BUYING GUIDE / 5 PRODUCTS
後付けスマートロック5製品比較「99.99%対応」より、 自分の鍵に付く条件で選ぶ。
つまみの寸法、回転角度、電池の運用。メーカーの公表値を読み解き、あなたの玄関に合う候補を絞ります。
この記事の結論
対応率だけでは選べません。まず測って、候補を絞る。
割合の母数は5製品とも未公表。つまみの寸法と回転角度を確認してから、電池の運用や費用で絞るのがこの記事の選び方です。
FIND YOUR FIT
あなたが重視するのは?
用途から気になる候補へ。対応条件と注意点は、各製品の解説で確認してください。掲載順は順位ではありません。
SIDE BY SIDE
気になる2製品を、並べて比較。
製品を選ぶと比較内容が切り替わります。
SwitchBot ロック Pro W3500000とSwitchBot ロック Ultra W5600004を比較しています
| SwitchBot ロック Pro W3500000 | SwitchBot ロック Ultra W5600004 |
|---|---|
| こんな人の候補 | |
| 単3電池で運用したい | 充電式と予備電源を重視 |
| 目安価格 | |
| 1万8千円前後(2026-09-07確認) | 2万3千円前後(2026-09-07確認) |
| 電源 | |
| 単3形乾電池x4 | 専用充電池+予備CR123A |
| 対応する回転角度 | |
| 記載なし | 記載なし |
| バックセットの条件 | |
| つまみ中心からドア枠まで40mm以上(適合性ページ。製品ページは「距離(A)を測定してください」だけ) | 記載なし |
| 購入前に確認 | |
| 母数の名詞が「サムターン」と「ドアロック」で割れ、約99%³の脚注本文がページにない | 同じページに対応率が99.9%と99.99%の2つあり、どちらにも母数がない |
| 仕様確認日 | |
| 2026-09-07 | 2026-09-07 |
目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。公表値の条件はメーカーごとに異なるため、数字の大小だけで優劣は決められません。
THE REASON BEHIND THE CHOICE
選び方の根拠を、詳しく。
公開資料に基づく記事です。実機による検証は行っていません。
目次
両手に買い物袋を提げたまま、玄関の前でポケットを探る。冬は手袋を外すところから始まる。鍵をかけ忘れた気がして、駅から引き返したこともある。
スマートロックを調べ始めると、まず目に入るのが対応率です。「市販の約99%の鍵に対応」「99.9%の鍵に対応」「99.99%の鍵に使える」。数字が並んでいると、大きいほうが自分の玄関にも付きそうに見えます。
ところが5製品のページを開いて公表値を書き出すと、この数字はどれも分母が書かれていませんでした。 そして困ったことに、9の数が多い製品ほど、自分の玄関に当てて確かめられる数字が少ないという関係になっています。
ここでは5製品を、2026年9月時点のメーカー公表値で並べ直します。実機は持っていないので、書けるのは公表値の突き合わせで分かることと、購入者のレビューに共通して現れた指摘だけです。
この記事が向いていない人
先に外しておきます。
- サムターン(内側のつまみ)が無い鍵の人 — 5製品とも、つまみを回す機械です。円筒錠や掘込カマ錠は名指しで非対応にしている製品があります
- 引き戸・スライドドアの人 — SADIOT LOCK 2 は衝撃や跳ね返りによる施錠失敗の懸念があるとして、はっきり対象外にしています
- 防犯性能を上げたい人 — SADIOT の取扱説明書自身が「本製品は錠の操作をするためのものであり、盗難を防止することはできません」と書いています。防犯サムターンに付けると、その防犯機能のほうが使えなくなるとも書かれています
- 物理鍵を持ち歩きたくない人 — 電池切れ、通信の失敗、貼り付けの脱落。どの製品でも締め出しの経路は残ります
- 玄関の内側を測るつもりがない人 — この記事の結論は「先に測ってください」に着きます
- 買ってすぐ迷わず使いたい人 — 取り付け位置の調整とアプリの設定に、ある程度の時間がかかります
選ぶときに見るべき基準は3つ
基準1:対応率の桁が大きい製品ほど、ページに書かれた mm が少ない
これが今回いちばん伝えたい部分です。まず、5製品が公表している対応率を並べます。
- SwitchBot ロック Ultra — 99.9% と 99.99%(同じページに両方ある)
- SwitchBot ロック Pro — 約99%
- SESAME 5 — 99%(※当社調べ)
- SADIOT LOCK 2 — 記載なし
- Aqara J200 — 記載なし(「市販のほとんどに対応」とだけ)
母数を書いた社が1つもありません。 何を分母にした何%なのか、つまり日本で流通しているサムターンの何を数えた割合なのかが、どのページにも書かれていない。唯一それらしい注記が SESAME 5 の「当社調べ」ですが、これは調べたのが自分であることしか言っていません。
SwitchBot ロック Pro は「約99%³のドアロックに対応」と脚注記号を付けています。ところがその ³ が指す脚注の本文が、ページのどこにも見当たりません。 しかも同じページの別のブロックは「市販の約99%のサムターンに対応」で、母数の名詞がサムターンとドアロックの2通りになっています。 つまみと錠前は同じものではありません。
SwitchBot ロック Ultra に至っては、同じURLの中に 99.9% と 99.99% が両方あります。 商品説明側の見出しが99.9%、レイアウト側の見出しが99.99%。桁が1つ違う。どちらにも母数はありません。ページ上部には注記がありますが、それは「計5部門の累計販売台数」「2022年11月家電Biz調べ」という業界No.1の根拠で、対応率の根拠ではありません。
そのうえで、各社のページに書かれている「数値の適合条件」を数えてみました。 つまみの厚みが何mmから何mmまで、ドアの端からつまみの中心まで何mm以上、といった、読者が自分の玄関に定規を当てれば確かめられる条件です。
- Aqara J200 — 7つ(A〜Hの符号付きで、厚み2〜22mm、台座の直径62mm以内、など)
- SADIOT LOCK 2 — 6つ(つまみの厚さ13.8mm、回転軸からつまみの端まで6〜27mm、台座端まで31mm以下、扉面からつまみの頂点まで21〜63mm、サムターンホルダーの重なり3mm以上、そして40mm以上)
- SwitchBot ロック Pro — 3つ(0〜23mm、最大62mm、40mm以上。うち40mmは適合性ページにしかない)
- SESAME 5 — 自分の製品ページには0(22mm以上は別製品のページの比較表にある)
- SwitchBot ロック Ultra — 0
逆を向いています。 9の数がいちばん多い製品のページには、本体寸法以外の mm が1つもありません。逆に、割合を1つも書いていない2製品が、7つと6つで、条件をいちばん細かく出している。
もう1つ、5製品に共通していることがあります。適合条件を製品ページの中だけで完結させている製品が、1つもありません。 Pro は距離だけが適合性ページ、SADIOT と Aqara は条件のほとんどが取付ページ、SESAME は別製品のページ、Ultra は外部のフォーム。比較表の「適合条件の記載場所」の列に「製品ページ」が1つも出てこないのは、そのためです。
SwitchBot ロック Ultra は、同じページの中で「ドアロックやサムターンのサイズを測る必要なく、カチッとはめ込むだけで装着完了です」と書き、別の場所で「サムターンの中心からドア枠までの距離(A)を測定してください」と書いています。そして測るための基準値がページにありません。 適合の判定は外部のフォームに送られ、測るための「サイズ目安カード&マークシート」はパッケージ内容の一覧にあります。つまり箱の中です。買う前には開けられません。
一方で、条件を書いている3社は値がよく揃っています。ドアの端からサムターン中心までの距離は、SwitchBot ロック Pro・SADIOT LOCK 2・Aqara J200 の3社がそろって 40mm以上。つまみの回転軸から台座の端までは、SADIOT が31mm以下、Aqara が31mm以内で一致します。書いてある社の間では、条件はばらばらではありません。
基準2:同じ「90度」が、2社で逆の意味に使われている
サムターンが何度回るかは、付くかどうかを分ける条件です。ところが、これを公表しているのは5製品中3点で、しかも書いている向きが3通りに割れています。
- SADIOT LOCK 2 — 「90度以上サムターンが動くものには取付けが行えません」= 上限を書く。「以上」は90を含むので、書いてあるとおりなら90度ちょうども対象外
- Aqara J200 — 「回転角度が 90°〜120° の間であれば、J200をご使用いただけます」= 下限と上限を書く。「間」なので90度ちょうどは入る
- SESAME 5 — 「360°以上の数回転も対応可能」= 下限だけを書く
- SwitchBot ロック Pro / Ultra — 記載なし
同じ90度が、片方では「不可」、片方では「使える」になっています。 SADIOT の「90度以上」は90を含み、Aqara の「90°〜120°の間」も90を含む。書いてあるとおりに読むと、2社の許容は1度も重なりません。 100度くらい回る鍵なら SADIOT が外れ、80度で止まる鍵なら Aqara が外れ、そして90度ちょうどで止まる鍵は SADIOT の条件から外れます。
ここでもう一段あります。SADIOT は同じ箇条書きの次の行で、「サムターンが施錠(0度)、解錠(90度)以外の位置(45度など)でも止まるものには取付けが行えません」と書いています。 こちらは90度を解錠位置、つまり標準として扱う書き方です。同じページの中で90度の扱いが割れていて、どちらが意図なのかは公表資料からは決められません。
日本の玄関で多いのは、90度で止まるサムターンです。その読者にとっては、この「以上」の一語がそのまま付くか付かないかになります。ここは読み替えずに、メーカーに問い合わせて確かめる価値がある箇所です。
SESAME 5 の「360°以上の数回転も対応可能」は、逆側からの書き方です。何回転もするタイプの鍵に使えると言っているだけで、90度しか回らない鍵で使えるかどうかは書いていません。
そして SwitchBot の2製品は、この条件そのものを公表していません。同じ社の無印ロック(今回の候補外)の仕様表には「回転角度 360º」という行があるのですが、Pro と Ultra の仕様表からはその行が消えています。
その SADIOT は、角度以外の条件も書いています。手を離すとつまみが自動的に戻る鍵は不可、引き戸とスライドドアも対象外。 上で引いた中間位置の条件と合わせて、何度回るかだけでは決まらないと書いているのは、5製品でここだけです。
同じ語が逆を向く形は、角度だけではありません。名指しされた型番と台座の形を5製品ぶん1枚に集めると、SADIOT が対応する形として図に出している「しずく型」を、Aqara は取付できない形として名指ししていました。 ただし角度とは違うところが1つあります。90度は数字なので、両社が同じものを指しているのは確かめられました。形は名前なので、両社の「しずく型」が同じ形を指しているかは公表資料からは決められません。
基準3:電池の持ちは、数字より条件と欄の有無を見る
公表されている電池の持ちは、約6ヶ月から1年以上まで開きます。ただしこの列は、そのまま大小で読めません。
- SwitchBot ロック Pro — 約9カ月(解施錠を毎日各10回行った場合)/項目名は「電池寿命」
- SADIOT LOCK 2 — 約6ヶ月(1日10回の解施錠で想定)/項目名は「駆動期間」
- SESAME 5 — 1年以上(条件なし)
- SwitchBot ロック Ultra — 仕様表に欄が無い(本文に「1度の充電で1年使える」)
- Aqara J200 — 仕様表に欄が無い(本文に「約10か月」と「7 ヶ月」の2つ)
まず、条件を書いているのは SwitchBot ロック Pro と SADIOT LOCK 2 の2点だけです。そして、その2点はどちらも「1日10回」と書いているのに、同じ意味ではありません。
SwitchBot の仕様表は「解施錠を毎日各10回」と書いています。解錠10回+施錠10回で、1日20動作。ところが同じページの別のブロックには「毎年約3650回(※1日あたり10回鍵の開け閉めを行なう場合)」とあり、10×365=3650なのでこちらは10動作です。さらに同じブロックの見出し側には「毎年約7300回」があって、脚注の文言は同一のまま。 20×365=7300ですから、同じ脚注が片方では10動作、片方では20動作を指しています。
SADIOT のほうは「1日10回の解施錠で想定」とだけ書いていて、10動作なのか20動作なのかが書かれていません。 条件を書いている2点が、この時点ですでに最大2倍ずれます。
同じ「1日10回」は、もう1か所にも出てきます。 SESAME 5 は電池の持ちに条件を付けていませんが、開閉寿命のほうで「1日10回の開け閉めで10年以上の寿命」「5万回以上の開閉寿命」と書き、5万回 ÷ 10回/日 = 13.7年以上 という割り算までページに載せています。5万÷10=5000日=約13.7年で合いますから、こちらの「1日10回」は10動作です。
つまり「1日10回」という同じ条件語で書かれた数字を並べると、最大で2倍ずれます。
もう一段、電池の中身で揃え直せないかを試しました。
- SwitchBot ロック Pro — 単3形乾電池×4本(1.5V、2900mAh)→ 17.4Wh
- SwitchBot ロック Ultra — 4200mAh/15.54Wh(5製品で唯一、Wh をそのまま公表)
- SESAME 5 — CR123A(3.0V 1800mAh)×2本 → 10.8Wh
- SADIOT LOCK 2 — 容量の記載なし
- Aqara J200 — 容量の記載なし
いちばん多くのエネルギーを積んでいる SwitchBot ロック Pro が、公表されている持ちでは下から2番目です。 逆に最小の SESAME 5 が最長。順位が逆を向いています。ただし条件を書いているのは Pro と SADIOT だけなので、この差が消費電力の差なのか、条件の差なのかは分けられません。
そしてこの揃え直しは、5製品のうち3点までしかできません。 容量を書いていない2点は、この土俵に乗せようがない。同じ CR123A×2 を使う SESAME 5 と SADIOT LOCK 2 で公表値が「1年以上」と「約6ヶ月」に開いているのも、片方が容量を書き、片方が条件を書いている状態では、原因を切り分けられません。
SADIOT にはもう1つ、読んでおいたほうがいい食い違いがあります。取扱説明書と取付ガイドは「電池は2本で動作しますが、4本使用することを推奨します」と書いています。 ところが仕様表の電源も、駆動期間の約6ヶ月も、同梱される電池の本数も、すべて2本前提です。推奨されている4本のときに何ヶ月動くのかは、どの公式資料にも見つかりませんでした。
本体寸法は、置けるかどうかを表していない
5製品とも本体寸法は公表しています。ただ、その数字で「うちのドアに収まるか」を判断するのは難しい。理由が2つあります。
1つめ。どの数字がドアからの出っ張りかを書いている製品が、5点中2点しかありません。
SESAME 5 は「92.7 mm x 57.0 mm x 41.7/53.7 mm(サムターンを含めない高さ/ 含めた高さ)」と、3つ目の数字を2値で書き分けています。5製品で唯一、玄関のドアからどれだけ出るかが寸法表だけで読める形です。SADIOT LOCK 2 も軸のラベルを持っていますが、web の製品仕様が「奥行 約70mm」と呼ぶ数字を、取扱説明書は「高さ 約70.1mm」と呼んでいます。 ラベルはあるのに、資料をまたぐと入れ替わる。
残る3点(SwitchBot 2点と Aqara J200)は「120×59×83.9mm」「122x62.6x66.8 mm」「58 × 72.9 × 120 mm」で、軸のラベルがありません。並びから推せば出っ張りは41.7mmから83.9mmまで、およそ2倍の開きがあることになりますが、3点についてはそれが本当に出っ張りかどうかを確かめられません。
2つめ。「取り付けに必要なスペース」を公表しているのは1点だけです。
SADIOT LOCK 2 の取付ガイドPDFには、本体の 61mm × 115.5mm と並べて、**「幅(電池交換考慮)107mm」「長さ(電池交換考慮)144mm」**という図が載っています。幅で46mm、長さで28.5mm大きい。電池を入れ替えるための余白です。
同じ SADIOT には、本体の長さが3通りあるという食い違いもあります。web の製品仕様が約124mm、取扱説明書が約123.6mm、取付ガイドの図が115.5mm。しかも123.6mmは、同じページに併載されている初代モデルの高さと同じ値です。 どれが正しいかは公表資料からは決められません。
重量のほうも、書き方が4通りに割れます。「450g(電池含む)」「377g」(含むかどうか無記載)「約168g(本体のみ)※電池2本含んだ重さ:約202g」「140g(電池込み)」。そして Aqara J200 は、web にも取扱説明書にも重量の欄がありません。 仕様表の行の構成が web と取扱説明書で完全に一致しているので、載せ忘れではなく、その欄を持っていないことのほうが確かめられます。
比較表
| 項目 | SwitchBot ロック Pro W3500000 | SwitchBot ロック Ultra W5600004 | CANDY HOUSE SESAME 5 | ミネベアミツミ SADIOT LOCK 2 MHP-SLS21 | Aqara スマートロック J200 ベーシック RL-D02D |
|---|---|---|---|---|---|
| 目安価格 | 1万8千円前後 | 2万3千円前後 | 7千円前後 | 1万7千円前後 | 1万7千円前後 |
| 対応率の表記 | 約99%(「市販の約99%のサムターン」と「約99%³のドアロック」の2通り) | 99.9%(本文の見出し)と 99.99%(同じページのレイアウト側の見出し) | 99%の鍵に対応可能(※当社調べ) | 記載なし | 記載なし |
| 対応率の根拠 | 脚注が未定義 | 注記なし | 当社調べ | 記載なし | 記載なし |
| 適合条件の記載場所 | 別ページ(適合性/取付) | 外部フォーム | 別製品のページ | 別ページ(適合性/取付) | 別ページ(適合性/取付) |
| サムターン側の条件 | つまみの厚み0〜23mm(無段階可変構造)/プレートの高さ(台座からつまみの先端まで)最大62mm | 記載なし | 記載なし | つまみの厚さ13.8mm/回転軸からつまみの端まで6〜27mm(角形台座は31mm)/回転軸から台座端まで31mm以下/扉面からつまみの頂点まで21〜63mm(ここまで取付ページの図の数値。厚さなどは以上/以下の別が書かれていない)/サムターンホルダーが3mm以上重なること(取付ガイド) | A 厚み2〜22mm/B 台座の直径62mm以内(円形の場合)/C 長さ62mm以内/E 先端からドア面まで14〜67mm/F つまみ部分の高さ5mm以上/H 中心から台座端まで31mm以内 |
| バックセットの条件 | つまみ中心からドア枠まで40mm以上(適合性ページ。製品ページは「距離(A)を測定してください」だけ) | 記載なし | サムターン中心軸からドア枠まで22mm以上(SESAME 6 Pro mini のページの比較表) | 本体のサムターン中心から扉の端まで40mm以上(取付ページ) | D バックセット(ドアの端からサムターン中心までの距離)40mm以上(取付確認ページ) |
| 対応する回転角度 | 記載なし | 記載なし | 360°以上の数回転も対応可能(下限だけを書く) | 「90度以上サムターンが動くものには取付けが行えません」(上限だけを書く。「以上」なので90度ちょうども含む)。45度など中間で止まるもの、手を離すと戻るものも不可 | 90°〜120°の間(下限と上限の両方を書く) |
| 電池の持ち | 約9カ月(解施錠を毎日各10回行った場合) | 仕様表に欄なし(本文に「1度の充電で1年使える」「1度の充電で約1年使える」、予備のCR123Aは「電池寿命約5年で最大1,000回緊急解錠」) | 1年以上(条件の記載なし) | 約6ヶ月(1日10回の解施錠で想定)※電池2本のときの値 | 仕様表に欄なし(本文に「約10か月の長寿命バッテリー」と「電池式で 7 ヶ月の長寿命」の2値) |
| 電池の持ちの書き方 | 「電池寿命」条件つき | 仕様表に欄なし | 「電池寿命」条件なし | 「駆動期間」条件つき | 仕様表に欄なし |
| 電池の容量 | 単3形乾電池×4本(1.5V、2900mAh) | 4200mAh/15.54Wh(18350リチウムイオン電池) | 3.0V 1800mAh のCR123A×2本(付属品欄の記載) | 記載なし | 記載なし |
| 電源 | 単3形乾電池x4 | 専用充電池+予備CR123A | CR123Ax2 | CR123Ax2 | 内蔵充電池(取り外し不可・USB-C充電) |
| 市販の充電池の可否 | 使えないと明記 | 記載なし | 記載なし | 使えないと明記 | 交換式ではない |
| 本体寸法 | 120×59×83.9mm | 122x62.6x66.8 mm | 92.7 × 57.0 × 41.7/53.7 mm(サムターンを含めない高さ/含めた高さ) | web 幅約61/奥行約70/高さ約124mm、取扱説明書 長さ約123.6/幅約61/高さ約70.1mm | 58 × 72.9 × 120 mm |
| 寸法の軸ラベル | なし | なし | あり | 資料で入れ替わる | なし |
| 取り付けに必要なスペース | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 幅107mm × 長さ144mm(電池交換考慮。取付ガイドPDF。本体は61×115.5mm) | 記載なし |
| 取り付け方 | 3Mの粘着テープV2.0+ネジで固定(固定補強テープ・接着促進剤・磁石を同梱) | 3MのNANOテープ(磁石は同梱。金属扉に使うマグネットは別売) | 3Mテープ(付属品)。SESAMEマグネットは別売 | スペーサーとロックをネジで固定してから本体を両面テープで貼付(オートロック用マグネット同梱) | 付属の両面テープ(ネジ留めや穴あけは一切不要と明記。取扱説明書にはドアや壁に直接固定する大ネジの用途も載る) |
| 開閉寿命 | 記載なし | 記載なし | 5万回以上の開閉寿命(1日10回で13.7年以上と、ページ自身が計算式を書いている) | 記載なし | 記載なし |
| 解説 | 解説を読む ↓ | 解説を読む ↓ | 解説を読む ↓ | 解説を読む ↓ | 解説を読む ↓ |
| 購入 | Amazonで見る | Amazonで見る | Amazonで見る | Amazonで見る | Amazonで見る |
※記載の価格は目安です。仕様も価格も変更されるため、最新の情報は各商品ページでご確認ください。
商品ごとの解説
Aqara J200 は発売から日が浅く、購入者のレビューがまだ少ないため、この製品についてだけは公表値の話に絞ります。
① SwitchBot ロック Pro
SwitchBot
SwitchBot ロック Pro W3500000
○ 選ぶ理由
- 5製品で唯一、対応率とサムターンの mm の条件を両方公表している
- 電池寿命に条件(解施錠を毎日各10回)を付けて公表している数少ない1点
△ 購入前に確認
- 母数の名詞が「サムターン」と「ドアロック」で割れ、約99%³の脚注本文がページにない
- 距離40mm以上の条件が製品ページになく、適合性ページを開かないと出てこない
目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。
全製品の比較表へ戻る ↑5製品で唯一、対応率と mm の条件を両方書いている製品です。 割合は約99%、つまみの厚みは0〜23mm、台座からつまみの先端までは最大62mm、ドア枠までの距離は40mm以上。基準1で書いたとおり、割合と条件の両方を出しているのはここだけでした。
ただし、その40mmが製品ページには無いのが惜しいところです。製品ページに書いてあるのは「サムターンの中心からドア枠までの距離(A)を測定してください」まで。40mm以上という基準は適合性ページのほうにあります。そちらには対応外のサムターンの型番(SHOWA 516、MIWA製 HK、MIWA製 HP40)も並んでいて、買う前に見ておく価値があるのは明らかに適合性ページのほうです。 5製品で「ドアを閉めた状態で測ってください」と測り方まで書いているのもこの製品だけでした。
電源は5製品で唯一の単3形乾電池4本。電池を切らしても、コンビニでもスーパーでも買い足せます。 これは CR123A を使う2点や、充電式の2点にはない性質です。ただし FAQ には、他社の同規格の単3充電池を自分で買って使うことはできない、給電が安定せず引っかかりや空回りの原因になる、と書かれています。ランニングコストを下げるつもりで充電池に替える運用は、メーカー側が想定していません。
電池寿命は仕様表が「約9カ月(解施錠を毎日各10回行った場合)」。ところが同じページには、ほかに本文の「約270日」、本文の「9〜12ヶ月」、下部の比較表の「9カ月」と「12カ月」があって、電池の持ちが合計4通り載っています。 12ヶ月側は別売の充電式バッテリーの値なので、同梱の単3で1年持つと読むと外れます。
購入者からは、公表値より電池の減りが早いという指摘が繰り返し出ています。2か月ごとの交換になったという報告や、2台構成にすると消耗が特に早いという報告。残量が下がった通知が来ないまま切れたという報告もあり、これは締め出しに直結します。目安価格は1万8千円前後。取り付け位置にスペースが要ってドアに干渉したという指摘も出ているので、つまみの周りの余白は先に見ておいたほうがいい製品です。
メーカー表記の読み解きを詳しく読む
約99%(「市販の約99%のサムターン」と「約99%³のドアロック」の2通り)
同じ製品ページの中で母数の名詞が2通りになっている。適応性のブロックは「市販の約99%のサムターンに対応」、特長ブロックの見出しは「約99%³のドアロックに対応」。サムターン(つまみ)と錠前は同じものではない。そして ³ が指す脚注の本文がページのどこにも見つからない。どちらの書き方でも「何を分母にした何%か」は書かれていないので、この99%を「100本の鍵のうち99本に付く」と読める根拠はない。5製品の中では、割合と mm の両方を書いている唯一の製品ではある。
つまみ中心からドア枠まで40mm以上(適合性ページ。製品ページは「距離(A)を測定してください」だけ)
40mm以上という数値があるのは適合性ページで、製品ページには「サムターンの中心からドア枠までの距離(A)を測定してください」としか書かれていない。同じ40mm以上を SADIOT LOCK 2 と Aqara J200 も書いており、書いている3社の間では値が一致する。5製品で「ドアを閉めた状態で測ってください」と測り方まで書いているのはこの製品だけ。適合性ページには対応外のサムターンの型番(SHOWA 516 / MIWA HK / MIWA HP40)も並ぶが、製品ページだけを見た読者にはそこまで届かない。
記載なし
記載なし。サムターンが何度回る鍵に使えるかを、この製品は公表していない。同じ社の無印ロック(今回は候補外)の仕様表には「回転角度 360º」の行があるが、Pro の仕様表からはその行が消えている。SADIOT LOCK 2 が「90度以上動くものは不可」、Aqara J200 が「90°〜120°」と書いているのに対し、この製品では角度で候補を外すことも残すこともできない。
約9カ月(解施錠を毎日各10回行った場合)
同じページに電池寿命が4通りある。仕様表「約9カ月(解施錠を毎日各10回行った場合)」、本文「約270日」、本文「9〜12ヶ月間の長寿命バッテリーを搭載」、下部の比較表「9カ月(単3電池4つ)/12カ月(ABバッテリー)」。12ヶ月側は別売の充電式バッテリーの値で、同梱の単3では9カ月。条件が付いているのは仕様表だけで、その条件「毎日各10回」は解錠10回+施錠10回=1日20動作を指す。同じページの別のブロックは「毎年約3650回(※1日あたり10回…)」と「毎年約7300回(※1日あたり10回…)」を同じ脚注文言のまま並べており、10×365=3650、20×365=7300。同じ「1日10回」が2倍ずれている。
単3形乾電池×4本(1.5V、2900mAh)
電池の容量を公表している3製品のうちの1つ。1.5V × 2.9Ah × 4本 = 17.4Wh になる(公表値どうしの掛け算で、メーカーは Wh を書いていない)。5製品で最も多くのエネルギーを積みながら、公表されている持ちは約9カ月で、10.8Wh の SESAME 5(1年以上)や 15.54Wh の SwitchBot ロック Ultra(1度の充電で1年)より短い。ただし条件を書いているのはこの製品だけなので、この差が消費電力の差なのか条件の差なのかは分けられない。なお FAQ は、他社の同規格の単3充電池は使えないと書いている。
120×59×83.9mm
3つの数字に軸のラベルが無い。120・59・83.9のどれがドアからの出っ張りかは書かれていないので、玄関で手やドアノブに当たるかを寸法表から確かめることはできない。他社の並びから推すと83.9mmが出っ張りに見えるが、そう書かれてはいない。重量は450g(電池含む)で、含むものを書いているぶん SwitchBot ロック Ultra の377g(無記載)より読みやすい。取り付けに必要なスペースは公表されていない。5製品でそれを公表しているのは SADIOT LOCK 2 だけだが、それは SADIOT だけが余白を要するという意味ではなく、他の4点は書いていないだけ。
実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。
購入者レビューで挙がった指摘
電池残量が下がった通知が来ないまま切れたという報告
別売の充電式バッテリーが発熱したという報告
初期不良のモーター不良、使用1年半で動かなくなったという故障の報告
公表値より電池の減りが早いという指摘。2か月ごとの交換になった、2台構成では消耗が特に早いという報告がある
自動施錠が働かないことがある、解錠はできるのに施錠ができないという指摘
取り付け位置にスペースが要り、ドアに干渉する場合があるという指摘
粘着テープを剥がすときにドアの塗装が剥げることがあるという指摘
通知が頻繁に来て煩わしい、通知音が大きいという指摘
購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。
向いている人
- 電池を買い足す運用でよく、単3が手に入りやすいことを重視する人
- 対応率だけでなく、つまみの厚みと距離を自分で測って確かめたい人
- 電池の持ちを、条件つきの数字で見てから決めたい人
向いていない人
- サムターンが90度しか回らない鍵か、何回転もする鍵かで迷っている人
- 充電式の電池を自分で用意してランニングコストを下げたい人
- 製品ページだけを見て取り付け可否を判断したい人
② SwitchBot ロック Ultra
SwitchBot
SwitchBot ロック Ultra W5600004
○ 選ぶ理由
- 5製品で唯一、電池の容量をWh(15.54Wh)で公表している
- メイン充電池・予備のCR123A・微電流解錠と、給電の系統が三重になっている
△ 購入前に確認
- 同じページに対応率が99.9%と99.99%の2つあり、どちらにも母数がない
- mmの適合条件がページ上に1つもなく、判定が外部フォームに送られる
目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。
全製品の比較表へ戻る ↑5製品で最も大きい対応率を書きながら、mm の条件を1つも書いていない製品です。 99.9%と99.99%が同じページにあり、本体寸法以外の mm はページ上にありません。適合の判定は外部のフォームに送られます。
そのうえで、この製品には評価できる点がはっきりあります。電池の容量を Wh でそのまま公表しているのは5製品でここだけです(4200mAh/15.54Wh)。15.54÷4.2=3.70Vで内部の整合も取れています。給電の系統も三重で、メインの充電池、予備の CR123A、そして残った電力をかき集める緊急解錠。締め出しへの備えを仕様として持っている数少ない製品です。
一方で、仕様表には電池寿命の行がありません。 同じ社のロック Pro にはある行が、こちらには無い。本文の「1度の充電で1年使える」には条件が付いていないので、Pro の「毎日各10回で約9カ月」と同じ列には置けません。対応OSの行も仕様表から消えていて、通信方式は Pro の Bluetooth 5.0 に対して Bluetooth 4.2 です。新しい機種のほうが仕様表の行が少なく、数字も小さい。
温度の書き方にも食い違いがあります。仕様表の動作環境温度は-10℃〜45℃ですが、本文は「氷点下20℃になる極寒地方でも、寒さに強い予備電池のCR123Aリチウム電池で、スムーズに動作し鍵を開け閉めできます」と書いています。予備電池を使えばという条件付きに読めますが、仕様表の値は条件なしの1本です。 寒冷地で使うつもりなら、ここは問い合わせて確かめる価値があります。同じ CR123A を主電源にしている他の2点の公表下限は、SADIOT LOCK 2 が-10℃、SESAME 5 は記載なしでした。電池が寒さに強いことと、製品が動くと公表している範囲は別のことを指しています。
購入者からは、ドアロックの形状が合わず取り付けられなかった、ドアとサムターンの間にスペースがなく設置できなかったという報告が出ています。mm の条件が公表されていない製品で起きると、買う前に自分では防げません。予備バッテリーの発熱や異臭という報告もありました。目安価格は2万3千円前後で5製品では最も高く、それでいて仕様表の行数は最も少ない製品です。
メーカー表記の読み解きを詳しく読む
99.9%(本文の見出し)と 99.99%(同じページのレイアウト側の見出し)
同じURLの中に対応率が2つあり、桁が1つ違う。商品説明側の見出しが「業界No.1の実力で99.9%の鍵に対応」、レイアウト側の見出しが「業界 No.1 の実力で/99.99%の鍵に使える。」。どちらにも母数が書かれていない。ページ上部には注記があるが、それは「計5部門の累計販売台数とする。2020年1月〜2022年10月の累計販売台数。2022年11月家電Biz調べ。」で、業界No.1の根拠であって対応率の根拠ではない。5製品で最も大きい数字を書きながら、読者が自分の玄関で当ててみられる mm は本体寸法の1行しかない。
記載なし
記載なし。「ご購入前に必ずご確認ください/サムターンの中心からドア枠までの距離(A)を測定してください。」とあるが、いくつ以上なら使えるのかが書かれていない。同じページの別のブロックは「ドアロックやサムターンのサイズを測る必要なく、カチッとはめ込むだけで装着完了です」と書いている。測るための「サイズ目安カード&マークシート」はパッケージ内容に含まれる、つまり買って箱を開けないと手に入らない。適合の判定は外部のフォームに送られ、そこで何を基準に判定しているかは公表されていない。
記載なし
記載なし。サムターンが何度回る鍵に対応するかを公表していない。同じ社のロック Pro も同じく記載がなく、無印ロック(今回は候補外)の仕様表にだけ「回転角度 360º」の行がある。
仕様表に欄なし(本文に「1度の充電で1年使える」「1度の充電で約1年使える」、予備のCR123Aは「電池寿命約5年で最大1,000回緊急解錠」)
仕様表に電池寿命の行そのものが無い。同じ社のロック Pro には「電池寿命」の行がある。本文には「1度の充電で1年使える」と「1度の充電で約1年使える」が両方あり、条件(1日に何回開け閉めした場合か)はどちらにも書かれていない。予備電池側の「電池寿命約5年で最大1,000回緊急解錠」は本体を動かし続ける値ではなく、緊急解錠の回数。仕様表で確かめられる数字ではないので、他社の「約9カ月(毎日各10回)」や「約6ヶ月(1日10回)」と同じ列に置くと、条件の有無ごと消える。
4200mAh/15.54Wh(18350リチウムイオン電池)
5製品で唯一、Wh を直接公表している(4200mAh/15.54Wh。15.54 ÷ 4.2 = 3.70V で内部の整合も取れる)。ところが同じページに電池寿命の欄が無いので、その15.54Whが何カ月にあたるかは表の中で結び付かない。単3形乾電池4本で17.4Wh 相当のロック Pro より積んでいるエネルギーは少なく、公表されている持ちは「1年」で長い。条件が揃っていないため、この差を消費電力の差として読むことはできない。
122x62.6x66.8 mm
3つの数字に軸のラベルが無い。122・62.6・66.8のどれがドアからの出っ張りかは書かれていない。本体重量377gも、電池を含むかどうかが書かれていない(同じ社のロック Pro は「450g(電池含む)」と書いている)。取り付けに必要なスペースも公表されていない。5製品でそれを公表しているのは SADIOT LOCK 2 だけで、他の4点は書いていないだけで余白が要らないわけではない。
実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。
購入者レビューで挙がった指摘
ドアロックの形状が合わず取り付けられなかった、ドアとサムターンの間にスペースがなく設置できなかったという報告
予備バッテリーの不具合、発熱や異臭という報告
モーター不良や初期不良、1年半で動かなくなったという故障の報告
電池の減りが早い、2か月ごとに交換が必要になったという指摘。2台構成での消耗を挙げる報告もある
自動施錠が働かないことがある、解錠はできるのに施錠ができないという指摘
ドアを開け閉めするときに本体が干渉したという指摘
指定のCR123Aが高い、オプションを足すと費用がかさむという指摘
解錠と施錠のたびに通知が複数届いて煩わしいという指摘
購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。
向いている人
- 電池を買い足さずに充電して使い続けたい人
- 締め出しの経路を予備電池と緊急解錠で二重三重にしておきたい人
- 取り付け可否をメーカーのフォームに送って確かめてもよい人
向いていない人
- 買う前に自分でサムターンを測って可否を判断したい人
- 電池の持ちを条件つきの数字で比べたい人
- サムターンの形が特殊で、条件の数値から候補を絞り込みたい人
③ SESAME 5
CANDY HOUSE
CANDY HOUSE SESAME 5
○ 選ぶ理由
- 5製品で唯一、ドアからの出っ張りを「サムターンを含めない/含めた高さ」で書き分けている
- 5製品で唯一、開閉寿命(5万回以上)を公表している
△ 購入前に確認
- 対応する鍵の条件(22mm以上)が自分の製品ページになく、別製品のページの比較表にしかない
- その22mmが他社の40mmと揃わず、同じ測り方かどうかも分からない
目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。
全製品の比較表へ戻る ↑5製品で唯一、開閉寿命(5万回以上)を公表しています。 しかも「1日10回の開け閉めで10年以上の寿命」と書いたうえで、5万回 ÷ 10回/日 = 13.7年以上 という割り算までページに載せている。他の4点は、何回開け閉めできるかをどこにも書いていません。目安価格は7千円前後で、5製品で最も低い。安いほうが仕様の欄が少ないわけではないことが、この2つを並べると分かります。
寸法の書き方も、この製品がいちばん親切です。「92.7 mm x 57.0 mm x 41.7/53.7 mm(サムターンを含めない高さ/ 含めた高さ)」。ドアからの出っ張りを2値で書いているのは5製品でここだけで、その値も最小です。
問題は、その数字がどこにあるかです。SESAME 5 の製品ページには、mm が1文字もありません。 寸法も重量も対応する鍵の条件も、載っているのは2世代あとの SESAME 6 Pro mini のページの比較表です。しかも同じ形式の SESAME 6 Pro のページの比較表には、「対応鍵」の行そのものがありません。自分の玄関に付くかを mm で確かめられる場所が、別製品のページの表の1セルしかないということです。
その値も他社と揃いません。ドア枠までの距離は他の3社が40mm以上で一致するのに、この製品は 22mm以上。本体の幅57.0mmの半分は28.5mmですから、公表された条件は本体幅の半分より小さい値です。他の3点は「本体幅の半分+約10mm」に乗っています。測る場所が違うのか、本体がつまみの軸に対して左右対称ではないのか、公表資料からは決められません。 どちらが広いという話ではなく、22mmと40mmを直接くらべないほうがいい、というのがここでの結論です。
購入者からは、Bluetooth の接続が不安定で、アプリの反応を待つより鍵を出したほうが早いことがある、という指摘が繰り返し出ています。サムターンをつかみそこねて空回りするという報告もあります。原因は分かりませんが、つまみ側の寸法条件を自分のページに書いていない製品なので、買う前に形が合うかを確かめる手がかりは少ないほうです。外出先から操作するには別売の Wi-Fi モジュールが要る点も、買う前に知っておいたほうがいい。
メーカー表記の読み解きを詳しく読む
99%の鍵に対応可能(※当社調べ)
「※99%の鍵に対応可能(当社調べ)」。5製品で唯一、対応率に根拠らしき注記が付いているが、当社調べは調べたのが自分であることしか言っておらず、何を分母にした99%かは書かれていない。同じ箇条書きの中に、特殊アダプターが必要な鍵には3Dプリンターで作る有料パーツがあると書かれているので、この99%が「そのまま付く鍵の割合」なのか「別売パーツを含めた割合」なのかも読み取れない。
サムターン中心軸からドア枠まで22mm以上(SESAME 6 Pro mini のページの比較表)
22mm以上という条件が、この製品自身のページには無い。2世代あとの SESAME 6 Pro mini のページの比較表にある「対応鍵:サムターン中心軸からドア枠まで22mm以上の鍵」が唯一の出所で、同じ形式の SESAME 6 Pro のページの比較表には「対応鍵」の行そのものが無い。値も他社と揃わない。SwitchBot ロック Pro・SADIOT LOCK 2・Aqara J200 の3社は40mm以上で一致するのに、この製品だけ22mm以上。本体の幅57.0mmの半分は28.5mmなので、公表された条件は本体の幅の半分より小さい。他の3点は本体幅の半分に約10mmを足した値になっている。測る場所が違うのか、本体がつまみの軸に対して左右対称ではないのかは公表資料から決められないので、同じ22mmと40mmを直接くらべないほうがいい。
360°以上の数回転も対応可能(下限だけを書く)
「対応サムターン回転角度:360°以上の数回転も対応可能」。下限だけを書き、上限を書かない。何度未満だと使えないのかは書かれていないので、90度しか回らない鍵で使えるかはこの記述からは分からない。同じ社の SESAME 6 Pro のページの比較表は角度センサーの検知を「1秒に3回(角度の検知を3倍細かくし、180度以上の回転や、複数回まわす鍵にも対応できるようになりました。)」と書き、SESAME 5 は「1秒に1回」。あとの世代の書き方は、それ以前は複数回まわす鍵に対応できていなかったとも読めるが、どちらが正しいかは公表資料からは決められない。
1年以上(条件の記載なし)
「1年以上の電池寿命」。条件も測定法も書かれていない。5製品で条件を書いているのは SwitchBot ロック Pro と SADIOT LOCK 2 の2点だけで、この製品はそこに入らない。しかも SESAME 6 Pro mini のページの比較表では、同じ行に「500日以上/500日以上/1年以上」が並び、単位が日と年で揃っていない(500日は約1.37年)。同じページの「1日10回の開け閉めで10年以上の寿命。5万回以上の開閉寿命」は機構側の寿命で、電池寿命とは別の数字。同じ語が2つの意味で使われている。
3.0V 1800mAh のCR123A×2本(付属品欄の記載)
容量が書いてあるのは仕様欄ではなく付属品の欄(「高性能高容量3.0V 1800mAhのCR123A 電池」)。3.0V × 1.8Ah × 2本 = 10.8Wh になる(公表値どうしの掛け算で、メーカーは Wh を書いていない)。計算できる3製品の中では最小のエネルギーで、公表されている持ちは最長。さらに SADIOT LOCK 2 は同じ CR123A×2 なのに公表値が約6ヶ月で、2倍以上ひらく。ただし SADIOT は容量を書いておらず、この製品は条件を書いていないので、どちらが電気を食わないのかは公表値からは決められない。
92.7 × 57.0 × 41.7/53.7 mm(サムターンを含めない高さ/含めた高さ)
5製品で唯一、3つ目の数字を「41.7/53.7 mm(サムターンを含めない高さ/含めた高さ)」と2つに書き分けている。つまりドアからどれだけ出るかを寸法表だけで読める唯一の製品で、しかもその値は5製品で最も小さい。ただしこの寸法は自分の製品ページには無く、SESAME 6 Pro mini と SESAME 6 Pro のページの比較表にある(2ページで一致)。販売ページには9.3×5.5×4.2cmと138g(電池込み)というcm単位に丸めた値があり、41.7と53.7の書き分けはそこには残っていない。重さもメーカーの比較表の140g(電池込み)と1桁の差がある。取り付けに必要なスペースは公表されていない。5製品でそれを公表しているのは SADIOT LOCK 2 だけで、この製品は書いていないだけであり、余白が要らないという意味ではない。
実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。
購入者レビューで挙がった指摘
1年半ほどで本体が壊れた、モーターが故障して鍵が動かなくなったという報告
意図しない解錠が起きたという報告
オートロックを使っていて締め出される不安があるという指摘
Bluetoothの接続が不安定で、鍵を取り出すより遅くなることがあるという指摘
サムターンをつかみそこねて空回りすることがある、異音がするという指摘
外出先からの操作には別売のWi-Fiモジュールが必要で、入手しづらかったという指摘
金属部分のシールが剥がれてきたという報告
購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。
向いている人
- まず一つ試してみたい人、複数のドアに入れたい人
- ドアからの出っ張りを寸法表で確かめてから買いたい人
- 何回転もまわすタイプのサムターンを使っている人
向いていない人
- メーカーの製品ページだけを見て条件を確かめたい人
- サムターン中心からドア枠までが狭く、条件の値を厳密に当てたい人
- アプリを開かずに素早く解錠したい人
④ SADIOT LOCK 2
ミネベアミツミ
ミネベアミツミ SADIOT LOCK 2 MHP-SLS21
○ 選ぶ理由
- 5製品で唯一、電池交換を考慮した必要スペース(107×144mm)を公表している
- 対応する台座の形と、防犯サムターン6型番の可否を名指しで公表している
△ 購入前に確認
- 本体の長さがweb・取扱説明書・取付ガイドで3通りある(124 / 123.6 / 115.5mm)
- webと取扱説明書で寸法の軸のラベルが入れ替わっている
目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。
全製品の比較表へ戻る ↑割合を1つも書かず、代わりに図と型番と mm で答えている製品です。 対応する台座の形を4種類(正方形・丸形・楕円形・しずく型)図で示し、防犯サムターンは6つの型番について可否を表で出し、距離は40mm以上、台座端までは31mm以下、サムターンホルダーの重なりは3mm以上。取付ページの図には、つまみの厚さ13.8mm、回転軸からつまみの端まで6〜27mm、扉面から頂点まで21〜63mm も入ります。数えると数値の条件は6つで、Aqara J200 の7つに次ぐ多さです。 ただし厚さ13.8mm のように、図の中の数値には以上/以下の別が書かれていないものがあります。そして5製品で唯一、電池交換を考慮した必要スペース(幅107mm×長さ144mm)を公表しています。
角度の条件も、この製品だけが踏み込んでいます。90度以上動く鍵は不可というだけでなく、45度など中間の位置でも止まる鍵は不可、手を離すと戻る鍵も不可、引き戸には対応しない。 「何度回るか」だけでは決まらないと書いてあるのは、5製品でここだけでした。ただし基準2で書いたとおり、その同じ箇条書きに「90度以上は不可」と「解錠(90度)」が並んでいて、90度ちょうどの扱いはこの製品の中で割れています。 90度で止まるサムターンなら、ここは先に問い合わせたほうが早い。
その代わり、同じ製品の公式資料が3枚あって、値が揃っていません。 本体の長さが web は約124mm、取扱説明書は約123.6mm、取付ガイドは115.5mm。質量も web が約168g(本体のみ)、取扱説明書が約165g(ホルダー・スペーサー・電池等含まず)で、項目名まで「重さ」と「質量」に割れている。寸法の軸のラベルも、web の「奥行」を取扱説明書は「高さ」と呼びます。3枚とも取りにいかないと気づけない食い違いです。
いちばん引っかかるのは電池です。仕様表の電源は CR123A 2本、付属品も2本、駆動期間の約6ヶ月も2本での値。ところが取扱説明書と取付ガイドは「4本使用することを推奨します」と書いています。 推奨されている構成での駆動期間は公表されていない。そして箱に入っているのは2本なので、推奨どおりにするには買い足しが要ります。充電式の電池は使えないと仕様表にも取付ガイドにも明記されているので、この2本ぶんはそのまま費用になります。購入者の書き込みからは、4本にした場合の使用感は拾えませんでした。
購入者から繰り返し挙がっているのは反応の鈍さです。1回の解錠に数秒かかる、ハンズフリー解錠ができたりできなかったりする、という指摘。両面テープの跡がドアに残ったという報告や、本体が脱落しうるという指摘もあります。目安価格は1万7千円前後です。
メーカー表記の読み解きを詳しく読む
記載なし
割合を1つも書いていない。5製品でこの製品と Aqara J200 だけが「○%の鍵に対応」を書かず、代わりに対応する台座の形(正方形・丸形・楕円形・しずく型)の図、防犯サムターン6型番の対応可否表、mmの条件3つを出している。取扱説明書には「本製品は錠の操作をするためのものであり、盗難を防止することはできません」とあり、防犯サムターンに取り付けるとその防犯機能は使えなくなるとも書かれている。対応率が無いことは条件が緩いという意味ではなく、確かめる材料が数字で置いてあるという意味になる。
本体のサムターン中心から扉の端まで40mm以上(取付ページ)
40mm以上。SwitchBot ロック Pro と Aqara J200 も同じ40mm以上を書いていて、書いている3社の間では値が一致する。台座の端までの距離もこの製品の31mm以下と Aqara の31mm以内で一致する。数えると、この製品が公表している数値の条件は6つ(厚さ・つまみ端まで・台座端まで・扉面から頂点まで・ホルダーの重なり・バックセット)で、Aqara J200 の7つに次ぐ多さ。ただし置き場所は3か所に分かれていて、40mmは取付ページ、つまみの厚さと高さは同じページの画像の中、ホルダーの重なり3mm以上は取付ガイドPDF。仕様表を見ただけでは1つも出てこない。しかも画像の中の数値には、13.8mmのように以上/以下の別が書かれていないものがある。上限として測るのか下限として測るのかは、図を見ても決まらない。
「90度以上サムターンが動くものには取付けが行えません」(上限だけを書く。「以上」なので90度ちょうども含む)。45度など中間で止まるもの、手を離すと戻るものも不可
「90度以上サムターンが動くものには取付けが行えません」。上限だけを書き、日本語の「以上」は90を含むので、字義どおりなら90度ちょうどで止まるサムターンも対象外になる。ところが同じ箇条書きの次の行は「サムターンが施錠(0度)、解錠(90度)以外の位置(45度など)でも止まるものには取付けが行えません」で、こちらは90度を解錠位置として扱っている。同じページの中で90度の扱いが割れていて、どちらが意図なのかは公表資料からは決められない。90度ちょうどで止まる一般的なサムターンを使っているなら、ここは問い合わせて確かめる価値がある。相手側も揃わない。Aqara J200 の「90°〜120°の間であれば」は90度を含むので、2つの条件を字義どおりに読むと重なる角度が1度も無い。さらにこの製品は角度以外の条件も書いていて、45度など中間位置で止まるもの、手を離すと戻るもの、引き戸とスライドドアは対応しない。何度回るかだけでは決まらないと書いているのは5製品でこの1点。
約6ヶ月(1日10回の解施錠で想定)※電池2本のときの値
項目名が「駆動期間」で、5製品でこの語を使うのはこの製品だけ(他は「電池寿命」か、欄そのものが無い)。条件は「1日10回の解施錠で想定」だが、10動作なのか、解錠10回と施錠10回で20動作なのかは書かれていない。SwitchBot ロック Pro の仕様表は「解施錠を毎日各10回」と書き分けているので、同じ「1日10回」でも中身が揃わない。初代 SADIOT LOCK は同じ条件で「約3〜6ヶ月」と幅で書いており、2代目では下側の3ヶ月が消えて「約6ヶ月」の1値になっている。そして取扱説明書と取付ガイドは「電池は2本で動作しますが、4本使用することを推奨します」と書いている。公表されている約6ヶ月は仕様表・付属品と同じ2本のときの値で、推奨されている4本のときの駆動期間はどの公式資料にも見つからない。同梱されている電池は2本。
記載なし
記載なし。「DC 6.0V、CR123Aリチウム電池2本」までで、mAh も Wh も書かれていない。SESAME 5 は同じ CR123A×2 で3.0V 1800mAh(10.8Wh相当)を公表しているので、同じ電池ならこの製品も同じエネルギーということになるが、そう書かれていない以上、電池のエネルギーで揃え直す計算にこの製品は乗らない。5製品のうち容量を書いているのは3点だけ。なお仕様表は「※充電式の電池はご利用いただけません。」、取付ガイドも「充電池には対応していません。」と明記しており、電池代は買い足しになる。
web 幅約61/奥行約70/高さ約124mm、取扱説明書 長さ約123.6/幅約61/高さ約70.1mm
同じ型番の本体の長さが、3つの公式資料で3通りある。web の製品仕様が約124mm、取扱説明書が約123.6mm、取付ガイドの図が115.5mm。しかも123.6mmは、同じ web ページに併載されている初代 MHP-SLS01 の高さと同じ値。軸のラベルは付いているが、web が「奥行 約70mm」と呼ぶ数字を取扱説明書は「高さ 約70.1mm」と呼び、web の「高さ 約124mm」を取扱説明書は「長さ 約123.6mm」と呼ぶ。ラベルがある数少ない製品なのに、そのラベルが資料で入れ替わっている。質量も web 約168g(本体のみ)と取扱説明書 約165g(ホルダー・スペーサー・電池等含まず)の2通りで、項目名も「重さ」と「質量」で割れる。そのうえで、5製品で唯一、電池交換を考慮した必要スペース(幅107mm×長さ144mm)を公表している。本体より幅で46mm、長さで28.5mm大きい。他の4点はこの余白を書いていないだけで、余白が要らないという意味ではない。
実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。
購入者レビューで挙がった指摘
本体が脱落する可能性があるという指摘
通信エラーで鍵が開かないことがあるという指摘
反応が鈍く、1回の解錠に数秒かかる、ハンズフリー解錠ができたりできなかったりするという指摘
半年から1年ほど使うと自動解錠の精度が落ちてきたという報告
剥がしたあとに両面テープがドアに残ったという指摘
設定や初期化の手順が分かりにくいという指摘
ドアが2ロックだと2個買うことになり費用がかさむという指摘
購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。
向いている人
- 取り付ける場所の余白まで数字で確かめてから買いたい人
- 防犯サムターンを使っていて、型番で可否を確かめたい人
- サムターンが90度より小さい角度で止まる鍵を使っている人
向いていない人
- サムターンが90度以上動く鍵、何回転もする鍵を使っている人(メーカー表記の「90度以上は不可」は90度ちょうどを含みます)
- 引き戸・スライドドアに付けたい人
- 電池を充電式にしてランニングコストを下げたい人
⑤ Aqara スマートロック J200
Aqara
Aqara スマートロック J200 ベーシック RL-D02D
○ 選ぶ理由
- 取付確認ページに、A〜Hの符号を振ったmmの条件を7つ公表している
- 5製品で唯一、対応する回転角度を90°〜120°と下限も上限も書いている
△ 購入前に確認
- 電池寿命の欄が仕様表にも取扱説明書にもなく、本文に約10か月と7ヶ月の2値がある
- 重量の欄が公式資料のどこにもない(5製品でこの1点だけ)
目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。
全製品の比較表へ戻る ↑割合を1つも書かず、mm の条件を最も細かく出している製品です。 取付確認ページに A から H の符号を振った条件が並びます。つまみの厚み2〜22mm、台座が円形なら直径62mm以内、つまみの長さ62mm以内、ドアの端からつまみの中心まで40mm以上、つまみの先端からドア面まで14〜67mm、つまみ部分の高さ5mm以上、中心から台座端まで31mm以内。そのうえで「いずれか一つでも条件を満たさない場合は、取り付けができません」と、条件の読み方まで書いています。
回転角度も、5製品で唯一、下限と上限の両方を書いています(90°〜120°)。基準2で書いたとおり、この「90°〜120°の間」は90度ちょうどを含み、SADIOT の「90度以上は不可」は「以上」なので90度ちょうどを外します。書いてあるとおりに読むと、2社の許容は1度も重なりません。 取り付けられない形(菱形、しずく型、掘込カマ錠、円筒錠)と代表的な型番も名指し。安全サムターンについては、専用の3Dパーツで安全スイッチを無効化する必要があり、直接設置は非推奨、長期間の使用による緩みで安全スイッチが誤作動して締め出しになるリスクがあると、メーカー自身が書いています。数字が全部合っていても、それだけでは決まらない鍵があるということです。
電源は内蔵の充電式で、USB Type-C で充電します。電池は取り外し不可と取扱説明書に書かれていて、そこには充電のしかたも書かれています。ドアに付けたまま USB-C ケーブルをつなぎ、モバイルバッテリーを袋に入れてドアハンドルに掛けておく。「電池交換不要」と書かれた製品の運用は、こういう形になります。
一方で、電池の持ちは仕様表にも取扱説明書にも欄がありません。 本文の同じ並びに「約10か月の長寿命バッテリー」と「電池式で 7 ヶ月の長寿命」があり、共通の注記が「本体の充電、またはキーパッドの電池交換」と書き分けているので7ヶ月はキーパッド側と読めますが、そうは書かれていない。今回の型番はキーパッドを含まない単体モデルです。 電池の容量(mAh・Wh)も公表されていないので、基準3の揃え直しにこの製品は乗りません。
もう1つ、仕様表には動作温度(-18°C〜55°C)とは別に**充電温度範囲(0°C〜40°C)**の行があります。動作温度を公表している4点(SwitchBot 2点が-10℃〜45℃、SADIOT が-10℃〜50℃)の中では最も広い範囲で、充電できる範囲はそれより狭い。SESAME 5 は動作温度をどの資料にも書いていません。電池を抜いて交換できる他の4点には無い形の制約ですが、それが実際に何を起こすかまでは公表資料からは分かりません。 幅にすると動作は73℃、充電は40℃で、差の33℃ぶんは動作の幅の45%にあたります。重量の欄が公式資料のどこにも無いのも、5製品でこの1点だけです。目安価格は1万7千円前後。
メーカー表記の読み解きを詳しく読む
記載なし
割合を1つも書かず、「市販のほとんどに対応」とだけ書く。その代わり取付確認ページに、A〜H の符号を振ったmmの条件を7つと、回転角度の範囲を公表している。5製品で最も多い。「ご自宅のドアロックとA〜Hの情報を照らし合わせてご確認ください。いずれか一つでも条件を満たさない場合は、取り付けができません。」と、条件をどう読むかまで書いてある。取り付けられない形(菱形、しずく型、掘込カマ錠、円筒錠)と、その代表的な型番も名指ししている。つまり5製品の中で、対応率の数字が最も小さい(無い)製品が、自分の玄関で確かめられる数字を最も多く出している。
D バックセット(ドアの端からサムターン中心までの距離)40mm以上(取付確認ページ)
D=40mm以上。SwitchBot ロック Pro と SADIOT LOCK 2 も同じ40mm以上で、書いている3社の値は一致する。台座端までの31mm以内も SADIOT の31mm以下と一致する。条件に符号(A〜H)が振ってあり、図のどこを測るかが1対1で対応する。ただし、MIWA U1・MIWA B5・GOAL TMB などの安全サムターンは、条件を満たしても専用の3Dパーツで安全スイッチを無効にする必要があり、直接設置は非推奨、長期間の使用による緩みで安全スイッチが誤作動して締め出しになるリスクがあるとメーカー自身が書いている。数字が全部合っていても、それだけで決まらない鍵がある。
90°〜120°の間(下限と上限の両方を書く)
「施錠・解錠時のサムターン回転角度が90°〜120°の間であれば、J200をご使用いただけます」。5製品で唯一、下限と上限の両方を書いている。「90°〜120°の間」なので、90度ちょうどは範囲に入る。ここが SADIOT LOCK 2 と正面からぶつかる。SADIOT は「90度以上サムターンが動くものには取付けが行えません」で、日本語の「以上」は90を含むから、字義どおりなら90度ちょうどは不可。つまり同じ90度が、片方では入り、片方では外れる。2つの条件を字義どおりに読むと、重なる角度は1度も無い。ただし SADIOT は同じ箇条書きで「サムターンが施錠(0度)、解錠(90度)以外の位置(45度など)でも止まるものには取付けが行えません」とも書いていて、そこでは90度を解錠位置として扱っている。SADIOT 側で90度の扱いが割れているので、どちらの読みを取るかは公表資料からは決められない。SESAME 5 の「360°以上の数回転も対応可能」とは、そもそも書いている向きが違う。
仕様表に欄なし(本文に「約10か月の長寿命バッテリー」と「電池式で 7 ヶ月の長寿命」の2値)
仕様表にも取扱説明書にも電池寿命の欄が無い。本文の同じグリッドの中に「電池交換不要の充電式。電池切れは光と音声で通知。約10か月の長寿命バッテリー。」と「-18℃〜55℃で動作。電池式で 7 ヶ月の長寿命。」が並ぶ。共通の注記が「速やかに本体の充電、またはキーパッドの電池交換を行ってください」と書き分けているので、7ヶ月は電池式のキーパッド側と読めるが、そうは書かれていない。今回のASINはキーパッドを含まない単体モデルなので、もし7ヶ月がキーパッドの値なら、この製品には関係しない数字が同じ画面に並んでいることになる。どちらにも条件(1日に何回開け閉めした場合か)が付いていない。
記載なし
記載なし。「内蔵リチウムイオン充電式電池 (7.4V)」までで、mAh も Wh も無い。電池のエネルギーで各社を揃え直す計算は、容量を公表している3製品でしかできず、この製品はそこに乗らない。そのうえ電池は取り外し不可と取扱説明書に明記されていて、仕様表には動作温度 -18〜55℃ とは別に充電温度範囲 0〜40℃ の行がある。動作する温度のほうが広く、充電できる温度のほうが狭い。電池を抜いて交換できる他の4点には無い形の制約だが、その差が実際に何を起こすかは公表資料からは分からない。取扱説明書は、USB-Cケーブルをつないで充電し、モバイルバッテリーを袋に入れてドアハンドルに掛けた状態で充電することを勧めている。
58 × 72.9 × 120 mm
3つの数字に軸のラベルが無い。58・72.9・120のどれがドアからの出っ張りかは書かれていない。そして5製品でこの1点だけ、重量の欄が web にも取扱説明書にも無い。仕様表の行の構成は web と取扱説明書で完全に一致しているので、載せ忘れではなく、その欄を持っていないことが確かめられる。取り付けに必要なスペースも公表されていない。5製品でそれを公表しているのは SADIOT LOCK 2 だけで、他の4点は書いていないだけで余白が要らないわけではない。
実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。
向いている人
- 買う前に自分のサムターンを測って、条件を1つずつ照合したい人
- 電池を買い足す運用にしたくない人
- サムターンが90度から120度の範囲で回る鍵を使っている人
向いていない人
- サムターンが90度未満しか回らない鍵、何回転もする鍵を使っている人
- 電池切れのときに電池を入れ替えてすぐ復帰させたい人
- 本体の重さや電池の持ちを、仕様表の数字で確かめてから決めたい人
レビューで多かった不満と、その対処
購入者レビューを読んだ4製品(Aqara J200 を除く)で、製品をまたいで現れた指摘が4つありました。そのうち2つは、この記事で挙げた基準とそのまま重なります。
1. 電池が公表値ほど持たない/切れる前に気づけない
SwitchBot の2製品で繰り返し挙がりました。 2か月ごとの交換になった、購入直後から残量が少なかった、2台構成だと消耗が早い。SwitchBot ロック Pro では、残量低下の通知が来ないまま切れたという報告も出ています。 基準3で書いたとおり、公表値の条件は「1日10回」でも中身が2倍ずれ、条件を書いていない製品もあります。公表値は自分の使い方の数字ではありません。 なお SESAME 5 と SADIOT LOCK 2 では、電池の持ちより次の3番目の不満のほうが多く挙がっていました。
対処:開け閉めの回数を数えてみる。 家族4人が毎日出入りすれば、解錠と施錠で1日20回を超えるのは珍しくありません。公表値の条件が1日10動作なら、そこで半分になります。そのうえで、電池切れのときにどう入るかを先に決めておく。 物理鍵を持ち歩く、家族の誰かが持つ、予備電池を玄関の内側に置く。SwitchBot ロック Ultra のように予備電池と緊急解錠を持つ製品なら、そこも数えられます。実際に数えると、残量の知らせ方を公表しているのは5製品で3点、通信に乗って家の外まで出ていくのは SESAME 5 のメール1点だけでした。電池が切れた状態から解錠する手段を公表資料に持つのはロック Ultra の1点なので、切れる前に気づける製品と、切れたあと外から戻せる製品は別です。
2. そもそも付かなかった/ドアに干渉した
SwitchBot の2製品で挙がっています。ドアロックの形状が合わなかった、ドアとサムターンの間にスペースが足りなかった、取り付け位置がドアに干渉した。条件の mm が公表されていない製品ほど、これは買う前に防げません。
対処:買う前に5か所を測る。 ①つまみの厚み ②つまみの長さ ③ドアの端からつまみの中心まで ④ドア面からつまみの先端まで ⑤つまみの回転軸から台座の端まで。Aqara J200 の A〜H はこれをほぼ網羅していて、測った値は他社の条件にもそのまま当てられます。 条件を書いていない製品を検討するときも、この5つの数字を持っていれば問い合わせが具体的になります。
3. 反応が鈍い/たまに開かない
SESAME 5 と SADIOT LOCK 2 で繰り返し挙がっています。アプリを開いてから解錠まで数秒待つ、ハンズフリー解錠ができたりできなかったりする、通信エラーで開かない。5製品の仕様表には、解錠にかかる時間の行がありません。 公表値からは比べようがない項目です。
対処:急いでいる場面を想定しない運用にする。 玄関の前で待つ数秒が許せるかどうかは、通勤の時間帯に効きます。そして物理鍵は残す。 通信が失敗したときに開ける手段が1つしかない状態を作らないことが、この不満への現実的な対処です。
4. 両面テープの跡・脱落
SwitchBot ロック Pro では粘着テープを剥がすときにドアの塗装が剥げたという指摘、SADIOT LOCK 2 では剥がしたあとにテープが残った、本体が脱落しうるという指摘が出ています。5製品とも取り付けにテープを使います。 ネジが出てくる製品もありますが、それが留めているのはドアではなく、サムターン側の台座やスペーサーです(Aqara の取扱説明書だけは、ドアや壁に直接固定する大ネジの用途も案内しています)。
対処:貼る前に、貼る面を決めて拭く。 そして賃貸なら、退去のときに剥がす前提で写真を撮っておく。 貼り直しができるよう、予備のテープが同梱されている製品かどうかも確かめておくと安心です。同梱品の欄を5製品ぶん数えると、部品の名前はほぼ同じなのに、数えている単位が「回分」「枚」「記載なし」の3通りに割れます。読み取れる貼り直しは SESAME 5 が2回、SADIOT LOCK 2 と SwitchBot の2点が1回、Aqara J200 は数えられませんが、初回に何枚使うかを書いた社は5点で0なので、どれにも1回ぶんの幅が残ります。
状況別のおすすめ
| こういう人 | 候補 | 理由 |
|---|---|---|
| 買う前に自分で測って可否を決めたい | ⑤ Aqara J200 | 数値の条件を7つと回転角度の範囲を公表。非対応の型番も名指し |
| つまみが何回転もする鍵 | ③ SESAME 5 | 360°以上の数回転も対応と書く唯一の製品 |
| つまみが90〜120度で止まる(多い形) | ⑤ Aqara J200 | 「90°〜120°の間」に90度ちょうども入る。SADIOT は「90度以上は不可」で、字義どおりには外れる |
| つまみが90度より小さい角度で止まる | ④ SADIOT LOCK 2 | 「90度以上は不可」に当たらないのがこの範囲。Aqara は90度未満だと外れる |
| 電池を買い足さずに使いたい | ② ロック Ultra または ⑤ J200 | 充電して繰り返し使う2点。ただし持ちの条件は公表されていない |
| 電池が切れてもすぐ復帰させたい | ① ロック Pro | 単3形乾電池4本。近所で買い足せるのは5製品でここだけ |
| ドアからの出っ張りを数字で確かめたい | ③ SESAME 5 | 41.7/53.7mm と2値で書き分けている唯一の製品 |
| 取り付けの余白まで確かめたい | ④ SADIOT LOCK 2 | 電池交換を考慮した必要スペース107×144mmを公表 |
| まず1つ試してみたい | ③ SESAME 5 | 目安価格が5製品で最も低い。開閉寿命も唯一公表 |
| 締め出しの経路を減らしたい | ② ロック Ultra | メイン充電池・予備CR123A・緊急解錠の三重。ただし物理鍵は残す |
SwitchBot ロック Pro W3500000
SwitchBot ロック Ultra W5600004
CANDY HOUSE SESAME 5
ミネベアミツミ SADIOT LOCK 2 MHP-SLS21
Aqara スマートロック J200 ベーシック RL-D02D
買ったあと、最初にやること
順番にやってください。1と2は買う前でもできます。
- つまみの周りを5か所測る — 厚み、長さ、ドアの端から中心まで、ドア面から先端まで、回転軸から台座の端まで。3社が40mm以上、2社が31mm前後を条件にしているので、この2つはとくに効きます。公表値の側から数えると項目は7つあります(Aqara J200 だけが、つまみ部分の高さ 5mm以上と台座の直径 62mm以内も条件にしています)。測った1つの数字が何社の条件に当たるかは項目ごとに割れていて、最も多いドアの端から中心までで4社、つまみの高さと台座の直径は1社です
- つまみを回して、何度で止まるか見る — 90度で止まるのか、それ以上動くのか、途中でも止まるのか、手を離すと戻るのか。基準2のとおり、ここで候補が分かれます。90度ちょうどなら、SADIOT は書いてあるとおりだと外れるので、問い合わせてからにしてください
- 物理鍵の置き場所を決める — 持ち歩く、家族が持つ、職場に置く。スマートロックを付けた日から、鍵を持たない生活が始まるわけではありません
- 貼る面を拭いてから貼る — 付属の接着促進剤やクリーニングティッシュがある製品は、それを使う。ここを飛ばすと後で剥がれます
- オートロックは、最初の1週間は切っておく — オートロックでの締め出しを心配する声は購入者からも出ています。動きが読めるようになってから入れるほうが安全です
- 解錠と施錠を10回ずつ試す — つかみそこねて空回りしないか、途中で止まらないか。返品や交換を申し出るなら、この段階が早い
- 電池の残量通知が届くか確かめる — アプリの通知設定を先に見ておく。通知が来ないまま切れたという報告があるのは、この確認をしておく価値があるということです。公表資料の側では知らせ方を書いている3点が、届く先で1対2に割れます。メールは玄関にいなくても読めますが、本体の音と光も赤いLEDも、鳴って光るのはドアの内側です
- 交換用の電池を1組買っておく — CR123A は近所で買えないことがあります。SADIOT のように4本推奨と書かれている製品なら、そのぶんも見込んでおく
スマートロックを選ぶとき、いちばん目立つのは対応率の数字だと思います。ただ5製品を並べてみると、その数字が大きい製品ほど、自分の玄関で確かめられることが少ないという関係になっていました。 見るべきなのは割合ではなく、自分のつまみの厚みと、ドアの端までの距離と、回る角度です。
よくある質問
- 99%と99.9%と99.99%、どれが一番広く対応しているの?
公表値からは決められません。どの製品も「何を分母にした何%か」を書いていないためです。SESAME 5 の「当社調べ」が唯一の注記ですが、これは調べたのが自分であることしか言っていません。SwitchBot ロック Pro の「約99%³」は脚注記号が付いているのに、その脚注の本文がページのどこにもありません。
比べるなら、割合ではなく mm の条件のほうです。ドアの端からつまみの中心までは3社が40mm以上で一致していて、この数字なら自分の玄関で確かめられます。
- サムターンが90度で止まる普通の鍵なら、どれでも付きますか
角度だけで言えば、Aqara J200 は「90°〜120°の間であれば」なので90度ちょうどが入ります。SADIOT LOCK 2 は「90度以上動くものには取付けが行えません」で、「以上」は90を含みますから、書いてあるとおりなら90度ちょうどは外れます。ただし SADIOT は同じ箇条書きで「解錠(90度)」を標準の位置として書いてもいて、90度の扱いがページの中で割れています。この1点は問い合わせて確かめてください。
そして角度は条件の1つでしかありません。つまみの厚み、長さ、ドアの端からの距離、台座の形でも外れます。SADIOT はさらに、途中の位置でも止まる鍵と、手を離すと戻る鍵を対象外にしています。
- 電池は何ヶ月持つと思っておけばいいですか
公表値をそのまま自分の数字にしないほうがいいです。電池の持ちに条件が付いているのは5製品中2点(SwitchBot ロック Pro と SADIOT LOCK 2)で、どちらも「1日10回」と書いていますが、Pro は「解施錠を毎日各10回」なので1日20動作、SADIOT は10なのか20なのかを書いていません。同じ条件語で最大2倍ずれます。
家族の人数と出入りの回数を数えて、公表値の条件の何倍かを見てから読むと、実際に近くなります。そのうえで、電池が切れたときにどう入るかを先に決めておいてください。
- 賃貸でも使えますか。ネジは使いますか
5製品とも取り付けは両面テープが基本で、ネジが出てくる製品でも、留めるのはサムターン側の台座やスペーサーです。ドアに穴を開ける手順ではありません。ただし Aqara の取扱説明書には、ドアや壁に直接固定する大ネジの用途も載っています。
購入者からは、剥がすときにドアの塗装が剥げた、テープが残ったという報告が出ています。貼る位置を決めてから貼り、退去時に備えて元の状態を写真に残しておくと安心です。剥がし方を書いた資料は5製品とも見つかりませんでした。原状回復の手順も、塗装への影響も、剥離剤を使ってよいかも公表されていないので、元がどうだったかは自分で持っておくしかありません。