BUYING GUIDE / 5 PRODUCTS

シャワーヘッド 5製品比較

【シャワーヘッド比較】5製品|節水率の分母が、5社で5通りに割れている

mono-buzz 編集部

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本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。商品の選定・評価は独自に行っています。

この記事で分かること

公表値を読み解いて、選ぶ基準を整理。

シャワーヘッド5製品を、節水率の%ではなく、その%が何と比べた値かで比較。数字の大きさで選ぼうとしている人に向けて、分母を数値で書く2社がどちらも10L/minにたどり着くこと、書いていない社の%がその10L/minで再現できてしまうことを、公表値の突き合わせから読み解いた。

FIND YOUR FIT

あなたが重視するのは?

用途から気になる候補へ。対応条件と注意点は、各製品の解説で確認してください。掲載順は順位ではありません。

SIDE BY SIDE

気になる2製品を、並べて比較。

製品を選ぶと比較内容が切り替わります。

SANEI シャワーヘッド レイニーベーシック RAINY BASIC PS310-80XAとタカギ キモチイイバブルシャワピタ JSB023BWを比較しています

選択した2製品の要点比較
SANEI シャワーヘッド レイニーベーシック RAINY BASIC PS310-80XAタカギ キモチイイバブルシャワピタ JSB023BW
こんな人の候補
節水率の根拠を、分母の数値と基準名まで確かめてから選びたい人気泡の測り方を、規格番号と計測器名まで確かめてから選びたい人
目安価格
2千円前後(2026-09-10確認)3千円前後(2026-09-10確認)
節水率
約40%※1約40%※2
節水率の比較対象
吐水力0.6~0.65Nの時の流量を従来最適流量10L/minと比較[建築物エネルギー消費性能基準に基づく]当社比 比較品:当社製品JS115(2018年販売品)
吐水量
記載なし8±0.2L/min(効能試験の条件)/12.6L/min(気泡測定の条件)
購入前に確認
この製品自身の吐水量が公表されていない節水率の分母が自社の旧製品の型番だけで、数値も測定条件も無い
仕様確認日
2026-09-102026-09-10

目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。公表値の条件はメーカーごとに異なるため、数字の大小だけで優劣は決められません。

全5製品・全項目の比較表を見る ↓

THE REASON BEHIND THE CHOICE

選び方の根拠を、詳しく。

公開資料に基づく記事です。実機による検証は行っていません。

5製品の節水率の欄と、比較対象としてメーカーが書いている文字をそのまま並べた表。約40%が2製品にあるが、片方の比較対象は吐水力0.6〜0.65N時の流量を10L/minと比べたもの、もう片方は自社の2018年製品JS115で、分母を数値で書くのは5点中2点。残る3点は一般的なシャワーヘッド・モード名だけ・自社の2018年製品の型番だけと割れている
目次

シャワーヘッドの商品ページを開くと、大きい文字で%が出てきます。約26%、約40%、約49%、約60%、約65%。単位は同じで、値は倍以上ひらいている。

ところが5製品の節水率の欄を、書いてある文字のまま書き出したところ、この%は同じものと比べた値ではありませんでした。 何と比べたのかを数値で書いているのは5点で2点だけ。残る3点は、比較対象が「一般的なシャワーヘッド」という語だったり、モード名だけだったり、自社の2018年製品の型番だったりします。

しかも、書いている2社の数値が一致します。どちらも10L/min。 そしてその10L/minを、書いていない社の公表吐水量に当てると、その社の%が3つとも再現できてしまう。

ここでは5製品を、2026年9月時点のメーカー公表値で並べ直します。実機は持っていないので、書けるのは公表値の突き合わせで分かることと、購入者のレビューに共通して現れた指摘だけです。

先に断っておく、そろっていない土俵

  • どの社の%が正しい、間違っているとは書きません。 実機を持っていないので確かめようがないうえ、公表資料からも決められません。書けるのは「何と比べた%かを書いている社と、書いていない社がある」という突き合わせまでです
  • 肌や髪がどうなるかは扱いません。 気泡は個数と径、そしてその測定条件がどう書かれているかだけを見ます
  • この記事の核が、5点とも仕様表に載っていません。 節水率・吐水量・気泡数のどれかを仕様テーブルの行として持っているのは、5点で1点だけ(ミラブルzeroの吐水量)。残りは全部、特長ページの本文か注記の中にあります。「仕様表を見比べる」という読み方が、このカテゴリでは最初から成立しません
  • 循環回数(パス数)の列は5点とも空です。 業界団体が「明記していることを確認しましょう」と書いている項目なのに、5点とも書いていない。調べ落としではなく、5点とも無いことが確認できた結果です

この記事が向いていない人

  • %が大きい順に水道代が下がると考えている人 — この記事の結論は「その5つは同じ列に置けない」です
  • 肌や髪がどう変わるかを知りたい人 — 扱うのは公表された数字の読み方だけです
  • 気泡の個数で選びたい人 — 測ったモードが社ごとに違い、桁で比べる読み方が成立しません
  • いま使っているホースに付くかを、記事だけで決めたい人 — 取付ネジ規格を書いていない製品が2点あります
  • 浴室がバランス釜やホース一体型の人 — 付かなかったという報告が複数の製品で出ています
  • 本体の大きさで置き場所を決めたい人 — 全長やヘッド径を公表していない製品があります

選ぶときに見るべき基準は3つ

基準1:%は、何と比べた値かとセットでしか読めない

5製品の節水率の欄を、書いてある文字のまま並べます。

  • SANEI レイニーベーシック … 約40%※1
  • タカギ シャワピタ … 約40%※2
  • サイエンス ミラブルzero … 約15%/約40%/約60%(モード別)
  • パナソニック EH-SH50 … トータル約26%(モード別に約20/約10/約10/約60%)
  • MTG リファ U+ … 最大約49%/こまめな止水で最大約65%

%の作り方からして3通りに割れています。ミラブルzeroはモードごとの値を全部出し、リファは「最大」を出し、パナソニックだけが全モードを合わせた「トータル」を出す。 「最大」と「トータル」が同じ列に並ぶと、読者は同じ意味だと読みます。

そのうえで、比較対象として書いてある文字のほうを見ます。

  • SANEI … 「吐水力0.6〜0.65Nの時の流量を従来最適流量10L/minと比較[建築物エネルギー消費性能基準に基づく]」
  • パナソニック … 「最適流量によるパナソニックグループ従来シャワー(メタルシャワーヘッドGVM8310)(流量:10L/分)との比較」
  • ミラブルzero … 「一般的なシャワーヘッドと各ミスト水流での吐出量の比較。水圧約0.2Mpaでの吐水量比。自社調べ」
  • タカギ … 「当社比 比較品:当社製品JS115(2018年販売品)」
  • リファ U+ … 「※1 ミストモード使用時」「※2 ミストモードで止水機能使用時」

数値で書いているのは2点です。そして2点とも 10L/min。 SANEI は吐水力(N)という物理量で条件を決めてからその流量を測り、パナソニックは自社の従来品の実機の流量を使う。別々の道筋で同じ数字にたどり着いています。 どちらも「最適流量」という同じ語を使っているのも共通していました。

公表された吐水量を10L/minで割って、公表の節水率と突き合わせた図。パナソニックは8/9/9/4L/分を自社が公表する分母10L/分と比べると減った分が20/10/10/60%になり公表値と4つとも一致し、ミラブルzeroも6.0/8.5/4.0L/minを10L/minと比べると40/15/60%減り3つとも一致するが、ミラブルは10L/minという分母をどこにも書いていない。リファU+は本体の吐水量の公表が無く割り算が成立せず、タカギは分母が自社の2018年製品の型番だけで10L/minの系列に乗らない
測定値ではなく、公表値どうしの突き合わせ。分母を書いている社の数字が、書いていない社の答え合わせになっている

パナソニックは、この関係を自分で全部書いています。公表のモード別流量 8/9/9/4 L/分は、公表の分母 10L/分に対して 20/10/10/60% 減った値です。公表のモード別節水率と4つとも一致します。 ページには、この節水率は被験者男女5名ずつが積算流量計で実測した値だと書かれているので、「計算で出した」とは言えません。ただ、一致することは確かめられます。

問題はここからです。ミラブルzeroは、分母をどこにも書いていません。 それでも仕様ページには吐水量があります ―― 6.0/8.5/4.0 L/min。この3つを 10L/min と比べると、減った分は 40/15/60%。トップページに書かれている3つの%が、そのまま再現できます。

残る2点は、この割り算そのものができません。

リファ U+ は、本体の吐水量を1つも公表していません。 ページ上に L/min は3つ出てきますが、5.5 と 6.5 は前世代 ReFa FINE BUBBLE U のストレートモードの試験条件(同じモード名に2つの流量が付いています)、9L/分は気泡測定時のホース側の流量です。当てる先の数字が無いので、49% も 65% も分母を復元できません。

タカギは、分母が自社の2018年製品の型番だけです。 JS115 が何 L/min 出るのかは、この商品ページにもタカギの他のページにも見当たりません。10L/min の系列に乗っていないので、他社の%と同じ土俵に置けない。

そして、同じ「約40%」が SANEI とタカギで別物です。

SANEI レイニーベーシックタカギ シャワピタ
節水率約40%約40%
比較対象従来最適流量10L/min当社製品JS115(2018年販売品)
根拠として書いてある語建築物エネルギー消費性能基準当社比
測定条件吐水力0.6〜0.65Nの時の流量記載なし

値も桁も同じで、後ろにある手続きだけが違う。この2つを同じ列に並べた時点で、表のほうが比較になっていません。

そのパナソニックにも、再現できない数字が1つあります。見出しの「トータル約26%」です。年間の節約金額の【試験方法】に使用時間の割合(プレシャンプー10%/ヘアケア33%/ボディケア38%/ミスト19%)が公表されているので、それで加重すると流量の平均は7.95L/分、分母10L/分に対して**20.5%**になります。モード別の%を同じ重みで平均しても20.5%で、内部では揃っている。26%だけが合いません。

どちらが正しいのかは公表資料からは決められません。26%は実測値だと書かれており、重みのほうは節約金額の計算用だとも読めます。加えて、モードは5つあるのに節水率の試験は4モードでしか行われておらず、シルクスパモードは流量も公表されていない。「トータル」という語が、5モードのうち4モードの合計を指しています。

分母をいちばん詳しく書いている社の見出しが、自分の公表値から再現できない。 これは書き方が雑だという話ではなく、むしろ逆でもあります。重みまで公表しているから突き合わせができる。書いていない社では、この検算そのものが起こりません。

基準2:同じ L/min が、7つの違うものを指す

5製品のページに出てくるL/minを、その数字が何の条件として書かれているかで分けた表。ミラブルzeroの6.0/8.5/4.0だけが仕様表の吐出量で、パナソニックの8/9/9/4は節水率の試験方法の中、別ページの洗浄試験では同じミストモードが5.1、タカギの8±0.2は効能試験、12.6は気泡測定、リファU+の5.5と6.5は前世代Uのストレートモードの試験条件、9は気泡測定時のホース流量、SANEIの10は節水率の分母。仕様表に吐水量の行があるのは5点で1点だけ
単位は全部 L/min。指しているものが7つに割れる

仕様表に吐水量の行があるのは、5点でミラブルzeroの1点だけです。

  • ミラブルzero … 仕様表の「吐出量」。「水量:6.0L/min(元圧0.15〜0.3MPa)」の形で、3モード分に条件が付く
  • パナソニック … 仕様表(9行)に流量の行が無く、節水率の【試験方法】の中に 8/9/9/4 L/分。しかも別ページの洗浄のモデル試験では、同じミストモードが 5.1L/分。同じ製品の同じモード名に、2つの流量が公表されています
  • タカギ … 製品仕様の表に吐水流量の行が無く、本文に 8±0.2L/min(効能試験の条件)と 12.6L/min(気泡測定の条件)。約1.6倍ひらいた2つが、同じページに並ぶ
  • リファ U+ … 本体の吐水量は無し。5.5/6.5 は前世代 U の試験条件、9L/分は気泡測定時のホース流量
  • SANEI … 分母の 10L/min は書くのに、この製品が何 L/min 出るかは公式3ページのどこにも無い

さらに、パナソニックは「標準シャワー」のほうも割れています。節水率の分母は「メタルシャワーヘッドGVM8310(流量:10L/分)」ですが、洗浄のモデル試験の対照は「標準シャワー(流量9.0L/分)」、カラー剤すすぎの試験水は「ファインバブルなし標準シャワー(流量9.0L/min、40 ℃)」。比較対象を型番と流量で書いている社が、効能試験では別の流量の標準シャワーを使っています。

効能の注記に書かれた試験時の流量だけを1列にした記事では、4社で5つ並び、下と上が中心値でちょうど2倍ひらきました。そのうち、同じ社の仕様表に突き合わせる相手があるのは1つだけ(ミラブルzeroの4.0L/minが値もモード名も一致)。リファ U+ の2つは、前世代 U で行ったと書かれた試験のものです。

L/min を1つの列に集めると、意味の違う数字が同じ行に並びます。この記事の比較表で吐水量の隣に「吐水量の位置づけ」の列を置いているのは、そのためです。

基準3:気泡の個数は、桁で比べる読み方が成立しない

公表されている個数を並べます。

  • ミラブルzero … 約2,000万個/cc(リングストレート・スプラッシュストレート)/約3,000万個/cc(ミスト)
  • パナソニック … ウルトラファインバブル 平均約2,000万個(ボディケアモード)/マイクロバブル 平均約10,222個(シルクスパモード)
  • リファ U+ … ウルトラファインバブル 平均約1,000万個・最大約2,600万個(ミスト)/マイクロバブル 平均約2,600個・最大約3,200個(ストレート)
  • タカギ … 個数の公表なし。 径だけ(平均径0.22μm、最頻径0.20μm)
  • SANEI … 気泡を名乗っていないので対象外

cc と mL は同じ体積なので、単位は揃っています。割れているのは条件のほうです。

測ったモードが社ごとに違います。 ミラブルの約2,000万個はストレート系、パナソニックの約2,000万個はボディケアモード(9L/分)、リファの約1,000万個はミスト。同じ「約2,000万個」を横に並べても、同じ条件の数字ではありません。

リファだけが平均と最大の両方を書いています。 最大で見ると約2,600万個になる。ファインバブル産業会は「個数の最大値は汚れ等で大きく変化するので、意味を持ちません。少なくとも平均値の記載値を確認しましょう」と書いているので、比べるなら平均のほうです。同じ注記に前世代 U の値も並んでいて、平均は約1,400万個から約1,000万個へ下がり、最大は約2,500万個から約2,600万個へ上がる。平均で見るか最大で見るかで、世代間の向きが逆になります。

そして、このカテゴリでいちばん見落とされる軸がここにあります。循環回数(パス数)です。

ファインバブル産業会は、こう書いています ――「通常のシャワーヘッドの利用では、水はシャワーヘッドを1回のみ通して利用されますが(ワンパスといいます)、ファインバブルシャワーヘッドの測定では、同じ水を複数回シャワーヘッドに循環させた結果のファインバブルの測定値を記載するケースも多く見受けられます。(測定方法に決まりがありません)…複数の循環回数による測定を行った場合はその循環回数を明記していることを確認しましょう。」

5点とも、循環回数を書いていません。 4社が書いているのは測定回数(5回・7回・10回・25回)で、団体はこの2つを別の注意事項として分けています。ワンパスなのか循環なのかが分からないまま、桁の違う数字が同じ列に並んでいる、という状態です。

もう1つ、条件の書き方が価格と逆を向いています。測定条件をいちばん細かく書いているのは、気泡を名乗る4点で最も安いタカギです。 ファインバブル産業会規格「ファインバブルシャワーヘッドの試験方法(FBIA 3-1-1:2019)」と規格番号まで書き、計測器名も第三者機関での測定日も添える。他社は「ISO規格に基づいて」「ISO基準に適合した」までで、番号を書きません。そのタカギだけが、個数を公表していない。 測定に使う水も、超純水(ミラブルzero・パナソニック・リファ)とイオン交換水(タカギ)で語が割れます。

もう1つ確かめる:止水ボタンは、独立した軸ではない

止水ボタンの有無は、○×で済む列に見えます。ところが2社が、止水を節水率の分子に入れていることを自分で書いています。

  • リファ U+ … 「※2 ミストモードで止水機能使用時」。最大約49%が、止水を併用すると最大約65%になる
  • SANEI … 節水率の測定条件に「(ストップボタン付きのものはボタン併用時)」。この括弧は、シャワインフォの説明ページにしかありません。 製品ページ側の同じ文には付いていない

つまり、止水ボタンの有無で公表%の意味が変わる。同じ列に並んだ%のうち、どれが「止めながら使ったときの値」なのかは、注記を1つずつ開かないと分かりません。

そして、○×の2値にすると落ちる情報が2つあります。ミラブルzeroの「※完全止水ではありません」(自社の比較表の脚注)と、パナソニックの「一時止水機能はございません。」(無いことを1文で書いた唯一の社)。「書いていない」と「無いと書いてある」を同じ空欄にしない。 比較表の止水ボタンの列を4つの値にしているのは、この2つを潰さないためです。

比較表

項目SANEI シャワーヘッド レイニーベーシック RAINY BASIC PS310-80XAタカギ キモチイイバブルシャワピタ JSB023BWサイエンス ウルトラファインミスト ミラブルzero FBSMZ-TSC-CSCパナソニック ファインバブルシャワーヘッド ファインベール EH-SH50MTG ReFa FINE BUBBLE U+ 止水ボタン付き RS-DE-02A ほか
目安価格2千円前後3千円前後3万3千円前後3万3千円前後3万5千円前後
節水率約40%※1約40%※2リングストレート 約40%/スプラッシュストレート 約15%/トルネードミスト 約60%トータル約26%(プレシャンプー 約20%/ヘアケア 約10%/ボディケア 約10%/ミスト 約60%)最大約49%※1/こまめな止水で最大約65%※2
節水率の比較対象吐水力0.6~0.65Nの時の流量を従来最適流量10L/minと比較[建築物エネルギー消費性能基準に基づく]当社比 比較品:当社製品JS115(2018年販売品)一般的なシャワーヘッドと各ミスト水流での吐出量の比較。水圧約0.2Mpaでの吐水量比。自社調べ最適流量によるパナソニックグループ従来シャワー(メタルシャワーヘッドGVM8310)(流量:10L/分)との比較※1 ミストモード使用時/※2 ミストモードで止水機能使用時(比較対象の記載なし)
比較対象の書き方数値+公的基準名自社旧製品の型番のみ「一般的なシャワーヘッド」+測定水圧数値+自社従来品の型番モード名だけ
吐水量記載なし8±0.2L/min(効能試験の条件)/12.6L/min(気泡測定の条件)リングストレート 6.0/スプラッシュストレート 8.5/マイクロトルネードミスト 4.0 L/min(元圧0.15~0.3MPa)プレシャンプー 8/ヘアケア 9/ボディケア 9/ミスト 4 L/分(節水率の【試験方法】に記載)記載なし
吐水量の位置づけ記載なし効能試験の条件仕様表の吐水量節水率の試験条件記載なし
気泡数記載なし記載なしリングストレート・スプラッシュストレート 約2,000万個/cc/マイクロトルネードミスト 約3,000万個/cc(平均粒径 直径0.13㎛)ウルトラファインバブル 平均約2,000万個(ボディケアモード)/マイクロバブル 平均約10,222個(シルクスパモード)※水流1mL当たり・ブランク補正後ウルトラファインバブル 平均約1,000万個・最大約2,600万個(ミストモード)/マイクロバブル 平均約2,600個・最大約3,200個(ストレートモード)※水流1mLあたり・ブランク値差し引き後
測定に使った水記載なしイオン交換水超純水(通水前後の水をブランク水とする)ウルトラファインバブル=超純水/マイクロバブル=水道水ウルトラファインバブル=超純水/マイクロバブル=水道水
気泡の測定条件の書き方該当なし測定器名と規格番号まで方式名まで測定器名まで測定器名まで
循環回数(パス数)記載なし記載なし記載なし記載なし記載なし
止水ボタン記載なしありあり(完全止水ではない旨の注記あり)無いと明記あり
取付ネジ規格アダプターの内容だけ記載なしG1/2 と明記G1/2 と明記G1/2 と明記
同梱アダプター3種(「シャワーヘッドアダプターセット3付」。内訳の記載なし)記載なしシャワーホースアダプターセット/G1/2ネジチェッカー/ストレーナー/Oリング(S-20, P-20)/シャワーパッキンKアダプター、Mアダプター、Gアダプター(ほかグリップ部用Oリング(細)、ヘッド部用Oリング、オープナー、外装リング)K(KVK用)アダプター、M(MYM用)アダプター(ほか外装リング、ゴムパッキン(細)、オープナー)
FBIA認証無し(ファインバブルを名乗らない)特定できず製品認証マーク製品認証マーク製品認証マーク
認証されたモード記載なし記載なしミストの1モードのみ(認証番号 C1BU7ab0006/性能カテゴリ 7ab)ウルトラファインバブル=ボディケアモード/マイクロバブル=シルクスパモード(認証番号 CU7ab1M4d0024/性能カテゴリ 7ab1、4d)認証製品名には U+ が入るが、品目/モード欄と登録効果欄は前世代 ReFa FINE BUBBLE U のミスト/ストレート(認証番号 CU7abM3d0014/性能カテゴリ 7ab、3d)
解説解説を読む ↓解説を読む ↓解説を読む ↓解説を読む ↓解説を読む ↓
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※記載の価格は目安です。仕様も価格も変更されるため、最新の情報は各商品ページでご確認ください。

商品ごとの解説

① SANEI シャワーヘッド レイニーベーシック PS310-80XA

SANEI(三栄水栓製作所)

SANEI シャワーヘッド レイニーベーシック RAINY BASIC PS310-80XA

○ 選ぶ理由

  • 節水率の分母を数値で書き、公的な基準名(建築物エネルギー消費性能基準)まで添えている5点で唯一の製品
  • 条件を流量ではなく吐水力(0.6~0.65N)で決めていることまで公表している

△ 購入前に確認

  • この製品自身の吐水量が公表されていない
  • 公式ページが3本あり、仕様テーブルの中身がほとんど重ならない
目安価格 · 2026.09.10確認2千円前後
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目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。

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5点で唯一、節水率の分母を数値で書き、根拠として公的な基準名まで添えている製品です。「吐水力0.6〜0.65Nの時の流量を従来最適流量10L/minと比較[建築物エネルギー消費性能基準に基づく]」。条件の決め方も1点だけ違っていて、流量ではなく吐水力(N)という物理量で条件を決めてから、そのときの流量を10L/minと比べる、という手続きになっています。

そのうえで、この製品自身が何 L/min 出るかは書いていません。 手続きの説明からすると、その流量は測定の途中にあるはずなのですが、公式3ページのどこにも無い。分母だけを持っていて、分子を持っていない製品です。公表の約40%と10L/minから逆算すれば吐水力0.6〜0.65Nのときの流量は6L/min前後になりますが、それは節水率から作った数字で、公表された吐水量ではありません。

公式が3本あることも、この製品を読みにくくしています。RAINY 特設ページの「商品詳細」は3行だけで、節水率はここにしか無い。じぶんシャワー側の「商品の仕様」は10行あり、重さ・最高使用温度・使用水圧・製造国・同梱アダプターはここにしか無く、節水率の行はありません。 企業サイト側は材質とパッケージサイズだけ。3本のどれを「仕様表」と呼ぶかで、この製品の公表項目が入れ替わります。

同じ商品ページの中でも表示が2層に分かれています。上部の機能アイコンは「節水20%以上」、下のシャワインフォ欄では節水率スケール(なし/20/25/30/35/40/45/50%)の40%が選択状態。「20%以上」はサイトの絞り込みの名前で、しきい値のカテゴリ名です。 この製品の節水率そのものではありません。そして仕様表には、どちらも載っていない。

年間の節約金額を、ガス代と水道代の内訳に分けて公表しているのは5点でこの1社だけでした。内訳の合計は、公表されている総額と一致します。

目安価格は2千円前後で5点では最も低く、171gも最も軽い。気泡を名乗らず、水量の側だけを落とす製品です。購入者からは、水流が細くなるぶん冬に体感の温度が下がるという指摘と、同梱のアダプター3種では合わない水栓があったという報告が繰り返し挙がっています。

メーカー表記の読み解きを詳しく読む
節水率

約40%※1

「約40%※1」。この値が載っているのは RAINY 特設ページの「節水率」欄だけで、じぶんシャワー側の「商品の仕様」テーブル(10行)には節水率の行そのものが無い。同じ商品ページの中では、上部の機能アイコンが「節水20%以上」、下のシャワインフォ欄では節水率スケール(なし/20/25/30/35/40/45/50%)の40%が選択状態になっている。この「20%以上」は SANEI サイトの「機能から選ぶ」の絞り込みの名前で、製品ごとの節水率ではなくしきい値のカテゴリ名。つまり1つのページの中に、しきい値の表示と実値の表示が別の層で並び、仕様表にはどちらも無い。

節水率の比較対象

吐水力0.6~0.65Nの時の流量を従来最適流量10L/minと比較[建築物エネルギー消費性能基準に基づく]

「吐水力0.6~0.65Nの時の流量を従来最適流量10L/minと比較[建築物エネルギー消費性能基準に基づく]」。5点で唯一、分母を数値で書き、その根拠として公的な基準名まで添えている。条件の決め方も1点だけ違い、流量ではなく吐水力(N)という物理量で条件を決めてから、そのときの流量を10L/minと比べるという手続きになっている。同じ文が「シャワインフォ」の説明ページにもあるが、そちらには括弧が1つ多い ――「(ストップボタン付きのものはボタン併用時)」。製品ページ側だけを読むと、止水ボタンが節水率の分子に入りうることが分からない。この製品はストップボタンを持たないので、約40%はボタン併用ではない側の値になる。

吐水量

記載なし

記載なし。分母の10L/minは書くのに、この製品自身が何L/min出るかは公式3ページのどこにも無い。「吐水力0.6~0.65Nの時の流量」を測って10L/minと比べる、という手続きを公表している以上、その流量は手続きの途中にあるはずだが、公表されていない。公表の約40%と分母10L/minから逆算すれば吐水力0.6~0.65Nのときの流量は6L/min前後になるが、これは節水率から作った数字であって、SANEI が公表した吐水量ではない。

吐水量の位置づけ

記載なし

5点のうち、自分の吐水量を持たないまま分母だけを持っているのはこの製品だけ。他4点は、仕様表・節水率の試験条件・効能試験の条件・気泡測定の条件のどこかに L/min を持っている。ここが空なので、この製品については公表値どうしの割り算が節水率の側からしか成り立たない。

気泡数

記載なし

該当なし。ファインバブルもマイクロバブルも名乗っていない製品で、気泡の欄が空なのは調べ落としではなく、そもそも対象外だから。5点のうちこの1点だけが土俵が違う。逆に言えば、気泡の話を外すと残るのは節水率と水の当たり方だけになり、そのぶん節水率の分母がどう書かれているかが選ぶ材料の中心になる。

止水ボタン

記載なし

商品の仕様テーブルに止水ボタンの欄が無い。SANEI サイトには「ストップボタン付き」という絞り込みがあり、この製品はそこに入らない(=絞り込みの上では「なし」側)。ただし仕様として「無い」と書いてあるわけではないので、ここは「記載なし」にしてある。無いことを1文で書いているのは5点でパナソニックだけ。この製品ではこの欄が節水率の読み方に直結していて、シャワインフォの測定条件が「(ストップボタン付きのものはボタン併用時)」と書いている以上、ボタンを持たないこの製品の約40%はボタン併用ではない値になる。

FBIA認証

無し(ファインバブルを名乗らない)

対象外。FBIA の製品認証一覧・製品登録一覧(2026年9月1日現在)に SANEI 名義の登録(ファインバブル発生装置内蔵製品)はあるが、それはファインバブル製品に対するもので、この製品は対象ではない。5点のうち「マークが無い」ことに意味があるのはこの1点だけで、残り4点は取得している/型番が書かれていないので特定できない、という別の状態になる。

実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。

購入者レビューで挙がった指摘

  • 多くの報告

    同梱のアダプター3種では合わない水栓があり、追加のアダプターが要ったという報告

  • 単発の報告

    逆流防止の機能がなく、取り付けられない混合栓があったという報告

  • 多くの報告

    水流が細くなり、冬場に体感の温度が下がるという指摘。混合栓の設定温度を上げることになったという報告もある

  • 複数の報告

    節水されている実感がない、水量がむしろ多いという指摘

  • 複数の報告

    散水板の穴が束状で、水の当たらない部分ができるという指摘

  • 複数の報告

    手元で止水できないので、蛇口側で止めるしかないという指摘

購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。

向いている人

  • 節水率の根拠を、分母の数値と基準名まで確かめてから選びたい人
  • 気泡の機能を必要とせず、水量の側だけを落としたい人
  • 長く持つので軽さを優先したい人
  • 価格を抑えたい人

向いていない人

  • 手元で水を止めたい人(止水ボタンがありません)
  • ファインバブルをうたう製品を探している人
  • バランス釜や逆流防止のない混合栓を使っている人(付かないという報告があります)
  • ヘッドの大きさや全長を先に確かめたい人(本体寸法の公表がありません)

② タカギ キモチイイバブルシャワピタ JSB023BW

タカギ(takagi)

タカギ キモチイイバブルシャワピタ JSB023BW

○ 選ぶ理由

  • 気泡の測定条件を規格番号(FBIA 3-1-1:2019)まで書いている5点で唯一の製品
  • 計測器名と第三者機関での測定日まで公表している

△ 購入前に確認

  • 節水率の分母が自社の旧製品の型番だけで、数値も測定条件も無い
  • 気泡の個数を公表していない
目安価格 · 2026.09.10確認3千円前後
Amazonで価格・在庫を見る

目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。

全製品の比較表へ戻る ↑

気泡の測定条件を規格番号まで書いている、5点で唯一の製品です。「ファインバブル産業会規格『ファインバブルシャワーヘッドの試験方法(FBIA 3-1-1:2019)』に則り計5回測定による平均値(2022年3月16日第三者機関にて測定)」。計測器名も、測定日も、第三者機関で測ったことも書いてある。他社は「ISO規格に基づいて」までで、番号を書きません。

そのうえで、個数を公表していません。 書いてあるのは径だけ ―― 平均径0.22μm、最頻径0.20μm。条件をいちばん丁寧に書く社が、いちばん比べたくなる数字を出していない、という並びになっています。

節水率のほうは逆です。約40%に付く注記は「当社比 比較品:当社製品JS115(2018年販売品)」の1行だけで、水温も水圧も測定方法も書かれていません。気泡と効能には条件を細かく書く社が、節水率だけ条件を1つも書いていない。 同じページの中で、項目によって書き方が極端に違います。

取付についても記載がありません。ネジ規格もアダプターの同梱も書かれておらず、あるのは「工具不要で取り付け簡単。」と「樹脂製のシャワーエルボには取り付けできません。金属製のシャワーエルボに交換してから本商品を取り付けてください。」という注意だけ。買う前に確かめるべきことが、仕様ではなく注意書きの側にあります。

手元のON/OFFを2つ持つのはこの製品だけです。止水と、気泡の発生(airスイッチ)。塩素についても「塩素除去カプセル Miz-eは取り付けできません。」と、できないことを書いてある唯一の製品でした。目安価格は3千円前後。

購入者からは音の指摘が繰り返し挙がっています。公式が「使用環境によって共振音が発生する場合があります」と書いている唯一の製品でもあるので、ここは公表と購入者の言葉が同じ方向を向いています。

メーカー表記の読み解きを詳しく読む
節水率

約40%※2

「約40%※2」。SANEI レイニーベーシックの「約40%」と、表の同じ列に同じ値が並ぶ。ただし後ろにある手続きは別物で、SANEI は分母を数値と公的基準名で書き、こちらは比較品の型番だけを書く。同じページの中で、気泡の測定には使用水・水温・吐水流量・計測器名・規格番号・測定日・測定者まで、効能試験には被験者数・室温・距離・秒数まで書いている社なのに、節水率だけは測定条件が1つも無い。項目によって条件の書き方が極端に違う。

節水率の比較対象

当社比 比較品:当社製品JS115(2018年販売品)

「当社比 比較品:当社製品JS115(2018年販売品)」。分母を自社の旧製品の型番で書き、数値は書かない。JS115が何L/min出るのかは、この商品ページにも、タカギの他ページにも見当たらない。SANEI とパナソニックが書いている10L/minの系列には乗っていないので、この約40%は他社の%と同じ土俵に置けない。なお公表の吐水流量から分母を逆算する計算(8÷(1−0.40))は成立しない。8±0.2L/minはこの製品の吐水量として公表された値ではなく効能試験の条件で、節水率の測定条件が1つも公表されていないため、同じ条件で測られたかどうかが分からない。

吐水量

8±0.2L/min(効能試験の条件)/12.6L/min(気泡測定の条件)

製品仕様の表に吐水流量の行そのものが無い。それでいて同じページに L/min が2つ出てくる ――「吐水流量:12.6L/min」(気泡測定の条件)と「吐水流量8±0.2L/min」(洗浄力・うるおい・あたための効能試験の条件。水温は洗浄力が38±1℃、残る2つが37±2℃)。どちらも「この製品が出す水量」としては公表されていない。約1.6倍ひらいた2つの数字が同じページに並ぶので、片方だけを取って吐水量として扱うと、もう片方と食い違う。

吐水量の位置づけ

効能試験の条件

この製品だけ、位置づけの違う L/min を2つ持っている。列は1つしか選べないので、効能試験の条件(8±0.2L/min)を採り、気泡測定の条件(12.6L/min)は値の欄に併記してある。なお表の行の見出しは「容量」なのに入っている値が「220g」(質量)で、この表はテンプレートの行名がそのまま残っている箇所がある。行の見出しと中身が対応していない表から、行が無い項目を読み取ることはできない。

気泡数

記載なし

個数を公表していない。公表しているのは径だけで「ウルトラファインバブル:平均径0.22μm、最頻径0.20μm」「約0.0002mmのウルトラファインバブル」。5点のうち、気泡を名乗りながら個数を書かないのはこの製品だけ。一方で測定条件の書き方は5点でいちばん細かく、ファインバブル産業会規格「ファインバブルシャワーヘッドの試験方法(FBIA 3-1-1:2019)」と規格番号まで書き、計測器名(Malvern Panalytical社製 ナノサイト「NS300」)と第三者機関での測定日(2022年3月16日)まで添えている。条件をいちばん丁寧に書く社が、個数だけ書いていない。測定水も他3点の「超純水」に対してここだけ「イオン交換水」と語が違う。

止水ボタン

あり

「手元で止水のON/OFFができます。」。加えて、バブル発生そのものを止める airスイッチ(「手元でバブルシャワーのON/OFFができます。」)も別に持つ。ON/OFFが2つある製品はこの1点だけ。ただし注意書きに「切替レバーで止水ができない場合は、逆流防止のため別売りの『逆止弁アダプター(品番:JS431)』をお買い求めください。」があり、止水が効くかどうかが手元だけで決まらない場合がある。この製品は節水率の注記に止水の話が出てこないので、約40%が止水併用の値かどうかは公表からは分からない。

FBIA認証

特定できず

特定できない。FBIA 製品認証一覧(2026年9月1日現在)にタカギ名義の認証(認証番号 CU6ab10017、認証製品名「ファインバブル発生装置内蔵製品」、品目/モード「ファインバブル発生装置(旋回流方式)/シャワー」、性能カテゴリ 6ab1)はあるが、型番が書かれておらず、登録効果も「食器の油汚れに対する洗浄効果」で、この製品を指しているかは公表からは判断できない。商品ページ側にも認証の記載は無く、あるのは「『ファインバブル』…『FBIA』ロゴは、一般社団法人ファインバブル産業会の登録商標です。」という商標の断りだけ。「無い」と「特定できない」を同じ空欄にすると、この状態が消える。

実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。

購入者レビューで挙がった指摘

  • 複数の報告

    気泡側のスイッチが外れやすい、半年ほどで背面のスイッチが壊れたという報告

  • 多くの報告

    使用中の音が大きい、フックに掛けると振動音がするという指摘。夜間は使いにくいという報告もある

  • 複数の報告

    本体の隙間や持ち手に汚れ・水垢が溜まりやすいという指摘

  • 複数の報告

    気泡のON/OFFを切り替えても違いが分かりにくい、使い分けに迷うという指摘

  • 複数の報告

    水量が弱いと感じるという指摘。2階の浴室で特に不満だったという報告もある

  • 複数の報告

    作りが安っぽい、耐久性に不安があるという指摘

購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。

向いている人

  • 気泡の測り方を、規格番号と計測器名まで確かめてから選びたい人
  • 手元で水と気泡を別々に止めたい人
  • 使用水圧の範囲を確かめてから買いたい人
  • 価格を抑えつつ気泡をうたう製品を試したい人

向いていない人

  • 気泡の個数を数字で比べたい人(公表がありません)
  • 静かに使いたい人(公式が共振音の可能性を書いており、購入者からも音の指摘が繰り返し挙がっています)
  • 樹脂製のシャワーエルボを使っている人(金属製への交換が要ると書かれています)
  • 塩素除去を一緒にやりたい人(対応するカプセルは付けられません)

③ サイエンス ウルトラファインミスト ミラブルzero

サイエンス

サイエンス ウルトラファインミスト ミラブルzero FBSMZ-TSC-CSC

○ 選ぶ理由

  • 5点で唯一、吐水量を仕様表の行として公表している
  • 節水率をモードごとに3つとも公表していて、最大の1つだけを見出しに出していない

△ 購入前に確認

  • 節水率の比較対象が「一般的なシャワーヘッド」だけで、分母の数値が無い
  • 仕様ページに節水率の欄が無く、%と吐水量が別のページに分かれている
目安価格 · 2026.09.10確認3万3千円前後
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目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。

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5点で唯一、吐水量を仕様表の行として持っている製品です。「吐出量」という項目名で、3モードそれぞれに「水量:6.0L/min(元圧0.15〜0.3MPa)」の形で条件付きの値が並ぶ。この列が埋まっているおかげで、基準1の突き合わせがこの製品でだけ成立します。

節水率のほうは、逆に置き場所が離れています。%はトップページ(本文・FAQ・シリーズ比較表の3か所)にしかなく、仕様ページには節水率の欄そのものがありません。 分子と分母が別のページに分かれている、という形です。比較対象も「一般的なシャワーヘッド」という語だけ。それでも公表の吐水量に10L/minを当てると3つとも合ってしまう、というのが基準1で見たところです。繰り返しますが、10L/min はこの社が書いた値ではありません。

気泡は3モードすべてで測っていて、これも5点で唯一です。約2,000万個/cc(ストレート系)と約3,000万個/cc(ミスト)。ただし測定条件は「画像解析式粒子計測」という方式名までで、計測器の機種名は書きません。FBIA の製品認証も持っていますが、認証の品目/モード欄に入っているのはミストの1モードだけで、自社ページのほうは「『ミラブルzero』は…認証製品です。」と製品全体の話として書いています。

止水については、自社のシリーズ比較表の脚注に「※完全止水ではありません」があります。この但し書きは、購入者からも同じ内容の報告が出ていました。

約350gで5点では最も重く、ヘッドが大きいぶんフックやブラケットでの収まりに気を使うという指摘も複数出ています。使用可能水圧と使用温度の行が仕様表に無いのも、この製品の弱いところです(残る4点のうち3点は書いています)。目安価格は3万3千円前後。

メーカー表記の読み解きを詳しく読む
節水率

リングストレート 約40%/スプラッシュストレート 約15%/トルネードミスト 約60%

3つのモードで 約40%/約15%/約60%。5点で唯一、モードごとの値を全部並べていて、最大の1つだけを見出しに出す書き方をしていない。ただし置き場所が分かれていて、%はトップページ(本文・FAQ・シリーズ比較表の3か所)にしかなく、仕様ページには節水率の欄そのものが無い。逆に吐水量は仕様ページ側にしかない。分子と分母が別のページに分かれている、という形になっている。

節水率の比較対象

一般的なシャワーヘッドと各ミスト水流での吐出量の比較。水圧約0.2Mpaでの吐水量比。自社調べ

「一般的なシャワーヘッドと各ミスト水流での吐出量の比較。水圧約0.2Mpaでの吐水量比。自社調べ。」。比較対象が「一般的なシャワーヘッド」という語だけで、それが何L/min出るものなのかは公式のどこにも無い。ここで効いてくるのが、同じ仕様ページにある吐水量のほう。6.0/8.5/4.0 L/min を 10L/min と比べると減った分が 40/15/60% となり、公表の3つがそのまま再現できる。ただし10L/minは SANEI(従来最適流量10L/min)とパナソニック(メタルシャワーヘッドGVM8310・流量10L/分)が自分で書いた値であって、この製品の分母として公表されたものではない。条件も揃っていない ―― 節水率の条件は「水圧約0.2Mpa」の1点、仕様表の吐水量の条件は「元圧0.15~0.3MPa」の幅。0.2MPaはその幅の中に入るが、同じ条件で測ったとはどこにも書かれていない。

吐水量

リングストレート 6.0/スプラッシュストレート 8.5/マイクロトルネードミスト 4.0 L/min(元圧0.15~0.3MPa)

5点で唯一、吐水量を仕様表の行として持っている製品。「吐出量」という項目名で、3モードそれぞれに「水量:6.0L/min(元圧0.15~0.3MPa)」の形で条件付きの値が並ぶ。残る4点は、仕様表に吐水量の行が無いか(パナソニック・タカギ・リファ)、そもそも自分の流量を書いていない(SANEI)。この列が埋まっているおかげで、節水率の側から分母を突き合わせる作業がこの製品でだけ成立する。

吐水量の位置づけ

仕様表の吐水量

仕様表の吐水量。ただし仕様ページの吐出量欄はミストを「マイクロトルネードミスト」と呼び、トップページの節水率・FAQ・シリーズ比較表は同じモードを「トルネードミスト」と呼ぶ。同じサイトの中でモード名が2通りあるので、%と L/min を突き合わせるときは、名前ではなく並び順で対応を取ることになる。

気泡数

リングストレート・スプラッシュストレート 約2,000万個/cc/マイクロトルネードミスト 約3,000万個/cc(平均粒径 直径0.13㎛)

ストレート系2モードが約2,000万個/cc、ミストが約3,000万個/cc。5点で唯一、3モードすべてを測って公表している。測定条件は「気泡計測は画像解析式粒子計測による。ISO規格に基づいて測定を実施。1計測点11面5回計測、測定個数結果は平均値。測定に使用する水は超純水より追加し、通水前後の水をブランク水とする。」。方式名は書くが計測器の機種名は書かない(パナソニックとリファは機種名を、タカギは機種名と規格番号を書く)。「1計測点11面5回計測」は測定回数で、ファインバブル産業会が「確認しましょう」と書いている循環回数(パス数)ではない。単位は個/cc で、パナソニックとリファの個/mL と同じ体積を指すが、測ったモードが社ごとに違うので、同じ約2,000万個を横に並べても同じ条件の数字にはならない。

止水ボタン

あり(完全止水ではない旨の注記あり)

トップページに「手元のスライド式ストップボタンで、水圧調整や一時止水が可能。」とあり、同じページのシリーズ比較表では同じ「一時止水」の欄に「※完全止水ではありません」という脚注が付く。止水ボタンの有無を○×の2値で並べると、この但し書きが消える。この製品の節水率の注記には止水の話が出てこないので、公表の%が止水併用の値かどうかは分からない(止水併用を分子に入れていることを自分で書いているのは、リファと SANEI の2社)。

FBIA認証

製品認証マーク

製品認証マーク。FBIA 製品認証一覧(2026年9月1日現在)のNo.5で、認証番号 C1BU7ab0006、性能カテゴリ 7ab、登録効果は「肌汚れの洗浄効果」。ただし品目/モード欄は「ミラブル Zero(型番FBSMZ-TSCーCSC:トルネード方式)/ミスト」で、認証されているのはミストの1モードだけ。自社ページの表記は「『ミラブルzero』は、ISO基準に適合したファインバブル産業会(FBIA)の認証製品です。」で、モードの限定には触れていない。認証がモード単位で付いていることは、FBIA 側の一覧を見ないと分からない。

実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。

購入者レビューで挙がった指摘

  • 複数の報告要確認

    接続部やOリングからの水漏れが起きたという報告。初期不良で修理になったという報告もある

  • 複数の報告

    バランス釜、ホース一体型、温泉水や井戸水の環境では使えなかったという報告

  • 複数の報告

    ミストは水温が下がり、冬は寒く感じるという指摘。設定温度を上げることになったという報告もある

  • 複数の報告

    ヘッドが大きく、フックやブラケットでの収まりに気を使うという指摘

  • 複数の報告

    本体の質感が価格帯の印象と合わないという指摘

  • 単発の報告

    止水ボタンを押しても水が完全には止まらないという報告

購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。

向いている人

  • 節水率を最大の1つではなくモードごとに見たい人
  • 自分が使うモードの吐水量を、仕様表の数字で確かめてから選びたい人
  • 気泡の個数をモードごとに比べたい人
  • ホースの接続規格を確かめる道具まで同梱されているほうが安心な人

向いていない人

  • 分母が数値で書かれていないと納得できない人
  • 軽いものが欲しい人(5点で最も重い側です)
  • 水を完全に止められるボタンを求めている人(完全止水ではないと注記されています)
  • 使用できる水圧や水温の範囲を仕様表で確かめたい人(行がありません)

④ パナソニック ファインバブルシャワーヘッド ファインベール EH-SH50

パナソニック

パナソニック ファインバブルシャワーヘッド ファインベール EH-SH50

○ 選ぶ理由

  • 節水率の分母を数値と型番の両方で書いている5点で唯一の製品
  • モード別の節水率と、その根拠になるモード別流量を両方公表している

△ 購入前に確認

  • 見出しの「トータル約26%」が、同じページの公表値から再現できない
  • 仕様表に流量も節水率も気泡数も無く、4ページに分散している
目安価格 · 2026.09.10確認3万3千円前後
Amazonで価格・在庫を見る

目安価格は変動します。最新の価格・在庫は販売先でご確認ください。

全製品の比較表へ戻る ↑

節水率の分母を、数値と型番の両方で書いている5点で唯一の製品です。「最適流量によるパナソニックグループ従来シャワー(メタルシャワーヘッドGVM8310)(流量:10L/分)との比較」。モード別の流量も、使用時間の割合(重み)も公表しています。突き合わせに要る材料を、5点でいちばん多く出している社です。

だからこそ、合わない数字が1つ見えました。見出しの「トータル約26%」です。公表の重みで加重すると20.5%になり、モード別の%を同じ重みで平均しても20.5%。26%だけが再現できません。 どちらかが誤りだという話ではなく、26%は被験者実測、重みは節約金額の計算用と、別の試験の数字が同じページに並んでいるためとも読めます。ただしその説明も公表されていないので、ここでは「合わない」ことだけを書きます。

仕様表(9行)には、流量も節水率も気泡数もありません。4つのページに分散しています。 流量と節水率は使い勝手のページ、気泡数は製品トップの注記、FBIA のクラスは美容効果のページ。仕様表にあるのは寸法・質量・ねじ・水温・水圧・パッケージ寸法・POSコード・生産国・付属品だけです。

一方で、書き方が5点でいちばん厳密な箇所もあります。気泡の測定圧力が「動水圧:150kPa」で、これは仕様表の「推奨水圧 0.15 Mpa」と一致する。気泡を測ったときの圧力を、仕様表の推奨水圧と突き合わせられるのはこの製品だけです。 クラス記号の中身(4d = 気泡濃度数10,000個/mL〜100,000個/mL、気泡径10μm〜100μm)を自分で定義しているのも、5点でここだけでした。

そして一時止水機能が無いことを、1文で書いています。 製品ページのFAQに「一時止水機能はついていますか?/一時止水機能はございません。」。購入者からも、手元で止められないので蛇口側で止めるしかない、という指摘が出ています。水圧が弱く感じるという指摘も繰り返し挙がっている側で、公表のモード別流量は 8/9/9/4 L/分と分母の10L/分より小さいので、数字の上でも水量は減ります。目安価格は3万3千円前後。

メーカー表記の読み解きを詳しく読む
節水率

トータル約26%(プレシャンプー 約20%/ヘアケア 約10%/ボディケア 約10%/ミスト 約60%)

見出しは「シャワーヘッドを取り替えるだけで、トータルで約26%節水」。5点で唯一、最大の1モードではなく全体を合わせた値を見出しに出している。モード別も公表されていて、約20%/約10%/約10%/約60%。このモード別の4つは、同じページの公表流量(8/9/9/4 L/分)を同じページの公表分母(10L/分)で割った値と4つとも一致する。一方で「トータル約26%」だけが、同じページの公表値から再現できない。年間の節約金額の【試験方法】に使用時間の割合(プレシャンプー10%/ヘアケア33%/ボディケア38%/ミスト19%)が公表されているので、それで加重すると流量の平均は7.95L/分、分母10L/分に対して20.5%になる。モード別の%を同じ重みで平均しても20.5%で、内部では揃っている。どちらが正しいのかは公表資料からは決められない。26%は被験者男女5名ずつが積算流量計で実測した値だと書かれており、重みのほうは節約金額の計算用だと読める。さらに、モードは5つあるのに節水率の試験は4モードでしか行われておらず、シルクスパモードは流量も公表されていない。「トータル」という語が5モードのうち4モードの合計を指している。

節水率の比較対象

最適流量によるパナソニックグループ従来シャワー(メタルシャワーヘッドGVM8310)(流量:10L/分)との比較

「最適流量によるパナソニックグループ従来シャワー(メタルシャワーヘッドGVM8310)(流量:10L/分)との比較」。5点で最も具体的で、分母を数値と型番の両方で書いているのはこの製品だけ。数値は SANEI の「従来最適流量10L/min」と一致し、「最適流量による」という語まで共通する。ただし同じサイトの中で「標準シャワー」の流量が割れていて、効能のモデル試験では「標準シャワー(流量9.0L/分)」「ファインバブルなし標準シャワー(流量9.0L/min、40℃)」が対照になっている。節水率の分母を型番と流量で書いているのに、効能試験では別の流量の標準シャワーが使われている。

吐水量

プレシャンプー 8/ヘアケア 9/ボディケア 9/ミスト 4 L/分(節水率の【試験方法】に記載)

仕様表(9行)に流量の行が無い。モード別の流量が出てくるのは節水率の【試験方法】の中だけで、「各モード流量:プレシャンプー8L/分、ヘアケア9L/分、ボディケア9L/分、ミスト4L/分」という書き方。しかも別ページの洗浄のモデル試験では「当社ファインベール(ミストモード:流量5.1L/分)」となっていて、同じ製品の同じモード名に 4L/分 と 5.1L/分 の2つが公表されている。試験の目的が違うので、どちらが正しいとは言えない。5つあるモードのうちシルクスパモードだけは流量が1つも公表されていない。

吐水量の位置づけ

節水率の試験条件

節水率の試験条件。この列で見ると、パナソニックは「仕様表に無いが、節水率の分母と並べて読める場所に書いてある」という位置になる。仕様表を開いても流量は出てこず、流量・節水率・気泡数・FBIA のクラスが4つの別々のページに分かれている。仕様表に載っているのは寸法・質量・ねじ・水温・水圧・パッケージ寸法・POSコード・生産国・付属品の9行だけ。

気泡数

ウルトラファインバブル 平均約2,000万個(ボディケアモード)/マイクロバブル 平均約10,222個(シルクスパモード)※水流1mL当たり・ブランク補正後

ウルトラファインバブルが平均約2,000万個、マイクロバブルが平均約10,222個。どちらも「水流1mL当たり(水温:40±1℃・動水圧:150kPa)」で、動水圧150kPaは仕様表の「推奨水圧 0.15 Mpa」と一致する。5点で唯一、気泡の測定圧力を仕様表の推奨水圧と突き合わせられる。測定器はウルトラファインバブルが NANOSIGHT NS300、マイクロバブルが SALD7500-nano で、どちらも「FBIA指定試験機関」と添え、測定日(2025年4月25日/4月18日)と測定回数(計10回/計5回)まで書く。ただし測定回数は循環回数(パス数)ではない。測ったモードも別で、ウルトラファインバブルはボディケアモード(9L/分)、マイクロバブルはシルクスパモード(流量の公表なし)。ミラブルzeroの約2,000万個はストレート系、リファU+の約1,000万個はミストで測った値なので、同じ数字を横に並べても同じ条件にはならない。

止水ボタン

無いと明記

5点で唯一、「無い」ことを1文で書いている。製品ページのFAQに「一時止水機能はついていますか?/一時止水機能はございません。」とある。他の4点は、あり(タカギ・リファ)、あるが完全止水ではないという注記付き(ミラブルzero)、仕様表に欄が無い(SANEI)で、「無いと明記」はここだけ。この列を○×の2値にすると、「書いていない」と「無いと書いてある」が同じ空欄に潰れる。止水を分子に入れた%(リファの最大約65%)と、この製品のトータル約26%は、そもそも同じ数え方をしていない。

FBIA認証

製品認証マーク

製品認証マーク。FBIA 製品認証一覧(2026年9月1日現在)のNo.21で、認証番号 CU7ab1M4d0024、性能カテゴリ 7ab1・4d、品目/モード欄は「ファインバブルシャワーヘッド ファインベール/UFB ボディケアモード、MB シルクスパモード」。5点で唯一、クラス記号の中身を自分で定義している ――「クラス4d※※/※※ 気泡濃度数10,000個/mL~100,000個/mL、気泡径10μm~100μm」。他社はマークの有無までしか書かず、記号の凡例は FBIA のサイトにも見当たらなかったので、この記事では記号をそのまま引くにとどめている。

実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。

購入者レビューで挙がった指摘

  • 多くの報告

    水圧が弱く感じる、従来のヘッドより水流が弱くなったという指摘。貯湯式給湯器との組み合わせで下がるという報告もある

  • 複数の報告

    気泡による違いを体感しにくい、変化が分かりにくいという指摘

  • 複数の報告

    本体が重く、長く持つと手が疲れるという指摘

  • 複数の報告

    手元で水を止められないので蛇口側で止めるしかない、という指摘

  • 複数の報告

    ミストは広がるぶん、当たりが弱く感じるという指摘

  • 単発の報告

    モードが多く、切り替えに迷うという指摘

購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。

向いている人

  • 節水率の分母を、数値と型番の両方で確かめてから選びたい人
  • 自分の使い方に近い重みで、モード別の%を組み直して読みたい人
  • 気泡の測定条件を測定器名と測定日まで確かめたい人
  • モードを細かく切り替えて使いたい人

向いていない人

  • 手元で水を止めたい人(無いと明記されています)
  • 見出しの%をそのまま信じて選びたい人(同じページの公表値から再現できません)
  • 仕様表の1枚で流量まで確かめたい人(4ページに分かれています)
  • 強い水圧が好みの人(弱く感じるという指摘が繰り返し挙がっています)

⑤ MTG ReFa FINE BUBBLE U+(止水ボタン付き)

MTG

MTG ReFa FINE BUBBLE U+ 止水ボタン付き RS-DE-02A ほか

○ 選ぶ理由

  • 気泡の個数を平均と最大の両方で書いている5点で唯一の製品
  • 同じ注記に前世代の値も並べていて、世代間の増減が1つの注記で追える

△ 購入前に確認

  • 節水率の比較対象がモード名だけで、分母を復元する材料が1つも無い
  • 本体の吐水量が1つも公表されていない
目安価格 · 2026.09.10確認3万5千円前後
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節水率の注記が、モード名だけの製品です。「※1 ミストモード使用時」「※2 ミストモードで止水機能使用時」。比較対象も、比較したときの流量も、測定方法も書かれていません。5点で唯一、分母を復元する材料が1つもありません。

材料が無いのは注記だけの話ではありません。本体の吐水量が1つも公表されていない。 商品スペックは6行(材質・重量・ホース接続ねじ・付属品・サイズ・品番)で、5点で最も行数が少ない。節水率も吐水量も使用水圧も使用温度も、そこにはありません。ページ上の L/min が3つとも別のものだ、というのは基準2で見たとおりです。

一方で、気泡については5点でいちばん材料が多い。平均と最大の両方を書いているのはこの製品だけで、前世代 U の値も同じ注記に並んでいます。平均は約1,400万個から約1,000万個へ下がり、最大は約2,500万個から約2,600万個へ上がる。平均で見るか最大で見るかで、世代間の向きが逆になります。 業界団体は平均で見るように書いています。

FBIA の認証も、少し込み入っています。認証製品名には U と U+ の両方が入るのに、品目/モード欄と登録効果欄はどちらも前世代の U で書かれている。初回認証日は、U+ の気泡測定日より前です。自社ページの表記は「『ReFa FINE BUBBLE U+』は、ファインバブル産業会(FBIA)によりISO規格に基づき認証された製品です。」で、どの世代のどのモードに対する認証なのかは、団体側の一覧を見ないと分かりません。

止水ボタン付きと止水ボタンなしの2モデルがあり、この記事で扱っているのは付きのほうです。止水の有無が公表%を最大約49%から最大約65%へ動かしているので、どちらを買うかで%の読み方まで変わります。 ただし、なし側の品番は公式ページに載っていません(色名だけ)。

目安価格は3万5千円前後で5点では最も高く、水圧が弱いという指摘が最も多く挙がった製品でもありました。

メーカー表記の読み解きを詳しく読む
節水率

最大約49%※1/こまめな止水で最大約65%※2

「取り付けるだけで最大約49%※1節水、こまめな止水で最大約65%※2の節水が可能。」。5点で唯一、「最大」という語を付けて2つ並べている。49%と65%の差はモードの違いではなく、止水ボタンを使うかどうかの差で、そのことはMTG自身が注記に書いている。同じことを SANEI もシャワインフォの説明ページで書いていて(「(ストップボタン付きのものはボタン併用時)」)、止水の有無が節水率の分子に入っていることを自分で書いている社が2社ある。逆に言えば、止水ボタンは製品を選ぶときの独立した軸ではなく、公表%の読み方そのものに関わっている。

節水率の比較対象

※1 ミストモード使用時/※2 ミストモードで止水機能使用時(比較対象の記載なし)

注記は「※1 ミストモード使用時」「※2 ミストモードで止水機能使用時」の2つだけで、比較対象も、比較したときの流量も、測定方法も書かれていない。5点で唯一、分母を復元する材料が1つも無い。本文には「従来のシャワーヘッドに比べ、すべてのモードで節水効果が期待できます。」という言い回しがあるが、これは注記の外にあり、数値も型番も付いていない。ミラブルzeroのように公表の吐水量に10L/minを当てて突き合わせる、ということもできない ―― この製品は本体の吐水量そのものを公表していないため、当てる先の数字が無い。

吐水量

記載なし

商品スペック(6行)に吐水量の行が無い。ページ上に L/min は3つ出てくるが、3つとも別のものを指している。(1)「ReFa FINE BUBBLE U のストレートモード(温度38.0±1℃、流量5.5±1.0L/min)」は前世代 U のうるおい試験の条件、(2)「ReFa FINE BUBBLE U のストレートモード(温度38.0±1℃、流量6.5±1L/min)」は前世代 U の頭皮汚れ試験の条件で、同じ「ストレートモード」に 5.5 と 6.5 の2つが付いている。(3)「水流1mLあたり(水温40℃±1℃・ホース流量9L/分)」は気泡測定時のホース側の流量で、ヘッドの吐水量ではない。U+ 本体が何L/min出るかは、1つも公表されていない。

吐水量の位置づけ

記載なし

記載なし。5点で唯一、公表の L/min が全部「この製品の吐水量ではないもの」で埋まっている。商品スペックは材質・重量・ホース接続ねじ・付属品・サイズ・品番の6行で、5点の中で最も行数が少ない。節水率も吐水量も使用水圧も使用温度も、そこには無い。

気泡数

ウルトラファインバブル 平均約1,000万個・最大約2,600万個(ミストモード)/マイクロバブル 平均約2,600個・最大約3,200個(ストレートモード)※水流1mLあたり・ブランク値差し引き後

5点で唯一、平均と最大の両方を書いている。ウルトラファインバブルが平均約1,000万個・最大約2,600万個、マイクロバブルが平均約2,600個・最大約3,200個。ファインバブル産業会は「個数の最大値は汚れ等で大きく変化するので、意味を持ちません。少なくとも平均値の記載値を確認しましょう」と書いているので、比べるなら平均のほう。同じ注記に前世代 U の値も並んでいて、平均は U の約1,400万個から U+ の約1,000万個へ下がり、最大は約2,500万個から約2,600万個へ上がる。平均で見るか最大で見るかで、世代間の向きが逆になる。測定器は NanoSight NS300 と SALD-7500 で、どちらも「FBIA指定試験機関」と添え、測定日と測定回数(計7回/計25回)まで書くが、その回数は循環回数(パス数)ではない。測ったモードもウルトラファインバブルがミスト、マイクロバブルがストレートで、社ごとに違う。

止水ボタン

あり

「ReFa FINE BUBBLE U+は、止水ボタン付きで手元で簡単に止水が可能。」。止水ボタン付きと止水ボタンなしの2モデルがあり、色の選択欄がその2つに分かれている(この記事で扱っているのは止水ボタン付きのほう)。ただし止水ボタンなし側の品番は公式ページに載っておらず、色名だけになっている。この製品では止水ボタンが節水率の数字を最大約49%から最大約65%へ動かしているので、2モデルのどちらを買うかで公表%の読み方まで変わることになる。

FBIA認証

製品認証マーク

製品認証マーク。FBIA 製品認証一覧(2026年9月1日現在)のNo.11で、認証番号 CU7abM3d0014、性能カテゴリ 7ab・3d。認証製品名には「ReFa FINE BUBBLE U、ReFa FINE BUBBLE U+」の両方が入るが、品目/モード欄と登録効果欄はどちらも前世代の「ReFa FINE BUBBLE U(加圧溶解キャビテーション方式)」で書かれている。初回認証日 2024/3/28 は、U+ の気泡測定日(2025年9月2日・9月10,11日)より前。自社ページの表記は「『ReFa FINE BUBBLE U+』は、ファインバブル産業会(FBIA)によりISO規格に基づき認証された製品です。」で、どの世代のどのモードに対する認証かは、FBIA 側の一覧を見ないと分からない。

実機は持たず、メーカーの公表値と販売ページの記載だけから読み解いています。

購入者レビューで挙がった指摘

  • 複数の報告

    使い始めに肌への刺激を感じたという報告

  • 複数の報告

    保証書が入っていなかったという報告、パッキンの合わせを確かめる必要があったという報告

  • 多くの報告

    水圧が弱いという指摘。ミストで特に弱く、洗い流しに時間がかかるという報告が多い

  • 複数の報告

    冬は水が冷たく感じ、設定温度を上げることになったという指摘。ミストで特に下がるという報告もある

  • 複数の報告

    気泡による違いや節水を体感しにくいという指摘

  • 複数の報告

    ヘッドが重く大きいので、長く持つと疲れる・置き場所に気を使うという指摘

購入者レビューに共通していた指摘を要約したものです。原文は載せていません。

向いている人

  • 止水ボタンを前提に、こまめに止めながら使いたい人
  • 気泡の個数を平均値で見たい人、世代間の変化を追いたい人
  • モードを4つ切り替えて使いたい人
  • KVKやMYMの水栓を使っていて、専用アダプターが同梱されているほうがよい人

向いていない人

  • 節水率の%を、何と比べた値かまで確かめてから選びたい人
  • 自分が使うモードの吐水量を知ってから選びたい人(公表がありません)
  • 強い水圧が好みの人(弱いという指摘が繰り返し挙がっています)
  • 使用できる水圧や水温の範囲を仕様で確かめたい人

レビューで多かった不満と、その対処

製品をまたいで共通していた指摘が5つあります。そのうち3つは、基準1で見た「%が大きいほど水量は減る」という関係とそのまま重なりました。

1. 水圧が弱い(3製品で共通)

パナソニック(貯湯式給湯器との組み合わせで下がる)、リファ U+(ミストで特に弱く、洗い流しに時間がかかる)、タカギ(2階の浴室で特に)の3点で挙がっています。逆に SANEI では、水量がむしろ多く節水の実感がない、という逆向きの指摘が出ていました。

公表値の側とも噛み合っています。節水率の大きいモードほど吐水量は小さく、パナソニックのミストは4L/分、ミラブルzeroのミストは4.0L/min。どちらも分母の10L/minの半分以下です。%が大きいことと、当たりが弱く感じられることは、同じ現象の裏表です。

対処:使用可能水圧を公表している製品から選ぶ。 SANEI(0.05MPa流動圧〜0.75MPa静水圧)、パナソニック(0.1〜0.3MPa、推奨0.15MPa)、タカギ(最大0.7MPa、推奨0.1〜0.2MPa)の3点は範囲を書いています。ミラブルzeroとリファ U+ は仕様表に行がありません。2階の浴室や貯湯式の給湯器という条件で指摘が集まっているので、元の水圧が低い環境ほど、範囲を書いている製品のほうが判断材料があります。ただしこの3つの範囲を1本の数直線に重ねた記事では、3本が同時に重なるのは 0.1〜0.2MPa の幅0.1MPa だけでした。いちばん広い0.7MPa幅の約7分の1で、しかも「使用可能」と「推奨」を混ぜないと3本になりません。SANEI の1行も、下限は流動圧・上限は静水圧です。

2. 冬に寒い、設定温度を上げることになる(3製品で共通)

SANEI(水流が細く体感的に冷たい)、ミラブルzero(ミストで水温が下がる)、リファ U+(ミストで特に)。節水率の大きいモードほど吐水量が小さいという関係が、そのまま体感の側に出ています。

対処:冬はミスト系のモードを長く使わない前提で選ぶ。 モードごとの吐水量を公表しているのはミラブルzero(仕様表)とパナソニック(試験方法の中)の2点だけなので、「自分がいちばん使うモードが何 L/min か」を先に確かめられるのは、この2点です。

3. 重さと大きさ(3製品で共通)

5点の公表重量は 171g/220g/約305g/約320g/約350g で、上下で2倍ひらきます。「長く持つと疲れる」という指摘が出ているのはパナソニック(約305g)とリファ U+(約320g)の2点。最も重いミラブルzero(約350g)では、疲れよりもヘッドの大きさとフックへの収まりに指摘が寄りました。軽い側の SANEI(171g)とタカギ(220g)では、重さの指摘そのものが挙がっていません。

ここも書き方が揃っていません。5点とも重量そのものは公表していますが、条件を添えているのはパナソニックだけ(「約305g(アダプター・外装リング除く)」)。タカギに至っては、表の行の見出しが「容量」で、値が「220g」です。

対処:いま使っているヘッドを手に持ってみて、そこから何g増えるかで考える。 フックが保持できるかどうかは、製品側の数字では決まりません。

4. ホースに付かない(3製品で報告)

SANEI(バランス釜でアダプターが合わない、逆流防止のない混合栓)、ミラブルzero(バランス釜、ホース一体型)、タカギ(樹脂製のシャワーエルボ)。

取付ネジ規格の公表も割れています。G1/2 と明記するのは3点(ミラブルzero・パナソニック・リファ U+)で、ミラブルzeroは同梱物に「G1/2ネジチェッカー」まで入れている。SANEI は「同梱アダプター3種」だけ、タカギは規格もアダプターも書きません。「うちのホースに付くか」が最初の問いなのに、価格帯が上がるほど書いてあるという並びになっています。

対処:ホースの根元(シャワーエルボ)を見る。 金属か樹脂か、水栓のメーカーはどこか。バランス釜やホース一体型は、ネジ規格が合っていても別の問題になります。

ただし、根元を見たあとで公表資料に戻っても答えが出ません。取付ネジ規格と同梱アダプターを並べ直した記事で付属品の欄まで開いたところ、G1/2 と明記する3点は、3点とも水栓側に合わせるアダプターを同梱していました。 そして「一部取り付けできない水栓がございます」と条件のほうを書いているのは、規格を1つも書かないタカギの1点だけです。

5. 気泡の違いが分からない(3製品で報告)

パナソニック、リファ U+、タカギで出ています。タカギでは「気泡のON/OFFを切り替えても差が分からない」という、切替えを持つ製品ならではの形でした。

これは対処というより読み方の話です。個数の桁を比べても選び分けられません。 基準3で見たとおり、測ったモードが社ごとに違い、循環回数はどこも書いていない。数字の大きい製品を選んでも、その数字が自分の使うモードのものとは限りません。水流の切替えを持つ3製品の12モードを数え直した記事では、気泡数が付いているのは12モードのうち7で、吐水量・節水率・気泡数の3つが同じモードにそろうのは4モードだけでした。気泡を測ったモードと、流量を書いたモードが一致しないためです。

状況別のおすすめ

こういう人候補理由
節水率の根拠を、分母の数値と基準名まで確かめたい① レイニーベーシック公的な基準名まで書いているのはこの1点だけ
分母もモード別流量も同じ社の資料で追いたい④ EH-SH50分母を型番と流量で書き、重みまで公表。ただし見出しの26%は再現できない
自分が使うモードの吐水量を仕様表で見たい③ ミラブルzero吐水量を仕様表の行として持つ唯一の製品
気泡の測り方を規格番号まで確かめたい② シャワピタFBIA 3-1-1:2019 まで書く唯一の製品。ただし個数は公表なし
手元でこまめに止めながら使いたい⑤ リファ U+ または ② シャワピタ止水を併用した%まで公表するのがリファ、止水と気泡の2つのON/OFFを持つのがタカギ
軽いものが欲しい① レイニーベーシック171gは5点で最軽量。②の220gが次点
使用できる水圧の範囲を確かめてから買いたい①②④ のいずれか残る2点は仕様表に水圧の行がありません
気泡の個数を桁で比べて選びたい該当なし測ったモードが社ごとに違い、循環回数も5点とも記載がありません

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買ったあと、最初にやること

  1. シャワーホースの根元を見る(買う前でも可) — シャワーエルボが金属か樹脂か、水栓のメーカーはどこか。樹脂製のエルボには付けられないと書いている製品があります
  2. アダプターを全部並べてから、合うものを選ぶ — 同梱のアダプターで合わないという報告が複数の製品で出ています。合わなければ、締め込む前に返品や交換を判断したほうが早い
  3. 取り付けたら、まず水漏れを見る — 接続部やOリングからの水漏れの報告が出ています。パッキンの向きと座りは、締める前に一度確かめてください
  4. モードを1つずつ通して、当たりの強さを覚える — 公表の%が大きいモードほど、出る水は少なくなります。どのモードで髪を流すかは、最初に決めたほうが後が楽です
  5. 混合栓の設定温度を1〜2℃上げる前提で使い始める — 冬とミスト系のモードで、寒く感じるという指摘が4製品で出ています
  6. 止水ボタンは「完全に止まるもの」と思わない — 完全止水ではないと自分で書いている製品があります。浴室を離れるときは元栓側で止めてください
  7. 交換部品の周期を、買った日に控えておく — 塩素低減のスティックのように交換前提の部品を持つ製品があります。周期は使用頻度と水質で変わると各社が書いています
  8. 節水を確かめるなら、検針票の使用水量(㎥)を見る — 金額は季節と単価で動きます。公表の%は分母が社ごとに違うので、自分の家の前後比較のほうが確かです。減る量の見当をつけるなら、%を検針票と同じ㎥に直した記事で、公表の条件(1日5.25分・4人・365日)まで伸ばすと分母側は年76.65㎥。そこから減るのは、見出しの「トータル約26%」なら約19.9㎥、モード別流量から出る20.5%なら約15.7㎥で、同じページの数字なのに約4㎥ずれます

%の数字を大きい順に並べても、水道代が下がる順にはなりません。今回5製品を並べていちばんはっきりしたのはそこでした。選ぶときに見るのは%そのものではなく、その%が何と比べた値で、その比較対象がどこに書いてあるかです。

よくある質問

節水率の%が大きいシャワーヘッドほど、水道代は下がりますか?

この5製品については、%だけでは決められません。何と比べた値なのかを数値で書いているのは5点で2点だけで、残る3点は比較対象が「一般的なシャワーヘッド」という語、モード名だけ、自社の2018年製品の型番、と割れています。分母が違うものどうしを、%の大小で並べることはできません。

さらに%の作り方も揃っていません。モードごとに出している社、いちばん節水するモードの値を「最大」として出している社、全モードを合わせた「トータル」を出している社があります。同じ列に並ぶと同じ意味に見えますが、数え方が違います。

同じ約40%なのに、SANEIとタカギで何が違うのですか?

後ろにある手続きが違います。SANEIは「吐水力0.6〜0.65Nの時の流量を従来最適流量10L/minと比較」と書き、根拠として建築物エネルギー消費性能基準という公的な基準名まで添えています。タカギの注記は「当社比 比較品:当社製品JS115(2018年販売品)」の1行だけで、比較品の流量も、測定時の水温も水圧も書かれていません。

どちらが正しいという話ではありません。分かるのは、同じ数字の後ろで違うことをしている、というところまでです。

ミラブルzeroの節水率の分母は10L/minということですか?

そうは書けません。サイエンスの公式には10L/minという値がどこにも出てきません。10L/minは、SANEIが「従来最適流量10L/min」、パナソニックが「メタルシャワーヘッドGVM8310(流量:10L/分)」として、自分で書いている値です。

言えるのは、その10L/minを公表の吐水量6.0/8.5/4.0L/minに当てると、公表の40/15/60%が3つとも再現できる、というところまでです。条件も揃っていません。節水率の条件は水圧約0.2MPaの1点、仕様表の吐水量の条件は元圧0.15〜0.3MPaの幅で、同じ条件で測ったとはどこにも書かれていません。

気泡の個数は多いほうがいいのですか?

この5製品では、多い少ないを比べること自体が成り立ちません。測ったモードが社ごとに違うためです。約2,000万個という同じ数字でも、ミラブルzeroはストレート系、パナソニックはボディケアモードで測っています。リファU+の約1,000万個はミストの値です。

もう1つ、業界団体が「確認しましょう」と書いている循環回数を、5点とも書いていません。各社が書いているのは測定回数で、団体はこの2つを別の注意事項として分けています。同じ水を何回通した結果なのかが分からない数字は、桁で比べられません。

止水ボタンは付いているものを選んだほうがいいですか?

使い方の好みで決めてよい部分ですが、公表%の読み方には効きます。リファU+は止水を併用したときの値を別に出していて、最大約49%が最大約65%になります。SANEIも測定条件に「ストップボタン付きのものはボタン併用時」と書いていて、2社が止水を%の分子に入れていることを自分で書いています。

なお、あるかないかの2値では足りません。ミラブルzeroは自社の比較表の脚注に「完全止水ではありません」と書き、パナソニックは製品ページのFAQで一時止水機能が無いことをはっきり書いています。書いていないことと、無いと書いてあることは別です。

候補が決まったら、最後の確認。

対応条件と必要な付属品を確認したうえで、販売先の最新価格・在庫をご確認ください。

この記事で紹介した商品

もう一度、2製品を比較する ↑

読み終えたあとに

  • この5点については分かっても、次に別のシャワーヘッドの商品ページを開いたとき、仕様表に吐水量や止水の行が無いのを「その機能が無い」と読んでよいのか、別の場所に書いてあるだけなのかで止まることがあります。

    仕様表に行が無い項目をどう見分けるか

    行が無い項目は、探す場所を変えれば出てくるものと、どの社も書いていないものに分かれます。

    別カテゴリの5製品30マスを、行の中・行の外・どこにも無いで数え分けています。

  • 浴室まわりを見直したついでに髪を乾かす側も選び直すとき、風量の㎥/分が3倍ひらいていて、数字だけではどれが速く乾くのか決めきれないことがあります。

    ヘアドライヤーの風量の読み方

    風量の㎥/分も、値の隣にどの測り方で出した数字かが書いてあるかどうかで、読み方が変わります。

    6製品の風量を、値に添えられた測り方の名前と、それが書いてある場所で並べ直しています。

節水率の%の隣に、それが何と比べた値かを書き添えておけば、どれにするかを決めるのは後日でも同じ判断ができます。

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運営者

mono-buzz 編集部

メーカーの公開仕様と購入者レビューを読み込み、各社で書き方の揃わない数字を同じ条件に並べ直しています。実機は持たないため、使用感はレビューに共通する指摘として扱い、価格は目安を示し、最新の金額は販売先で確認していただく形にしています。