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デスクライト

モニターライトが載るモニターの厚み|同じ社の4世代で下限が1cm・0.7cm・0.43cmと動く

mono-buzz 編集部

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この記事で分かること

公表値を読み解いて、選ぶ基準を整理。

モニターライト2製品の「対応するモニターの厚み」を、BenQの4世代ぶんの公表値と並べ直した。自分のモニターに載るか買う前に確かめたい人に向けて、2製品の範囲が重なるのは1.0〜5.0cmの4.0cm幅だけであることと、その厚みをどこで測るのかが2社とも書かれていないことをまとめた。

THE REASON BEHIND THE CHOICE

公表資料から、疑問を読み解く。

公開資料に基づく記事です。実機による検証は行っていません。

BenQの4世代とサンワダイレクト 800-LED090 の対応するモニター厚を、メーカー公表値のまま0〜7cmの数直線に並べた図。初代1.0〜3.0cm、Halo 0.7〜6.0cm(曲面だけ別枠で1.6〜3.8cm)、Halo 2が0.43〜6.0cm、Proが0.43〜6.5cm、サンワダイレクトが約1.0〜5.0cm。下限は1.0→0.7→0.43cmと動いて幅は2.0cmから6.07cmへ約3.0倍になり、2製品が重なるのは1.0〜5.0cmの4.0cm幅だけ。シリーズのトップページが書く1〜6.5cmは4世代のどれとも一致しない
目次

モニターの上に載せるタイプのライトは、取り付けの説明が短くて済みます。工具も要らず、置くだけ。ところが仕様表を開くと、そこに1行だけ条件があります。「適用モニターの厚さ|フラット : 0.7cm - 6cm」。

うちのモニターは何cmなのか。そして、モニターの厚みとは、モニターのどこの厚みなのか。

この記事で見るのはその1列だけです。2026年9月時点のメーカーの公表値で並べ直します。先に書くと、2製品の範囲が重なるのは 1.0〜5.0cm の 4.0cm 幅だけで、しかもその厚みをモニターのどこで測るのかは、2社とも書いていません。

公表されているのは、2製品とも1行だけ

製品メーカー表記の対応する厚み書いてある場所
BenQ ScreenBar Halo適用モニターの厚さ|フラット : 0.7cm - 6cm / 曲面 : 1.6 - 3.8cm仕様タブの「外形寸法と重量」
サンワダイレクト 800-LED090モニターの厚さは約1~5cmまで対応商品ページの「対応機種」欄。取扱説明書は「対応モニター|厚み/約1〜5cm」

2点とも cm 表記です。同じデスクライトでも、天板を挟むクランプ式の2点は「取付可能厚55mmまで」「取付部の厚みは約15mm~50mmまで可能」と mm で書いていて、単位が形ごとに分かれています。並べるときは、どちらかに寄せることになります。

2製品が重なるのは、1.0〜5.0cm の 4.0cm 幅だけ

2つの範囲を数直線に載せて重ねます。BenQ ScreenBar Halo が 0.7〜6.0cm、サンワダイレクト 800-LED090 が 1.0〜5.0cm。

  • 0.7〜1.0cm(0.3cm 幅) … BenQ 側にしか無い
  • 1.0〜5.0cm(4.0cm 幅) … 両方に入る
  • 5.0〜6.0cm(1.0cm 幅) … BenQ 側にしか無い

サンワダイレクトの範囲は、BenQ の範囲にまるごと含まれています。 BenQ の 5.3cm 幅のうち、両方に入るのは 4.0 ÷ 5.3 で約75%。裏返すと、厚みの列だけで見れば、サンワダイレクトの範囲に入るモニターは BenQ 側からも外れません。逆は成り立ちません。

製品ごとに「上限6cm」「約5cmまで」と1行ずつ読むと、この非対称は出てきません。片方が広いのではなく、片方がもう片方を包んでいるという関係です。

同じ社の4世代で、下限が 1cm から 0.43cm まで下がっている

BenQ は同じ ScreenBar シリーズを4世代出していて、4世代とも範囲が違います。

世代メーカー表記の適用モニターの厚さ幅
ScreenBar(初代)平面モニター (1 - 3 cm)2.0cm
ScreenBar Haloフラット : 0.7cm - 6cm / 曲面 : 1.6 - 3.8cm5.3cm(曲面は2.2cm)
ScreenBar Halo 2平面 / 曲面 : 0.43-6cm5.57cm
ScreenBar Pro平面 / 曲面 : 0.43-6.5cm6.07cm

下限は 1.0 → 0.7 → 0.43cm と2度下がり、上限は 3.0 → 6.0 → 6.5cm と2度上がっています。幅でいうと 2.0cm から 6.07cm で、約3.0倍。 mm に直せば下限は 10mm → 7mm → 4.3mm です。書き方も揃っておらず、下限だけが小数第2位まであって、同じ行の上限は 6cm。 1つの範囲の中で桁の刻み方が違います。

ここから言えるのは、「BenQ のモニターライトは何cmまで」という覚え方ができない、ということです。しかも公式のシリーズ比較表に並ぶのは Halo 2 / Pro / 初代の3列で、Halo はその表に載っていません。

シリーズのトップページの「1〜6.5cm」は、どの世代とも一致しない

同社のモニターライトのトップページには、こういう一文があります。「ScreenBar® シリーズは厚さ1〜6.5cmのモニターに対応可能です。」幅は 5.5cm。上の表と突き合わせると、この範囲と一致する世代が1つもありません。 下限の 1cm は初代の値、上限の 6.5cm は Pro の値で、別々の世代から片端ずつ取った合成になっています。

向きも一定ではありません。上限側はシリーズの説明のほうが広く(6.5cm は Pro だけの値)、下限側はシリーズの説明のほうが狭い(Halo 2 と Pro は自分の仕様表に 0.43cm と書いている)。この1文だけを読んで 0.9cm のモニターを候補から外すと、現行2世代の仕様表とは食い違う判断になります。 どちらが正しいかは公表資料からは決められません。

曲面を別の数字で書いているのは、4世代で1つだけ

Halo だけが「フラット : 0.7cm - 6cm / 曲面 : 1.6 - 3.8cm」と2つに分け、後継の Halo 2 と Pro は「平面 / 曲面 : 0.43-6cm」と1つにまとめています。

Halo の中で比べると、曲面の幅は 3.8 − 1.6 で 2.2cm。フラットの 5.3cm に対して 約0.42倍です。同じ1台でも、モニターが曲がっているかどうかで範囲が半分以下になると数字で書いているのは、この世代だけでした。

後継が1つにまとめた理由は、公表資料からは分かりません。サンワダイレクトの側は「●湾曲モニターにも取り付け可能です。」と書きますが、曲面側の数字はありません。 曲面のモニターなら、今回の材料で範囲の数字が手に入るのは Halo の 1.6〜3.8cm だけです。

下限を割ったときの扱いが、2社で違う

BenQ の商品ページには、仕様表とは別にこういう注記があります。「*厚さ0.7cm以下の平面モニター、または厚さ1.6cm以下の湾曲モニターをお使いの場合は、ライトに付属の湾曲モニター滑り止めシートをご使用ください。」

つまり**下限は「載らない」ではなく「付属品が要る」**という書かれ方です。しかも仕様表は「0.7cm - 6cm」で 0.7 を範囲の内側に置き、注記は「0.7cm以下」でシートを使う側に置いている。0.7cm ちょうどが、同じページの2箇所で別の扱いになります。 曲面の 1.6cm も同じ形です。

サンワダイレクトの側に、この記載はありません。下限の「約1cm」を割ったときにどうなるのかは書かれていない。同じ「厚みの下限」でも、片方は付属品で越えられると明記された線、もう片方は何も書かれていない線です。しかも「約」が付いていて、1cm ちょうどが入るのか 0.9cm でも入るのか、その幅がどれだけかは公表されていません。

「厚み」が、モニターのどこの厚みかは書かれていない

ここが着地点です。2製品とも、範囲は書いているのに、どこを測った厚みなのかを書いていません。

モニターの上端まわりは、1つの厚みでできていません。ベゼルの上端、画面のすぐ裏、背面の膨らみ。どこを当てはめるかで数字が変わります。BenQ の互換性の節には「モニターの上端から後ろのデザインまでの長さが7.7cm以下」という厚みとは別の方向の量も挙がっていますが、これが対応の条件なのか避けるべき形なのかはページのテキストからは判別できないので、向きは断定しません。

言えるのは、測る場所を読者の側で決めるしかないということです。同じ形の欠落は、天板を挟むクランプ式にもありました。天板の縁は面取りされていることが多く、そこで測ると実際より薄い数字が出る。天板のどこで測ると数字がずれるかをまとめた記事が、この問いのクランプ版にあたります。

割れている列は、社ごとに入れ替わる

同じ2社を別の列で見比べると、順番が逆になります。

サンワダイレクト 800-LED090 は、全光束・照度・演色性・消費電力が公式資料のあいだで割れている製品です。ところがモニターの厚みだけは、商品ページの「対応機種」欄も取扱説明書の Ver.1.0 も Ver.1.1 も「約1〜5cm」で一致しています。

逆に BenQ は、明るさの数字を1つの仕様表に収めている一方で、厚みだけが3箇所に散っています。 仕様表の「0.7cm - 6cm」、商品ページ注記の「0.7cm以下」、トップページの「1〜6.5cm」。1社の中で割れている列は、社ごとに入れ替わる。 他の欄が丁寧だったから厚みの欄も信用できる、とは読めません。

もう1つ、混ざりものがあります。サンワダイレクトの色違い型番 LED-CLP5UBK の仕様表には「クランプ対応範囲|約15~95mm(出しろが70mm以上)」という行がある。モニターの上部に引っ掛ける製品の仕様表に、クランプの行がある。 取扱説明書にクランプの手順は無く、800-LED090 側の仕様表にもこの行はありません。他機種の行が混ざったものとみられます。

この数字は数直線に載せていません。cm に直すと 1.5〜9.5cm で、同社が対応機種欄に書く「約1〜5cm」とも重ならない。単位も範囲も別のものです。

購入者からは、同じ「載せるだけ」が逆向きに出ている

2製品のレビューを読むと、同じ構造への評価が逆を向いています。

  • 一方では、モニターの上に乗せるだけで設置が済むことが良い点として挙がる。曲面のモニターでも使えたという声もあります
  • もう一方では、上部に置いているだけであることへの安定感の不安が挙がる。厚みのあるモニターでは対応しない場合がある、という指摘も出ています

ネジで留めていない、という同じ事実が、簡単さとしても不安としても現れている。どちらに出るかは上端の形と厚みで変わるとみられます。

メーカー側にも同じ話があります。サンワダイレクトの取扱説明書には「●設置場所やモニター機種によっては、LEDが前後に倒れる場合がありますのでご注意ください。」という注意があり、厚みが範囲に入っていても前後に倒れうることをメーカー自身が書いている。範囲の数字は、倒れないことまでは引き受けていません。

レビューにも仕様にも同じ形で出てくるのが、ノートパソコンとタブレットです。上端の厚みが範囲に入りそうに見えても、サンワダイレクトは商品ページと取扱説明書の両方で対象外と書いています。

では、何を見ればいいのか

範囲の数字が製品でも世代でも動くなら、読者の側に手がかりを置くしかありません。

1. 見ている仕様表が、どの世代のものかを確かめる — BenQ は4世代で範囲が違い、シリーズのトップページの1文はどの世代の仕様表とも一致しません

2. 曲面かどうかで、別の行を探す — 平面の数字を曲面に当てない。曲面の数字を持っているのは今回の材料では1世代だけです

3. 下限を割ったときの記載があるかを見る — 付属品で越えられると書いてある製品と、何も書かれていない製品があります

4. 厚み以外の条件が、どこに載っているかを見る — 「背面形状によっては設置できない場合があります」は、商品ページの対応機種欄ではなく色違い型番のページと取扱説明書にありました

買う前にやること

順番にやってください。

  1. モニターの上端まわりを、3か所で控える — ベゼル上端の厚み、画面の裏側でいちばん厚いところ、上端から背面がいちばん出っ張るところまでの距離。どこを測るかは公表されていないので、1つに絞らないほうが後で照らし合わせられます。後付けスマートロックのサムターンでも同じことが起きていて、「つまみの長さ」を条件にする3社が、台座からの高さ・つまみの全長・回転軸から端までという3つの別の場所を測っています
  2. その数字を、候補の範囲と重ねる — 今回の2製品なら、両方に入るのは 1.0〜5.0cm。0.7〜1.0cm と 5.0〜6.0cm は片側だけです
  3. 端に近いなら、下限側の注記を先に読む — BenQ は付属の滑り止めシートを使う前提を書いています。サンワダイレクトにはその記載がありません
  4. 取扱説明書を、買う前に開く — 背面形状の注意も、前後に倒れる場合があるという注意も、今回は説明書側にありました
  5. 厚みで絞ったら、別の列に移る — 取り付けの条件は、モニターライト・クランプ・ベース置きで別の量(モニターの厚み・天板の厚み・置き場所の奥行)で書かれていて、同じ列に入りません。5製品を形ごとに分けて並べたのがデスクライト5製品の比較記事です

2026年9月時点で言えるのは、ここまでです。範囲の数字は取れて、重なりも計算できる。ただし、その数字をモニターのどこに当てるのかだけが、どの資料にも書かれていませんでした。

次のステップ

条件が分かったら、製品を比較。

各製品の対応条件と注意点を確認して、候補を絞りましょう。

デスクライトの比較を見る →

読み終えたあとに

  • 厚みの列では候補が絞りきれないと分かったあと——2製品とも範囲に入っていたり、逆に両方から外れてモニターに載せない形まで見直すことになったり——では何の列で選ぶのかが残ることがあります。

    5製品を形ごとに分けた比較記事

    厚みの範囲に2製品とも入るなら、次に効くのは形ごとに別の量で書かれた取り付け条件と、「明るさ」を名乗る4通りの数字のほうです。

    5製品を形ごとに分けて、明るさの4つの数字と取り付けの条件を並べています。

  • モニターの上端まわりを控えたあと、同じ机で天板を挟む器具に移ると、今度は天板のどこで測るかによって数字が変わるところに当たることがあります。

    天板の厚みの測り方

    天板側は縁の面取りで薄く出るので測る位置が決まっていますが、モニター側は測る場所そのものが公表されていません。同じ「どこを測るのか」でも、答えの有無が逆です。

    縁ではなくクランプが噛む位置で測る手順と、下限ぎりぎりを避ける理由をまとめています。

  • 「範囲は書いてあるのに、どこを測った値かは書かれていない」という形が、この1列だけの話なのか——机まわりの別の器具でも同じ読み方でいいのか、というところが残ることがあります。

    グロメット穴の径を重ねた記事

    あちらは3製品の径が重なるのが8.5〜20mmだけで、穴の位置の「端から50mm以上」が縁からか中心からかは書かれていません。帯の重ね方も、基準点が抜ける形も同じです。

    径の帯が重なる範囲と、「端から50mm」がどこからの50mmかを読み解いています。

モニターの上端まわりを3か所控えておけば、候補を決めるのが後日になっても同じ判定ができます。ここで1台に絞らなくても構いません。

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運営者

mono-buzz 編集部

メーカーの公開仕様と購入者レビューを読み込み、各社で書き方の揃わない数字を同じ条件に並べ直しています。実機は持たないため、使用感はレビューに共通する指摘として扱い、価格は目安を示し、最新の金額は販売先で確認していただく形にしています。