lm)を見て候補を絞りたい人
- 机の広い範囲や、机の外まで明るくしたい人
- ノートPCの画面上端に載せたい人
② サンワダイレクト 800-LED090
サンワダイレクト
サンワダイレクト モニターライト 800-LED090
○ 選ぶ理由
- 調光の下限を、パーセントとルーメンの2つの単位で書いている唯一の製品
- 測定距離が45cmで、BenQ ScreenBar Halo と換算なしで並べられる
△ 購入前に確認
- 同じ型番の全光束と消費電力が、商品ページ・取扱説明書・色違い型番のページで3通りに割れている
- 「USB給電」だが、メーカー自身が5V/2A以上のAC充電器を別途用意するよう書いている
目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。
全製品の比較表へ戻る ↑公表値が、同社の公式資料の中で割れている製品です。同じ型番で2通り、色違いの別型番まで含めると3通りある。ここが今回いちばん分かりやすい「1社の中で揃っていない」例でした。
| 出所 | 全光束 | 照度 | 演色性 | 消費電力 |
|---|---|---|---|---|
| 商品ページの仕様表 | 190lm(最小 約17lm) | 500Lux ※約45cm直下最大時 | Ra95 | 8W |
| 取扱説明書 Ver.1.1 | 最大約230LM(最小 約19LM) | 記載なし | 記載なし | 約8.5W |
| 色違い型番 LED-CLP5UBK のページ | 最大約230lm | 700lx ※約45cm直下最大時 | Ra90 | 8W |
説明書の前の版(Ver.1.0)は190LM・約8Wで、商品ページの仕様表と一致していました。新しい版で数字が上がっているのに、商品ページの仕様表は前の版のまま残っている。 Amazonの商品詳細のワット量は8.5Wで、新しい説明書のほうと一致します。どちらが手元に届く実物かは、公表資料からは決められません。ここでは型番が一致する商品ページ側の値を本表に載せ、割れていること自体を残しました。
さらに、この2組は互いに比例していません。同じ光学系で全光束だけが増えたのなら 500 × (230 ÷ 190) = 605lx になるはずで、公表の700lxはそれより約16%大きい。反射板や配光が違えば比例しないので、どちらが誤りとも言えません。 言えるのは、比例していないことと、同社の比較表が2機種とも「190ルーメン」と書いていて、この差が表から消えていることだけです。
読みやすい点もあります。調光の下限を、パーセントとルーメンの2つの単位で書いている唯一の製品です。「無段階調光 ※輝度調整 10%~100%」に加えて、光束の行に「最小/約17ルーメン」。無段階と書いてあっても下限は0ではない、と数字で確かめられる。ただしその2つを突き合わせると、190ルーメンの10%は19ルーメンで、仕様表の約17ルーメンと一致しません(割り戻すと8.9%)。仕様表は18行で5製品では最も詳しく、寿命も生産地も載っています。目安価格は6千円前後で5製品では最も低い部類。
弱点は電源と保証です。メーカー自身が「5V/2A以上のUSB-A対応のAC充電器などを別途ご用意ください」と書いていて、保証期間は購入日より6か月と5製品で最も短い。
購入者からは、一度消すとセンサーが反応しなくなり電源をつなぎ直すと戻る、という報告が繰り返し出ています。USB端子の周辺が溶けて点灯しなくなったという報告も出ています。 単発の指摘ですが、届いてから気づくと戻せない話なので落とさずに残しました。
メーカー表記の読み解きを詳しく読む
500Lux
「照度|500Lux ※約45cm直下最大時」。ただし同社が「他のカラー:ブラック」として並べる別型番 LED-CLP5UBK のページは、同じ測定条件(約45cm直下最大時)で700lxと書いている。そして両方のページに載る同社の比較表は、2機種とも「明るさ 190ルーメン」で、明るさが同じことになっている。ここでは商品ページの型番と一致する 800-LED090 側の500Luxを載せた。なお2つの公表値は互いに比例していない。同じ光学系で全光束だけが増えたのなら 500 × (230 ÷ 190) = 605lx になるはずで、公表の700lxはそれより約16%大きい。反射板や配光が違えば比例しないので、どちらが誤りとは言えない。
約45cm直下最大時
「※約45cm直下最大時」。距離(約45cm)と、調光をいちばん明るくしたときであること(最大時)を、1つの注記の中で両方書いている。条件を2つ書いているのは5製品でこの製品だけ。BenQ ScreenBar Halo の「照射面から45㎝」と距離が揃うので、この2点だけは換算なしで並べられる(500ルクスと800ルクス)。
190ルーメン(最大約190/最小約17)
「光束|190ルーメン/最大/約190ルーメン/最小/約17ルーメン」。同じ型番について、公表値が2組ある。商品ページの仕様表と取扱説明書 Ver.1.0(2024年7月)は190/17ルーメンで消費電力8W、取扱説明書 Ver.1.1(2025年12月)は230/19ルーメンで消費電力約8.5W。Amazonの商品詳細のワット量は8.5Wで、新しい説明書のほうと一致する。説明書だけが更新されて、商品ページの仕様表は前の版のまま残っている形になる。どちらが手元に届く実物なのかは、公表資料からは決められない。ここでは型番と一致する商品ページの値を載せ、割れていること自体を残した。最小光束まで書くのは5製品でこの製品だけ。
記載なし
記載なし。JISの語が商品ページにも取扱説明書にも出てこない。モニターライトの2点はどちらも書いていない。JIS C8112 は卓上スタンドの机上面照度の区分なので、モニターの上に載るバー型がこの区分で語られないこと自体は不思議ではないが、そう説明している資料も無い。
モニター厚 約1cm〜5cm
「■対応モニターサイズ:モニターの厚さは約1~5cmまで対応」。cm表記で、BenQ(0.7cm〜6cm)より上下とも狭い。ただしこの1文は仕様表ではなく「対応機種」欄にある。一方、色違い型番 LED-CLP5UBK の仕様表には「クランプ対応範囲|約15~95mm(出しろが70mm以上)」という行があり、この行は 800-LED090 の仕様表にも取扱説明書にも無い。モニターの上に引っ掛ける製品にクランプの行が付いているので、他機種の行が混ざったものとみられるが、断定はできない。
別途AC充電器が要る(メーカーが「5V/2A以上のAC充電器などを別途ご用意ください」と明記)
「電源|USB電源 ※5V/2A以上のUSB-A対応のAC充電器などを別途ご用意ください。」メーカー自身が、AC充電器を別に用意するよう書いている。コネクタはUSB Type-Cで、付属するのはUSB-A to USB Type-Cのケーブル1本。電源側は付いてこない。消費電力8Wから割ると 8 ÷ 5 = 1.6A、説明書 Ver.1.1 の8.5Wなら1.7A で、要求されている2Aはそれより上に置かれている。「USB給電」と書かれていても、この製品は机の上か足元にアダプターが1つ増える側になる。
実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。
購入者レビューで挙がった指摘
USB端子の周辺が溶けて点灯しなくなったという報告
半年たたずに故障した、届いた初日から不具合が出たという報告
一度消すとセンサーが反応しなくなり、電源をつなぎ直すと戻るという報告
厚みのあるモニターに載らなかった、ノートPCやタブレットには使えないという指摘
モニターの上に載せているだけなので、安定感に不安があるという声
角度を変えようとするとセンサーが反応して、点いたり消えたりしてしまう
センサーに反応させるには20cmほどまで手を近づける必要があるという指摘
購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。
向いている人
- モニターの厚みが約1〜5cmに収まっている人
- いちばん暗い側をどこまで落とせるかを、数字で確かめてから買いたい人
- モニターライトを低い予算で試したい人
向いていない人
- ノートPCやタブレットの画面上端に載せたい人
- 机の上にこれ以上アダプターを増やしたくない人
- 仕様表の数字がひとつに決まっていないと落ち着かない人
③ 山田照明 Z-LIGHT Z-108NB
山田照明
山田照明 Z-LIGHT Z-108NB(ブラック)
○ 選ぶ理由
- 5製品で唯一、光源を交換できて、交換球の型番まで公表している
- ACアダプターが不要と明示されていて、机の上にも足元にもアダプターが増えない
△ 購入前に確認
- 照度1414Lxに測定距離が書かれておらず、他社の値と並べられない
- 同じ製品の明るさが、2つの公式ページで「1414Lx」と「JIS-AA相当」に分かれている
目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。
全製品の比較表へ戻る ↑5製品で唯一、光源を交換できて、しかも交換球の型番まで書いている製品です。「光源仕様|E26 LED電球(昼白色)7.2W×1」「適合ランプ|No.255S」「使用可能ランプ|LDA7N-G/2」。交換の可否を書いているのは5製品で2点だけで、もう1点(⑤)は「交換不可」なので、答えがちょうど逆になっています。 残る3点は書いていないだけで、「一体型だから交換できない」とは読めません。目安価格は7千円前後。
一方で、この製品の明るさは公式ページによって別のものになります。同社には製品ページが2系統あり、検索側の詳細ページは「中心直下照度:1414Lx」でJISの語が1度も出てこない。もう一方の製品ページは「明るさJIS-AA相当」で照度の数値が1つも出てこない。読者がどちらに着地するかで、この製品の明るさが「1414Lx」にも「JIS-AA相当」にもなります。
しかも1414Lxには測定距離がありません。仕様表の下の資料一覧には配光特性図と配光データの列があるのに、この製品はどちらもリンクが空です。距離を裏から取る手段が公開されていない。 ただし同社が距離を書かない会社かというとそうではなく、同ブランドの別機種の製品ページには「最大直下照度2210Lx(40㎝)」と距離つきで書かれています。書く製品と書かない製品がある、というのが正確なところです。
付属クランプにも割れがあります。検索側の詳細ページは「専用下締めクランプ」、製品ページは「専用上締めクランプ」。厚みの数字(55mmまで)は一致していて、違うのは向きだけ。 天板の裏を使うのか上面を使うのかが変わるので、ケーブルトレーやモニターアームと場所を取り合うかどうかもここで変わります。どちらが正しいかは公表資料からは決められないので、両方そのまま出します。
電源は5製品でいちばん素直で、「ACアダプター不要」と明示されています。コード長1.9mも5製品で最長。そして5製品で唯一の非調光で、明るさを下げることはできません。
購入者からは、クランプの接地面が小さく締め込みが甘いと不安定になる、という指摘が出ています。時間が経つとアームが下がってくるという報告も繰り返し出ていました。明るすぎる・光源が視界に入るとまぶしいという声もあり、調光できない製品では、置く高さと角度でしか調整できないことと重なります。おもしろいのは、光源を交換できないものと受け取って買い替えをためらった、という声があることです。この製品は交換球の型番まで公表しているので、その情報が届いていないことになります。
メーカー表記の読み解きを詳しく読む
中心直下照度 1414Lx
「特徴2|中心直下照度:1414Lx」。ただしこれは同社に2系統ある公式ページのうち、検索側の詳細ページの特徴欄にしかない。もう一方の製品ページには照度の数値が1つも出てこない。読者がどちらのページに着地するかで、この製品の明るさが「1414Lx」にも「明るさJIS-AA相当」にもなる。しかも数字はあるのに測定距離が無いので、距離を書いている3点とは並べられない。
記載なし
記載なし。「中心直下」としか書かれていない。仕様表の下にある資料一覧には「配光特性図 / PDF」「配光データ / IES」という列があるが、この製品はどちらもリンクが無く、距離を裏から取れる資料が公開されていない。一方で同社は距離を書けないわけではなく、同ブランドの Z-10G の製品ページは「最大直下照度2210Lx(40㎝)」と距離つきで書いている。同じ会社の中で、書く製品と書かない製品がある。距離が無い数字は逆二乗則の換算そのものができないので、他社の値と同じ土俵に載せられない。なお同社の取扱説明書は「照射距離が近い場合や照射面によっては光ムラが気になる場合があります」と、距離が結果を変えることを自ら書いている。
定格光束(LED) 624lm
「定格光束(LED)|624lm」。消費電力7.2Wと合わせて「固有エネルギー消費効率(LED)|86.6lm/W」まで公表している。624 ÷ 7.2 = 86.66… を切り捨てると公表値と一致する。自分で割り算をして書いているのは5製品でこの製品とパナソニックの2点だけ。ただしこの光束はE26のLED電球側の値なので、球を替えれば変わりうる。5製品の全光束は最大と最小で6.3倍あるが、lmは光源が出す総量で、机の上の明るさではない。
明るさJIS-AA相当(製品ページのみ。検索側の詳細ページにはJISの語が無い)
「明るさJIS-AA相当」。ただしこの表記は製品ページのスペック欄にしかなく、検索側の詳細ページにはJISの語が1度も出てこない。さらに同ブランドの Z-10G は、製品ページが「明るさJIS-AA相当」、詳細ページが「明るさJIS-AAクラス相当」で、同じ会社の中でも語が揃っていない。他社の「AA形(JIS C8112:2014)準拠」(オーム電機)や「LEDスタンド照度JIS:AA形」(パナソニック)と同じことを言っているかは検証されていない。「相当」と「準拠」を同じものとして読まないほうがいい。
天板厚 55mmまで(下限の記載なし)
「クランプ:専用下締めクランプ(黒色)付属(取付可能厚55mmまで)」。上限だけで、下限が書かれていない。「◯◯まで」という書き方は5製品でこの製品だけで、下限を書いているのはパナソニック(約15mm〜)の1点だけ。さらに、付属クランプが締める向きが2つの公式ページで逆になっている。検索側の詳細ページは「下締め」、製品ページは「上締め」。厚みの数字(55mm)は一致していて、違うのは向きだけ。天板の裏を使うのか上面を使うのかが変わるので、モニターアームの支柱やケーブルトレーと場所を取り合うかどうかもここで変わる。なお製品ページのオプション欄には「上部締付け形クランプ」が別売として並んでいる。
不要(製品ページのスペック欄に「ACアダプター不要」の明示あり)
「ACアダプター不要」。製品ページのスペック欄に明示されている。机か足元にアダプターが増えないと言い切れるのは5製品でこの製品だけ。コード長は1.9mで5製品では最も長い。ただしAC100Vに直接つなぐということは、USBから取る製品と違ってコンセントか電源タップの口を1つ使うということでもある。
実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。
購入者レビューで挙がった指摘
クランプの接地面が小さく、締め込みが甘いと不安定になる・倒れるおそれがあるという指摘
時間が経つとアームが下がってくる、固定が緩んでぐらつくという報告
明るすぎると感じる、光源が視界に入るとまぶしいという指摘
樹脂部品の経年劣化が早い、長く使えないという指摘
本体とシェードが思ったより大きく、机の上で場所を取るという声
電源スイッチがシェードの上に埋もれていて小さく、操作しにくいという指摘
光源を交換できないものと受け取って、買い替えをためらったという声
スイッチのON/OFFの表記が擦れて消えるという報告
購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。
向いている人
- 明るさを変えずに、いつも同じ条件で手元を照らしたい人
- 光源が寿命を迎えたときに、球だけ替えて使い続けたい人
- 机の上にも足元にもアダプターを増やしたくない人
向いていない人
- 夜は暗く落として使いたい人
- 天板の縁から40mmの範囲に面取りや段差がある机を使っている人
- 設置に必要な寸法を数字で確かめてから買いたい人
④ パナソニック SQ-LC570-W
パナソニック
パナソニック LEDデスクスタンド SQ-LC570-W
○ 選ぶ理由
- AA形が何を指すか(半径50cmを250ルクス以上)を自社ページで数字に開いている唯一の製品
- 5製品で唯一、取り付けられる天板厚の下限(約15mm)を書いている
△ 購入前に確認
- 照度(ルクス)の数値が公式のどこにも無く、机の上の明るさを数字で確かめられない
- 自社比較表の「明るさ・照度」の行に、ルクスもルーメンも1つも入っていない
目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。
全製品の比較表へ戻る ↑AA形が何を指すかを、自社ページで数字に開いている唯一の製品です。基準2で使った「AA形は半径50cmを250 lx以上」という一文はこの製品のページにあります。このカテゴリの読み解きの土台を、自分で置いている。
ところがその同じ製品が、照度(ルクス)の数値を公式のどこにも書いていません。 同社の商品ページには自社5機種を並べた比較表があり、行ラベルは「明るさ・照度」。にもかかわらず5機種すべての値が「半径◯cmを中心に明るく照らす(JIS:◯形)」で、ルクスもルーメンも1つも入っていない。 器具光束855lmは仕様タブにありますが、比較表には出てきません。明るさを比べるための表に、明るさの数字が1つも無いという形になっています。
仕様タブのほうにも癖があります。9行しかなく、しかも「仕様」という1行の中に12項目が詰め込まれている。 取付部の厚み、JIS形、調光の段数、USB端子、電源電圧が全部この1行の中です。取付部の厚みが独立した行になっていない、という点では①②③⑤と扱いが違います。
その代わり、書いてあるものは細かい。5製品で唯一、取り付けられる天板厚の下限(約15mm)を書いています。 調光も「7段調光:約20%→約30%→約40%→約50%→約65%→約80%→100%」と各段の値まで公表している唯一の製品で、刻みが等間隔でないこと(暗い側ほど細かい)まで読めます。器具光束と消費電力から効率を自分で計算して書いている点も、③と並んで丁寧なほうです。ただしその2社の数字を並べると、④は器具光束を、③は定格光束(LED)を分子にしていて、同じ「固有エネルギー消費効率」という行が別のものを指しています。目安価格は2万円前後で5製品では最も高い部類。
読めないのは電源まわりです。仕様タブは「AC100V」「コード1.7m付」としか書かないのに、商品ページの保証の注記にだけ「アダプタ本体の保証期間は3年間です。」という一文がある。 同じ文は同社の他機種のページにも載っているので定型文の可能性もありますが、断定はできません。机の上か足元にアダプターが1つ増えるのかどうかが、買う前には確かめられない側に置かれています。
購入者からは、広めのテーブルでは中央まで光が届きにくいという指摘が出ています。半径50cmという判定値を思い出すと、この指摘は数字と矛盾しません。 タッチレススイッチが静電気や周囲の明るさに反応して意図せず動くという報告、電源部から高い音が鳴るという報告も複数ありました。
メーカー表記の読み解きを詳しく読む
記載なし
記載なし。公式のどこにも ルクス の数値が無い。同社の商品ページには自社5機種を並べた比較表があり、その行ラベルは「明るさ・照度」だが、5機種すべての値が「半径◯cmを中心に明るく照らす(JIS:◯形)」で、ルクスもルーメンも1つも入っていない。器具光束(855lm)は仕様タブにあるが比較表には無い。明るさを比べるための表に、明るさの数字が1つも入っていないことになる。
記載なし
記載なし。照度の数値が無いので、測る距離も無い。ただしJIS形の説明が距離の役割を代わりに果たしている。商品ページの注釈に「AA形は半径50cmを250 lx以上でより明るく照らすことができます」とあり、これは光源の直下ではなく、机の上の半径50cmの円周上で下回らない値の話になる。他社が書いている「直下40cmで約2200ルクス」「照射面から45cmで800ルクス」とは、測っている場所そのものが違う。同じ「明るさ」の欄でも、直下の1点と円周上の最低値は別の量になる。
器具光束 855lm(文字くっきり光)/835lm(パソコンくっきり光)
「器具光束|855 lm(文字くっきり光)/835 lm(パソコンくっきり光)」。光色の切り替えで値が2つある。消費電力9.4Wと合わせて「固有エネルギー消費効率|90.9 lm/W/88.8 lm/W」も公表していて、855 ÷ 9.4 = 90.95…、835 ÷ 9.4 = 88.83… を切り捨てると公表値に一致する。5製品で全光束は2番目に大きいが、そのlmを机の上の明るさに直す手がかり(照度と測定距離)は、この製品では公表されていない。
LEDスタンド照度JIS:AA形(仕様タブ)/JIS:AA形(同社比較表)
「LEDスタンド照度JIS:AA形」(仕様タブ)と「JIS:AA形」(比較表)。5製品で唯一、AA形が何を指すかを自社ページで数字に開いている。「日本工業規格(JIS)において、勉学・読書に必要なLED卓上スタンドの机上面照度の区分です。AA形は半径50cmを250 lx以上でより明るく照らすことができます。」ただし同じ注釈ボックスが、下位のA形の機種(SQ-LC470)のページでは lx の一文だけ消えている。A形の判定値は同社のどこにも数字で出てこず、あるのは「半径30cmを中心に新聞の見開き程度のスペースを明るく照らします」という言葉だけ。判定値が数字で書かれるのは、AA形を名乗る機種のページに限られている。
天板の取付部の厚み 約15mm〜50mm
「取付部の厚みは約15mm~50mmまで可能」。5製品で唯一、下限を書いている。ただしこの値は仕様タブの独立した行ではなく、「仕様」という1行の中に12項目と一緒に詰め込まれている(光色切替、コード長、USB端子、AC100V、JIS形、調光の段数などが同じ1行にある)。商品ページ側の注意書きでは「約15mmから50mmまで可能。」と、「~」が「から」に変わる。値は同じ。上限50mmは山田照明の55mmより5mm薄い側にある。
記載なし(仕様タブはAC100Vとコード長だけ。商品ページの保証の注記にだけ「アダプタ本体」の語がある)
記載なし。公表資料からは決められない。仕様タブは「AC100V」「コード1.7m付」としか書かず、ACアダプターの存在に触れていない。ところが商品ページの「保証期間のお知らせ」にだけ「アダプタ本体の保証期間は3年間です。」という一文がある。同じ文は同社の他機種の商品ページにも載っているので、シリーズ共通の定型文の可能性もあるが、断定はできない。机の上か足元にアダプターが1つ増えるかどうかが、買う前に確かめられない側に置かれている。なお本体にはUSB端子(type-A)が付いていて、0.5Aを超える機器やUSBハブ、USB延長ケーブルは接続しないよう書かれている。
実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。
購入者レビューで挙がった指摘
広めのテーブルでは中央まで光が届きにくいという指摘
静電気や周囲の明るさに反応して、意図せず点いたり消えたりすることがあるという報告
電源部から高い音が常時鳴るという報告
届いた時点で点灯しなかったという報告
アームの動きがぎこちなく、位置を決めるのに手間がかかるという指摘
実物が写真より小さく感じられたという声
いま何段目なのかの表示が見づらいという指摘
購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。
向いている人
- 天板が薄めで、下限が書かれている製品から選びたい人
- 机の広い範囲を一定の明るさで照らしたい人
- 暗い側を細かく刻んで調整したい人
向いていない人
- 机の上の明るさを、ルクスの数字で比べてから決めたい人
- 天板が50mmより厚い机を使っている人
- 電源まわりに何が増えるかを買う前に確定させたい人
⑤ オーム電機 ODS-LDC6K-W
オーム電機
オーム電機 LEDデスクライト ODS-LDC6K-W
○ 選ぶ理由
- 全光束・照度と測定距離・JIS形の3通りを、1つの仕様欄に同時に並べている唯一の製品
- JIS形に規格番号(JIS C8112:2014)まで添えている唯一の製品
△ 購入前に確認
- 演色性(Ra)の記載が5製品で唯一無い
- 照度に「調光100%時」の条件が付かず、どの光色での値かも書かれていない
目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。
全製品の比較表へ戻る ↑全光束・照度と測定距離・JIS形の3通りを、1つの仕様欄に同時に並べている唯一の製品です。基準2の8.8倍がこの1台の公表値だけで成立するのは、そのためでした。しかもJIS形に規格番号(JIS C8112:2014)まで添えているのは5製品でここだけ。商品ページの仕様と取扱説明書の仕様が1行も食い違わないのも、5製品でこの製品だけでした。目安価格は7千円前後。
外形寸法も読みやすい。「(約)幅180×高さ420×奥行540mm」で、幅・高さ・奥行を日本語のラベルのまま並べているのはこの製品だけです(①は「50 × 9.5 × 9.7 cm」にW×D×H、②は「約W460×D105×H53mm」と、軸の順も単位も揃っていません)。クランプ式の2点はそもそも全体の外形寸法を公表しておらず、モニターライトの2点はモニターの上に載る。机の面をどれだけ使うかを買う前に読めるのは、この製品だけになります。裏を返すと、奥行540mmを空けられない机では最初に外れます。
一方で欠けているものもはっきりしています。演色性(Ra)の記載が5製品で唯一ありません。 同社の他機種にはRa95やRa93と書かれたものがあるので、社として書けないわけではなく、この機種だけ書いていない。そして「使用光源|チップ型LED(交換不可)」と明記しながら、寿命が何時間なのかは公表されていません。 交換できないと書いてあるのに、いつまで使えるかの目安が無い、という組み合わせになります。その一方で、時間を年に直すのに要る条件——1日10時間点灯・年間3000時間——を書いているのは、5製品でこの製品の取扱説明書だけです。割る側の条件を持つ社が、割られる側の時間を持っていない。
条件の書き方にも揃っていない箇所があります。全光束と消費電力の行には「(調光100%時)」が付いているのに、照度の行には付いていない。 「直下40cm点灯時」の「点灯時」が調光100%を指すのかは書かれていません。全光束は光色ごとに3つ書いてあるのに、照度は1つだけでどの光色の値かも不明です。同社の別機種は距離・調光・光色の3条件を全部書いているので、ここも「この機種だけ足りない」形になります。
購入者からは、電源アダプターが大きくて置き場所に困るという指摘、本体が大きめで重く机の上で場所を取るという指摘が出ています。公表値(専用ACアダプター・奥行540mm・約2000g)と、そのまま重なる内容でした。交換できない光源と寿命の情報が無いことへの不安の声も複数出ています。
メーカー表記の読み解きを詳しく読む
約2200ルクス
「照度|約2200ルクス(直下40cm点灯時)」。5製品で最も大きい数字だが、測定距離が他社と違う。45cmで書いている2点(BenQ・サンワダイレクト)と並べるには換算が要り、逆二乗則で45cmに直すと 2200 × (40 ÷ 45)² ≒ 1738ルクスとみられる。ただし1灯のスタンドとモニターの上に載るバーでは照らす形が違うので、換算しても等価にはならない。もう1つ、全光束は光色ごとに3つ書いてあるのに照度は1つしかなく、どの光色での値かが書かれていない。
直下40cm点灯時
「直下40cm点灯時」。距離は書いてあるが、条件の書き方が同じ仕様欄の中で揃っていない。全光束と消費電力の行には「(調光100%時)」が付いているのに、照度の行には付いておらず、「点灯時」が調光100%を指すのかどうかは書かれていない。同社の別機種は「1800ルクス以上(高さ40cm/100%点灯/約4200K時)」と、距離・調光・光色の3つを全部書いているので、社として書けないわけではない。この製品だけ2つ足りない。
全光束 白色 約1200lm/昼光色 約1250lm/電球色 約1250lm(調光100%時)
「全光束|白色…約1200lm、昼光色…約1250lm、電球色…約1250lm(調光100%時)」。5製品で最も大きく、最も小さいサンワダイレクトの190ルーメンとは6.3倍の差がある。ただしlmは光源が出す総量で、机の上の明るさではない。実際、lmが最も小さいサンワダイレクトは照度を公表していて、lmが2番目に大きいパナソニックは照度を公表していない。効率はこの製品では公表されていないが、消費電力の約15Wで割ると 1200 ÷ 15 = 80.0 lm/W、1250 ÷ 15 = 83.3 lm/W になる(これは記事側の計算で、公表値ではない)。
机上面照度:AA形(JIS C8112:2014)準拠(仕様欄)/JIS規格AA形準拠(特長欄)
「机上面照度|AA形(JIS C8112:2014)準拠」。5製品で唯一、規格番号まで書いている。ただし同じ商品ページの特長欄では「JIS規格AA形準拠」と、規格番号なしの別の書き方になる。この製品がこのカテゴリで重要なのは、1台の仕様欄に全光束・照度と測定距離・JIS形の3通りが同時に並んでいる点。AA形の判定は半径50cmで250ルクス以上(パナソニックの解説による)で、この製品は直下40cmで約2200ルクスある。同じ1台がその両方を満たしていて、比は 2200 ÷ 250 = 8.8倍。ただし2200ルクスは直下、250ルクスは半径50cmの円周上の値なので、同じ点を測った2つの数字ではない。ここから言えるのは「AA形を名乗ることは、中心がどれだけ明るいかを決めない」ということだけになる。
取り付け条件なし(ベース置き)。要るのは置き場所で、外形寸法の奥行540mm
ベース置きなので、取り付けの条件そのものが無い。代わりに要るのは置き場所で、外形寸法の奥行540mmがそれにあたる。5製品で、机のどれだけの面積を使うかを外形寸法から読めるのはこの製品だけ(クランプ式の2点は全体の外形寸法を公表しておらず、モニターライトの2点はモニターの上に載る)。ただし可動範囲は上下約180°・左右約270°あるので、奥行540mmがどの姿勢での値かは書かれていない。
専用ACアダプターが付属(コード長 約1.5m)
「付属品|専用ACアダプター(コード長:約1.5m)」。机か足元にアダプターが1つ増えることが、公表値から確実に分かる唯一の製品。本体側の定格は「DC24V 1A」で、これは24Wにあたるが、消費電力は「約15W(調光100%時)」。定格はアダプターの出力で器具の消費電力とは別の数字とみられるが、仕様欄はその区別を書いていない。なお「定格」という語を使うのは5製品でこの製品だけで、他社は「電源入力」「電源」「AC100V」と書く。
実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。
購入者レビューで挙がった指摘
電源アダプターが大きくて置き場所に困るという指摘
本体が大きめで重く、机の上で場所を取るという指摘
光源を交換できないこと、寿命の情報が無いことへの不安の声
届いた時点で本体が歪んでいた、点灯しなかったという報告
アームの関節が固く、動かすのに力が要るという指摘
自動OFFタイマーが45分だけで、時間を選べないという指摘
アダプターのコードが短く、置き場所が限られるという指摘
調光ダイヤルの操作感が好みでないという声
購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。
向いている人
- 机の広い範囲を、1台でまとめて明るくしたい人
- 天板の縁が使えず、クランプもモニターライトも選べない人
- 置き場所の寸法を数字で確かめてから買いたい人
向いていない人
- 机の奥行が浅く、54cmの奥行を空けられない人
- 演色性の数字を見て選びたい人
- 机の上にも足元にもアダプターを増やしたくない人
レビューで多かった不満と、その対処
製品をまたいで共通していた指摘が4つあります。
1. 明るさの感じ方が、公表値と結びつかない
①では部屋の明るさとしては物足りないという声、③では明るすぎる・光源が視界に入るとまぶしいという指摘、④では広めのテーブルでは中央まで届きにくいという指摘。明るい側の不満と暗い側の不満が、別々の製品で同時に出ています。
対処:カタログの数字ではなく、照らしたい範囲の広さから決める。 ①の「500ルクスで63×40cm」、④の「半径50cm」は、どちらも面の広さの話です。中心の照度だけを見て選ぶと、この面の側が合いません。そして明るさを下げられるかどうかを先に見る。 ③は非調光なので、明るすぎたときに打つ手が置く位置と角度しかありません。
この2つを面積に直すと2520cm²と約7854cm²で3.1倍の差になりますが、しきい値のほうも500ルクスと250ルクスで2倍違うので、「3.1倍広く照らせる」にはなりません。 しきい値が揃わないと面を比べられないことを並べ直した記事で、この2つを突き合わせています。
2. スイッチやセンサーが、意図しない動きをする
②では一度消すとセンサーが反応しなくなり電源をつなぎ直すと戻る、④では静電気や周囲の明るさに反応して勝手に点いたり消えたりする、①ではリモコンの反応が鈍く待機状態から戻す手間がある。タッチ式・センサー式・リモコン式のどれでも出ています。
対処:物理スイッチが要るかどうかを先に決める。 ③は本体のスイッチだけで、代わりに「スイッチがシェードの上に埋もれていて操作しにくい」という指摘が出ています。どちらの不満を取るかの選択になっていて、両方が無い製品は今回の5点にありませんでした。
3. 電源まわりで、思っていたものと違うものが増える
①ではPCやモニターのUSB端子で電力が足りず点滅する、⑤では電源アダプターが大きくて置き場所に困る・コードが短い、②ではUSB端子の周辺が溶けて点灯しなくなった。3製品にまたがっています。
対処:買う前に、給電元を決めてしまう。 ①はモニターやPCのUSBから5V・1.3A以上、②はメーカーが2A以上のAC充電器を別途と書いています。「USBだからケーブル1本で済む」とは、この2点のうち片方にしか当てはまりません。 ⑤を選ぶなら、アダプターの置き場所をケーブルトレー側で先に確保しておくほうが後が楽です。
4. 光源の交換と寿命の情報が足りない
⑤では交換不可の光源への不安と寿命の情報が無いことへの指摘、③では逆に、交換できないものと受け取って買い替えをためらったという声。交換の可否を公表しているのは5製品で2点だけで、その2点で答えが逆であることが、そのまま読者の混乱として出ています。
対処:交換できるかどうかは、仕様表の「光源」の行を見る。 ③は「E26 LED電球」と球の規格が書かれ、⑤は「交換不可」と明記されています。残る3点は書いていないだけなので、どちらとも読めません。 交換の可否と、寿命・保証を並べ直すと、交換できると書いた③は寿命も書いていますが保証の記載がなく、交換不可と明記した⑤は保証だけがあって寿命がありません。
状況別のおすすめ
| こういう人 | 候補 | 理由 |
|---|---|---|
| 机の面積をこれ以上使いたくない | ① BenQ または ② サンワダイレクト | モニターの上端に載るので、天板の上にも縁にも場所を要求しません |
| モニターの厚みが6mm前後しかない | ① BenQ | 下限0.7cmを割ったときに使う滑り止めシートが付属します。②の下限は約1cm |
| モニターの厚みが5cmを超える | ① BenQ | 上限6cm。②は約5cmまでで外れます |
| 天板が薄い机を使っている | ④ パナソニック | 下限(約15mm)を書いている唯一の製品。③は上限55mmだけで下限が書かれていません |
| 天板が50mmより厚い | ③ 山田照明 | 55mmまで。④は50mmで外れます |
| 天板の縁が引き出しや幕板で埋まっている | ⑤ オーム電機 | ベース置きで縁を使いません。ただし奥行540mmが要ります |
| 明るさを暗い側で細かく調整したい | ④ パナソニック または ② サンワダイレクト | ④は各段の値を公表、②は下限をパーセントとルーメンの両方で公表しています |
| 明るさを変えるつもりがない | ③ 山田照明 | 非調光。切り替えの操作そのものがありません |
| 光源が切れたら球だけ替えたい | ③ 山田照明 | 交換球の型番まで公表している唯一の製品 |
| 机の上にも足元にもアダプターを増やしたくない | ③ 山田照明 | 「ACアダプター不要」と明示。①はモニターのUSBに1.3A以上の余裕がある場合 |
| 置き場所の寸法を数字で確かめてから買いたい | ⑤ オーム電機 | 机の面をどれだけ使うかを読める唯一の製品。奥行540mm |
| 演色性の数字で選びたい | ① BenQ または ② サンワダイレクト | Ra95。⑤は記載そのものがありません |
BenQ ScreenBar Halo モニターライト
サンワダイレクト モニターライト 800-LED090
山田照明 Z-LIGHT Z-108NB(ブラック)
パナソニック LEDデスクスタンド SQ-LC570-W
オーム電機 LEDデスクライト ODS-LDC6K-W
買ったあと、最初にやること
順番にやってください。
- どこから給電するかを決めて、その口の余裕を確かめる — ①は5V・1.3A以上、②はメーカーが2A以上のAC充電器を別途と書いています。USBハブや延長ケーブル経由は、条件を割りやすい側です
- クランプ式なら、天板の厚みを付ける位置で測る — 縁は面取りで薄く出ます。③は55mmまで、④は約15〜50mm
- 縁から40mm以上が平らかどうかを触って確かめる — ③の取扱説明書だけがこの条件を書いていますが、クランプで挟む以上は他の製品でも同じ場所を使います
- モニターライトなら、モニターの厚みと合わせて、上端と背面の形も控えておく — ①の商品ページには、厚み以外に上端の水平と背面の形についての条件が3つ挙がっています。どちら向きの条件かはページのテキストからは読めないので、実物の形を控えておいて後で照らし合わせるほうが確実です。厚みそのものも、モニターのどこで測った値かは①②とも書いていません。どこを測るのかが公表されていない話のとおり、ベゼル上端・画面の裏・背面の出っ張りの3か所を控えておくと、後でどちらの読み方にも当てられます
- ベース置きなら、置きたい場所の奥行を測る — ⑤は奥行540mm。アームを動かせば変わりますが、どの姿勢での寸法かは公表されていません
- 調光をいちばん下まで落として、その明るさを確かめる — 「無段階」と書いてあっても下限は0ではありません。②は10%・約17ルーメン、④は約20%まで。⑤と①は下限を公表していません
- 光の当たる位置を、モニターの画面から外す — 画面への映り込みは、レビューでも触れられている一方で、公表値からは判断できない部分です
この記事で並べられたのは、条件が同じ数字だけです。 800ルクスと500ルクスは同じ45cmで測られているので並べられて、1414Lxと2200ルクスと855lmは並べられない。その線を引いたうえで、自分の机の寸法と給電元から絞るのが、いちばん外しにくい順番でした。 2026年9月時点の公表値から言えるのは、ここまでです。