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シュレッダー

シュレッダーにCDやカードを入れていいか|公表しているのは3製品、幅を書いたのは2製品

mono-buzz 編集部

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この記事で分かること

公表値を読み解いて、選ぶ基準を整理。

シュレッダー7製品の公表資料から、CD・DVDとカードについての記載を集め直した。古いディスクや期限の切れたカードを捨てたい人に向けて、触れている社が3つしかないこと、メディアの投入幅を書いた2社の値が123mmと124mmに寄っていることを示した。

THE REASON BEHIND THE CHOICE

公表資料から、疑問を読み解く。

公開資料に基づく記事です。実機による検証は行っていません。

7製品の紙の投入幅とメディアの投入幅を、公表されているものだけ横棒で並べた図。紙は220mmが6製品でGBC A3312Mだけが230mmと10mm割れているのに、メディアの投入幅を書いたのはサンワ 400-PSD063W の124mmとGBC A3312Mの123mmの2製品だけで、その差は1mmしかない。フェローズ LX85 はCD/DVDとカードを対応一覧に挙げながらメディアの幅を書いておらず、残る4製品はCDとカードの記載そのものが無い
目次

引き出しの奥から出てきた、名前と住所を焼いたCD-R。有効期限の切れたクレジットカード。紙の書類が片づいたあとに、この手のものが残ります。

シュレッダーの商品ページには「CD対応」と書いてあるものがあります。ではその製品なら、手元のディスクをそのまま入れていいのか。

7製品の公表資料を書き出したところ、CD・DVDやカードについて何かを書いているのは3製品でした。この記事が答えるのは1つです。「入れられる」と書いてある製品で、何がどこまで公表されているのか。

ここで数えるのはCD・DVDとカードだけです。ホチキス針とクリップは7製品を比較した記事が数え上げているので、この記事では数え直しません。 対象は7製品の2026年9月時点のメーカー公表値で、実機は持っていないため、書けるのは公表資料どうしの突き合わせで分かることと、購入者の書き込みに現れた指摘だけです。

触れているのは3製品で、書いてある場所が3通りある

製品CD・DVD・カードについて書いてあることどこに書いてあるか
サンワダイレクト 400-PSD063W投入幅124mm/カード・メディア各1枚/細断可能なものにDVD・CD・カード商品ページの仕様表と取扱説明書
アコ・ブランズ GBC A3312M投入幅123mm/メディア類の収容枚数/ダストボックス容量の内訳カタログと取扱説明書。商品ページの仕様表には細断可能物の行が無い
フェローズ LX85CD/DVD、カード(金属を除く)と品目を挙げる。寸法と枚数は無し製品ページの「シュレッダー対応一覧」
アイリスオーヤマ P5GCX2記載なし—
オーム電機 SHR-MX302記載なし—
アイリスオーヤマ P4GM-45記載なし—
アイリスオーヤマ AFSB60C記載なし—

4製品には、記載そのものがありません。 書いていないことは、入らないという意味でも入るという意味でもない。

残る3製品も、揃っているのは「CDとDVDに触れている」ところまでです。サンワとGBCは寸法と枚数を数字で書き、フェローズは品目を並べる。

フェローズ LX85 の一覧には、ほかの6製品に無い書き方が1つあります。カードに「(金属を除く)」という条件が付いている。 金属を含むカードを外せという意味だと読めますが、どこからが金属なのかは書かれていません。CD・DVDやカードの側に条件を添えたのは、7製品でこの社だけです。

メディアの投入幅を書いた2社の値が、1mmしか違わない

数字を書いた2製品を、紙の側と並べます。

製品紙の投入幅メディアの投入幅差
サンワダイレクト 400-PSD063W約220mm124mm96mm狭い
アコ・ブランズ GBC A3312M230mm123mm107mm狭い
フェローズ LX85220mm記載なし出せない

紙の投入幅は7製品で220mmと230mmの2通りに割れます。差は10mm。 ところがメディアの側は、124mmと123mmで1mmしか違いません。

紙の側の10mmが何を意味しているかは「一度に何枚」が前提にしている紙に書きました。A4の短辺は210mmなので、220mmには10mm、230mmには20mmの余白がある。紙では、余白の取り方が社によって2倍違う。

メディアの側はその逆で、2社の値が1mmの中に収まっています。 CD/DVDの直径は120mmですが、この120mmは規格の値で、7製品の公表資料には1行も出てきません。 それでも、124mmと123mmという2つの数字がここに並ぶのは偶然ではなく、同じ寸法のものを通す前提で決められた幅だとみられます。

そのうえで余白を出すと、向きが入れ替わります。紙でいちばん広く取っている GBC A3312M の20mmが、メディアでは3mmでいちばん狭い。 サンワ 400-PSD063W は紙が10mmで、メディアが4mm。同じ製品の中で、紙とメディアで余白の桁が違います。

「約3枚」と「各1枚」は、別のものを数えている

枚数の側も同じ2社が書いています。ただしこの2つを並べて読むと、間違ったほうへ読めます。

  • サンワダイレクト 400-PSD063W — 「定格細断枚数:紙/3枚 … カード、メディア各1枚」
  • アコ・ブランズ GBC A3312M(カタログ)— 「細断収容枚数 紙類(A4サイズ換算)約200枚/メディア類(CD/DVD換算)約3枚」

数字だけ抜くと「1枚」と「3枚」で、3枚のほうが多く入るように見えます。ところが、数えているものが違います。

サンワの「各1枚」は定格細断枚数、つまり一度に投入口へ入れられる枚数です。GBCの「約3枚」はダストボックスの収容枚数で、同じ行に「紙類 約200枚」が並んでいる。細断したくずが何枚ぶん溜まるかの話で、同時に入れられる枚数ではありません。

これは比較記事がアイリス AFSB60C で書いたのと同じ形です。 あちらは「最大給紙枚数60枚」は給紙トレイに置ける枚数で、一度に刃へ送られる枚数ではない、という読み替えでした。同じ読み違いが、メディアの欄でも作れます。 しかも欄の名前は、サンワが「定格細断枚数」、GBCが「細断収容枚数」。どちらにも「細断」と「枚数」が入っています。

ダストボックスの内訳を持っているのは1製品だけ

そのダストボックスの側には、カタログにもう1行あります。GBC A3312M だけが、メディア類の分を括弧で分けて書いている。「ダストボックス容量(内メディア類)12.0L(0.3L)」

0.3Lは、全体12.0Lの2.5%です。 紙以外を入れる前提の容量が公表されているのは、7製品でこの1つだけ。しかもこの0.3Lはカタログにしかなく、公式の商品ページにも取扱説明書にもありません。

同じ製品の商品ページで容量に触れているのは「細断容量:12.0 L ( A4コピー用紙 約200枚収納 )」の1行です。メディアの投入幅123mmも、カタログと取扱説明書にしかない。CD対応を確かめようとして商品ページだけを開くと、この製品では何も見つかりません。

購入者の書き込みは、公表より1製品多い

CD・DVDやカードを公表しているのは3製品ですが、書き込みでその話が出てくるのは4製品です。

サンワ 400-PSD063W では、カードやCDも細かく処分できたという評価と、プラスチックのカードが問題なく通ったという書き込みが出ています。フェローズ LX85 では、クレジットカードや紙製のカードにも対応するという受け止めがある。この2つは公表の側と向きが合っています。

合っていないのがアイリス AFSB60C です。 高い評価の中に、クレジットカードなども細断できるという項目が現れます。ところがこの製品の公式ページにも取扱説明書にも、CD・DVDやカードについての記載が1行もありません。 ここは「公表資料に記載が無い」で止めます。書き込みを根拠に「公表していないが入る」とは書けません。

低い評価の側には、カードの細断の途中で止まったという報告もあります。止まったのが何なのかは、この記事では扱いません。 公表資料から数えた4通りの止まり方は、止まる理由は4通りあるに並べてあります。

取扱説明書がカードを認めていないのに、できたという報告とできなかったという報告に分かれている製品もあります。その扱いは比較記事のレビューの節にあり、針とクリップも同じ節で7製品ぶん数えてあります。

では、何を見ればいいのか

1. 「対応」の隣に寸法があるか

品目の一覧だけの製品には、手元のディスクやカードが入るかを確かめる数字がありません。

2. 枚数の欄が「細断」なのか「収容」なのか

一度に入れられる枚数と、ダストボックスに溜まる枚数は別の話です。ところが欄の名前にはどちらも「細断」と「枚数」が入っていて、見分けは残りの2文字に載っています。

3. 探す場所を商品ページに限らない

3製品のうち、商品ページの仕様表だけで完結するのは1製品でした。

4. 品目に条件が付いているか

「カード(金属を除く)」のように条件を添えたのは1製品だけです。ほかの製品では、外しておくべきものがあるのかどうかが分かりません。

次にやること

  1. 捨てたいものを、紙とそれ以外に分ける。 それ以外がCD・DVDとカードだけなら、この記事の3製品が候補になります
  2. 候補の商品ページで「メディア」「CD」「カード」を探す。 見つからなければカタログと取扱説明書のPDFまで開く。3製品のうち2製品は、商品ページだけでは足りませんでした
  3. 見つかった数字が寸法なのか枚数なのかを分ける。 枚数なら、投入口の話かダストボックスの話かをもう一段分ける
  4. 記載が無ければ、紙以外は入れない前提で選ぶ。 4製品には記載がなく、公表資料からは判断できません
  5. 紙のほうの条件も同じ目で確かめる。 連続で動かせる時間、休止時間、ダストボックスが何分で満杯になるかは、家庭向けシュレッダー7製品の比較に並べてあります

CDやカードを捨てたいという用件は、たいてい紙を捨てたい用件のついでに来ます。公表資料の側でも、ついでの扱いになっていました。 触れているのは3製品、寸法まで書いたのは2製品、専用の容量を書いたのは1製品。そしてその1つは、商品ページには載っていません。

次のステップ

条件が分かったら、製品を比較。

各製品の対応条件と注意点を確認して、候補を絞りましょう。

シュレッダーの比較を見る →

読み終えたあとに

  • CD・DVDやカードに触れている3製品まで絞れても、その3つを紙の側の条件——連続で何分動くか、休ませる時間、ダストボックスが何分で満杯になるか——で見比べる材料が手元になく、1台に決めるところで止まることがあります。

    家庭向けシュレッダー7製品の比較

    CDやカードを捨てたいという用件は、たいてい紙を捨てたい用件のついでに来ます。決め手のほうは紙の側に残っていて、その連続で動かせる時間の欄は7製品で9通りの名前で書かれていました。

    連続運転時間と休止時間、ダストボックスが満杯になるまでを7製品ぶん並べています。

  • カードやディスクを入れた途中で止まったときに、待てば動くものなのか、何かを直せば動くものなのか、それとも壊れたのかを、その場では決められないまま残ることがあります。

    止まる理由は4通りある

    公表資料から数えると止まり方は4通りあって、待つことになるのは2つだけでした。残る2つは、原因を取り除けば動くと読める側です。

    公表されている4通りの止まり方と、戻るまでの記述がある製品を並べています。

  • 「細断」と「収容」で数えているものが違うと分かったあとに、紙の側の枚数の欄も同じように読み分ける必要があるのか、手元の紙がその欄の前提と同じものなのかが残ることがあります。

    「一度に何枚」が前提にしている紙

    紙の側の枚数は 64g/m² のA4を平らに重ねた前提の数字で、投入口に入らない紙を折ったときの換算を書いたのは7製品で2社でした。

    枚数の欄が前提にしている紙と、そこから外れた紙の扱いを並べています。

紙以外を入れるかどうかも、紙の側の条件も、候補を1台に決める前に公表資料の側で確かめられます。

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運営者

mono-buzz 編集部

メーカーの公開仕様と購入者レビューを読み込み、各社で書き方の揃わない数字を同じ条件に並べ直しています。実機は持たないため、使用感はレビューに共通する指摘として扱い、価格は目安を示し、最新の金額は販売先で確認していただく形にしています。