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コードレス掃除機

コードレス掃除機の充電時間|電池が切れたら次は何分後か、予備の電池で途切れず回せるか

mono-buzz 編集部

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この記事で分かること

公表値を読み解いて、選ぶ基準を整理。

コードレス掃除機5製品の充電時間を運転時間で割り、電池が切れてから次に使えるまでの待ちを並べた。予備の電池で続けて掃除できるか知りたい人に向けて、途切れずに回せるのは充電時間より運転時間が長いモードだけで、充電器1台では電池を増やしても頭打ちになることを公表値から示した。

THE REASON BEHIND THE CHOICE

公表資料から、疑問を読み解く。

公開資料に基づく記事です。実機による検証は行っていません。

5製品の充電時間を運転時間で割った倍率を、製品とモードごとに並べた横棒グラフ。日立は強で15倍・標準で4倍、Sharkは電池2個の時間に対してブースト14倍・エコ3.5倍、Dreameはエコとツールで3倍、マキタは充電器DC18RFと電池BL1830Bの組でパワフル2.8倍・強1.5倍・標準1.05倍・エコ0.58倍、Dysonは充電時間の記載がなく計算できない。1倍を下回り、予備の電池1本で途切れずに回せるのはマキタのエコだけ
目次

最強モードで床を掃除していると、部屋の途中で止まる。電池切れです。5製品を比べたときも、強いモードでは早く切れるという指摘が5製品すべてに出ていました。

困るのはその次です。続きを掃除できるのは、何分後なのか。

コードレス掃除機5製品の比較記事では、この問いに答えていません。充電時間を一度も並べておらず、書いたのは「家全体を一度に掃除したいなら、予備の電池を用意する手がある」まで。その手が本当に成り立つのかは確かめていませんでした。

この記事では、充電時間を運転時間で割って、使える時間の何倍待つのかを出します。 そのうえで、予備の電池を1本足したときに途切れずに回せるのは、どの製品のどのモードなのかを見ます。数字は2026年9月時点のメーカー公表値と販売ページの記載だけで、実機では確かめていません。

充電時間を並べる

充電時間を公表しているのは、5製品のうち4製品です。

製品充電時間(メーカー表記)条件・注記電池
日立 PV-BL1C4約2時間室温や使用時間などにより異なる内蔵。利用者は交換できない
マキタ CL286FD実用充電完了 約17分/フル充電完了 約22分充電器 DC18RF で BL1830B を充電した場合着脱式。18V の工具と共通
Dreame Z10 Station Mini約3.5時間記載なし着脱式。同梱物に予備の記載なし
Shark LC751J約3.5時間電池1個分か2個分かの記載なし着脱式。2個付き
Dyson V12 Detect Slim Fluffy記載なし記載なし記載なし

マキタの数字には1つ断りが要ります。Amazon で売られている CL286FDZW には、充電器 DC18RF が付きません。 公式の品番一覧で「充電器別売」とされる本体だけの品番で、DC18RF と BL1830B が付くのは電池付きの CL286FDRFW のほうです。手持ちの別の充電器や別の電池での充電時間は、今回の資料にはありません。以下のマキタの数字は、すべて DC18RF と BL1830B の組なら の値です。

使える時間の何倍、待つのか

充電時間を、比較記事と同じ運転時間の公表値で割ります。運転時間がどのモード・どのツール・何個の電池の値かは、比較記事の基準2で条件ごとに並べました。ここではその条件を変えずに使います。

製品・モード運転時間充電時間比(計算値)
日立 強約8分約120分15倍
日立 標準(パワーヘッド有)約30分約120分4倍
マキタ パワフル約8分約22分約2.8倍
マキタ 強約15分約22分約1.5倍
マキタ 標準約21分約22分約1.05倍
マキタ エコ約38分約22分約0.58倍
Dreame エコ+コンビネーションツール70分約210分3倍
Shark ブースト(電池2個)約15分約210分14倍
Shark エコ(電池2個)約60分約210分3.5倍
Dyson エコ最長60分記載なし計算できない

日立は、強で使い切ると、使った時間の15倍待ちます。 約8分の掃除のあとに約2時間。電池を付け替えられないので、この比がそのまま待ち時間になります。床を掃除する形の標準でも4倍です。

マキタのエコは、5製品で唯一、充電のほうが短い組です。 約38分使う間に、約22分で次の1本が満充電になる。パワフルでも約2.8倍で、最強モードの比が出せる日立(15倍)と Shark(14倍)より、ずっと小さく収まります。

Dreame の70分は「最大運転時間」で、条件はエコモードでコンビネーションツールを付けたときです。床用ブラシや強いモードの時間は書かれていませんが、最大がこの値なので、ほかの条件では比は3倍より大きくなるとみられます。

Shark は運転時間も電池2個分のまま割っています。約3.5時間が1個を充電する時間なのか、2個をまとめて充電する時間なのかが書かれていないので、1個あたりには直しません。ただ、どちらに読んでも、2個を使い切ってから次に使えるのは早くても約3.5時間後です。

予備を1本足して、途切れずに回せるのはどれか

予備の電池で掃除を続けるやり方は、1本目を使っている間に2本目を充電しておく、の繰り返しです。途切れないためには、1本を使い切るまでに、もう1本の充電が終わっている必要があります。上の表で言えば、比が1倍以下のモードだけです。

1倍以下は、マキタのエコ(約0.58倍)の1つだけでした。DC18RF と BL1830B の組なら、電池2本と充電器1台で、エコは途切れずに回ります。

標準は約21分に対して約22分で、1本使い切るごとに1分ほど待つ計算です。実用充電完了の約17分で付け替えれば待ちは出ませんが、実用充電完了の電池で何分使えるかは公表されていません。強とパワフルは充電が追いつかず、途中で待ちが入ります。

充電器が1台なら、電池を増やしても頭打ち

途切れるモードで、電池を3本、4本と増やすとどうなるか。最初は満充電の本数ぶん続けて使えます。ところが使い切ったあとは、充電器が約22分ごとに1本ずつしか戻してくれません。長く回すほど、1時間に使える分数は充電器の速さで決まります。

モード(DC18RF と BL1830B の組)1本の運転時間使い切ったあと、1時間に使える分数(計算値)
パワフル約8分約22分
強約15分約41分
標準約21分約57分
エコ約38分途切れない

60分を22分で割り、1本の運転時間を掛けた値です。電池を増やして伸びるのは、最初に続けて使える長さだけです。

Dreame と Shark は、公表値から出せる比がどれも3倍以上です(Dreame のほかのモードは、最大運転時間から見て3倍を下回らないとみられます)。予備を1本足すと続けて使える長さは伸びますが、途切れないようにはなりません。日立は予備を足せません。

「予備の電池」が指すものも、製品で違う

比較記事では、予備を用意できる製品をマキタ・Dreame・Shark とまとめて書きました。並べ直すと、同じ「予備」でも何本目の話かがそろっていません。

製品買ったときの電池予備を足すと使っていない電池を充電する手段
日立 PV-BL1C4内蔵1個足せない該当しない
マキタ CL286FDZW0本(電池も充電器も別売)途切れず回すには、電池2本と充電器をそろえる充電器 DC18RF(別売)
Dreame Z10 Station Mini1個2個目記載なし
Shark LC751JLVNC2個3個目。公表の運転時間はすでに2個分記載なし
Dyson V12 Detect Slim Fluffy記載なし記載なし記載なし

上の「途切れずに回す」計算は、使っていない電池を、本体とは別に充電できることを前提にしています。今回の資料でそれが分かるのはマキタだけで、充電器 DC18RF で電池 BL1830B を充電する時間として書かれています。Dreame と Shark は、外した電池を単体で充電できるのか、本体に付けたまま充電するのかが書かれていません(Shark は、ドックに充電機能がある、とだけ)。本体に付けたままでしか充電できないなら、掃除しながら2本目を充電することはできません。予備の電池が単品で手に入るかも、今回は確かめていません。

購入者のレビューが言っていること

強いモードでは早く切れる、という指摘は5製品すべてで複数の購入者から出ていました。最強モードの時間を電池1個で書いているのが日立とマキタだけ(どちらも約8分)だという話は、比較記事の「レビューで多かった不満」の1番に書いています。

切れたあとについての書き方は、製品で分かれていました。

  • マキタ:パワフルでは8分ほどで切れるので、予備の電池があったほうがいいという指摘が複数。比が約2.8倍で、予備を足せば続けて使える長さは伸びる組です
  • Dreame:家全体を一度に掃除すると電池が足りないという指摘が複数。部屋ごとに分けて使う、という書き方もありました。比が3倍以上ある製品で、待つ時間を挟む使い方とつながります
  • 日立:スタンドに立てるだけでは充電できず、毎回本体にコードを挿す手間があるという指摘が複数。付け替えられない電池を、使うたびに充電する形です
  • Shark・Dyson:電池の持ちが短い、強いモードでは短時間で切れるという指摘が複数

一方で、充電にかかる時間の長さそのものを挙げた指摘は、今回読んだ範囲ではほとんどありませんでした。切れる不満は目立つのに、待つ時間は話題になりにくい。

では何を見ればいいのか

  1. 充電時間が公表されているか、何の条件の値か。 5製品中1製品は記載がなく、マキタは充電器と電池の型番に紐づいた値です
  2. 自分が使うモードの、運転時間と充電時間の比。 1倍以下なら予備で途切れずに回り、1倍を超えると充電器の速さで頭打ちになります
  3. 外した電池を、本体とは別に充電できるか。 できないなら、予備は続けて使える長さを伸ばすだけです
  4. 買ったときに電池が何本付くか、公表の運転時間が何本分か。 Shark の約60分は2個分で、マキタの本体のみの品番は0本です

次にやること

  1. いつも使うモードを決め、その運転時間と充電時間で比を出す — 最長の運転時間ではなく、使うモードの値で割ります。Dreame と Dyson は最強モードの時間が書かれていません
  2. マキタで途切れず回したいなら、エコで使い、電池2本と充電器をそろえる — CL286FDZW には電池も充電器も付きません。DC18RF と BL1830B の組以外の時間は公表されていません
  3. Dreame・Shark で予備を考えるなら、外した電池をどう充電するかを取扱説明書や販売元で確かめる — 今回の資料には書かれていませんでした
  4. 日立なら、強で使い切ると約2時間待つ前提で掃除の順番を組む — 電池を付け替えられないので、待ち時間を縮める手がありません
  5. 運転時間・質量・電池の方式を、5製品の比較表と製品ごとの解説で見比べる

次のステップ

条件が分かったら、製品を比較。

各製品の対応条件と注意点を確認して、候補を絞りましょう。

コードレス掃除機の比較を見る →

読み終えたあとに

  • 待ち時間の見当は付いても、1台に決める段では、最強モードで何分もつか、床を掃除する形で何kgになるか、買う型番に何が付いてくるかが残っていることがあります。

    コードレス掃除機5製品の比較記事

    同じ5製品を、運転時間・質量・吸引の数字がそれぞれ何の条件の値かで並べ直したのが比較記事です。

    運転時間と質量の条件、買う型番に電池が付くかを、同じ5製品で並べています。

使うモードの運転時間と充電時間が分かれば、比はあとからでも出せます。この時点で1台に絞らなくても構いません。

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運営者

mono-buzz 編集部

メーカーの公開仕様と購入者レビューを読み込み、各社で書き方の揃わない数字を同じ条件に並べ直しています。実機は持たないため、使用感はレビューに共通する指摘として扱い、価格は目安を示し、最新の金額は販売先で確認していただく形にしています。