BUYING GUIDE / 7 PRODUCTS

シュレッダー 7製品比較

【シュレッダー比較】家庭向け7製品|連続で何分動くかの欄が、9通りの名前で書かれている

mono-buzz 編集部

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本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。商品の選定・評価は独自に行っています。

この記事で分かること

公表値を読み解いて、選ぶ基準を整理。

家庭と小規模事務所で使うシュレッダー7製品を、細断寸法・連続運転時間・休止時間で比較。買ってから何分で止まるのかに驚きたくない人に向けて、連続で動かせる時間の欄の名前が9通りに割れていること、休止時間を仕様表に書いた社が2つしかないことを、メーカー公表値の突き合わせから読み解いた。

FIND YOUR FIT

あなたが重視するのは?

用途から気になる候補へ。対応条件と注意点は、各製品の解説で確認してください。掲載順は順位ではありません。

SIDE BY SIDE

気になる2製品を、並べて比較。

製品を選ぶと比較内容が切り替わります。

アイリスオーヤマ パーソナルシュレッダー P5GCX2とオーム電機 OffiStyle マイクロカットシュレッダー SHR-MX302を比較しています

選択した2製品の要点比較
アイリスオーヤマ パーソナルシュレッダー P5GCX2オーム電機 OffiStyle マイクロカットシュレッダー SHR-MX302
こんな人の候補
郵便物やダイレクトメールの宛名を、思いついたときに数枚ずつ処理したい人明細や宛名を数枚ずつ、間を空けて処理する使い方の人
目安価格
4千円前後(2026-09-09確認)5千円前後(2026-09-09確認)
連続運転時間
定格時間 2分(連続使用時間)定格時間 3分
休止時間
記載なし休止時間 60分
一度に何枚
定格裁断枚数 5枚最大細断枚数 3枚
購入前に確認
休止時間を確かめる先が公表資料に1つも無い(企業サイトに製品ページも取扱説明書も無い)作動音が【特長】欄にしかなく、仕様表からは1行も出てこない
仕様確認日
2026-09-092026-09-09

目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。公表値の条件はメーカーごとに異なるため、数字の大小だけで優劣は決められません。

全7製品・全項目の比較表を見る ↓

THE REASON BEHIND THE CHOICE

選び方の根拠を、詳しく。

公開資料に基づく記事です。実機による検証は行っていません。

連続で何分動くかの欄に7製品が付けている9つの名前を、値とどの資料に載っていたかと並べた表。定格時間・連続使用時間・定格連続使用時間・定格使用時間・定格連続運転時間・定格運転時間・自動連続細断時間・手差し連続細断時間・連続自動細断可動時間の9つに、欄そのものを持たない資料が1つ加わる。値は資料をまたいでも変わらず、フェローズ LX85 は4つの公式資料が3通りの名前と欄なしに分かれ、アイリスオーヤマは1社で6通りを使い分けている
目次

窓付き封筒から名前が透けている郵便物。期限の切れたカードの明細。確定申告のあとに残った書類の束。手で破くのは面倒で、そのまま捨てるのは気が引ける。

シュレッダーを探し始めると、まず目に入るのが時間の数字です。「連続20分」「連続10分」「定格2分」。長いほうがまとめて片づけられそうに見える。

ところが7製品の公表資料を書き出したところ、この時間が載っている欄の名前が9通りありました。 しかもそのうち3つの名前と「欄そのものが無い」という状態は、フェローズ LX85 という1つの製品の4つの公式資料から出ています。各社を横に並べる前に、1社の中の同じ製品で揃っていない。

ここでは7製品を、2026年9月時点のメーカー公表値で並べ直します。実機は持っていないので、書けるのは公表値の突き合わせで分かることと、購入者のレビューに共通して現れた指摘だけです。

先に断っておく、並べられていない軸

比較の土俵を偽らないために、今回そろえられなかったものを先に出します。

  • ストレートカット機が1点も入っていません。 帯状に切るだけの方式で候補にできたのは1製品だけで、それが Amazon に扱いを見つけられず脱落しました。今回の7製品は、クロス系の刃だけで構成されています
  • オートフィード(自動給紙)機は1点だけです。 1点しかない項目を比較表の列にしても比較にならないので、給紙方式の列は作っていません。代わりにその1点(アイリスオーヤマ AFSB60C)は、自動60分と定格10分が噛み合っていない例として本文で扱います
  • 業務用の大型機と、書類を溶かして処理するサービスは外しています。 置き場所も費用も土俵が違い、同じ表に並べると読み違いのもとになります

この記事が向いていない人

  • 毎日まとまった量を処理する人 — 7製品の定格は2分から20分で、いちばん長いものでも休止が要ります
  • 音を最優先で選びたい人 — 数字があるのは3製品だけで、測定条件を書いているのは1社だけです
  • ホチキス留めをそのまま入れたい人で、はっきりした答えが欲しい人 — 3製品がうたい、1製品が取扱説明書で禁止し、3製品は記載そのものがありません
  • ダストボックスの容量(L)だけで選びたい人 — Lと枚数の比は、刃の寸法が同じでも1.4倍から1.9倍ひらきます
  • 置き場所を仕様表の「幅」で決めたい人 — 1製品は本体の幅より紙のほうが広く、もう1製品は資料によって幅と奥行が入れ替わっています
  • セキュリティ区分を仕様として確かめたい人 — 書いている社は7つに1つです

選ぶときに見るべき基準は3つ

基準1:「連続で何分動くか」は、欄の名前が9通りある

7製品の公表資料から、連続で動かせる時間が載っている欄の名前を拾うと、こうなります。

  • 定格時間
  • 連続使用時間
  • 定格連続使用時間
  • 定格使用時間
  • 定格連続運転時間
  • 定格運転時間
  • 自動連続細断時間
  • 手差し連続細断時間
  • 連続自動細断可動時間

そして10番目の状態として、欄そのものを持たない資料があります。フェローズ LX85 の総代理店であるコクヨの商品仕様は9行しかなく、そこに連続使用時間の行はありません。同じ製品の仕様表が、コクヨで9行、フェローズのブランドサイトで22行です。

動いているのは名前だけで、数字は資料をまたいでも変わりません。 LX85 は4つの公式資料すべてが20分と書いていて、コクヨが欄を持たず、フェローズの製品一覧が「連続使用時間」、同じ製品ページの仕様表とカタログが「定格連続使用時間」、取扱説明書が「定格使用時間」と呼びます。

アイリスオーヤマは1社で6通りを使っています。P4GM-45 は公式ページが「定格連続使用時間」で取扱説明書が「定格時間」。AFSB60C は公式ページが「定格時間」「自動連続細断時間」「手差し連続細断時間」の3行を並べ、取扱説明書はそのうち1つを「連続自動細断可動時間」と呼び直す。P5GCX2 は「定格時間」の欄に「連続使用時間」を併記する。

比較表ではこの欄を1列にまとめざるをえません。その列に何を入れたのかは、各製品の「メーカー表記の読み解き」に開いてあります。

基準2:休止時間まで入れると、差は縮まらずに広がる

連続時間の数字だけを並べると、2分から20分で10倍差です。ただしこの10倍には、休止がどの公式資料にも書かれていないアイリス P5GCX2 の2分が入っています。 休止まで公表されている6製品にそろえると、連続時間の差は3分から20分の約6.7倍です。

ところが動かしたあとに何分休ませるのかまで入れて1サイクルにすると、その6製品の動いている割合は4.8%から40%になります。約6.7倍だった差が、約8.4倍に開きます。

7製品の公表された運転時間と休止時間をつないで1サイクルにし、動いている割合を出した帯グラフ。フェローズ LX85 が20分運転と約30分休止で40%と最も高く、オーム SHR-MX302 が3分運転と60分休止で4.8%と最も低い。休止を仕様表に書いているのはオームとサンワの2製品だけで、4製品は取扱説明書にしかなく、アイリス P5GCX2 は休止の記載がどの資料にも無いため割合そのものを出せない
休止まで公表された6製品でそろえると、連続時間の約6.7倍差が稼働率では約8.4倍差になる。順序は変わらないが、幅は広がる

休止時間を仕様表に書いているのは、7製品のうち2製品だけです。 オーム SHR-MX302 の「定格時間:3分/休止時間60分」と、サンワダイレクト 400-PSD063W の「連続使用時間:約10分間(50分休止後運転可)」。この2つは、商品ページを開いただけで割合を計算できます。

残る5製品のうち4製品は、取扱説明書を開くまで休止が出てきません。フェローズ LX85 の「約30分」も、GBC A3312M の「60分」も、アイリス2機種の「1時間以上」も、商品ページやカタログには載っていない。そして7つめのアイリス P5GCX2 には、開く取扱説明書そのものがありません。 メーカーの企業サイトにこの型番の製品ページが無く、取扱説明書検索にも載っていない。定格2分で止まったあと何分待てばよいのかを、公表資料からは出せません。

ここで効いてくるのが、同じ「10分」に見える2製品の差です。

サンワ 400-PSD063Wアイリス P4GM-45
連続で動かせる時間約10分間10分
欄の名前連続使用時間定格連続使用時間(取扱説明書は「定格時間」)
休止50分1時間以上
休止が書いてある場所商品ページの仕様表取扱説明書だけ
1サイクルの稼働率16.7%14.3%以下

商品ページだけを見比べると、この2つはどちらも「10分」で並びます。差が出るのは、片方の取扱説明書を開いたあとです。

基準3:ダストボックスは、定格時間より先に満杯になる

フェローズは、ビジネスマシンカタログに1分あたりの処理枚数の計算式そのものを公表しています。

カタログの例(定格10枚・2m/分 → 約67枚)でも、LX85 の実値(1.8m/分・定格10枚 → 約61枚、カタログの記載は「約60枚」)でも合います。式が書き手の発明ではなくメーカーの公表物であることが大事なところで、これを他社の公表値にも当てられます。

出した処理枚数と、各社が公表しているダストボックスの枚数を突き合わせると、こうなりました。

  • フェローズ LX85 — 約61枚/分。ダストボックス 約200〜220枚 → 約3.5分で満杯(定格は20分)
  • サンワ 400-PSD063W — 約18枚/分。約80枚 → 約4.4分(定格は10分)
  • アイリス P4GM-45 — 約21枚/分。120枚 → 約5.7分(定格は10分)
  • アイリス P5GCX2 — 約37枚/分。約65枚 → 約1.8分(定格は2分)
  • GBC A3312M — 約30枚/分。約200枚 → 約6.6分ぶんで、定格5分のほうが先に来る(7製品で唯一)
  • オーム SHR-MX302 と アイリス AFSB60C — ダストボックスの枚数が公表されていないので、この計算ができません

「連続20分」を選ぶ理由にしていた人ほど、ここで外れます。 LX85 は定格の6分の1あたりで捨てに行くことになる。逆に A3312M は、定格5分をきちんと使い切ってもボックスにはまだ余裕がある唯一の製品でした。

Lから枚数を推し量ることもできません。枚数を公表している5製品の比を出すと、同じ4×40mmで 7.5枚/L と 10.5〜11.6枚/L、同じ2×10mmで 8.9枚/L と 16.7枚/L。同じ刃の寸法でも1.4倍から1.9倍ひらきます。 メーカーごとの申告値で、外から比で埋められる数字ではありません。

もう1つ確かめる:呼び名では細かさが決まらない

基準は3つと書きましたが、買う前にもう1つだけ確かめておいたほうがいいものがあります。刃の呼び名です。

7製品のメーカー表記の細断寸法と呼び名を面積の小さい順に並べ、DIN 66399 の区分の定義に当てはめた結果を右に置いた表。同じ2×11mmをオーム SHR-MX302 はマイクロカット、アイリス P4GM-45 はマイクロクロスカットと呼ぶ。20mm2から160mm2まで並び、マイクロを名乗る4製品は寸法の上ではP-5の条件を満たすが、区分を自社で公表しているのはフェローズ LX85 のP-4だけで、残る6製品は区分の記載なし
寸法が同じで名前が違う。名前が同じで寸法が違う製品も市場にはある

オーム SHR-MX302 は「マイクロカット 2×11mm」、アイリス P4GM-45 は「約2×約11mm(マイクロクロスカット)」。同じ寸法に別の名前が付いています。

DIN 66399 という規格には、P-4 が面積160mm²以下かつ幅6mm以下、P-5 が面積30mm²以下かつ幅2mm以下、という区分の定義があります。7製品の細断寸法を当てはめると、「マイクロ」を名乗る4製品(2×10mm と 2×11mm)はいずれも寸法の上では P-5 の条件を満たし、クロスカットの3製品は P-4 に入ります。

ただし、この判定はこちらの計算であって、メーカーが名乗ったものではありません。 区分を仕様表に書いているのはフェローズ LX85(P-4)だけで、残る6製品は記載なし。認証を受けているという意味にもなりません。

そして名前のほうは、もっと当てになりません。フェローズは自社の製品一覧で 4×12mm を「ミニカット」、2×12mm を「マイクロカット」と呼び分けていて、幅2mmを境目にしています。一方で市場には、同じ 4×12mm を「マイクロカット」と呼ぶ製品もある。幅4mmのものを「マイクロ」と呼ぶ社があるかぎり、名前から細かさは決まりません。 確かめるなら寸法の数字のほうです。

仕様表の外にしか無い数字が、製品ごとに違う

もう1つ、7製品を並べて分かったことがあります。仕様表の行だけを拾って各社を横に並べると、7製品すべてで何かが落ちます。 そのうち6製品は別の資料を開けば取り戻せますが、残る1製品は開く資料そのものがありません。

7製品について、仕様表の行だけを拾ったときに落ちるものと、その置き場所を並べた表。オーム SHR-MX302 は作動音68dBが商品ページの特長欄にあり仕様欄には無い、フェローズ LX85 は休止約30分と坪量が取扱説明書にしか無い、GBC A3312M は休止60分と枚数の定義が取扱説明書とカタログ脚注にある、サンワ 400-PSD063W は外形寸法のWとDが商品ページと取扱説明書で入れ替わる。アイリス P5GCX2 だけは落ちたものを拾う取扱説明書そのものが公開されていない
6製品は別の資料を開けば拾える。1製品は開く資料が無い
  • オーム SHR-MX302 の作動音は商品ページの【特長】欄にあり、【仕様】欄には音の行がありません
  • フェローズ LX85 の休止約30分と坪量は、4つの公式資料のうち取扱説明書だけにあります
  • GBC A3312M の休止60分と、最大・定格の定義は取扱説明書に、坪量はカタログの脚注にあります
  • アイリス P4GM-45 の**「細断枚数が1、2枚減ることがある」という注記は取扱説明書だけ**にあります
  • サンワ 400-PSD063W は、外形寸法の W と D が商品ページと取扱説明書で入れ替わっています
  • アイリス AFSB60C の寸法の除外条件(スイッチ・電源コード含まず)は取扱説明書だけにあります

そして7製品めのアイリス P5GCX2 は、落ちたものを拾いにいく取扱説明書そのものが公開されていません。 針の対応号数は商品説明にありますが、休止時間はどこにもない。

このサイトが「メーカー表記を同じ土俵に載せ直す」と言うなら、数字だけでなくどこに書いてあったかまで含めて並べる必要がある、というのが7製品を書き出した結論です。

坪量だけを7製品ぶん集めると、そこがはっきりします。値は7社とも例外なく 64g/m² で揃うのに、単位の綴りは m2 / m² / ㎡ / 平方メートル の4通りに割れる。そして LX85 の総代理店コクヨの商品仕様は最大細断枚数を「(A4コピー用紙)12枚」と書いて坪量そのものを持たないので、同じ製品の同じ12枚が、資料によって何の紙の話なのか分からなくなります。 「一度に何枚」が前提にしている紙に、その9通りの書き方と、前提から外れた紙の扱いを並べました。

比較表

項目アイリスオーヤマ パーソナルシュレッダー P5GCX2オーム電機 OffiStyle マイクロカットシュレッダー SHR-MX302アイリスオーヤマ SHIZCUT パーソナルシュレッダー P4GM-45アコ・ブランズ・ジャパン GBC マイクロカットシュレッダ A3312Mフェローズ デスクサイドシュレッダー LX85サンワダイレクト マイクロカットシュレッダー 400-PSD063Wアイリスオーヤマ オートフィードシュレッダー AFSB60C
目安価格4千円前後5千円前後8千円前後1万円前後1万3千円前後1万4千円前後1万4千円前後
細断寸法約4×40mmマイクロカット 2×11mm約2×約11mm(マイクロクロスカット)マイクロカット2×10mm4×40mm(クロスカット)2×10mmマイクロカットクロスカット約4×約15mm
セキュリティ区分記載なし記載なし記載なし記載なしP-4記載なし記載なし
一度に何枚定格裁断枚数 5枚最大細断枚数 3枚定格細断枚数 3枚 / 最大細断枚数 4枚最大細断枚数 5枚 / 定格細断枚数 5枚最大細断枚数 12枚 / 定格細断枚数 10枚定格細断枚数 紙3枚 / カード・メディア各1枚定格細断枚数 6枚 / 最大細断枚数 9枚 / 最大給紙枚数(自動細断)60枚
連続運転時間定格時間 2分(連続使用時間)定格時間 3分定格連続使用時間 10分定格連続運転時間 5分定格連続使用時間 20分連続使用時間 約10分間定格時間 10分 / 自動連続細断時間 約60分 / 手差し連続細断時間 約10分
休止時間記載なし休止時間 60分1時間以上(取扱説明書)60分(取扱説明書)約30分(取扱説明書)50分休止後運転可1時間以上(取扱説明書)
ダストボックス容量8.7 L11 L9.5 L12 L19 L9 L18.5 L
運転音記載なし作動音 約68dB(空転時・本体正面から1m)記載なし記載なし動作音 70dB騒音 50dB記載なし
外形寸法310 × 190 × 300 mm315 × 160 × 343 mm314 × 164 × 351 mm200 × 325 × 369 mm345 × 250 × 500 mm335 × 176 × 318 mm350 × 220 × 492 mm
ホチキス針10号・11号のステープラー針の裁断が可能(商品説明)取扱説明書が除去を指示(商品ページに記載なし)記載なし記載なしホチキス、クリップ(28mm以下)が対応一覧にあるホッチキス10号針をしたまま最大3枚(取扱説明書は「10号針以下」)記載なし
解説解説を読む ↓解説を読む ↓解説を読む ↓解説を読む ↓解説を読む ↓解説を読む ↓解説を読む ↓
購入Amazonで見るAmazonで見るAmazonで見るAmazonで見るAmazonで見るAmazonで見るAmazonで見る

※記載の価格は目安です。仕様も価格も変更されるため、最新の情報は各商品ページでご確認ください。

商品ごとの解説

GBC A3312M は購入者の書き込みが少なく、共通する指摘として取り出せる材料が集まりませんでした。この製品についてだけは、公表値の話に絞ります。 オーム SHR-MX302 も母数が小さいので、挙がっていた指摘は単発の報告として記録しています。

① アイリスオーヤマ パーソナルシュレッダー P5GCX2

アイリスオーヤマ

アイリスオーヤマ パーソナルシュレッダー P5GCX2

○ 選ぶ理由

  • 「定格時間」と「連続使用時間」を1行に併記し、2つの語が同じものだと示している
  • ダストボックスをLと枚数の両方で公表しており、捨てに行く頻度を計算できる

△ 購入前に確認

  • 休止時間を確かめる先が公表資料に1つも無い(企業サイトに製品ページも取扱説明書も無い)
  • 定格2分は7製品で最も短く、ダストボックスは約1.8分ぶんで満杯になる計算
目安価格 · 2026.09.09確認4千円前後
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目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。

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7製品で唯一、「定格時間」と「連続使用時間」を1行に併記して、2つの語が同じものだと示している製品です。 「定格時間:2分(連続使用時間)」。基準1で並べた9つの名前のうち、どれとどれが同じものを指すのかを明示したのは、この製品だけでした。

そのうえで、この2分は7製品で最も短い。そして止まったあと何分待てばよいのかが、どこにも書かれていません。 メーカーの企業サイトにこの型番の製品ページが無く、取扱説明書検索にも載っていない(同社の P4GM-45 と P5GC-45 は載っています)。仕様の原典はメーカー直営通販の商品ページだけで、そこは販売ページであって仕様表ではありません。

ダストボックスは約8.7L・A4コピー用紙約65枚。フェローズの計算式に当てると1分あたり約37枚なので、約1.8分ぶんで満杯になります。定格2分より先です。目安価格は4千円前後で、7製品では最も低い。

細断寸法は約4×40mm。面積160mm²でフェローズ LX85 と同じ寸法ですが、この製品は「クロスカット」という語すら仕様欄に持っていません。 商品名と商品説明にしかない。宛名や郵便物には足りても、明細の数字が読める大きさで残る可能性はあります。

購入者からいちばん多く挙がっているのが音です。それでいて、仕様欄に音の行が1つもありません。 買う前に確かめられる数字が公表されていない項目に、実際の不満が集まっている形です。使い始めて間もなく動かなくなったという報告もあるので、届いたらすぐに何度か動かして確かめておいたほうがいい。

メーカー表記の読み解きを詳しく読む
連続運転時間

定格時間 2分(連続使用時間)

「定格時間:2分(連続使用時間)」。7製品で唯一、2つの語を1行に併記して同じものだと示している。他社は「定格時間」「連続使用時間」「定格連続使用時間」「定格使用時間」「定格連続運転時間」「定格運転時間」のいずれかを書いており(AFSB60C は1つの仕様表に3つを並べ、P4GM-45 は公式ページと取扱説明書で2つを使う)、7製品を並べるとこの欄の名前は9通りになる。どれとどれが同じものを指すのかを明示したのはこの製品だけ。ただし2分は7製品で最も短い。仕様の原典がメーカー直営通販の商品ページしかなく、企業サイトにこの型番の製品ページも取扱説明書も無いため、この2分がどう測られたものかは公表資料から出てこない。

休止時間

記載なし

記載なし。7製品で唯一、休止時間を確かめる先が1つも無い。オームとサンワは仕様表に併記し、アイリスの他2機種・GBC・フェローズは取扱説明書に書いているが、この型番は企業サイトに製品ページが無く、取扱説明書検索にも載っていない(同社の P4GM-45 と P5GC-45 は載っている)。定格2分で止まったあと何分待てばよいのかを、公表資料からは出せない。同社の他機種の取扱説明書は「連続使用後は必ず1時間以上休止」と書くが、別の型番の話なのでこの製品には当てはめられない。

一度に何枚

定格裁断枚数 5枚

「定格裁断枚数:A4コピー用紙(上質紙64g/m2):5枚」。最大の欄が無く、定格だけ。最大と定格の定義を書いているのはフェローズと GBC の2社で、そこでは最大が「10回連続で細断できる枚数(細断率90%以上)」、定格が「定格時間ぶん連続して細断できる枚数」と分けられている。この5枚は定格の側なので、その2社の定格と同じ土俵には乗る。ただし定義を書いていないので、同じ測り方かどうかは公表資料からは決められない。なお動詞が「裁断」で、同じアイリスオーヤマでも企業サイト側(P4GM-45・AFSB60C)は「細断」を使う。細断速度の単位も、企業サイトは m/分、この製品のページは m/min と揃っていない。

細断寸法

約4×40mm

「裁断サイズ:紙:約4×40mm」。仕様欄には細断方式の行が無く、「クロスカット」という語は商品名と商品説明にしかない。寸法だけを見ると面積160mm²・幅4mmで、DIN 66399 の P-4(面積160mm²以下・幅6mm以下)の上限ちょうどにあたる。P-5(30mm²以下・幅2mm以下)には入らない。同じ4×40mmのフェローズ LX85 は自社で「セキュリティレベル P-4」と書いているが、この製品は区分を書いていないので、同じ寸法でも公表からは分からない。宛名や郵便物には足りても、明細や契約書の数字が読める大きさで残る可能性がある粗さ。

運転音

記載なし

記載なし。仕様欄に音の行そのものが無い。集めた購入者レビューで最も多い不満が音だったにもかかわらず、買う前に確かめられる数字が1つも公表されていない。同じアイリスオーヤマの SHIZCUT シリーズは「静音設計(空転時35〜45dB)」を売り文句にしているが、それは別シリーズの話で、この型番の値ではない。7製品で音の数字があるのは3製品だけ。

ダストボックス容量

8.7 L

「ダストボックス容量:約8.7L(A4コピー用紙約65枚)」。7製品で最も小さく、Lと枚数の両方を書いている5製品のうちの1つ。比を出すと 7.5枚/L で、同じ4×40mmのフェローズ LX85(10.5〜11.6枚/L)と1.4倍ひらく。刃の寸法が同じでも比が揃わないので、枚数を書いていない製品の枚数をこの比から出すことはできない。フェローズがカタログで公表している計算式(細断速度 ÷ 0.297 × 定格枚数)に 2.2m/分・定格5枚を当てると1分あたり約37枚で、約65枚は約1.8分ぶん。定格2分より先にダストボックスが満杯になる計算になる。

ホチキス針

10号・11号のステープラー針の裁断が可能(商品説明)

商品説明に「約4×40mmのクロスカット採用で、10号、11号のステープラー針の裁断が可能です。」とある。針の可否が仕様欄ではなく商品説明に置かれている。号数を2つ名指ししているのは7製品でこの製品だけで、サンワ 400-PSD063W は「10号針」(取扱説明書は「10号針以下」)、フェローズ LX85 は号数を書かずに「ホチキス」とだけ書く。一方でオーム SHR-MX302 の取扱説明書は針の除去を求めており、同じ卓上サイズの製品でも公表の向きが正反対になる。

外形寸法

310 × 190 × 300 mm

「商品サイズ(cm):幅約31×奥行約19×高さ約30」。7製品で唯一、cm単位で、しかも各辺に「約」が付いた形でしか公表されていない。この表ではmmに直して310×190×300としているが、元が丸められたcmなので、実際は各辺で数mmの幅を持つ。投入幅220mmに対して幅310mmなので、紙は幅の面から入る。奥行190mmはダストボックスを引き出す前の値で、引き出すぶんの奥行はこの製品に限らずどの社も公表していない。

実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。

購入者レビューで挙がった指摘

  • 複数の報告要確認

    使い始めて間もなく電源が入らなくなった、動かなくなったという報告

  • 多くの報告

    音が大きく、夜間や家族が寝ている時間帯には使いにくいという指摘

  • 複数の報告

    自動モードが働かないことがある、ダストボックスの入れ方によって動かなくなるという指摘

  • 単発の報告

    カードの細断は取扱説明書では認められておらず、できたという報告とできなかったという報告に分かれる

  • 複数の報告

    2分ほどでモーターが熱くなって安全装置が働き、続けて使えないという指摘

  • 複数の報告

    ダストボックスがすぐ一杯になり、上部を持ち上げて捨てる方式が扱いにくいという指摘

  • 単発の報告

    使い始めにモーターのにおいがするという指摘

購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。

向いている人

  • 郵便物やダイレクトメールの宛名を、思いついたときに数枚ずつ処理したい人
  • 約4×40mmの粗さで足りる用途に絞れる人
  • 本体を持ち上げて動かすことがある人

向いていない人

  • まとめて書類を片づけたい人(定格2分、約65枚で満杯の計算)
  • 明細や契約書を細かくしたい人(約4×40mmはP-5の条件を満たしません)
  • 音を数字で確かめてから買いたい人
  • 止まったあと何分待つのかを知ってから買いたい人

② オーム電機 OffiStyle マイクロカットシュレッダー SHR-MX302

オーム電機

オーム電機 OffiStyle マイクロカットシュレッダー SHR-MX302

○ 選ぶ理由

  • 運転3分と休止60分を仕様表の同じ行に書いている(7製品で2社だけ)
  • 運転音に測定条件と距離を添えている唯一の製品

△ 購入前に確認

  • 作動音が【特長】欄にしかなく、仕様表からは1行も出てこない
  • ホチキス針の扱いが商品ページに無く、取扱説明書だけが除去を求めている
目安価格 · 2026.09.09確認5千円前後
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7製品で唯一、運転音に測定条件と距離を書いている製品です。 「作動音約68dB(空転時、本体正面から1mの距離で測定)」。数字だけなら中間ですが、条件を書いたのはここだけでした。

ただし置き場所が【特長】欄で、【仕様】欄には音の行がありません。 仕様表を機械で読んで各社を並べると、この製品の音は「記載なし」になります。そして「空転時」は紙を入れていない状態なので、細断しているときの音ではない。条件のない50dBや70dBと引き算をしても、同じものを測った比較にはなりません。

もう1つ、この製品には7製品で唯一の逆向きがあります。取扱説明書が「ホチキスの針、クリップ、ピンは取り除いてから細断する。」と禁止していて、商品ページには針についての記載が1行もない。 サンワ・アイリス P5GCX2・フェローズが針対応を売り文句にしているなかで、商品ページだけを並べるとこの製品は「記載なし」に見え、実際は禁止だと分かりません。給与明細や領収書をホチキス留めのまま入れるつもりなら、ここは先に外す前提になります。

連続時間は定格3分・休止60分で、運転と休止を仕様表の1行に併記している2社のうちの1社。 稼働率は4.8%で7製品で最も低いのですが、その低さを買う前に計算できる数少ない製品でもあります。細断枚数の測定条件(室温20〜25℃、相対湿度45〜55%)まで仕様表に書いているのもこの製品だけ。書いてある場所が独特なだけで、書いてある量は多いほうです。

弱点は枚数まわりです。最大細断枚数3枚だけで定格の欄が無く、ダストボックス約11Lにも枚数換算が付いていない。捨てに行く頻度を計算できない2製品のうちの1つになります。奥行160mmは7製品で最も浅いので、置き場所の制約が厳しい人には効きます。目安価格は5千円前後。

メーカー表記の読み解きを詳しく読む
連続運転時間

定格時間 3分

「定格時間:3分/休止時間60分」。運転と休止を仕様表の1行に併記している2社のうちの1社で、もう1社はサンワダイレクト。欄の名前は「定格時間」で、アイリス AFSB60C の公式ページと、アイリス P4GM-45 の取扱説明書も同じ語を使う。7製品を並べるとこの欄の名前は9通りある。3分は7製品で2番目に短い。取扱説明書も「約60分間本製品を休ませる必要があります。」と書いていて、商品ページと取扱説明書で食い違わない。この7製品では、連続時間まわりで資料どうしが食い違わないほうが珍しい。

休止時間

休止時間 60分

「休止時間60分」。仕様表に書いている2製品のうちの1つ。3分運転に対して60分休止なので、1サイクル63分のうち動いているのは4.8%で、7製品で最も低い。連続時間の数字だけを並べると3分は単に短いで済むが、休止まで入れると、3分ぶん細断するたびに1時間空けることになる。取扱説明書にも同じ約60分がある。仕様表と取扱説明書の両方に休止が書かれているのは7製品でこの製品だけ。

一度に何枚

最大細断枚数 3枚

「最大細断枚数:A4コピー用紙(64g/m2)3枚」。7製品で唯一、最大だけを書いて定格の欄が無い。定義を書いているフェローズと GBC によれば、最大は「10回連続で細断できる枚数(細断率90%以上)」、つまり10回のうち1回は入りきらなくてよい条件で測った数字。定格の欄は6製品にあり、最大と定格を両方書く4製品のうち3製品は定格のほうが少ない(LX85 は最大12枚に対し定格10枚、AFSB60C は最大9枚に対し定格6枚、P4GM-45 は最大4枚に対し定格3枚)。残る GBC A3312M は最大5枚・定格5枚で同じ数字を書いており、定義で分けているのに数字が分かれていない。この3枚が他社の定格3枚と同じ意味かどうかは、公表資料からは決められない。取扱説明書も「一度に細断できる紙はA4コピー用紙(64g/㎡)で3枚までです。」「連続投入しないでください。」と書く。

細断寸法

マイクロカット 2×11mm

「細断サイズ:マイクロカット 2×11mm」。アイリス P4GM-45 は同じ約2×約11mmを「マイクロクロスカット」と呼んでいて、寸法が同じで名前が違う。面積22mm²・幅2mmなので、寸法の上では DIN 66399 の P-5(30mm²以下・幅2mm以下)の条件を満たす。ただしこの製品は区分を公表しておらず、7製品で区分を書いているのはフェローズ LX85(P-4)だけ。「マイクロ」の定義を書いた社は1つも無い。フェローズは自社の製品一覧で 4×12mm を「ミニカット」、2×12mm を「マイクロカット」と呼び分けているので、その社の中では幅2mmが境目に見えるが、市場には 4×12mm を「マイクロカット」と呼ぶ製品もある。名前から細かさは決まらない。

運転音

作動音 約68dB(空転時・本体正面から1m)

「作動音約68dB(空転時、本体正面から1mの距離で測定)」。7製品で唯一、測定条件と距離を書いている。ただし置き場所は商品ページの【特長】欄で、【仕様】欄には音の行が無い。仕様表だけを読むと、この製品の音は「記載なし」に見える。条件の「空転時」は紙を入れていない状態なので、細断しているときの音ではない。サンワ 400-PSD063W の50dBとフェローズ LX85 の70dBは条件も距離も書いていないため、68dBという数字だけを取り出して他の2つと引き算をしても、同じものを測った比較にはならない。仕様表には別に測定条件の行(室温20〜25℃、相対湿度45〜55%、A4コピー用紙64g/m2使用)もある。

ダストボックス容量

11 L

「ダストボックス容量:約11 リットル」。枚数換算が付いていない。枚数を書いている5製品の比を出すと、同じ2×10mmでも 8.9枚/L(サンワ)と 16.7枚/L(GBC)で1.9倍ひらくので、11Lという数字から枚数を出すことはできない。フェローズが公表している計算式に 2.0m/分・最大3枚を当てると1分あたり約20枚だが、11Lに何枚入るかが分からないので、定格3分とダストボックスのどちらが先に来るかも出せない。7製品のうち、この計算ができないのはこの製品とアイリス AFSB60C の2つ。

ホチキス針

取扱説明書が除去を指示(商品ページに記載なし)

商品ページには針についての記載が1行も無く、取扱説明書だけが「ホチキスの針、クリップ、ピンは取り除いてから細断する。」と禁止している。7製品で唯一、対応ではなく除去を求めている側。商品ページだけを並べると、この製品は「記載なし」に見えて、実際には禁止だと分からない。針対応をうたう3製品(サンワ・アイリス P5GCX2・フェローズ)と正反対の向きなのに、その差が販売ページの上には現れない。領収書や給与明細をホチキス留めのまま処理するつもりなら、ここは先に外す前提で選ぶことになる。

外形寸法

315 × 160 × 343 mm

「外形寸法:約幅315×高さ343×奥行160mm」。7製品で唯一、幅・高さ・奥行の順に書く(他社は幅・奥行・高さか W・D・H の順)。この表では幅・奥行・高さに並べ直しているので、公式ページの並びとは2番目と3番目が入れ替わる。投入口幅220mmに対して幅315mmなので、紙は幅の面から入る。奥行160mmは7製品で最も浅く、机の下や棚の間に差し込みやすい形だが、ダストボックスを引き出すぶんの奥行はどの社も公表していない。

実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。

購入者レビューで挙がった指摘

  • 単発の報告

    家庭で使うには作動音が気になるという指摘

  • 単発の報告

    定格3分の制限があり、続けて使いたいときに止まるという指摘

購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。

向いている人

  • 明細や宛名を数枚ずつ、間を空けて処理する使い方の人
  • 細かさを優先し、一度に入れるのは3枚で足りる人
  • 音の数字を、測定条件つきで確かめてから買いたい人
  • 奥行の浅い置き場所しか取れない人

向いていない人

  • ホチキス留めの書類をそのまま入れたい人(取扱説明書が除去を求めています)
  • まとめて片づけたい人(3分動かすと60分休ませることになります)
  • ダストボックスを捨てに行く頻度を先に見積もりたい人

③ アイリスオーヤマ SHIZCUT パーソナルシュレッダー P4GM-45

アイリスオーヤマ

アイリスオーヤマ SHIZCUT パーソナルシュレッダー P4GM-45

○ 選ぶ理由

  • 定格3枚と最大4枚の両方を公表している
  • 取扱説明書に「環境により1、2枚減る」という幅を書いている(公式ページには無い)

△ 購入前に確認

  • 休止(1時間以上)が取扱説明書にしかない
  • 同じシリーズの兄弟機にはdBのバッジが付くのに、この型番だけ運転音の記載が無い
目安価格 · 2026.09.09確認8千円前後
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マイクロ系の細かさで定格10分という、今回の7製品では珍しい組み合わせです。 約2×約11mm(マイクロクロスカット)で、定格3枚・最大4枚の両方を公表しています。

読み解きが要るのは休止です。公式ページの仕様表は「定格連続使用時間:10分」で止まっていて、「連続使用後は必ず1時間以上休止してください。」は取扱説明書にしかありません。 基準2の表で見たとおり、同じ「10分」でもサンワ 400-PSD063W は休止50分。稼働率はこちらのほうが低くなりますが、その差は取扱説明書を開かないと出てきません。

もう1つ、取扱説明書にしかない注記があります。「ご使用の環境により細断枚数が 1、2 枚減ることがあります。」 定格3枚の製品で1〜2枚減るなら、環境によっては1〜2枚しか入らないことになる。定格の3分の1から3分の2にあたる幅を、公式ページには書いていない側に置いています。

音については、この型番の扱いが独特です。同じ SHIZCUT シリーズのページは見出しで「静音設計(空転時35~45dB)」とうたい、兄弟機には「静音設計(空転時35dB)」「静音設計(空転時45dB)」のバッジが付きます。ところが、この型番にはバッジが付きません。 型番の末尾が「-45」で、同じページに45dBの兄弟機が並んでいるので45dBだと読めてしまうのですが、公式ページにも取扱説明書にも dB の記載は1つもない。

そして購入者の書き込みには、静かだという評価とともにその根拠として数値が現れます。 ただしその数値はこの型番の公表値ではなく、同じページの別の型番のものです。読める形になっているだけで、書かれてはいない数字が、そのまま評判として流通しているという例になります。

持ち運びについては指摘が集まっています。上部のモーター部とダストボックスが分かれる構造で、持ち手が上部にしかない。設置したら動かさない前提で置き場所を決めたほうがいい製品です。 目安価格は8千円前後。

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連続運転時間

定格連続使用時間 10分

公式ページの仕様表は「定格連続使用時間:10分」、取扱説明書の仕様表は「定格時間 10分」。同じ製品の同じ数字に2つの名前が付いている。しかも同じアイリスオーヤマの AFSB60C は公式ページの仕様表が「定格時間」なので、社内でウェブどうしですら揃っていない。7製品を並べるとこの欄の名前は9通りあり、アイリスオーヤマ1社だけで「定格時間」「定格連続使用時間」「自動連続細断時間」「連続自動細断可動時間」の6通りを使っている。10分は7製品でフェローズ LX85(20分)に次いで長い。

休止時間

1時間以上(取扱説明書)

公式ページの仕様表には無く、取扱説明書だけが「本製品の定格時間(連続で使用できる時間)は 10 分です。それ以上の連続使用はしないでください。また、連続使用後は必ず 1 時間以上休止してください。」と書いている。10分運転に対して1時間以上なので、1サイクル70分以上のうち動いているのは14.3%以下。「以下」なのは休止が下限で書かれているため。仕様表の「定格連続使用時間 10分」だけを見ると、サンワ 400-PSD063W の「約10分間(50分休止後運転可)」と同じに見えるが、あちらは50分、こちらは60分以上で、稼働率はこちらのほうが低い。取扱説明書を開くまでこの差は出てこない。

一度に何枚

定格細断枚数 3枚 / 最大細断枚数 4枚

「定格細断枚数 3枚/最大細断枚数 4枚」。両方を書いている4製品のうちの1つだが、定義は書いていない。定義を書いているフェローズと GBC によれば、最大は10回連続で細断できる枚数(細断率90%以上)、定格は定格時間ぶん連続して細断できる枚数。加えて取扱説明書の脚注に「ご使用の環境により細断枚数が 1、2 枚減ることがあります。」があり、これは公式ページに無い。定格3枚の製品で1〜2枚減るなら、環境によっては1〜2枚しか入らないことになる。定格の3分の1から3分の2にあたる幅を、取扱説明書にしか書いていない。坪量の書き方も、公式ページが「A4コピー用紙(64g/m²)」、取扱説明書が「A4 コピー用紙(上質紙 64g/㎡)」で、「上質紙」の有無と記号が揃っていない。

細断寸法

約2×約11mm(マイクロクロスカット)

「細断サイズ:約2×約11mm(マイクロクロスカット)」。オーム SHR-MX302 は同じ 2×11mm を「マイクロカット」と呼ぶ。寸法が同じで名前が違う。面積22mm²・幅2mmで、寸法の上では DIN 66399 の P-5(30mm²以下・幅2mm以下)の条件を満たすが、この製品は区分を公表していない。同じメーカーの中にも呼び分けがあり、AFSB60M は「マイクロクロスカット約2×約15mm」、AFSB60C は「クロスカット約4×約15mm」。アイリスオーヤマの中では幅2mmが「マイクロ」の境目に見えるが、そう定義した文はどこにも無い。両辺に「約」を付けるのもこの社の書き方で、オームと GBC とサンワは「2×11mm」「2×10mm」と約なしで書く。

運転音

記載なし

記載なし。公式ページにも取扱説明書にも dB が1つも無い。ところが同じ SHIZCUT シリーズのページは見出しで「静音設計(空転時35~45dB)」とうたい、兄弟機の P7HC-35E-H と P4HM-35E-W には「静音設計(空転時35dB)」、P5GC-45 には「静音設計(空転時45dB)」のバッジが付く。この型番と KP5GC-45・KP4GM-45 の3つにだけ付かない。型番の末尾が「-45」で、同じページの P5GC-45 が45dBなので45dBだと読めてしまうが、この型番自体には記載が無い。読める形になっているだけで、書かれてはいない。

ダストボックス容量

9.5 L

公式ページは「ダストボックス容量(A4コピー用紙(64g/m²)):9.5L(120枚分)」、取扱説明書の仕様表は「ダストボックス容量 9.5L」だけで、120枚分は公式ページにしかない。比は 12.6枚/L で、同じマイクロ系の GBC A3312M(16.7枚/L)ともサンワ 400-PSD063W(8.9枚/L)とも揃わない。フェローズが公表している計算式に 2.1m/分・定格3枚を当てると1分あたり約21枚なので、120枚は約5.7分ぶん。定格10分の半分ちょっとでダストボックスが満杯になる計算になる。

ホチキス針

記載なし

記載なし。公式ページの仕様表にも取扱説明書にも、ホチキス針を付けたまま入れてよいかどうかの記載が無い。同じアイリスオーヤマの P5GCX2 は商品説明で「10号、11号のステープラー針の裁断が可能」とうたっているので、同じメーカーの中でも書く機種と書かない機種がある。書いていないことは、使えるという意味にも使えないという意味にもならない。幅2mmの刃に針を通してよいかは公表資料から決められないので、針を外す手間を見込んでおくほうが安全に倒れる。

外形寸法

314 × 164 × 351 mm

「商品サイズ 幅314 × 奥行164 × 高さ351 mm」。投入幅220mmに対して幅314mmなので、紙は幅の面から入る。7製品でこの整合が取れているのは5製品で、GBC A3312M(幅200mm・投入幅230mm)とサンワ 400-PSD063W(商品ページの幅176mm・投入幅220mm)の2つは幅より紙のほうが広い。この製品は表記どおりに置き場所を測れる側。奥行164mmは7製品で2番目に浅い。ただし本体は上部のモーター部とダストボックスが分かれる構造で、持ち手は上部にしかない。動かすときに必要な余白は公表されていない。

実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。

購入者レビューで挙がった指摘

  • 多くの報告

    上部のモーター部と下部が分かれる構造で、持ち手が上部にしかないため本体ごと動かしにくいという指摘

  • 複数の報告

    手差しのみで自動給紙が無く、量が多いときは手を動かし続けることになるという指摘

  • 単発の報告

    紙質によっては詰まる可能性があるという指摘

  • 複数の報告

    静かだという評価が多い一方で、その根拠として挙げられている数値はこの型番の公表値ではないという食い違い

購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。

向いている人

  • 2×11mm級の細かさで、一度に3枚ずつ10分続けたい人
  • 明細や契約書など、判読されたくない書類が中心の人
  • 置き場所の寸法を先に測って決めたい人

向いていない人

  • ホチキス留めの書類をそのまま入れたい人(可否の記載がありません)
  • 音の数字を確かめてから買いたい人(この型番には記載がありません)
  • 一度に4枚を超えて入れたい人
  • 本体を頻繁に動かしたい人(上下が分かれる構造で、持ち手は上部だけです)

④ アコ・ブランズ・ジャパン GBC マイクロカットシュレッダ A3312M

アコ・ブランズ・ジャパン(GBC)

アコ・ブランズ・ジャパン GBC マイクロカットシュレッダ A3312M

○ 選ぶ理由

  • 最大細断枚数と定格細断枚数の定義を取扱説明書で明文化している(7製品で2社だけ)
  • 2つ折りの書類を2枚換算とするルールまで書いている

△ 購入前に確認

  • 運転音の数値が公式4ソースのどこにも無い
  • 休止60分が取扱説明書にしかなく、商品ページは「定格連続運転時間 5分」とだけ書く
目安価格 · 2026.09.09確認1万円前後
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目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。

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7製品で唯一、ダストボックスが満杯になるより先に定格時間が来る製品です。 12.0L・約200枚に対して、1分あたり約30枚。約6.6分ぶん入る計算で、定格5分のほうが先に終わります。ほかの4製品は、定格を使い切る前にボックスが一杯になる。

そしてこの製品は、最大細断枚数と定格細断枚数の定義を書いている2社のうちの1社です。取扱説明書が「最大細断枚数:10回連続で細断することができる枚数。(64g/㎡・A4コピー用紙・細断率90%以上)」「定格細断枚数:定格時間連続で細断することができる枚数。(同)」と分けている。フェローズのカタログ脚注とほぼ同じ文言です。

ところがこの製品は、最大も定格も同じ5枚。定義で分けているのに数字が分かれていない。フェローズ LX85 は最大12枚・定格10枚で2枚差が付くので、同じ2語が、片方では差を持ち、片方では差を持ちません。

音は、7製品で最も情報が少ない項目です。商品ページ・カタログ・取扱説明書・ニュースリリースの公式4ソースのどこにも dB がありません。 書いてあるのは「静音タイプ(当社従来品比)」で、比較の相手が自社の従来品なので、他社と並べられる絶対値になりません。なお販売店のページには数値が載っていますが、公式のどこにも辿れないので、この記事では採っていません。

置き場所には注意が要ります。仕様表は「サイズ:W200 x D325 x H369 mm」ですが、最大投入幅は230mm。紙のほうが本体の幅より広い。 縦型のスリム設計で、紙は W の面からではなく D325mm の側から入ります。取扱説明書も W200 で一貫しているので、どちらの数字も正しく、読み方のほうが逆になります。机の隙間の幅を「W200」で測ると、要る奥行きを取り違えます。

休止60分も取扱説明書にしかありません。商品ページの「定格連続運転時間 5分」だけを見ると5分動かせる製品に見えますが、1サイクル65分のうち動いているのは7.7%です。目安価格は1万円前後。

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連続運転時間

定格連続運転時間 5分

商品ページの仕様表は「定格連続運転時間:5 分」、取扱説明書の仕様表は「定格運転時間:5分運転(60分休止)」。同じ製品の同じ数字に2つの名前が付き、しかも休止は取扱説明書にしかない。「連続運転時間」「運転時間」という語を使うのは7製品でこの製品だけで、他の6製品のうち5製品は「使用時間」か「細断時間」を使い、オーム SHR-MX302 だけは「定格時間」でどちらも使わない。商品ページだけを読むと5分動かせる製品に見えるが、実際は5分運転に対して60分休止で、1サイクル65分のうち動いているのは7.7%。7製品でオーム SHR-MX302(4.8%)に次いで低い。

休止時間

60分(取扱説明書)

商品ページには無く、取扱説明書の仕様表(5分運転(60分休止))と本文(「電源プラグを抜き、60分冷却してください。」「約60分後には再び使用することができます。」)にある。仕様表に休止を書いている2社(オーム・サンワ)と違い、ここは取扱説明書を開かないと出てこない。商品ページの特長には「オートカットオフ機能(連続運転でモーターに負担がかかった場合など自動的に休止します)」とあるが、何分で止まって何分待つのかはそこには書かれていない。止まる仕組みがあることは書いてあって、待つ時間が書いていない。

一度に何枚

最大細断枚数 5枚 / 定格細断枚数 5枚

「最大細断枚数 *(1):5枚/定格細断枚数 *(2):5枚」。2つの語を分けて注記まで付けているのに、数字はどちらも5枚。注記は *(1) 細断可能最大枚数、*(2) 長期使用のための推奨枚数。取扱説明書はさらに踏み込んで「最大細断枚数:10回連続で細断することができる枚数。(64g/㎡・A4コピー用紙・細断率90%以上)」「定格細断枚数:定格時間連続で細断することができる枚数。(同)」と定義している。7製品で定義を書いているのはこの製品とフェローズ LX85 の2つだけで、文言はほぼ一致する。ところがフェローズは最大12枚・定格10枚で2枚差が付き、この製品は同じ5枚。同じ2語が、片方では差を持ち、片方では差を持たない。取扱説明書は「投入口に入らない大きいサイズの紙類を2つ折りにする際は1枚までとし、その場合は2つ折りにした書類は2枚換算となります。」とも書く。

細断寸法

マイクロカット2×10mm

「細断方式:マイクロカット2×10mm」。サンワ 400-PSD063W と同じ 2×10mm だが、あちらは「細断形状:2×10mmマイクロカット」で、行の名前も語順も逆になっている。面積20mm²・幅2mmで、寸法の上では DIN 66399 の P-5(30mm²以下・幅2mm以下)の条件を満たすが、この製品は区分を公表していない。7製品で区分を書いているのはフェローズ LX85(P-4)だけなので、読者が寸法から自分で判定するしかない。取扱説明書のイラストには投入幅として紙230mm・メディア123mmが入っており、CD/DVDも同じ機械で処理できる。

運転音

記載なし

記載なし。商品ページ・カタログPDF・取扱説明書PDF・ニュースリリースの公式4ソースのどこにも dB が無い。商品ページにあるのは「静音タイプ(当社従来品比)」「当社の同等レベルの従来品に比べて作業時の音を抑えています。」で、比較の相手が自社の従来品なので、他社と並べられる絶対値にならない。カタログには「超静音 38〜40dB」という数字もあるが、それは別シリーズ(スーパーサイレント)のもので、この型番の値ではない。一方で販売店の商品ページには「騒音値」と「動作音」という2つの語が同居した行に数値が載っている。その数値は公式4ソースのどこにも辿れないため、この記事では採っていない。

ダストボックス容量

12 L

商品ページは「細断容量:12.0 L ( A4コピー用紙 約200枚収納 )」、カタログは「ダストボックス容量(内メディア類)12.0L(0.3L)」「細断収容枚数 紙類(A4サイズ換算)約200枚/メディア類(CD/DVD換算)約3枚」。同じ数字が商品ページでは「細断容量」、カタログでは「ダストボックス容量」と呼ばれ、メディア用0.3Lの内訳はカタログにしかない。比は 16.7枚/L で、同じ2×10mmのサンワ 400-PSD063W(8.9枚/L)の1.9倍。同じ刃の寸法でも比が揃わないので、枚数を書いていない製品の枚数をこの比から出すことはできない。フェローズが公表している計算式に 1.8m/分・定格5枚を当てると1分あたり約30枚で、200枚は約6.6分ぶん。7製品で唯一、ダストボックスが満杯になるより先に定格5分が来る。なおカタログの同じ表に並ぶ19機種のうち、ゴミ袋サイズが「-」なのはこの製品だけ。

ホチキス針

記載なし

記載なし。公式の商品ページの仕様表に、細断可能物の行そのものが無い。販売店のページはホチキス(10号針・11号針)を細断可能物に挙げているが、公式資料には見当たらない。取扱説明書が書いているのは投入幅(紙230mm/メディア123mm)と2つ折りの換算までで、針の可否には触れていない。針を付けたまま入れてよいかを公表資料から決められないので、外して入れる前提で見ておくことになる。

外形寸法

200 × 325 × 369 mm

「サイズ:W200 x D325 x H369 mm」。幅200mmに対して最大投入幅は230mm。紙のほうが本体の幅より広い。縦型のスリム設計で、紙はWの面からは入らず、D325mmの側から入る。取扱説明書も W200 で一貫しているので、この2つの数字はどちらも正しく、読み方のほうが逆になる。机の隙間に入るかを「W200」で測ると、実際に要る奥行きを取り違える。7製品でこの逆転が起きるのはこの製品だけ。サンワ 400-PSD063W も幅より紙のほうが広く見えるが、あちらは商品ページと取扱説明書で W と D が入れ替わっているのが原因で、取扱説明書側の W335mm を採れば紙は幅の面から入る。高さ369mmは7製品で3番目に高い。

実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。

向いている人

  • 枚数の定義を確かめてから買いたい人
  • 一度に5枚まで、5分ずつ区切って使う人
  • CD/DVDも同じ機械で処理したい人
  • ダストボックスを何度も捨てに行きたくない人

向いていない人

  • 音を数字で確かめてから買いたい人(公式に数値がありません)
  • 机の隙間に幅で入れたい人(幅200mmの面からは紙が入りません)
  • ホチキス留めの書類をそのまま入れたい人(可否の記載がありません)
  • まとめて片づけたい人(5分動かすと60分待つことになります)

⑤ フェローズ デスクサイドシュレッダー LX85

フェローズ

フェローズ デスクサイドシュレッダー LX85

○ 選ぶ理由

  • 7製品で唯一、セキュリティ区分(P-4)を仕様表で公表している
  • 最大細断枚数と定格細断枚数の定義をカタログの脚注で明文化している

△ 購入前に確認

  • 連続時間の欄が、4つの公式ソースで3通りの名前と「欄なし」に分かれる
  • 休止約30分が取扱説明書にしかない
目安価格 · 2026.09.09確認1万3千円前後
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目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。

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7製品で唯一、セキュリティ区分(P-4)を仕様表に持っている製品です。 そして最大12枚・定格10枚も、定格連続使用時間20分も、ダストボックス19Lも7製品で最大。数字だけを見れば、この記事でいちばん強い製品です。

同時に、この記事の主題がいちばん濃く出た製品でもあります。基準1で書いたとおり、連続使用時間の欄は4つの公式資料で3通りの名前に分かれ、そこに欄そのものが無い状態が加わります。総代理店のコクヨは欄を持たず、外形寸法の欄もありません。同じ製品の仕様表が、コクヨで9行、フェローズのブランドサイトで22行。 どちらを開いたかで、買う前に確かめられることが変わります。

ダストボックスの枚数も公式の中で割れています。フェローズの製品ページは「ダストボックス収納枚数 約220枚」、カタログは「ダストボックス収容枚数 約200枚」。1割ずれたうえに、語も「収納」と「収容」で割れる。

そして基準3のとおり、定格20分に対してダストボックスは約3.5分で満杯になる計算です。20分という数字を理由に選ぶと、そこは効かない。ただし、購入者の書き込みからは捨てに行く回数そのものへの不満は出てきませんでした。挙がっていたのは引き出し式で捨てやすい、正面の窓で残量が見える、という側の評価です。捨てる動作が軽ければ回数は不満になりにくい、と読むことはできますが、そこまでは推測になります。

休止約30分も取扱説明書だけです。それでも1サイクルの稼働率は40%で、7製品で最も高い。「まとめて片づける」という用途にいちばん近いのはこの製品でした。

ホチキス対応も、クリップ28mm以下という寸法の条件を書いているのは7製品でここだけです。ただしホチキスは号数を書いていないので、サンワの「10号針」やアイリスの「10号、11号」とは書き方が揃いません。

弱点は大きさと耐久性の報告です。高さ500mmで、キャスター付きの床置き前提。目安価格は1万3千円前後。数か月から半年ほどで動かなくなったという報告が出ているので、保証期間(1年)の起点になる購入日と保証書は残しておいたほうがいい。

メーカー表記の読み解きを詳しく読む
連続運転時間

定格連続使用時間 20分

この欄が、1製品の4つの公式ソースで3通りの名前と「欄なし」に分かれる。総代理店のコクヨは欄そのものを持たず、フェローズの製品一覧と製品ページの見出しは「連続使用時間 20分」、同じ製品ページの仕様表とビジネスマシンカタログは「定格連続使用時間 20分」、取扱説明書は「定格使用時間 20 分間」。数字は4つとも20分で、動いているのは名前だけ。7製品を並べるとこの欄の名前は9通りあり、そのうち3つの名前と「欄が無い」という状態が、この1製品から出ている。各社を横に並べる前に、1社の中の同じ製品で揃っていない。20分は7製品で最も長い。

休止時間

約30分(取扱説明書)

「約30分」。4つの公式ソースのうち取扱説明書にしかない。「20 分間以上(ご使用の状況により前後する場合があります)の連続運転をしたり、用紙をかみこんで刃の回転が止まってしまったときなどにこの機能が働き、モーターが停止します。…約 30 分後に再び使用することができます。」 20分運転に対して約30分なので、1サイクル50分のうち動いているのは40%。7製品で最も高く、最も低いオーム SHR-MX302(4.8%)の8倍。ただしコクヨ・製品ページ・カタログの3つは「20分動かせる」としか書いていないので、この40%は取扱説明書を開くまで出てこない。

一度に何枚

最大細断枚数 12枚 / 定格細断枚数 10枚

「最大細断枚数 12枚/定格細断枚数 10枚」。どちらも7製品で最も多い。定義を書いている2社のうちの1社で、カタログの脚注が「※1 10回連続して同時に細断できる枚数(90%以上の細断率)」「※2 定格使用時間内において連続して同時に細断できる枚数(90%以上の細断率)」と分けている。最大12枚は、10回のうち1回は細断しきれなくてよい条件で測った数字。さらに同じカタログが「細断サイズは定格枚数細断時の数値です。」と書いているので、4×40mmという細断寸法も12枚ではなく10枚で入れたときの値になる。坪量(64g/m2)が付くのは取扱説明書だけで、コクヨは「(A4コピー用紙)」、フェローズの製品ページとカタログは枚数だけを書く。カタログ全文には坪量の記載が1つも無い。

細断寸法

4×40mm(クロスカット)

製品ページは「カットのサイズ:4×40mm」「カットのタイプ:クロスカット」、コクヨは「細断寸法」「細断方式」と行の名前が違う。面積160mm²・幅4mmで、DIN 66399 の P-4(面積160mm²以下・幅6mm以下)の上限ちょうど。この製品は7製品で唯一、自分で「セキュリティレベル:P-4」と書いており、寸法から出した判定と一致する。同じ4×40mmのアイリス P5GCX2 は区分を書いていない。呼び名の境目もこの社の一覧だけで見える。フェローズは自社の製品一覧で 4×12mm を「ミニカット」、2×12mm を「マイクロカット」と呼び分けていて、幅2mmが境目になっている。ただし市場には 4×12mm を「マイクロカット」と呼ぶ製品もあるので、呼び名から細かさは決まらない。

運転音

動作音 70dB

フェローズの製品ページは「動作音:70dB」、コクヨは「作動音:70dB」。漢字が入れ替わっているだけで、同じ70dBを指している。そしてカタログと取扱説明書には音の行そのものが無い。どちらの表記にも測定条件と距離が書かれていないので、条件を書いている唯一の製品(オーム SHR-MX302 の「空転時、本体正面から1m」で68dB)とも、条件を書いていないサンワ 400-PSD063W の50dBとも、同じ土俵には乗らない。7製品で音の数字があるのは3つだけで、語は 動作音・作動音・騒音 に割れる。

ダストボックス容量

19 L

19Lは7製品で最も大きい。ところが枚数が公式の中で割れている。フェローズの製品ページは「ダストボックス収納枚数 約220枚」、コクヨはキャッチコピーで「19リットルA4コピー用紙なら約220枚収容」、カタログは「ダストボックス収容枚数※3 約200枚」。220枚と200枚で1割ずれ、語も「収納枚数」と「収容枚数」で割れる。ゴミ袋サイズも製品ページ「30L以上(市販品)」とカタログ「-」で割れる。そのうえで、メーカー自身がカタログで公表している計算式(細断速度 ÷ 0.297 × 定格細断枚数)に 1.8m/分・定格10枚を当てると1分あたり約61枚で、カタログの記載「約60枚」と合う。200〜220枚は約3.3〜3.6分ぶんで、定格20分の6分の1あたりでダストボックスが満杯になる計算になる。連続20分を選ぶ理由にした人ほど、そこは効かない。

ホチキス針

ホチキス、クリップ(28mm以下)が対応一覧にある

製品ページの「シュレッダー対応一覧」に CD/DVD、カード(金属を除く)、クリップ(28mm以下)、ホチキスが並ぶ。クリップの寸法条件を書いているのは7製品でこの製品だけ。ただしホチキスは号数を書いていない(サンワ 400-PSD063W は「10号針」、アイリス P5GCX2 は「10号、11号」と号数で書く)。針対応をうたう3製品の間でも、どこまで対応するかの書き方が揃っていない。そしてオーム SHR-MX302 の取扱説明書は、同じクリップとホチキス針の除去を求めている。同じ物について、公表の向きが正反対になる。

外形寸法

345 × 250 × 500 mm

製品ページの「本体サイズ:W345 x D250 x H500mm」は、カタログの「外寸法」とも取扱説明書の「寸法」とも一致する。3つの資料で寸法が揃っていることを確かめられた数少ない製品(サンワ 400-PSD063W は商品ページと取扱説明書で W と D が入れ替わっている)。ただし総代理店のコクヨの商品仕様には外形寸法の欄そのものが無いので、コクヨのページだけを見て置き場所を測ることはできない。同じ製品の仕様表が、コクヨで9行、フェローズで22行。高さ500mmは7製品で最も高く、キャスター付きで床置きが前提の大きさ。投入幅220mmに対して幅345mmなので、紙は幅の面から入る。

実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。

購入者レビューで挙がった指摘

  • 複数の報告要確認

    数か月から半年ほどで動かなくなった、止まらなくなったという故障の報告

  • 複数の報告

    動作の安定性に個体差があるという指摘

  • 単発の報告

    電源スイッチの作りに不安があるという指摘

  • 多くの報告

    引き出し式のダストボックスと正面の窓で、残量の確認と廃棄がしやすいという評価

購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。

向いている人

  • 一度に10枚前後を、まとめて片づけたい人
  • ホチキス留めやクリップ留めの書類を、外さずに入れたい人
  • セキュリティ区分を仕様として確かめてから買いたい人
  • ダストボックスを何度か捨てに行く前提で使える人

向いていない人

  • 高さ500mmを置ける場所が無い人
  • 2×10mm級の細かさが要る人(4×40mmはP-5の条件を満たしません)
  • 20分ぶんを一度に処理しきれると考えている人(先にダストボックスが満杯になります)
  • 音を条件つきで確かめたい人

⑥ サンワダイレクト マイクロカットシュレッダー 400-PSD063W

サンワダイレクト

サンワダイレクト マイクロカットシュレッダー 400-PSD063W

○ 選ぶ理由

  • 運転10分と休止50分を仕様表の1行に併記している(7製品で2社だけ)
  • 商品ページだけで稼働率を計算できる(取扱説明書を開かなくてよい)

△ 購入前に確認

  • 商品ページと取扱説明書で外形寸法のWとDが入れ替わっている
  • 同じ3枚に「定格細断枚数」「同時細断枚数」「細断枚数」「規定細断枚数」の4つの名前が付いている
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目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。

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商品ページだけで稼働率を計算できる、2製品のうちの1つです。 「連続使用時間:約10分間(50分休止後運転可)」。取扱説明書を開かなくても、10分動かして50分待つと分かる。7製品のうち4製品は、この行が取扱説明書にしかありません。

針まわりも数字で書いています。「ホッチキスの10号針をしたまま最大3枚まで同時に細断できます。」何号まで、何枚までを両方書いたのはこの製品だけでした。ただし取扱説明書のほうは「10号針以下」で、範囲の書き方が資料で違います。

いちばん気をつけるところは寸法です。商品ページと取扱説明書で、W と D が入れ替わっています。 商品ページが「約W176×D335×H318mm」、取扱説明書が「W335×D176×H318mm」。

これは同じ社の公表値だけで決着がつきます。 用紙の投入幅は約220mm。紙が入る向きの本体寸法が、紙より狭いことはありえません。176mmでは紙が入らないので、取扱説明書側(W335×D176)が実態で、商品ページの W と D が逆です。比較表にも取扱説明書側を採りました。商品ページの「W176mm」を信じて机の隙間の幅を測ると、置けない可能性があります。

もう1つ、同じ3枚に4つの名前が付いています。 商品ページの仕様表が「定格細断枚数」、同じページの比較表が「同時細断枚数」、取扱説明書の仕様表が「細断枚数」、取扱説明書の使用方法が「規定細断枚数」。数字は変わらず、名前だけが4回変わる。

騒音50dBは7製品で最も小さい数字ですが、測定条件も距離も書かれていません。 条件を書いた唯一の製品(オームの空転時・正面1m)と引き算をしても意味を持たないので、この記事では「50dBのほうが静か」とは書きません。

購入者からは、10分で止まって待つことになる、という指摘が繰り返し挙がっています。これは仕様どおりの動作です。加えて、途中で急に止まる、ダストボックスが安全装置に引っかかるという報告もあるので、そこは仕様と切り分けて見ておいたほうがいい。目安価格は1万4千円前後。

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連続運転時間

連続使用時間 約10分間

「連続使用時間:約10分間(50分休止後運転可)」。運転と休止を仕様表の1行に併記している2社のうちの1社で、もう1社はオーム電機。7製品で「定格」が付かない語を使うのはこの製品だけ。同じ商品ページの中でも書き方が揃っておらず、上部の比較表は「連続使用時間 10分」(「約」なし)、下の仕様表は「約10分間」。同じページで「約」が付いたり消えたりする。

休止時間

50分休止後運転可

「50分休止後運転可」。取扱説明書を開かずに休止が分かる2製品のうちの1つ。10分運転に対して50分休止で、1サイクル60分のうち動いているのは16.7%。休止が取扱説明書にしかない4製品(アイリス2機種・GBC・フェローズ)と違って、買う前に商品ページだけで計算できる。アイリス P4GM-45 は同じ10分運転だが休止が「1時間以上」なので稼働率はこちらのほうが高い。ただしその差は、相手側の取扱説明書を開かないと出てこない。

一度に何枚

定格細断枚数 紙3枚 / カード・メディア各1枚

「定格細断枚数:紙/3枚 ※A4コピー用紙64g/平方メートルが目安です。カード、メディア各1枚」。坪量を「64g/平方メートル」と全角で書く唯一の社で、しかも「目安です」と添えている。最大細断枚数の欄は無く、定格だけ。そして同じ製品の同じ3枚に4つの名前が付いている。商品ページの仕様表が「定格細断枚数」、同じページの比較表が「同時細断枚数」、取扱説明書の仕様表が「細断枚数」、取扱説明書の使用方法が「規定細断枚数」。取扱説明書は「2ツ折/1枚=2枚」という換算と「紙質や湿度等により細断枚数は異なります。」も書いている。

細断寸法

2×10mmマイクロカット

「細断形状:2×10mmマイクロカット」。GBC A3312M と同じ 2×10mm だが、あちらは「細断方式:マイクロカット2×10mm」で、行の名前も語順も逆。面積20mm²・幅2mmで、寸法の上では DIN 66399 の P-5(30mm²以下・幅2mm以下)の条件を満たすが、この製品は区分を公表していない。取扱説明書は細断可能なものとしてコピー用紙・DVD・CD・カード・ホッチキスを挙げる。「マイクロ」を名乗る4製品はいずれも寸法の上では P-5 に入るが、名乗りと区分を結び付けて書いた社は1つも無い。

運転音

騒音 50dB

「騒音:50dB」。7製品で最も小さい数字だが、測定条件も距離も書かれていない。条件を書いているのはオーム SHR-MX302(空転時・本体正面から1m)だけで、そちらは68dB。空転時は紙を入れていない状態の値なので、条件のないこの50dBと引き算をしても意味を持たない。フェローズ LX85 の70dBも条件なし。語も「騒音」(この製品)「作動音」(オーム・コクヨ)「動作音」(フェローズ)に割れる。同じページの比較表と仕様表はどちらも50dBで、そこは揃っている。

ダストボックス容量

9 L

「ダストボックス容量:約9リットル(A4コピー用紙約80枚分)」。同じページの比較表は「ゴミ箱容量 9L」で、語が「ダストボックス容量」と「ゴミ箱容量」に割れる。比は 8.9枚/L で、同じ2×10mmの GBC A3312M(16.7枚/L)の半分ほど。同じ刃の寸法でも比が揃わないので、枚数を書いていない製品の枚数をこの比から出すことはできない。フェローズが公表している計算式に 1.8m/分・定格3枚を当てると1分あたり約18枚なので、80枚は約4.4分ぶん。連続10分の半分以下でダストボックスが満杯になる計算になる。

ホチキス針

ホッチキス10号針をしたまま最大3枚(取扱説明書は「10号針以下」)

特長に「ホッチキスの10号針をしたまま最大3枚まで同時に細断できます。」、取扱説明書は「※10号針以下のホッチキス針をしたままの細断に対応しています。」。商品ページは「10号針」、取扱説明書は「10号針以下」で、範囲の書き方が資料で違う。アイリス P5GCX2 は「10号、11号」と2つ名指しし、フェローズ LX85 は号数を書かずに「ホチキス」とだけ書く。針対応をうたう3製品の間でも、どこまで対応するかの書き方が揃っていない。そしてオーム SHR-MX302 の取扱説明書は逆に除去を求めている。ここは用途に直結するので、給与明細や領収書をホチキス留めのまま処理したいなら、この製品は条件を数字で書いている側になる。

外形寸法

335 × 176 × 318 mm

商品ページと取扱説明書で、W と D が入れ替わっている。商品ページ「約W176×D335×H318mm」、取扱説明書「W335×D176×H318mm」。どちらが実態かは、同じ社の公表値だけで決着がつく。用紙の投入幅は約220mmなので、紙が入る向きの本体寸法は220mm以上でなければならない。176mmでは紙が入らない。したがって取扱説明書側(W335×D176)が実態で、商品ページの W と D が逆になっている。この表には取扱説明書側を採った。商品ページの「W176mm」を信じて机の隙間の幅を測ると、置けない可能性がある。高さ318mmは7製品で2番目に低い。

実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。

購入者レビューで挙がった指摘

  • 多くの報告要確認

    途中で急に止まる、ダストボックスが安全装置に引っかかって動かなくなるという報告

  • 多くの報告

    10分で止まり、次に動かせるまで待つことになるので、まとめて処理する用途では作業が途切れるという指摘

  • 単発の報告

    厚みのある紙(レターパックなど)で詰まりかけたという報告

  • 多くの報告

    ダストボックスを外すときに細断くずが静電気で散らかるという指摘

  • 複数の報告

    マイクロカットのぶん細断が遅く、次々と入れたいときにもどかしいという指摘

購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。

向いている人

  • ホチキス留めの明細や封筒を、針を外さずに処理したい人
  • 買う前に、動かせる時間と待つ時間の割合を確かめておきたい人
  • 縦に細長い置き場所がある人(幅335mm・奥行176mm)
  • 2×10mmの細かさが必要な人

向いていない人

  • 商品ページの寸法をそのまま信じて設置場所を決めたい人
  • 一度に4枚以上入れたい人
  • まとめて片づけたい人(10分ごとに50分空きます)
  • 細断の速さを優先する人(1.8m/分は7製品で最も遅い側)

⑦ アイリスオーヤマ オートフィードシュレッダー AFSB60C

アイリスオーヤマ

アイリスオーヤマ オートフィードシュレッダー AFSB60C

○ 選ぶ理由

  • 定格・最大・最大給紙の3つを分けて公表している唯一の製品
  • 取扱説明書がその3つの語をそれぞれ言い換えて定義している

△ 購入前に確認

  • 同じ仕様表に「定格時間10分」と「自動連続細断時間約60分」が並び、どちらが上位の制約か読めない
  • 取扱説明書の中でも、仕様表と使用上の注意が逆向きのことを書いている
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今回そろえられた唯一のオートフィード機です。 給紙トレイに60枚まで載せて、あとは機械に任せられる。手差しの6製品とは使い方そのものが違います。

そのうえで、この製品には同じ仕様表の中で噛み合っていない3行があります。

仕様表の行値
定格時間10分
自動連続細断時間約60分
手差し連続細断時間約10分

定格時間が10分なのに、自動細断は約60分。どちらが上位の制約なのかは仕様表からは読めません。

そして取扱説明書が、その答えを仕様表と逆向きに書いています。取扱説明書の仕様表は公式ページと同じく「定格時間 10分/連続自動細断可動時間 60分」を並べますが、同じ取扱説明書の使用上の注意はこう書きます。「本製品の定格時間は 10 分です。それ以上の連続使用はしないでください。また、連続使用後は必ず 1 時間以上休止してください。」

同一の文書の中で、仕様表が60分と言い、注意書きが10分を超えるなと言っている。 60枚をセットして放っておける機械だと読むと、この注意書きと衝突します。どちらが正しいかは公表資料からは決められないので、この記事では注意書きのほう(10分・1時間以上)を採り、稼働率も14.3%以下として扱っています。オートフィードを選ぶ理由が「セットして離席できること」なら、ここは買う前に確かめておく価値があります。

枚数の書き方は、7製品でいちばん丁寧です。定格6枚・最大9枚・最大給紙60枚の3つを分け、取扱説明書がそれぞれを言い換えて定義している。ただし60枚は給紙トレイに置ける枚数で、一度に刃へ送られる枚数ではありません。 定格6枚の10倍という数字なので、そこを読み違えると刃に入る量を10倍に見積もることになります。

細断寸法は約4×約15mm。面積60mm²で、「マイクロ」を名乗る4製品より粗く、4×40mmの2製品より細かい、7製品で中間の位置です。兄弟機の AFSB60M は約2×約15mmのマイクロクロスカットで、取扱説明書が共用のため販売ページでは取り違えが起きやすい。見分けるなら JAN で、60C が 4967576698436 です。

弱点は3つ。ダストボックス18.5Lに枚数換算が付いていないので、捨てに行く頻度を計算できない。運転音の記載が公式ページにも取扱説明書にもない(同社の SHIZCUT シリーズは静音をうたっているのに、席を離れて使う前提のこの機種には数字がない)。そしてホチキス針の可否がどこにも書かれていない。 60枚の束に針の付いた書類が混じったときにどうなるかは、公表資料からは分かりません。目安価格は1万4千円前後。

メーカー表記の読み解きを詳しく読む
連続運転時間

定格時間 10分 / 自動連続細断時間 約60分 / 手差し連続細断時間 約10分

同じ仕様表の中に、連続で動かせる時間が3行ある。「定格時間:10分」「自動連続細断時間:約60分」「手差し連続細断時間:約10分」。定格時間が10分なのに自動細断は約60分と書いてあり、どちらが上位の制約なのかは仕様表からは読めない。取扱説明書はその答えを仕様表と逆向きに書いている。取扱説明書の仕様表は公式ページと同じく「定格時間 10分/連続自動細断可動時間 60分」を並べるが、同じ取扱説明書の使用上の注意は「本製品の定格時間は 10 分です。それ以上の連続使用はしないでください。」と書く。同一の文書の中で、仕様表が60分と言い、注意書きが10分を超えるなと言っている。60枚入れて放っておける機械だと読むと、この注意書きと衝突する。語も公式ページ「自動連続細断時間」と取扱説明書「連続自動細断可動時間」で割れていて、同社の P4GM-45 の2通りと合わせるとアイリスオーヤマ1社で6通りになる。

休止時間

1時間以上(取扱説明書)

公式ページには無く、取扱説明書の使用上の注意にだけ「連続使用後は必ず 1 時間以上休止してください。」がある。定格10分に対して1時間以上なので、1サイクル70分以上のうち動いているのは14.3%以下。仕様表の「自動連続細断時間 約60分」をそのまま受け取ると、この14.3%とは噛み合わない。60分動いて60分休むと読めば50%になるが、そう書いた資料は無い。どちらの読み方が正しいかは公表資料からは決められないので、この記事では取扱説明書の注意書き(10分を超えない・1時間以上休む)のほうを採っている。オートフィード機を選ぶ理由が「セットして離席できること」なら、ここは買う前に確かめておく価値がある。

一度に何枚

定格細断枚数 6枚 / 最大細断枚数 9枚 / 最大給紙枚数(自動細断)60枚

「定格細断枚数 6枚/最大細断枚数 9枚/最大給紙枚数(自動細断)60枚」。3つの数字が並ぶのは7製品でこの製品だけ。取扱説明書はそれぞれを「一度に細断できる最大枚数(最大細断枚数)9枚以内」「連続して細断できる枚数(定格細断枚数)6枚以内」「給紙トレイにセットできる紙の枚数(最大給紙枚数)60枚以内」と言い換えている。60枚は給紙トレイに置ける枚数であって、一度に刃へ送られる枚数ではない。定格6枚の10倍という数字なので、そこを読み違えると刃に入る枚数を10倍に見積もることになる。定格6枚はフェローズ LX85(10枚)に次いで多い。坪量の書き方は「A4コピー用紙(上質紙64g/m²)」で、同社の P4GM-45 の公式ページ(「A4コピー用紙(64g/m²)」)とは「上質紙」の有無が違う。

細断寸法

クロスカット約4×約15mm

「細断サイズ:クロスカット約4×約15mm」。面積60mm²・幅4mmで、DIN 66399 の P-5(30mm²以下・幅2mm以下)は面積でも幅でも満たさず、P-4(160mm²以下・幅6mm以下)に入る。「マイクロ」を名乗る4製品より粗く、同じ4×40mmの2製品(P5GCX2・LX85)より細かい、7製品で中間の位置。兄弟機の AFSB60M は「マイクロクロスカット約2×約15mm」で面積30mm²・幅2mm、P-5 の上限ちょうどにあたる。取扱説明書が2機種で共用なので、販売ページのコピーでは取り違えが起きやすい。見分けるなら JAN で、60Cが4967576698436、60Mが4967576698443。アイリスオーヤマの中では幅2mmが「マイクロ」の境目に見えるが、そう定義した文はどこにも無い。

運転音

記載なし

記載なし。公式ページにも取扱説明書にも dB が1つも無い。同じアイリスオーヤマの SHIZCUT シリーズは「静音設計(空転時35〜45dB)」を売り文句にしているのに、オートフィードのこの機種には数字が1つも付かない。7製品で音の数字があるのは3つだけで、そのうち測定条件を書いているのは1社。この製品は数字そのものが無いので、条件の議論にも乗らない。自動給紙は席を離れて使う前提の機能なので、音は本来いちばん知りたい数字になるはずだが、そこが空欄になっている。

ダストボックス容量

18.5 L

「ダストボックス容量:18.5L」。7製品で2番目に大きいが、枚数換算が付いていない。同社の P4GM-45 は「9.5L(120枚分)」、P5GCX2 は「約8.7L(A4コピー用紙約65枚)」と書くので、同じメーカーの中でも書く機種と書かない機種がある。Lから枚数を出すこともできない。枚数を書いている5製品の比は 7.5〜16.7枚/L で、同じ4×40mmの2製品の間でも1.4倍ひらくため、外から比で埋めると数字は出ても中身の保証がない。7製品のうち、捨てに行く頻度を計算できないのはこの製品とオーム SHR-MX302 の2つ。60枚をトレーに載せられる機械でボックスの枚数が分からないので、1回のセットで何回ぶん溜まるのかも出せない。

ホチキス針

記載なし

記載なし。公式ページの仕様表にも取扱説明書にも、ホチキス針を付けたまま入れてよいかの記載が無い。同じアイリスオーヤマの P5GCX2 は「10号、11号のステープラー針の裁断が可能」と商品説明でうたっているので、同じメーカーの中でも書く機種と書かない機種がある。自動給紙で60枚をまとめて載せる機械なので、束の中に針の付いた書類が混じったときにどうなるかは、購入前に確かめる先が公表資料の中に無い。トレーに載せる前に1枚ずつ見て外す運用になるなら、自動給紙で節約できる手間はその分だけ減る。

外形寸法

350 × 220 × 492 mm

「商品サイズ 幅350 × 奥行220 × 高さ492 mm」。幅350mmは7製品で最も広い。取扱説明書は同じ数字に「(スイッチ、電源コード含まず)」という除外条件を付けているが、公式ページにはこの条件が無い。重量も同じで、取扱説明書は「製品重量(電源コードを含む)約8.1kg」、公式ページは「重量 8.1 kg」。同じ数字に、含む・含まないの条件が取扱説明書にだけ付く。投入幅220mmに対して幅350mmなので、紙は幅の面から入る。高さ492mmはフェローズ LX85(500mm)に次いで高い。給紙トレイの蓋を開けるための上の余白は公表されていない。

実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。

購入者レビューで挙がった指摘

  • 多くの報告要確認

    使い始めて1か月ほどで異音が出た、短期間で故障したという報告

  • 複数の報告

    ダストボックスのセンサーが壊れた、完全にセットできないと動かないという報告

  • 多くの報告

    定格10分で止まり、冷却の待ち時間で作業が途切れるという指摘

  • 多くの報告

    ダストボックスを外すときに細断くずが静電気で散らかるという指摘

  • 多くの報告

    内部にゴミ袋をセットする設計ではなく、袋を使うとセンサーが反応してしまうという指摘

  • 単発の報告

    毎回ボタンを押さないと動かない点が煩わしいという指摘

購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。

向いている人

  • 給紙トレイに載せて席を離れたい人(10分で止まる前提を受け入れられる場合)
  • 一度に6〜9枚を手差しでも入れたい人
  • 約4×15mmの細かさで足りる人
  • ダストボックスを捨てに行く回数を減らしたい人

向いていない人

  • 60枚を一度に入れて放っておけると考えている人(取扱説明書は10分を超えるなと書いています)
  • 幅2mm級の細かさが要る人(この機種は約4×約15mmです)
  • 音を数字で確かめてから買いたい人
  • ホチキス留めの束をそのままトレーに載せたい人

レビューで多かった不満と、その対処

製品をまたいで共通していた指摘が4つあります。3つは、この記事で挙げた基準とそのまま重なりました。

1. 定格時間で止まって、待つことになる

サンワ 400-PSD063W、アイリス AFSB60C、オーム SHR-MX302 で挙がっています。10分で自動停止して次まで待つ、冷却の時間で作業が中断する、という内容です。これはどれも仕様どおりの動作で、故障ではありません。公表資料から数えると、止まり方はこれを含めて4通りあります。定格時間と過熱は休ませる時間が要りますが、ダストボックスが正しく入っていない場合と紙を噛んだ場合は、原因を取り除けば動くと読める側です。そして過熱を止める部品を仕様表の「安全装置」の欄に並べた3製品と、止まったあと戻るまでを書いた3製品は、7製品のうちで1つも重なりませんでした。止まる理由を4通りに数え直した記事に並べてあります。

対処:買う前に、休止まで入れた1サイクルで考える。 基準2のとおり、動いている割合は4.8%から40%まで幅があります。そして休止を商品ページに書いているのは2製品だけなので、候補が決まったら取扱説明書のPDFを開いてから買う。 「10分動く」と書いてある2製品のあいだにも、50分と1時間以上という差があります。

2. 細断くずが静電気で散らかる

サンワ 400-PSD063W とアイリス AFSB60C で、どちらも繰り返し挙がっています。ダストボックスを外すときに飛び散る、ゴミを捨てるたびに周りが汚れる、という内容です。マイクロ系でもクロス系でも出ているので、刃の細かさだけの問題ではなさそうです。

対処:ボックスを引き出す前に、ゆっくり傾ける。 そして満杯にしてから捨てるのではなく、基準3で出した「満杯までの時間」を目安に早めに捨てる。フェローズ LX85 のように残量窓のある製品なら、そこを見て決められます。ゴミ袋を内側にセットできる設計かどうかは製品で違うので、買う前に袋が使えるかを確かめておくと後が楽です。ただし、その確認を公表資料でできる製品は多くありません。ゴミ袋のサイズを書いているのはフェローズ LX85 の「30L以上(市販品)」だけで、満杯かどうかを目で見る手段は7製品とも仕様表に項目がありません。捨てる動作の公表を6項目で数え直した記事に、7製品ぶんを並べました。

3. ホチキス針とカードの扱いが、製品によって逆になる

サンワ 400-PSD063W では針を外さずに入れられるのが評価されている一方、アイリス P5GCX2 では針で詰まるリスクの指摘があり、カードは取扱説明書では認められていないのにできたという報告とできなかったという報告に分かれています。

対処:メーカーの取扱説明書に書いてあることだけを前提にする。 針対応をうたっているのは3製品で、そのうち条件(号数・枚数)まで書いているのは2製品。1製品は取扱説明書が除去を求めていて、3製品はそもそも記載がありません。「クロスカットだから針も通る」という一般論は、この7製品には当てはまりません。

同じ見出しに入っているカードのほうは、針とは数え上げの結果が変わります。CD・DVDやカードについて何かを書いているのは3製品で、投入口の幅や枚数を数字にしたのはそのうち2製品。針では記載なしが3製品でしたが、カードでは4製品です。 条件を添えたのも1社だけで、その1社は幅も枚数も書いていません。CDとカードについて何がどこまで公表されているかに、書いてある場所が3通りに分かれることまで並べました。

4. 短期間で動かなくなる

アイリス P5GCX2、フェローズ LX85、アイリス AFSB60C で、それぞれ独立に出ています。使い始めて1か月ほどで異音、数か月で停止、初期不良、という内容です。価格帯も方式もばらばらなので、特定の製品の話としては扱えません。

対処:届いた日にまとめて動かして確かめる。 定格の枚数を入れて、定格の時間まで動かして、止まって、休止のあとにもう一度動くか。保証は1年の製品が多いので、購入日の記録と保証書は残しておく。 初期不良の申し出は早いほど通りやすくなります。

状況別のおすすめ

こういう人候補理由
まとめて片づけたい⑤ LX85定格20分・定格10枚が最大。稼働率40%も最高。ただし3〜4分ごとに捨てに行く
セットして離席したい⑦ AFSB60C唯一のオートフィード。ただし取扱説明書は10分を超えるなと書いています
細かさを最優先②③④⑥ のいずれか2×10mm または 2×11mm。寸法の上ではP-5の条件を満たします
音を数字で確かめたい② SHR-MX3027製品で唯一、測定条件と距離を書いています(空転時・正面1m)
ホチキス留めをそのまま入れたい⑥ 400-PSD063W10号針・最大3枚と条件を数字で書いています
捨てに行く回数を減らしたい④ A3312M唯一、定格時間のほうが先に来ます。⑦ は18.5Lですが枚数が非公表
置き場所の奥行が浅い② SHR-MX302奥行160mm。③ P4GM-45 の164mmが次点
縦に細長い場所しかない④ A3312M幅200mmですが投入幅は230mm。紙は幅の面からは入らず、奥行325mm側に余白が要ります
数枚ずつ気軽に使いたい① P5GCX2最も軽く最も安い。ただし定格2分で、休止の記載がありません
枚数の定義を確かめてから買いたい④ A3312M または ⑤ LX85最大と定格の定義を書いているのはこの2社だけです

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買ったあと、最初にやること

順番にやってください。

  1. 取扱説明書のPDFを最後まで読む(買う前でも可) — この記事で扱った7製品のうち4製品は、休止時間が取扱説明書にしかありません。枚数が「1、2枚減ることがある」という注記も、寸法の除外条件も同じです
  2. 置き場所を「奥行」で測り直す — GBC A3312M は本体の幅200mmより投入幅230mmのほうが広く、紙は奥行側から入ります。サンワ 400-PSD063W は商品ページと取扱説明書で幅と奥行が入れ替わっているので、どちらの数字で測っているかを先に決める必要があります。そしてダストボックスを引き出すぶんの奥行は、7製品ともどこにも公表されていません
  3. 定格の枚数を入れて、定格の時間まで動かしてみる — 止まるか、止まったあと休止のあとに動くか。ここまで確かめて初めて、初期不良かどうかが分かります
  4. ダストボックスが何分で一杯になるかを1回だけ測る — 基準3の計算はメーカーの公表値からの見積もりです。実際に1回捨てるまでの時間を見ておくと、次からの段取りが決まります
  5. ホチキス針とクリップの扱いを決める — 取扱説明書に書いてあるとおりに。書いていない製品なら、外す前提で運用するほうが安全に倒れます
  6. ゴミ袋が使えるかを確かめる — 内側に袋をセットできない設計だと、捨てるたびに本体を洗うことになります。センサーに袋が触れて動かなくなる報告も出ています
  7. 保証書と購入日の記録を残す — 7製品のうち保証期間を公表しているのは4製品で、いずれも1年です
  8. 音が問題になりそうなら、使う時間帯を先に決めておく — 数字があるのは3製品だけで、条件付きなのは1製品だけ。買う前に音で選び分けることは、この7製品ではできません。その1社が書いた条件は「空転時」で、紙を入れていない状態の音です。運転音の公表条件を7製品ぶん並べ直した記事に、条件の添えられた値が2か所しかないことと、細断しているときの音を公表した社が1つも無いことを書きました

シュレッダーは、置いてしまえば数年は買い替えない機械です。ただ、「連続20分」という数字だけで選ぶと、3分ちょっとでゴミを捨てに行くことになる。 今回7製品を並べて、いちばん効いたのはそこでした。

よくある質問

連続20分と定格2分は、10倍の差ということ?

連続で動かせる時間だけを見れば10倍差です。ただしその2分の側(アイリス P5GCX2)は、休ませる時間がどの公式資料にも書かれていないので、休止まで含めた比較には入れられません。休止が公表されている6製品にそろえると、連続時間の差は3分から20分で約6.7倍。そこに休ませる時間を入れて1サイクルにすると、動いている割合は4.8%から40%になり、差は約8.4倍に開きます。順序は変わりません。休止を仕様表に書いている製品は7つのうち2つだけで、4つは取扱説明書にしかなく、1つはどの公式資料にも書かれていません。数字を比べる前に、その数字が同じ条件のものかを確かめる必要があります。

マイクロカットとマイクロクロスカットは違うもの?

今回の7製品では、寸法が同じで名前が違うだけでした。オーム SHR-MX302 は 2×11mm を「マイクロカット」、アイリス P4GM-45 は 約2×約11mm を「マイクロクロスカット」と呼んでいます。呼び名の定義を書いている社は1つも無く、市場には幅4mmのものを「マイクロカット」と呼ぶ製品もあります。細かさを確かめたいなら、名前ではなく寸法の数字を見てください。

セキュリティレベルのP-4やP-5は、どうやって確かめればいい?

7製品のうち区分を仕様表に書いているのはフェローズ LX85(P-4)だけです。残る6製品は記載がありません。細断寸法はどの社も書いているので、面積と幅から自分で当てはめることはできます。ただしそれは読者側の計算であって、メーカーが名乗ったものでも認証を受けたものでもありません。仕様として必要なら、区分を書いている製品を選ぶほうが確実です。

ダストボックスは大きいほうがいい?

容量が大きいほど捨てに行く回数は減りますが、その分だけ置き場所を取ります。そして今回の計算では、5製品のうち4製品で、定格時間を使い切る前にダストボックスのほうが先に満杯になりました。容量が最大の製品でも約3.5分ぶんです。加えて、Lから枚数を推し量ることはできません。同じ刃の寸法でも、Lあたりの枚数は1.4倍から1.9倍ひらきました。

ホチキス留めの書類は、そのまま入れていい?

製品によって公表の向きが逆になります。3製品が針対応をうたい、1製品は取扱説明書が針とクリップの除去を求め、3製品は記載そのものがありません。しかも除去を求めている製品は、商品ページに針の記載が1行も無いため、販売ページだけを並べると「記載なし」に見えます。取扱説明書に書いてあることを基準にして、書いていない製品では外す前提で使うほうが安全です。

候補が決まったら、最後の確認。

対応条件と必要な付属品を確認したうえで、販売先の最新価格・在庫をご確認ください。

この記事で紹介した商品

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読み終えたあとに

  • この7製品の外から候補を選ぶときに、商品ページに欄そのものが無い項目をどう扱うか——書いていないだけなのか、探しても無いのかを決められないまま止まることがあります。

    仕様表に行が無い項目をどう見分けるか

    カテゴリは違いますが、公表を「仕様表の行にある」「行の外にだけある」「どこにも書かれていない」の3つに分けて数える読み方は、そのまま商品ページに当てられます。

    行が無い項目を、探す場所を変えれば見つかるものと、探しても無いものに分けています。

  • 置き場所の幅を測って候補を絞ったあとで、その1辺だけで決めてよいのか、奥行やまわりの余白まで見ておくべきかが残ることがあります。

    除湿機に床はどれだけ要るか

    除湿機7製品では、幅の細い順と幅×奥行で出した面積の順が7点とも入れ替わり、壁からの距離を数字で書いていたのは1製品だけでした。

    外形寸法の1行に残っている掛け算と、まわりに要る余白の探し方を書いています。

  • 音で選び分けられないと分かったあとに、では公表されている dB をどこまで読んでよいのか——条件の書かれていない値どうしを並べる手がかりが要ることがあります。

    36dBと50dBに同じ「静音」が付いている

    昇降デスク6製品でも「静音」の語は36dBにも50dBにも同じように付いていて、素の測定値として並べられたのは1つだけでした。

    素の測定値・上限・比喩を見分ける読み方と、数字の無い製品の扱いを整理しています。

休止時間と投入幅は、候補を1台に決めなくても、いま見ているページから書き写しておける数字です。

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運営者

mono-buzz 編集部

メーカーの公開仕様と購入者レビューを読み込み、各社で書き方の揃わない数字を同じ条件に並べ直しています。実機は持たないため、使用感はレビューに共通する指摘として扱い、価格は目安を示し、最新の金額は販売先で確認していただく形にしています。