BUYING GUIDE / 4 PRODUCTS
据置型宅配ボックス 4製品比較【据置型宅配ボックス比較】戸建て向け置き型4製品|容量Lより開口サイズで選ぶ
この記事で分かること
公表値を読み解いて、選ぶ基準を整理。
据置型の宅配ボックス4製品を、連続投函の可否と荷物室の開口寸法で比較。工事なしで玄関先に置ける宅配ボックスを探している人に向けて、各社で揃わない開口の表記をメーカー公表値から読み解き、購入者レビューに共通していた不満と対処もまとめた。
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あなたが重視するのは?
用途から気になる候補へ。対応条件と注意点は、各製品の解説で確認してください。掲載順は順位ではありません。
SIDE BY SIDE
気になる2製品を、並べて比較。
製品を選ぶと比較内容が切り替わります。
ポスト一体型 宅配ボックス 1段式とポスト一体型 宅配ボックス 140L 複数投函対応を比較しています
| ポスト一体型 宅配ボックス 1段式 | ポスト一体型 宅配ボックス 140L 複数投函対応 |
|---|---|
| こんな人の候補 | |
| 初めての一台として費用を抑えたい人 | 1日に複数回受け取る人 |
| 目安価格 | |
| 1万2千円前後(2026-09-02確認) | 2万4千円前後(2026-09-02確認) |
| メーカー表記の容量 | |
| 記載なし | 140 L |
| 荷物室の開口 | |
| 下扉内寸 360 × 310 × 536 mm | 上部投函口 315 × 225 mm / 下部投函口 310 × 380 mm |
| ポスト投函口 | |
| 投函口 300 × 30 mm | メール便投函口 340 × 25 mm |
| 購入前に確認 | |
| 完全組立式で、説明書と実物の齟齬を報告するレビューが複数ある | 上部扉があるため壁に密着させて設置できないという報告がある |
| 仕様確認日 | |
| 2026-09-02 | 2026-09-02 |
目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。公表値の条件はメーカーごとに異なるため、数字の大小だけで優劣は決められません。
THE REASON BEHIND THE CHOICE
選び方の根拠を、詳しく。
公開資料に基づく記事です。実機による検証は行っていません。
目次
19時すぎに帰宅して、ポストに不在票が2枚。1枚は今日の食材宅配、もう1枚は先週注文した日用品のまとめ買い。再配達の受付は21時までで、その時間に家にいられるかは分からない。翌日に回すと、また不在票が増える。
新築時に門柱一体型を付けていれば、という話はもう遅い。既築の玄関に工事を入れるとなると、業者の見積もりと施工日の調整が発生します。そこで候補に上がるのが、玄関先に置くだけの据置型宅配ボックスです。
ただ、このカテゴリはスペックの書き方がメーカーごとにバラバラで、比較しづらい。特に「容量○○L」という数字は、そのまま信じると失敗します。ここでは4製品を、実際の運用で効く3つの基準で並べ直します。
この記事が向いていない人
先に外しておきます。以下に当てはまる場合、据置型は解決策になりにくいです。
- マンション・アパートの共用部に置きたい人 — 管理規約で共用廊下への私物設置が禁止されているケースが多く、まず管理組合への確認が要ります
- 冷蔵・冷凍品を受け取りたい人 — 常温保管しかできません
- 大型の家電や家具を受け取りたい人 — 後述しますが、開口を超えるものは物理的に入りません
- 玄関前に幅35cm×奥行35cm以上の平坦なスペースが取れない人 — 4製品で最小のものでもこのサイズが要ります
- 盗難リスクをゼロにしたい人 — 固定は抑止であって、完全な防止ではありません
- 新築・リフォームの計画中で、まだ間に合う人 — 埋込型や門柱一体型のほうが収まりは良いです
選ぶときに見るべき基準は3つ
基準1:1日に何回受け取れるか
これが最も見落とされます。
食材宅配と通販を併用していると、1日に2便来るのは珍しくありません。ところが多くの据置型は、荷物を1つ受け取って施錠された時点で、その日はもう使えない。2便目はやはり不在票になります。
商品説明に「何度でも受け取れる」とあっても、それがポスト部(郵便物)の話で、宅配ボックス部は1回限り、というケースがあります。読み分けが必要です。
読み分けの手がかりは、口の寸法のほうにあります。4製品が公表している9つの口を、いちばん短い辺だけで並べると、25〜45mmの4つと225mm以上の5つに分かれ、その間には1つもありません。この線で荷物の通る口を数えると、2つ持っているのは連続投函に「対応」と明記した製品だけでした。「記載なし」の製品が何と同じ構成なのかを口の数から読み替えた記事に、9つの口を並べてあります。
基準2:容量Lではなく「開口サイズ」
ここが今回いちばん伝えたい部分です。
たとえばメーカー表記の140Lの製品は、外寸が400×400×900mm。掛け合わせると144Lで、メーカー表記の容量とほぼ一致します。板厚や仕切り、ポスト部を差し引いた実際の荷物室は、当然それより小さい。
メーカー表記の74Lの製品も、取り出し口は317×340×460mm。この開口を通せない形状の箱は、中に空間があっても入りません。120サイズの荷物が箱の形状によっては入らない、という報告も出ています。
その74Lのほうも、外寸410×360×1000mmを掛ければ外形は147.6L。メーカー表記はそのおよそ半分で、同じ「容量」の列に外形の計算値と荷物室側とみられる値が混ざっています。 容量を公表していない2製品も、外寸からは143.3Lと88.2L。外形で並べ直すと上位3製品は4.3L差に収まり、ひとまわり小さいのは容量を書いていないほうでした。4製品の外形の体積をメーカー表記の容量と突き合わせた記事に、計算を並べてあります。
見るべきは容量Lではなく、荷物室の開口寸法です。よく届く箱を一度測ってから比べてください。
基準3:設置条件(固定方法・背面クリアランス・重量)
賃貸や借家でアンカーボルトが打てないなら、ワイヤー固定が使えるかが分岐点になります。
もうひとつ、意外な落とし穴が背面のクリアランス。壁に背面を密着させたら上部扉が干渉して開けられなかった、という報告が上がっている製品があります。カタログの外寸だけ見ていると気づけない部分です。
本体重量も防犯に直結します。9kgなら大人1人で持ち去れる重さです。
ただし重量をそのまま並べると読み違えます。18kgと9kgの2.0倍という差は、外寸から出した外皮の面積で割ると1.4倍まで縮み、差の多くは板の厚さではなく箱の大きさでした。しかも4製品のうち1つは、本体重量そのものが記載なしです。本体重量を外皮1m²あたりで読み直し、付属ワイヤーの長さまで並べた記事に、その計算を置いてあります。
比較表
| 項目 | ポスト一体型 宅配ボックス 1段式 | ポスト一体型 宅配ボックス 140L 複数投函対応 | PYKES PEAK 宅配ボックス HAZUKI | YouTen ステンレス 宅配ボックス ポスト一体型 |
|---|---|---|---|---|
| 目安価格 | 1万2千円前後 | 2万4千円前後 | 2万3千円前後 | 2万3千円前後 |
| 外寸 | 490 × 375 × 780 mm | 400 × 400 × 900 mm | 410 × 360 × 1000 mm | 350 × 350 × 720 mm |
| 本体重量 | 記載なし | 18 kg | 15.8 kg | 9 kg |
| メーカー表記の容量 | 記載なし | 140 L | 74 L | 記載なし |
| 荷物室の開口 | 下扉内寸 360 × 310 × 536 mm | 上部投函口 315 × 225 mm / 下部投函口 310 × 380 mm | 下部投函・取り出し口 317 × 340 × 460 mm | 下段取り出し口 280 × 505 mm |
| 連続投函 | 記載なし | 対応 | 1回のみ | 記載なし |
| ポスト投函口 | 投函口 300 × 30 mm | メール便投函口 340 × 25 mm | 上部投函口 最大 360 × 340 × 30 mm | 上段投函口 270 × 45 mm |
| 施錠方式 | ワンプッシュシリンダー錠 + ダイヤル式南京錠(ワイヤー用) | シリンダープッシュ錠 | シリンダープッシュ錠(上下扉 共通鍵) | プッシュ式シリンダー錠(上下扉 共通鍵) |
| 材質 | 記載なし | 亜鉛メッキ鋼板 | 合金鋼 0.8mm + 防錆処理・パウダーコート | ステンレス |
| 防水 | 屋根に防水素材、扉に防水溝 | IP55 | 防水・防塵構造 | 防水・防塵構造、天板は傾斜設計 |
| 扉の開き | 右開き | 両開き対応 | 右開き | 両開き対応 |
| 設置 | 要組立 | 組立不要 | 脚のみ取付 | 完成品 |
| 固定具 | アンカーボルト + ワイヤー2m + 南京錠 | アンカーボルト×4 + ワイヤー×1 | 別売(アンカー固定に対応) | アンカーボルト付属 |
| 解説 | 解説を読む ↓ | 解説を読む ↓ | 解説を読む ↓ | 解説を読む ↓ |
| 購入 | Amazonで見る | Amazonで見る | Amazonで見る | Amazonで見る |
※記載の価格は目安です。仕様も価格も変更されるため、最新の情報は各商品ページでご確認ください。
商品ごとの解説
① ポスト一体型 宅配ボックス 1段式
ポスト一体型 宅配ボックス 1段式
○ 選ぶ理由
- 荷物室の開口が4製品で最も大きい
- ワイヤーと南京錠が標準付属で、アンカーが打てない環境でも固定できる
△ 購入前に確認
- 完全組立式で、説明書と実物の齟齬を報告するレビューが複数ある
- 本体重量が公表されていない
目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。
全製品の比較表へ戻る ↑荷物室の開口が4製品で最も大きい製品です。360×310×536mmは、他の3つより明確に余裕があります。価格も1万2千円前後と、他の3製品のおよそ半分。
固定方法も手厚く、アンカーボルトに加えてワイヤー2mとダイヤル式南京錠が標準で付きます。賃貸でアンカーが打てない場合、この構成は現実的な選択肢になります。
一方、4製品で唯一の完全組立式です。購入者の指摘は組立まわりに集中していて、しかも所要時間の体感差が大きい。個体差かロット差かは公表情報からは判断がつかないので、DIYに慣れていないなら他の3製品を先に見たほうがいいです。
メーカー表記の読み解きを詳しく読む
記載なし
公表なし。外寸 490 × 375 × 780 mm から外形の体積を出すと約143Lになるが、板厚とポスト部を含む数字で、荷物室に入る量ではない。
下扉内寸 360 × 310 × 536 mm
下扉を開けたときの内寸を3辺で公表。投函口ではなく扉側の寸法なので、奥行きまで条件が揃っている。
投函口 300 × 30 mm
投函口の開口を幅と厚みの2辺で公表。差し込める奥行きの記載はない。
実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。
購入者レビューで挙がった指摘
説明書と実物のパーツが一部異なり、組立時に戸惑う
穴位置のズレや扉の建て付けにばらつきがある(右開きが引っかかる、下扉が逆になる、完成後のガタつき)
組立にかかる時間の体感差が大きい(30分で終わる人から難航する人まで)
購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。
向いている人
- 初めての一台として費用を抑えたい人
- 賃貸でワイヤー固定が必要な人
- DIYに抵抗がない人
向いていない人
- 組立を避けたい人
- 仕上がりの精度にこだわる人
② ポスト一体型 宅配ボックス 140L 複数投函対応
ポスト一体型 宅配ボックス 140L 複数投函対応
○ 選ぶ理由
- 4製品で唯一、上部投函口からの連続投函に対応する
- 組立不要で届いたその日から使える
△ 購入前に確認
- 上部扉があるため壁に密着させて設置できないという報告がある
- 投函口が3つあり、配達員が郵便物を荷物室へ入れてしまうという報告が複数ある
目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。
全製品の比較表へ戻る ↑4製品で唯一、複数回の投函に対応します。上部投函口から2便目以降を入れられる設計で、定期便と通販を併用する家庭にはこれが決定的な差になります。
IP55の防水防塵、亜鉛メッキ、アンカーボルト4本とワイヤーの付属、印鑑ホルダー2箇所と、装備も厚い。組立不要で届いてすぐ使えます。
ただし、防水を等級で書いているのは4製品でこの②だけで、残る3製品は部位ごとの説明か「防水・防塵構造」の語です。等級は筐体に対するもので、郵便を入れるために開けてある口を塞ぐ話ではありません。②のメール便投函口は340×25mm。面積85cm²は4製品で最小ですが、それでも常時外に開いた85cm²です。4製品の防水表記を投函口の面積で読み直した記事に、4通りの表記と口の寸法を並べてあります。
注意点が2つ。ひとつは前述の背面クリアランス。上部扉があるため、壁に密着させる設置は難しいという報告があります。設置場所を先に決めてから買ったほうがいい。
もうひとつは投函口の分かりにくさです。郵便物が荷物室に入れられてしまうという報告が複数あり、投函口が3つある設計の裏返しでもあります。案内表示でどこまで避けられるかは、後段の対処にまとめました。
メーカー表記の読み解きを詳しく読む
140 L
メーカー表記の140Lは、外寸 400 × 400 × 900 mm の積 144L とほぼ一致する。板厚・仕切り・ポスト部を差し引く前の外形の計算値で、荷物室に入る量ではない。
上部投函口 315 × 225 mm / 下部投函口 310 × 380 mm
上下2つの投函口を、それぞれ幅と高さの2辺で公表。奥行きの記載がなく、扉を開けたときの内寸も公表されていない。
メール便投函口 340 × 25 mm
メール便投函口の開口を幅と厚みの2辺で公表。差し込める奥行きの記載はない。
実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。
購入者レビューで挙がった指摘
背面を壁に密着させると上部扉が干渉して開けられない
配達員が郵便物を荷物室へ入れてしまう。投函口が3つあり役割が伝わりにくい
強風時にポスト投函口から雨水がわずかに入る
購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。
向いている人
- 1日に複数回受け取る人
- 食材宅配やミールキットの定期便を使っている人
向いていない人
- 壁にぴったり寄せて設置したい人
③ PYKES PEAK 宅配ボックス HAZUKI
PYKES PEAK
PYKES PEAK 宅配ボックス HAZUKI
○ 選ぶ理由
- ポスト投函口が4製品で最も大きく、A4超の郵便物やレターパックが入る
- 日本メーカーで日本語サポートがある
△ 購入前に確認
- 受け取りは1回のみと商品説明に明記されている
- 印鑑ケースの磁力が弱くすぐ落ちるという報告がある
目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。
全製品の比較表へ戻る ↑ポスト投函口が最大360×340mmと4製品で最も大きい製品です。A4より大きい郵便物、雑誌、レターパックがそのまま入る。郵便物がはみ出すのが気になっていた人には効きます。
厚さ0.8mmの合金鋼にパウダーコーティングという仕様で、質感と見た目を評価する声が目立ちます。日本メーカーで日本語サポートがある点も、トラブル時の安心材料になります。設置は脚2本を取り付けるだけ。
明確な弱点は、受け取りが1回のみと商品説明に明記されていることです。ここは正直に書かれているぶん判断しやすい。
アンカーは別売なので、固定するなら別途手配が要ります。ホームセンターで揃えたほうが安かったという報告もありました。細かい指摘は下にまとめています。
メーカー表記の読み解きを詳しく読む
74 L
メーカー表記の74Lは、外寸 410 × 360 × 1000 mm の積 148L のおよそ半分。ポスト部と板厚を除いた荷物室だけの値とみられるが、算出条件の記載はない。
下部投函・取り出し口 317 × 340 × 460 mm
投函・取り出し口の開口を3辺で公表。扉の内寸ではなく口そのものの寸法で、奥行きまで分かる。
上部投函口 最大 360 × 340 × 30 mm
投函口を「最大 360 × 340 × 30 mm」と3辺で公表。奥行き(厚み)まで分かる書き方になっている。
実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。
購入者レビューで挙がった指摘
120サイズの荷物は箱の形状によっては入らない
印鑑ケースの磁力が弱くすぐ落ちる
郵便受けの鍵の取り外しがしづらい
本体が大きく重いため、1人での設置が難しい
購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。
向いている人
- 郵便物の量が多い人
- 玄関の見た目を重視する人
- 国内メーカーのサポートを重視する人
向いていない人
- 1日に2便以上受け取る人
- 設置作業を1人で済ませたい人
④ YouTen ステンレス 宅配ボックス
YouTen
YouTen ステンレス 宅配ボックス ポスト一体型
○ 選ぶ理由
- 設置面積が350×350mmと4製品で最小
- ステンレス製で、海沿いや積雪地など錆が気になる環境に向く
△ 購入前に確認
- 開口部のエッジが切りっぱなしで手を切る恐れがあるという報告がある
- 本体9kgと軽く、固定を前提に考える必要がある
目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。
全製品の比較表へ戻る ↑設置面積が350×350mmと最小で、純正ステンレス製という点が他と違います。海沿いや積雪地など、錆が心配な環境では材質の差が効いてくる可能性があります。天板が傾斜していて水が溜まりにくい設計も理にかなっている。完成品なので届いたその日から使えます。
ただ、レビューで気になる報告がありました。扉を開けた開口部のエッジが切りっぱなしで、荷物の出し入れ時に手を切る恐れがあるというものです。開口部の全周に布テープを貼って対処したという例もありました。全個体に共通するかは分かりませんが、届いたら真っ先に開口部を確認したほうがいい。
ほかの指摘は下にまとめました。本体9kgという軽さも、固定を前提に考えるべき理由になります。
メーカー表記の読み解きを詳しく読む
記載なし
公表なし。外寸 350 × 350 × 720 mm から外形の体積を出すと約88Lで、外形だけを見れば4製品で最も小さい。
下段取り出し口 280 × 505 mm
取り出し口の開口を2辺で公表。奥行きの記載がないため、箱の厚み方向が通るかは公表値からは判断できない。
上段投函口 270 × 45 mm
投函口の開口を幅と厚みの2辺で公表。差し込める奥行きの記載はない。
実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。
購入者レビューで挙がった指摘
扉を開けた開口部のエッジが切りっぱなしで、荷物の出し入れ時に手を切る恐れがある
ホームセンターで合鍵が作れない。鍵を紛失すると使用できなくなる
脚がないため、底面が濡れると乾きにくい
付属マグネットの磁力が弱く、案内プレートと印鑑ケースがズレる
表面加工が溶剤に弱く、脱脂するとまだらになる
購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。
向いている人
- 設置スペースが狭い人
- 錆びにくさを優先する人
- 組立を避けたい人
向いていない人
- 軽さが不安な人
- 届いた製品に手を入れたくない人
レビューで多かった不満と、その対処
製品をまたいで共通していた不満が4つあります。買う前に知っておくと対処できます。
1. 配達員が意図しない投函口に入れる
4製品すべてが案内ステッカーやマグネットプレートを同梱していること自体が、この問題の一般性を示しています。投函口が複数ある製品で特に起きやすい。
対処:案内表示をインターホンの横と本体の2箇所に貼る。「郵便はこちら」「荷物はこちら」と手書きでも構わないので、口の役割を明示する。
2. 印鑑ホルダー・マグネットの磁力が弱い
2製品で共通して報告されています。市販の強力マグネットに替えれば足りる、という声もありました。
対処:届いたら磁力を確認し、弱ければ市販の強力マグネットに交換する。数百円で済みます。
3. 設置スペースの見落とし
壁に密着させられない、底面が乾かないといった、カタログの外寸には現れない問題です。
対処:購入前に、外寸に加えて背面と側面に5cm程度の余裕を見ておく。地面が濡れやすい場所なら、樹脂ブロックやレンガでかさ上げする。
ただし、前方はこの5cmに入っていません。荷物室の開口の横方向の辺は4製品で280〜360mmあり、扉がその幅ぶん前へ振れるとすれば、床の奥行きは外寸の1.8倍前後を見ておくことになります。玄関のどこを測るかで、4製品ぶんを外寸と突き合わせました。
4. 鍵まわりのトラブル
合鍵が作れない、鍵の取り外しがしづらいといった報告がありました。
対処:スペアキーの本数を確認し、保管場所を決めてから使い始める。鍵を1本紛失した時点で使えなくなる構成かどうかを、最初に把握しておく。
状況別のおすすめ
| こういう人 | 候補 | 理由 |
|---|---|---|
| まず1台試したい・費用を抑えたい | ① 1段式 | 1万2千円前後で開口も最大。組立の手間と当たり外れは覚悟する |
| 1日に2便以上受け取る | ② 140L | 連続投函に対応するのはこの1つだけ |
| 郵便物が多い・見た目を重視 | ③ HAZUKI | 投函口360×340mmは最大。国内メーカーのサポートあり |
| 設置スペースが狭い・錆が心配 | ④ YouTen | 350×350mmで最小、ステンレス。エッジは要確認 |
| 賃貸でアンカーが打てない | ① または ② | どちらもワイヤーが標準付属 |
ポスト一体型 宅配ボックス 1段式
ポスト一体型 宅配ボックス 140L 複数投函対応
PYKES PEAK 宅配ボックス HAZUKI
YouTen ステンレス 宅配ボックス ポスト一体型
買ったあと、最初にやること
設置して終わりにすると、不在票が減らないことがあります。順番にやってください。
- 開口部と可動部を一周確認する — バリ、鋭いエッジ、扉の干渉がないか。問題があれば使い始める前に対処する
- 案内表示を2箇所に貼る — インターホン横と本体。どの口に何を入れるかを明示する
- 固定する — アンカーが打てるならアンカー、無理ならワイヤーを構造物に回して施錠する。9〜18kgは持ち去れる重さです
- 印鑑ホルダーの磁力を確認する — 弱ければ交換
- スペアキーの本数と保管場所を決める — 合鍵が作れるかも併せて確認
- よく届く箱を実測して、開口を通るか試す — 通らないサイズが分かれば、その注文だけ受け取り方法を変えられる
- 大雨の翌日に内部を開けて確認する — 浸水があれば、設置角度やパッキンを調整する。投函口の雨返しや蓋の有無は4製品とも非公表なので、確かめる方法がこれしかありません
置き配や再配達の負担がどれだけ減るかは、注文の頻度や配達業者の運用によって変わります。ただ、投函口の案内と固定の2つを最初にやっておくと、つまずきはかなり減らせるはずです。